もうひとつのベストシーズン。のんびり過ごす冬の沖縄本島10の楽しみ

もうひとつのベストシーズン。のんびり過ごす冬の沖縄本島10の楽しみ

暑くまぶしい夏も過ぎて季節は冬。冷え込んで縮こまってしまいそうならば、さあ出かけましょう、沖縄へ。年間でもっとも寒いといわれる1月でも、那覇の平均気温は16度前後。同じ時期、東京は6度です。暖かい沖縄でのんびり冬の一日を過ごせば、心も体もほぐれてくるはず。

ハイシーズンを避けることで、人気の観光スポットも混雑なしに巡れるというメリットもあります。夏はビーチメインで忙しくてできなかったあれこれもじっくり楽しめますよ。何より夏に比べて断然お得な旅行代金も、冬の沖縄旅の後押しをしてくれます。それでは冬の沖縄本島の楽しみ方、10通りまとめてご紹介します。

冬しかできないホエールウォッチング

沖縄 ホエールウォッチング

他の季節では体験できない期間限定アクティビティ。それが、ホエールウォッチングです。夏の間食料の多いベーリング海付近まで北上しているザトウクジラたちは、冬場になると出産や子育てのために、温かい沖縄の海を目指して南下してきます。沖縄周辺の海で彼らの姿を目撃する確率はなんと90%以上だとか。この時期、沖縄ではホエールウォッチングのツアーがたくさんあり、これに参加すれば船でクジラの出没ポイントまで連れて行ってくれます。野生のクジラをこの目で見るチャンス、しかも遭遇率が高いというのが沖縄でのホエールウォッチングの魅力です。全身をひねりながらダイナミックにジャンプを披露する「ブリーチング」を見られたらラッキー。船酔いに打ち勝って、迫力あるクジラの姿を目撃してください。

星降る夜のスターウォッチング

スターウォッチング

冬は星空観察に絶好のシーズンといわれます。空気が乾燥していて大気中の水蒸気が少ない冬は、空が霞まず星がよく見えるのです。加えて周囲に灯りのある建物などの障害物がないのもきれいな星空を見るための大事な条件。冬の沖縄はその条件を満たす場所がたくさんあります。突端にある岬や周囲に集落のないビーチ沿いなどは視界が開けているので星を観察しやすいでしょう。沖縄本島最北端の辺戸岬(へどみさき)は、自然に囲まれており、水平線近くまで星が見えると人気のスポット。本島中部絶景スポット万座毛(まんざもう)は星空観察にも◎です。

ただそういったところはいずれも街灯がないので運転や歩く際には気を付けて。送迎付きでよく見えるスポットまで連れて行ってくれるツアーやガイドの案内付きのツアーも組まれているので、そちらを利用すると安心です。

冬の「青の洞窟」でマリンアクティビティ

 

沖縄まで来たら海遊びはあきらめきれないという方に。冬は波が高く遊泳禁止区域も多いですし、さすがに水着で海水浴は厳しい。でもウェットスーツを着た近場のスノーケリングやダイビングならば十分楽しむことができます。一般に水温の下がる冬のほうがプランクトンの発生が少ないので、海中が澄んでいるといわれます。かの有名な青の洞窟も冬場はより透明度が増すとか。

夏場は渋滞して20~30分待ちもざらだという洞窟への道のりも、冬なら混雑知らず。自分のペースで海中遊覧を楽しめます。また人が少なめなので、舞い上がる海中の砂やダイバーの吐く息も少なく、海中が見通しやすいというメリットもあるのだそう。ただ冬季は北風の影響による高波のため、洞窟内に入れない日もあるので注意が必要です。

橋と絶景と。快適な冬の沖縄ドライブ

ニライカナイ橋

冬だとさらに楽しめること、たとえばドライブ。強すぎない日差し、渋滞していない道路は運転しやすさもぐんとアップ。沖縄が誇る海岸沿いの絶景ルートを堪能できます。那覇市から南へ車で50分ほど、南城市にあるニライカナイ橋は、アップダウンとカーブが繰り返される曲線美がポイントです。橋の全景を見下ろす展望台から橋のカーブの美しさを堪能し、傾斜のついた橋の道路を走って突然青い海が現れる驚きに出合う、二度おいしいニライカナイ橋です。ここからは聖地、斎場御嶽もすぐです。

沖縄本島から日帰りできる離島に足を延ばすのもいいですね。北部の今帰仁村にある古宇利島と本島を結ぶ古宇利大橋は、一直線に続く全長1960mの長い橋で、沖縄を代表する人気ドライブルート。エメラルドグリーンの海の上を渡っていく爽快ドライブが楽しめます。ほかに道の駅ならぬ海の駅がある、うるま市の海中道路や本部町にある瀬底島と本島とを結ぶ全長762mの瀬底大橋などもおすすめです。

聖なる場所「斎場御嶽(せーふぁうたき)」へ

斎場御嶽(せーふぁうたき)

夏のように強烈な日差しに悩まされず、気楽に日中の散策ができる冬の沖縄。この機会にじっくりと沖縄の史跡も巡りたいですね。沖縄県内には9か所ある世界遺産のうちのひとつ、斎場御嶽へ行ってみましょう。御嶽(うたき)とは、沖縄における聖地、祈りの場所の総称。斎場御嶽は御嶽の中でも最高位の場所であり、琉球王朝時代には国家的な祭事が行われていたところです。東には神の島と呼ばれる久高島(くだかじま)を望む位置にあり、王はここから東に向かって祈ったといいます。

斎場御嶽の中にある6つの神域のうち、三庫理(サングーイ)は、とくに印象的。ふたつの石が支え合うようにして立っているその間に三角形の空間が生まれ、そこを通り抜けると拝所がある設計になっています。斎場御嶽内は岩と濃く茂る緑で満たされながら差し込む光も神々しく、知らず心静かになる空間です。

開放時間内は、いつでも訪れることができますが、時間が合えばガイドツアーに参加してみましょう。神話や歴史についての話を聞きながら巡ると、この場所の持つ意味と神聖さがより深く理解できるはず。

斎場御嶽
住所:沖縄県南城市知念字久手堅地内
時間:3月〜10月 9:00~18:00(最終入館17:30)
11月〜2月 9:00~17:30(最終入館17:00)
休み:旧暦の5月1日~3日と10月1日~3日
入館料:大人300円、小・中学生150円
■定時ガイド:土日祝限定、1日9回/料金:大人300円
URL:http://okinawa-nanjo.jp/sefa/

神秘の森「ガンガラーの谷」を歩く

ガンガラーの谷
写真提供:OCVB

鬱蒼とした緑が続く森は、亜熱帯の島、沖縄を象徴する存在。ガンガラーの谷もそんな沖縄の自然を体感できるスポットのひとつです。数十万年前まで鍾乳洞だった場所が崩れてできた谷間に広がる森で、ここにはさまざまな樹木や植物が息づいています。またこの森は約1万8000年前に生きていた港川人の居住区だった可能性も高く、今も発掘調査が行われているという考古学的にも重要な場所なんです。ガンガラーの谷を散策するには、ガイドツアーへの参加が必須。ガイドとともに森や洞窟を歩き回っているとアドベンチャー気分も盛り上がります。最後に見られるガジュマルの巨木は、その独特の姿形、大きさ、醸し出す雰囲気、いずれも予想以上で感動しますよ。

ガンガラーの谷 洞窟カフェ
写真提供:OCVB

ガンガラーの谷の有名スポットといえば洞窟カフェ!大きな鍾乳洞の入口をそのままオープンカフェとして使っている「CAVE CAFE」があります。造ろうと思っても絶対造れない(当り前ですが)、鍾乳石が織りなす洞窟の独特の雰囲気を味わいに行きましょう。高い天井から垂れ下がる鍾乳石の形はダイナミックでなんとも神秘的。そうそう、このカフェで席についていると時折鍾乳石から染み出た水滴が落ちてくるので注意。そんなことも含めてやっぱりスペシャルなカフェなんです。南城市にあり、那覇市からは南へ車で30分ほど。那覇周辺に滞在するなら、一度は行っておきたいスポットです。

ガンガラーの谷
住所:沖縄県南城市玉城字前川202
時間:10:00/12:00/14:00/16:00 ※予約制
休み:なし
ツアー料金:大人2200円、高・専門・大学生1700円
URL:http://www.gangala.com/

人気の「沖縄美ら海水族館」をじっくり見学

沖縄美ら海水族館

迫力ある大きな水槽でおなじみ、沖縄美ら海水族館は、沖縄旅行では欠かすことのできない観光スポット。その高い人気ゆえ、ハイシーズンは大混雑。比較的空いている冬こそ、展示をゆっくり見て回れるチャンスです。水族館は4階から始まり、3階では「サンゴ礁への旅」、2階では「黒潮への旅」、1階では「深海への旅」がそれぞれテーマになっていて、海上から深海へ潜っていくように、展示も進んでいきます。黒潮エリアの大水槽は、訪れた人誰もがシャッターを切るポイント。目の前を全長8.7mのジンベエザメや大きなマンタたちが悠々と泳いでいくのですから、大人でも声を上げずにはいられません。美ら海水族館は海洋博公園の中にある一施設で、まわりにはイルカラグーン、ウミガメ館、マナティー館といった施設もあります。せっかくなら全部を巡って沖縄の海を深く知って楽しみ尽くしたいですね。

沖縄美ら海水族館
住所:沖縄県国頭郡本部町石川424海洋博公園内
時間:10月~2月 8:30~18:30(最終入館17:30)
3月~9月 8:30~20:00(最終入館19:00)
休み:12月第1水曜日とその翌日
料金:大人1850円、高校生1230円、小・中学生610円
URL:https://churaumi.okinawa/

ローカル市場へ走れ

ローカル市場
写真提供:OCVB

旅先では地元の市場に行きたくなる、という人も少なくないのでは?食材やおそうざいが集まる市場は、その地の食文化や人々の暮らしに触れられるワンダーランド。独自の進化を遂げた沖縄グルメを満喫するなら市場ははずせません。那覇屈指の観光スポットでもある牧志公設市場では、見たことのない鮮やかな色をした魚や豚の色々な部位、南国ならではの珍しい野菜やフルーツなどが所せましと売られ、歩いているだけでわくわくしてきます。1階の店舗で買った食材を2階の食堂で食べることも可能。

沖縄 ローカル市場
写真提供:OCVB

同じく那覇市内にある栄町市場は、よりローカルな青果店や精肉店が並ぶ食材市場です。こちらは夜になると飲み屋街へと一変。昼と夜で表情を変える市場なんです。沖縄本島北部の本部町にある町営市場は、注目度上昇中。さびれかけていた地元の食材市場の空店舗に若者が革細工の店や自家焙煎のコーヒー店などを開き、今では新旧入り混じった独特の雰囲気が出来上がりました。毎月1回行われる「もとぶ手作り市」はここでしか手に入らないものも出品されるとあって、近隣だけでなく遠くの町からも訪れる人のいる人気イベントです。どの市場でも、地元の人がふつうに買い物したり、一休みしておしゃべりしたりしている姿があります。沖縄の人々の生活の匂いが感じられる場所、ローカル市場。訪れた先で見つけたら、ぜひパトロールしておきましょう。

やちむんの手ざわりを確かめに行く

うつわ好きにはその名がよく知られている「やちむん」。琉球王朝時代から続く沖縄伝統のやきもののことで、どっしりした質感やぽってりとした厚み、大胆な柄に鮮やかな色使いが特徴的です。意外と普段の食卓にもなじみやすく、使い勝手がいいのも魅力。冬の沖縄旅では、やきもの探しもぜひ。

ならば絶対に訪れたいのは沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)にある「やちむんの里」。いわゆる名人と呼ばれる作家や家族で運営する窯など19の工房が集まる、やちむん工芸村のようなところで、ギャラリーやカフェ、体験工房なども併設されています。直売所や共同販売所もあるので、ここを巡ればさまざまな作風のうつわに出合えます。いくつかの工房が共同で使う、大きな登り窯もやちむんの里の象徴的な風景。青い空と登り窯のオレンジの屋根のバランスもなんだか沖縄らしくて、窯元巡り気分が盛り上がります。

やちむんの里
写真提供:OCVB

やちむんの里だけでなく、読谷村全体で60以上もの工房があるそうです。意欲的な若手作家の工房も増えてきていて、やちむんの進化は止まりません。今日もまた村のどこかで個性あふれるやちむんが誕生しているかも。心ゆくまで探して「マイやちむん」を見つけたいですね。

ある程度の数を購入したいならば、11月から2月にかけての冬季に何度か開催される陶器市が狙いめ。お得に買えるやちむんが並んでいます。

やちむんの里
住所:沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1
時間、休み:工房によって異なります。
URL:http://www.yomitan-kankou.jp/detail.jsp?id=74732&menuid=11949&funcid=3

海カフェ、森カフェ、沖縄カフェざんまい

沖縄 カフェ

ゆっくりのんびり沖縄時間を過ごすなら、やっぱりカフェ。浜辺に立ち眼前に広がる海を眺める海カフェ、緑濃い沖縄の森の中で森林浴をするかのように過ごせる森カフェなどロケーションを活かした絶景カフェから、地元の食材を使った絶品料理を食べられるロハスカフェまで、個性豊かなカフェが勢ぞろいする沖縄は、今や日本のカフェムーブメントの一大発信地ともいえるほど。外国人住宅や沖縄の古民家をリノベーションしたカフェは居心地がよくてついつい長居してしまいそうだし、市場の片隅にあるコーヒースタンドの一杯のコーヒーが忘れられないおいしさだったりする。どんなカフェでどんな過ごし方をしようか悩むのもまた楽しい時間です。

ちなみにコーヒーベルトのぎりぎり最北限に位置する沖縄では、コーヒー豆の栽培もされています。希少な沖縄県産コーヒー豆の味わいを現地で確かめてみるのも面白そうです。

沖縄という土地の持つ表情はじつに豊か。ぜひ冬に訪れ、その多彩な魅力をじっくり味わってみてはいかがでしょうか。

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