列車に揺られて、のんびり台湾一周!?台湾鉄道の旅?

列車に揺られて、のんびり台湾一周!?台湾鉄道の旅?

九州よりやや大きい面積の台湾。その島をちょうど一周するような形で鉄道が走っていて、車窓からは台湾の知られざる顔を見ることができます。

特に、観光客があまり足を運ぶことのない台湾の南部と東海岸はのどかで、どこか懐かしくもある風景や、手つかずの大自然など見所がたっぷり。

今回は、台北駅を出発して、最高速度時速300キロの高速鉄道で主要都市が連なる西海岸を南に向かって走り抜け、乗り継いだローカル線の列車で反時計回りに北上する台湾一周のルートをご紹介します。

さあ、列車に揺られて、ぐるっと900キロの旅へ!

台北~高雄 時速300キロの高速鉄道で、一気に移動!

時速300キロの高速鉄道で、一気に高雄まで移動!
Photo by Masahiro TAKAGI

旅の起点は、交通の要所である台北駅。白いボディにオレンジと黒のラインが入った台湾高速鉄道に乗車します。

2007年に開通したこの鉄道は東海道・山陽新幹線の700系車両を台湾の仕様に改良した車両で、「台湾新幹線」とも呼ばれています。幻想的な湖が美しい日月潭へのゲートである台中、台湾の京都と言われる台南などを経て、終点の南部最大都市・高雄市へ。345キロの道のりを最速96分で走り抜けます。

車内では、都会的な町並みが続く車窓の風景はそこそこに、ご飯の上に台湾風の骨付きトンカツと煮卵が豪快に載った台湾駅弁の定番「排骨飯」を楽しむのがおすすめ。乗車する前に台北駅構内の売店で駅弁を買うのを忘れずに!

高雄~台東 南廻線でコバルトブルーの南シナ海と太平洋を一望!

コバルトブルーの南シナ海と太平洋が一望できる南廻線
Photo by billy1125

高雄でレトロなローカル線「南廻線」に乗り換えましょう。ここから鉄道の旅が徐々に盛り上がりはじめます!

乗車してしばらくすると、高屏渓の鉄橋を渡って最南端の屏東県に入ります。のどかな田園地帯に、突き抜けるような青い空。そして南国の雰囲気たっぷりのヤシの木とビンランの木が車窓を流れていきます。時を忘れてぼーっと眺めていると、ものすごく遠くへ来てしまったような、でもどこか懐かしい場所へ帰ってきたような不思議な感覚に。

そして枋寮駅を過ぎると、田園から海の風景へと一転。列車はコバルトブルーに輝く南シナ海の海岸線に沿って進み、南国らしい開放的な風景が旅人の心を躍らせてくれます。近海はサンゴや熱帯魚の宝庫です。

最南端の枋山駅を通過して、中央山脈を横断する台湾最長のトンネル「中央隧道」を抜けたら東海岸へ。橋梁を走る列車から見る太平洋は遮るものが何ひとつなく、水平線の大パノラマは忘れられないワンシーンになることでしょう。

非冷房の旧型客車を使用した普通列車「普快車」もおすすめ

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Photo by billy1125

この高雄から台東までの100キロの区間は南廻線と呼ばれ、台湾で最も美しい景色が見える路線と言われるほど。

この路線には非冷房の旧型客車を使用した普通列車「普快車」も走っているので、時間のある人はレトロな車両で、窓を全開にして五感で景色を楽しんでみては。

台東~台北 断崖絶壁の麓を走る東部幹線で大自然を満喫!

断崖絶壁の麓を走る東部幹線
Photo by nuomi @1280×1024.net

台東から東海岸をさらに北上し、終点の台北駅を目指します。

台東駅から間もない池上駅に近づいてきたら、お財布を用意して「池上便當」を買う準備です。この辺りは有数の米産地で、台湾でもっともおいしい駅弁として有名なのです。途中下車する時間がなくてもホームで待ち受けるおばさんから買えますが、停車時間が短いのでくれぐれも乗りくれないように!

そして、駅弁をゆっくりと食べ終わった頃に見えてくるのが、台湾一の断崖絶壁「清水断崖」!台湾八景にも名を連ねる観光名所で、22.7キロの蘇花海岸に高さ1000メートルの岩壁がそそり立っています。列車はその断崖の麓を進んでいきます。

右手に太平洋、左上には断崖というシチュエーションなのですが、残念ながら車内からはその全貌をうかがい知ることはできません。せっかくなので、崇徳駅で下車し、近くの海岸に下りて断崖を見上げて迫り来る大自然を味わってみてください。

手つかずの自然が残る東海岸を堪能しつつ北へ向かい、基隆河が見えたら旅もそろそろ終盤。フォルモサ島を一周した後の台北駅は、出発した時とはまた違って見えることでしょう。

鉄道ファン必見!扇形車庫と高速鉄道が疾走するカフェ

鉄道ファン必見!扇形車庫と高速鉄道が疾走するカフェ
Photo by Bunkichi Chang

鉄道ファンならぜひ訪れたいのが、扇形車庫と高速鉄道が目の前を疾走するカフェ。どちらも台湾高速鉄道の台中駅からローカル線に乗り換えて向かう必要がありますが、その価値はあり!

彰化機務段

彰化駅に隣接する彰化機務段には、世界でもめずらしい現役の扇形車庫が一般公開されていて、12台の機関車がターンテーブルで回転したり、扇形の車庫に出入りしたりする様子が見学できます。

カフェ「銀河の鉄道」

もし台湾高速鉄道を絶好のロケーションで撮影したかったら、員林駅からタクシーで約15分のカフェ「銀河の鉄道」がベスト。カフェは高速鉄道の線路沿いにあって、駆け抜ける列車の風を感じるくらい迫力満点です。

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Cover photo by Irvin Chen