初めての台南旅行! 目的別モデルコース 保存版
台湾最古の街「台南」は、昔ながらの台湾情緒が色濃く残る街。パイナップルやマンゴーなどの南国フルーツの産地があり、台南発祥の屋台グルメも少なくありません。美味しいものをたらふく食べるもよし、ノスタルジックな街並みをのんびり歩いてみるよもし! マッサージや漢方で女子力を高めてみる…… なんて楽しみ方もできちゃいます。思わず台南へ足を運んでみたくなるモデルコースを、「グルメ」「歴史」「女子旅」の目的別に一挙ご紹介します!
食いしん坊におすすめ! 台南グルメ食いだおれコース
六千牛肉湯→國華街→林百貨→正興街→保安路→花園夜市
美食の街として知られる台南に来たからには、美味しいものをたっぷり胃袋に詰め込んでおきたいところ。台湾の屋台料理である「小吃(シャオツー)」には、台南発祥のものも多く、味付けは北部より甘めなのが特徴。胃袋のコンディションを整えて、いざ出陣しましょう!
朝からきちんと美味しいもの! 「六千牛肉湯」
牛肉の産地がある台南だからこそ食べられる、ご当地グルメ「牛肉湯」は台南の定番朝ごはん。「牛肉湯」のお店は街のいたる所にありますが、早朝や深夜など新鮮な牛肉が手に入る時間帯に営業しています。「六千牛肉湯」は、早朝5時からの営業にもかかわらず、オープン前から人だかりができる有名店です。気合を入れて行きましょう。
六千牛肉湯
住所:台南市中西區海安路一段63號
電話:(06)222-7603
営業時間:5:00~9:00(売り切れ次第終了)、火・水・木曜日休み
関連記事:台南ご当地小吃!牛肉湯を食べてパワー充電
小腹が減ったら「國華街」
朝ごはんが終わり、お昼ごはんにはまだ早いという時間には、台南の小吃街である「國華街」でブランチタイム。「國華街」は「水仙宮市場」という朝市に隣接していて、朝早くからたくさんの地元民でにぎわっています。特に「民族路」との交差点あたりは老舗が集まる激戦区。碗粿(お米の茶碗蒸し)や割包(中華風バーガー)、蚵仔煎(カキのオムレツ)など、いろいろな味が楽しめます。
ちょっと休憩してお土産買いませんか? 「林百貨」
お次は、自宅でも楽しめる台南味のお土産を探して「林百貨」へ。ここは、日本統治時代に創業し4年ほど前にリニューアルした、レトロな雰囲気漂うデパートです。台南の名物お菓子はもちろん、メイドイン台湾の雑貨なども取りそろえているほか、歴史的建造物としても見ごたえがあります。4階には「林咖啡」もあるので、つかの間の、胃袋休憩の場としてもおすすめのスポットです。
林百貨
住所:台南市中西區忠義路二段63號
電話:(06)221-3000
営業時間:11:00~22:00
関連記事:雨の日も大丈夫!台南の有名店が集う「林百貨」でお土産さがし
インスタ映えスイーツを味わう! 「正興街」
インスタ映えするスイーツのお店が多く並ぶ「正興街」は、若者たちを中心に人気急上昇中のストリート。世界ジェラート大会に出場し話題となった「蜷尾家」のソフトクリーム店もここにあります。休日の午後は歩行者天国となり、人気店の前にはずらりと行列が…。ここから歩いてすぐの所にある「西市場」という歴史ある市場も、最近リバイバルされたかわいいカフェや食堂が次々とオープンしていて、見どころの多いエリアです。
関連記事:若者でにぎわう猫通り「正興街」でスイーツを食べ歩こう!
夜のB級グルメ街「保安路」
日が暮れて来たら、夜のB級グルメ街「保安路」へ出陣しましょう。「國華街」よりも、もっとディープな小吃店が軒を連ねる「保安路」は、夜が最もにぎやか。いつも長蛇の列となっているハツスープのお店「阿明豬心冬粉」のほか、いろいろな台南グルメを堪能できる場所です。
関連記事:台南民が通う夜のB級グルメ街 保安路
食べ歩きの〆は「花園夜市」
食べ歩きの〆を飾るにふさわしい場所は、何といっても夜市ではないでしょうか? 台南の夜市は、台北と違いそれぞれの夜市によって、開催曜日が異なります。いちばん大規模で有名なのは「花園夜市」。台式ソーセージやカキのオムレツなど、美味しいにおいがあたり一帯に立ち込めます。
花園夜市(木、土、日曜開催)
住所:台南市北區海安路三段533號
営業時間:18時ころから夜中まで
関連記事:台南で最もアツイ夜市「花園夜市」完全ガイド
朝から晩まで食べ通しの満腹ツアーはこれにて終了! 胃袋に自信のある食いしん坊さんは、ぜひ挑戦してみてくださいね。でもくれぐれも食べすぎにはお気をつけください。
歴史好きにおすすめ!古都台南タイムスリップコース
台南孔子廟→湯徳章紀念公園→安平古堡→延平街→安平樹屋→赤崁樓
歴史的建造物の見どころも多い台南。その歴史は長く、オランダ、明鄭、清、日本からの支配を受けてきた台南の街には、いろいろな文化が入り混じっています。そんな台南の古跡めぐりを楽しむなら、市バス乗り放題と古跡の入場チケットがセットになった「台南Pass」が便利でお得。上手に利用して、効率よく観光しましょう。
関連記事:「Tainan Pass」を使って、便利に台南を観光しよう!
台南のシンボル「台南孔子廟」
コースの出発地点は、台南のシンボルとも言える「台南孔子廟」。台湾各地にある「孔子廟」の中でも、ここは最も歴史があり、台湾の学問発祥の地です。「全臺首學」と書かれたの扁額が掛けられた東側の門が正式な入り口で、南門路を挟んだ「府中街」という商店街も、休日になると露店が出てにぎやかになります。
台南孔子廟
住所:台南市中西區南門路2號
時間:8:30~17:30
入場料:25元(大成殿)
歴史好きにはたまらない「湯徳章紀念公園」周辺
「台南孔子廟」から歩いてすぐの所にある「湯徳章紀念公園」ロータリー周辺には、日本統治時代に建設された建物がを中心に多く立ち並んでいます。「國立台湾文學館」や「台南測候所」、「台南山林事務所」や「林百貨」などなど…歴史好き、古跡好きにはたまらないスポットとなっているので、「台南孔子廟」と合わせて歩いてみてください。
台湾はじまりの場所「安平古堡」
古跡密集スポットを散策した後は、バスに乗って台南の港町「安平」へ。「安平」は、台湾で最も早く開かれた、言わば台湾のはじまりの場所。台南駅からタクシーで約20分と気軽に足を伸ばせる場所ながら、オランダ時代の面影を感じることのできる赤レンガの街です。
安平のランドマークとなる「安平古堡」は、オランダ人によって作られた要塞で、タワーやお城部分は修復されたものですが、城壁部分は約400年前の状態で保存されています。
安平古堡
住所:台南市安平區國勝路82號
時間:8:30~17:30
入場料:50元
台湾最古の商店街「延平街」
「安平古堡」の東側に延びる「延平街」は、「安平古堡」とだいたい同じ頃に造られた台湾最古の商店街。細い路地の両脇に屋台や露店が立ち並び、港町ならではの海の幸グルメも堪能できます。通りを少し外れると、そこは風情あふれる静かな住宅街になっていて、ここに暮らす人々の生活を垣間見ることができます。思いもよらないところに、レトロなお店があったりするので、あえて迷子になってみるのもおすすめです。
まるでお化け屋敷? 「安平樹屋」
ガジュマルの木に浸食された「安平樹屋」も、なかなかのインパクト。もともとイギリス貿易商の倉庫だった建物は、長い年月をかけ木々に飲み込まれ、まるでお化け屋敷のよう。怖いような、でも生命力のすごさも感じられる不思議なスポットです。奥にある「樹屋カフェ」のソフトクリームも最高!
安平樹屋
住所:台南市安平區古堡街108號
時間:8:30~17:30
入場料:50元
思い出の1枚におすすめ「赤崁樓」
安平の古跡めぐりを楽しんだ後は、再び市の中心部へ。台南の観光名所として忘れてはならない「赤崁樓」がコースの最終目的地です。日が落ちると建物はライトアップされ、休日の夜にはコンサートなどのイベントも行われます。昼間とはひと味ちがった「赤崁樓」をバックに、思い出の1枚をカメラに収めてみてはいかがでしょうか?
赤崁樓
住所:台南市中西區民族路二段212號
時間:8:30~21:30
入場料:50元
とにかく歩いて歩いて…体力勝負の歴史コース。途中水分をしっかり補給して、無理せず楽しんでくださいね。
女子旅におすすめ! 女子力&運気アップコース
來了→大天后宮→御手國醫養生會館→手艸生活→神農街
台南には、乙女心をくすぐる「レトロかわいい」がいっぱい。街歩きをしながら、キレイになって運気もアップしたい! そんな欲張り女子には、このコースがおすすめです。
人気のリノベカフェ「來了」でプレートブランチを!
1日の始まりは、台南を象徴するリノベカフェで、のんびりブランチとまいりましょう。台湾のリノベカフェブームは、ここ台南が発祥と言われています。かつて人通りの絶えない商店街であった「新美街」は、お茶や紙などの老舗が残る一方、モダンなリノベカフェも同居する新旧コラボストリート。個性的なカフェがじわじわと増えつつあるなか、「來了」も人気店のひとつ。築80年という年季の入った建物に、植物を多く取り入れたナチュラルなインテリアがうまく調和しています。奥行きのある町屋づくりで、店内は開放感いっぱい。
お店自慢のモリモリプレートブランチが楽しめます。
來了
住所:台南市中西區新美街149號
電話:(06)222-9293
時間:10:00~17:00
恋に迷える女子はぜひ!「大天后宮」
お次はパワースポットへ。恋に迷える台湾女子が、圧倒的な信頼を寄せているのが「月下老人」という縁結びの神様。「大天后宮」の「月下老人」は、台湾最古と言われていて、そのパワーにあやかりたいと、わざわざ遠くからやってくる女子もいるのだとか。運命の人と出会いたい、絆を深めたい…… など、どんな願いにも効力を発揮してくれると評判です。成就の暁には、お礼参りもお忘れなく!
大天后宮
住所:台南市中西區永福路二段227巷18號
電話:(06)221-1178
時間:7:00~20:30
極上の癒しタイム「御手國醫養生會館」
お腹がいっぱいになった後は、足つぼマッサージで極上の癒しタイム。「御手國醫養生會館」は、漢方足湯から始まる足全体のマッサージが魅力で、身も心もほぐされます。施術後には、赤ナツメや白キクラゲの入った養生スイーツも楽しめて至れり尽くせり。
60分みっちりマッサージしてもらい700元程度と良心的です。
御手國醫養生會館
住所:台南市北區公園南路368號
電話:(06)511-6688
時間:9:00~翌4:00
東洋医学のパワーをもらおう! 手艸生活
お次もまた東洋医学のパワーをもらうべく、漢方カフェへ。身体によさそうではあるものの、苦そうなイメージのある漢方ですが、「手艸」ではおいしく気軽に楽しむことができます。古民家をリノベしたおしゃれな店内には、漢方茶のティーバックも販売しています。
おいしく飲んで内側からキレイになれる、いいことづくめのお店です。
手艸生活 Hand Haabu Living
住所:台南市北区裕民街72巷12號
電話:(0910)989-572
時間:13:00~18:00、不定休
魅力的な細い路地「神農街」
昔ながらの街並みが残る老街「神農街」は、夜に足を運ぶのがおすすめ。個性的な雑貨店やカフェが立ち並ぶ細い路地の「神農街」は、日が落ちると行灯が灯り、幻想的な雰囲気に包まれます。交差する「海安路」も夜カフェや居酒屋が多く立ち並ぶナイトスポット。南国の夜が楽しめる「神農街」と「海安路」にて、このコースは終了です!
それぞれ違った台南の顔が見える、3つのコースはいかがだったでしょうか。台南の街はコンパクトで、見どころは台鉄台南駅周辺に多く点在しています。MRTはないのでタクシーかバス、もしくは公共レンタサイクル「T-Bike」をフル活用して、効率よく観光してくださいね。それと、夏場の太陽はギラギラと殺人級なので、紫外線対策もお忘れなく!
T-Bike関連記事:台南の街を颯爽と駆け抜けよう!公共レンタサイクルT-Bike
[button style=’orange’ url=’https://www.expedia.co.jp/Tainan-Hotels.d6177060.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]台南のホテルを探す[/button]
[button style=’orange’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-Tainan.d6177060.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]台南への航空券を探す[/button]
[button style=’orange’ url=’https://www.expedia.co.jp/Tainan.d6177060.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]台南旅行・ツアーを検索[/button]
アジアに関するその他の記事
旅先でも甘いモノは欠かせない! 旅の途中でも食後のデザートは絶対に食べたい! そんなスイーツファンを満足させてくれるバンコクのケーキショップはどこ?...
東洋のベニスともいわれるバンコクに行ったら、一度は体験したいのがチャオプラヤー川でのディナークルーズ。タイ料理に舌鼓を打ちながら、美しいバンコクの夜景を満喫する体験は、忘れられない旅の一コマになります。ディナークルーズの魅力や種類について紹介しましょう。
ベトナム旅行を計画している方の中には、現地のトイレ事情が気になっている方も多いのではないでしょうか。ベトナム旅行では、他のアジア諸国と同様に日本とは違う点がいくつかあります。しかし、事前にベトナムのトイレ事情を知っておけば、現地で不安になることもありません。日本にいるうちにしっかりと把握・準備をしておきましょう。
タイで思いっきり自然を感じたいのなら、絶対おすすめの場所、それがカオヤイです。カオヤイ国立公園を中心に、ファミリーでもカップル、友人同士でも楽しめるたくさんの観光地スポットが点在しています。 自然、アトラクション、グルメ等など、カオヤイの魅力と効率的な回り方を紹介します。
日本でもおなじみのスターバックスコーヒーですが、世界各国の店舗ではご当地メニューやグッズなど、現地でしか手に入らないものがあるのはご存知でしょうか? ご当地グッズはお土産にする方も多く、とても人気があります。そんなベトナム・スターバックスの「いま」をご紹介します。