パリ発1日観光。世界一バラが美しいといわれる、ジェルブロアの村

パリ発1日観光。世界一バラが美しいといわれる、ジェルブロアの村

フランスのバラのシーズンは5月から6月半ば頃。パリの公園でも見事なバラにお目にかかることはありますが、フランスのバラを本気で見たいなら、世界一バラが美しいと言われる、「ジェルブロア(GERBEROY)」を訪れるのがおすすめです。フランスの最も美しい村にも選ばれている、「ジェルブロア(GERBEROY)」は、パリから日帰りで行ける場所にあります。村中の家々を飾るバラの美しさは、世界中のファンを魅了しています。

「ジェルブロア(GERBEROY)」の村中を埋め尽くすバラ(薔薇)

ジェルブロア

パリから北に約100㎞離れた場所の、小さな丘の上にある「ジェルブロア(GERBEROY)」の村は、5月半ば頃になると、美しいバラ(薔薇)で埋め尽くされます。

美しい薔薇

30分もあれば、一周してしまえるほどの小さな村ですが、ノルマンディー地方のコロンバージュ建築と呼ばれる木骨造りとピカルディー地方特産のレンガが組み合わさった建物、そして石畳にまで溢れ出るように咲き誇るバラの姿は、フォトジェニックで、絵心をゆさぶられる風景です。

青い家

村のサンタモンの小径に繋がる角に建つ青い家、通称”Maison Bleue”は、特に有名なスポット。青い色は、ピカルディー地方で採れるアブラナ科のホソバタイセイにより染められたもので、「ピカルディーの黄金の青(l’Or Bleu de Picardie)」と呼ばれています。

薔薇いっぱいのカフェ

小さな村の中には、カフェがいくつもあり、バラに囲まれて食事やお茶が楽しめます。バラのハイシーズンは、どのカフェも観光客で賑わいます。

「ジェルブロア(GERBEROY)」がバラの村になった理由

バラの村

紀元前57年からの歴史がある「ジェルブロア(GERBEROY)」は、百年戦争・宗教戦争後に廃墟となっていました。彫刻家ロダンの勧めで、印象派画家アンリ・ル・シダネルが「ジェルブロア(GERBEROY)」からほど近い「ボーヴェ(Beauvais)」の街に移り住み、「ジェルブロア(GERBEROY)」を訪れたのは1901年のことです。アンリ・ル・シダネルは、古い城壁が印象的な「ジェルブロア(GERBEROY)」にいたく惚れ込み、自身の庭にもバラを植えるので、「村ごとバラや花で覆い尽くそう。」と村民に呼びかけました。それから村民の努力により、16〜17世紀に建てられた古い家の修復とともに、バラの栽培が継続して行われ、今に続く美しい景観につながっています。

■アンリ・ル・シダネルの庭園(Les Jardins Henri Le Sidaner)
公式ホームページ(フランス語):https://www.lesjardinshenrilesidaner.com/
最寄り駅:SNCF線のマルセイユ・アン・ボーヴェ(Marseille-en-Beauvaisis)駅から車で12分
営業時間:(4月28日〜9月30日)月・水〜日曜日11:00〜18:00
定休日:火曜日、および10月1日〜4月27日 ※天候の悪い時は閉館の場合もあるので、事前に問い合わせすると安全です。
住所:entrée jardins : route des remparts, 7 Rue Henri le Sidaner, 60380 Gerberoy

アンリ・ル・シダネルの庭園

今でも城砦跡が村の中に残っており、見学もできます(有料)。また、城砦跡の近くには、ノルマンディー様式の船底天井が特徴の村の教会もあります。

「ジェルブロア(GERBEROY)」のバラ祭り(La Fête des Roses)

ジェルブロア(GERBEROY)」のバラ祭り

「ジェルブロア(GERBEROY)」を訪れるなら、やはりバラのハイシーズンである、5〜6月半ばがおすすめですが、特に6月の第3日曜日に毎年開かれるバラ祭りは、村をあげてのイベントで盛り上がります。バラが美しく咲き誇る中を仮装行列が通ります。

演奏隊

仮装行列を先導するのは陽気な音楽を奏でる演奏隊です。お面をかぶった10数名の仮装行列の後ろには、クラシックカーの行列が続きます。

観光案内所

広場のステージでは、コンサートも開催されます。その前の広場にはガーデニング好きで賑わう出店があり、庭に飾ると素敵な演出ができそうなブリキのおもちゃなどが販売されています。村の中に、お土産物屋はありませんが、観光館内所で、バラのジャムなどのバラグッズが売られています。

■観光案内所(Office de Tourisme de la Picardie Verte et ses Vallées)
公式ホームページ(フランス語):http://ot.picardieverte.free.fr/
最寄り駅:SNCF線のマルセイユ・アン・ボーヴェ(Marseille-en-Beauvaisis)駅から車で12分
営業時間:火〜土曜日10:00〜13:00、14:00〜17:00
※5月〜9月は日曜も営業
定休日:日曜日
住所:20 rue du Logis du Roy, 60380 Gerberoy, FRANCE

「ジェルブロア(GERBEROY)」への行き方

「ジェルブロア(GERBEROY)」へは、パリの北(gare du Nord) 駅からSNCF線に乗り、ボーヴェ(Beauvais)駅で乗り換え、マルセイユ・アン・ボーヴェ(Marseille-en-Beauvaisis)駅で下車する、約1時間45分の電車の旅です。マルセイユ・アン・ボーヴェ(Marseille-en-Beauvaisis)駅から「ジェルブロワ(Gerberoy)」までは9㎞あるので、タクシーを利用します。電車の到着時間に合わせてタクシーが待っていることもありますが、念のため事前に予約しておくと安心です。また行きの際に帰りの時間の約束をお忘れなく。

■TAXI GERBEROY
TEL:08 99 37 10 00

アンリ・ル・シダネルが住んだ、「ボーヴェ(Beauvais)」の街に寄り道

「ジェルブロア(GERBEROY)」へ行く途中で、電車を乗り換える「ボーヴェ(Beauvais)」の街に立ち寄るのもおすすめです。「ボーヴェ(Beauvais)」は、デパートなどもあり、「ジェルブロア(GERBEROY)」と比べると大きな街です。

サン・ピエール大聖堂

「ボーヴェ(Beauvais)」のカテドラル「サン・ピエール大聖堂(LA CATHÉDRALE SAINT-PIERRE)」は、ゴシック建築の傑作とされており、フランス国内一番の高さを誇ります。しかし残念なことに設計上の失敗により、建設中に倒壊を繰りかえしたそうで、身廊が未完のままの状態となっています。

サン・ピエール大聖堂

大聖堂の天井や柱には、強度の補強をされている箇所が多く見られ、倒壊したという歴史を感じられます。フランスで一番の高さの建物にあるステンドグラスはやはり驚きの高さです。また、精密な天文時計は有名で、日に数回時計のからくりが動く様子を見ることができます(有料)。

■サン・ピエール大聖堂 (LA CATHÉDRALE SAINT-PIERRE)
公式ホームページ(フランス語):http://www.cathedrale-beauvais.fr/
最寄り駅:SNCF番線のボーヴェ(Gare de Beauvais)駅から徒歩13分
開館時間:(11月1日〜3月31日)月〜日曜日10:00〜12:15、14:00〜17:15、(4月1日〜10月31日) 月〜日曜日10:00〜18:15
閉館日:なし
住所:Rue Saint-Pierre, 60000, Beauvais, FRANCE

サン・エティエンヌ教会
「サン・エティエンヌ教会(L’ÉGLISE SAINT-ÉTIENNE)」は、「サン・ピエール大聖堂(LA CATHÉDRALE SAINT-PIERRE)」に対して、こじんまりした教会です。ロマネスク建築の教会に、後にゴシック建築の部分が増改築されたらしく、全体を見ると少し不思議な興味深い形をしています。扉と床の色が優しい赤色で、温かみを感じる教会です。

■サン・エティエンヌ教会(L’ÉGLISE SAINT-ÉTIENNE)
公式ホームページ(フランス語):http://www.cathedrale-beauvais.fr/
最寄り駅:SNCF番線のボーヴェ(Gare de Beauvais)駅から徒歩9分
開館時間:月〜日曜日14:00〜17:00
閉館日:なし
住所:Rue de l’Étamine, 60000 Beauvais, FRANCE

「ジェルブロア(GERBEROY)」村への日帰り個人旅行は、パリ初の日帰り旅行先候補にあがる、ゴッホ終焉の地「オーヴェル・シュル・オワーズ」や、モネの村「ジヴェルニー」と比べ、行き方がわかりづらい所ではありますが、バラ好きにはたまらない場所です。出発前にホテルなどで「ジェルブロア(GERBEROY)」村のタクシーを予約してもらい、時間に余裕を持って計画すれば、より安心して旅行できると思います。

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