深夜の〆ステーキ激戦区、那覇・松山周辺の人気ステーキハウス4選

深夜の〆ステーキ激戦区、那覇・松山周辺の人気ステーキハウス4選

沖縄の人気グルメといえばチャンプルーや沖縄そばなどの沖縄料理が定番ですが、アメリカ統治時代に米兵向けのステーキハウスが数多くオープンした経緯から、ステーキもまた沖縄の食文化のひとつとして確固たる地位を築いています。

この沖縄ステーキ文化の最たる例が、〆ラーメンならぬ“〆ステーキ”です。お酒を飲んだあとにステーキをガッツリ食すという豪快な〆の一皿ですが、沖縄のステーキは脂身が少なくさっぱりとした味わいのため、意外とペロリといけてしまうのだとか。今回は那覇の代表的な歓楽街・松山周辺にある4軒の人気店のステーキを実際に食べ比べてみました。

ジャッキーステーキハウス 

沖縄で知らない人はいないといわれる、那覇を代表するステーキハウス。戦後間もない1953年創業の老舗ですが、高級路線に走らず良心的な価格のステーキを提供し続けています。アメリカンダイナーを彷彿とさせるレトロな内外観も素敵で、各種ガイドブックでも紹介されていることから地元客のみならず観光客にも人気は絶大。もはや那覇の主要観光スポットのひとつといった貫禄すら漂います。

ジャッキーステーキハウス 

店にたどり着くなりまず目に入ったのは店先で待つ先客の多さ。この日のために日中を空腹で過ごして臨んだのですが、店内を覗くと「40分待ち」との無情なお知らせが…。こちらの店は予約不可のため、ある程度の待ち時間は覚悟する必要があるでしょう。

40分待ちの表示

席に案内されたところで改めてメニューを確認。実はステーキ以外にもタコライスなどの魅力的なメニューもあるのですが、それは次の機会に譲り、ここでは定番のテンダーロインステーキをチョイス。S(150g/2100円)、M(200g/2300円)、L(250g/2500円)の3つのサイズから、無難にMサイズを選びました。注文後にすぐに運ばれてきたのがセットのマッシュルームスープとサラダ。それから1分ほどで熱々のステーキ皿にのったステーキとライス(パンも選べます)の登場です。

テンダーロインステーキ

店おすすめの食べ方に従ってまずは何も付けずに一口。肉質はとても軟らかく、パサつきなども一切なし。続けて塩コショウでシンプルに味わい、最後に沖縄ステーキのお供の定番、濃厚な「No.1ステーキソース」で完食。割とゆっくり味わいながら食事したつもりでしたが、それでも20分ほどで平らげてしまいました。

No.1ステーキソース

あとジャッキーステーキハウスといえば「Aサイン」。これは米軍公認の飲食店・風俗店に与えられた営業許可証のことで、「A」とは「Approved(許可済)」のこと。制度自体は1972年に廃止されていますが、こちらではレジ台の上の壁にいまでも掲げています。ぜひお見逃しのないように。

Aサイン、米軍公認の営業許可証

ジャッキーステーキハウス
沖縄県那覇市西1-7-3
TEL:098-868-2408
営業時間:11:00〜翌1:30(L.O.翌1:00)
定休日:なし(正月、お盆)

やっぱりステーキ

200g1000円という超お値打ち価格のステーキを看板メニューに引っさげ、この群雄割拠のステーキ戦争に挑むのが新進気鋭のこちら。2015年の1号店オープンから出店ラッシュが続き、既に那覇市内に4店舗を構える注目株です。

やっぱりステーキ

訪れたのは松山エリアにある2nd店。内装はいわゆるステーキハウスといった重厚感はなく、定食チェーンのようなカジュアルな雰囲気で客層も若め。店内は広くありませんが、半分はカウンター席となっていてファミリーよりはカップルや一人客をターゲットに差別化を図っているようです。深夜に肉を食らう罪悪感をかき消すかのように、壁には「心得10カ条」が大きく掲げられていました。

やっぱりステーキ「心得10カ条」

券売機で食券を買い求めるシステムで、選んだのは看板メニューのやっぱりステーキ200g。スープ・サラダ・ライスはおかわり自由、そして何より時間帯に関係なくいつでも1000円で食べられるというのは素直に感心します。ステーキソースやスパイスも豊富で、塩コショウや沖縄ステーキ御用達のA1ソースをはじめ、和風、オニオン、ワサビなど抜かりないラインナップ。きちんとソース皿が付いてくるのもうれしい心遣いです。

やっぱりステーキの券売機

さて肝心の1000円ステーキですが、これが予想を上回る満足度の高い一品でした。細かい部位の記載もなく注文時に焼き加減も聞かれなかったため一抹の不安があったのですが、テーブルに運ばれてきたのは肉厚でみるからにジューシーな赤身肉。そして一口食べればわかる、じんわりとした肉の旨味!

1000円ステーキ
鉄皿の代わりに富士山の溶岩石を使用していることも特徴なのですが、この肉の旨味は肉の厚みと溶岩石の遠赤外線効果が関係しているのではないかと推察します。ともあれ常識的な1000円ステーキのクオリティを超えていることには違いありません。

やっぱりステーキの1000円ステーキ

やっぱりステーキ2nd 松山店
沖縄県那覇市松山2-7-16
TEL:098-988-3344
営業時間:11:00~翌6:00
定休日:日曜

ステーキハウス88Jr. 

やっぱりステーキ2nd店のわずか1ブロック北でド派手なネオン看板を掲げているのがステーキハウス88Jr.松山店。那覇を中心に8つの支店をもつステーキハウス88の低価格ラインという位置付けで、老舗グループ店の強みを活かした企業努力により良質な肉を安価に提供することを可能にしています。

ステーキハウス88Jr. 

こちらも200gで1000円のJrステーキが看板メニュー。「Jr.」を冠するのはここ松山店のみで、先行して松山エリアにオープンしているやっぱりステーキに対し、同じく低価格ステーキで真っ向勝負を挑んだ形です。店を訪れたのは深夜23時過ぎですが、そこはさすが人気店。地元の人たちと思われる男性客で8割方のテーブルが埋まっていました。私は一人利用ということで、4人掛けのボックス席ではなく優先的にカウンター席へ通されました。

ステーキハウス88Jr. 店内

テーブル前の壁に貼られたメニュー表には目移りするほどの種類のステーキが。こちらの店のウリは1000円ステーキのみならず、ニューヨークステーキやリブロースステーキなど15種類ほどある豊富なメニューもまたリピーターを引きつける理由となっています。店員さんのおすすめもあり、ここでは1000円ステーキではなくフィレステーキ200g(2200円)をいただくことにしました。スープ・サラダ・ライスはおかわり自由で、サラダは事前に盛り付けされているスタイルです。

ステーキハウス88Jr. カウンター席

ダイナー風の店構えにぴったりな牛柄のステーキ皿で運ばれてきたのは、上品な艶色をまとったフィレ肉。脂身はほとんどなく、見た目以上に非常にさっぱりとした口当たり。〆ステーキとして考えても、カロリーや胃もたれのより少ない上質なフィレ肉が選択肢にあるのはありがたいところ。

フィレステーキ200g

こちらもソース&スパイスが一通り揃っていますが、沖縄県産ニンニクを使用したオリジナルニンニク醤油が特に気に入りました。またさり気なく2大定番ステーキソースのA1ソースとNo.1ソースを両方取り揃えているのも評価したいポイントです。

ステーキハウス88Jr.松山店
沖縄県那覇市松山2-10-13
TEL:098-869-7888
営業時間:月〜土曜11:00~16:00(L.O.15:00)、18:00~翌6:00(L.O.翌5:30)、
日曜17:00~翌6:00(L.O.翌5:30)
定休日:無休

ジャンボステーキHAN’S

最後に紹介するのは那覇を中心に9店舗を構える人気ステーキハウス。2017年7月にリニューアルした松山店はカフェレストラン風のおしゃれ&明るい内装で、女性同士やファミリーでも気軽に利用できそうな雰囲気です。そして店名が暗示するように、人気メニューは1パウンド(約450g)ステーキ。さすがに深夜の時間帯にこのボリュームに挑む猛者がいるのかは謎ですが、ここは使命と腹をくくり、1パウンドのチルドランプステーキ(2600円)を注文しました。

ジャンボステーキHAN'S

野菜ビュッフェは400円と有料ですが、ライス、スープに加えカレーも食べ放題。たくさんの種類の野菜が食べられるのはうれしいですね。

野菜ビュッフェ

そして待つことしばし、ようやく真打ち登場。直径25cmはあろうかというステーキ皿の上で輝く、その圧倒的存在感よ! 塊肉を切らしていたのかちょうど4つに分割されていたので、ひとまずひとつずつクリアしていこうと短期目標を立て、どこからともなくこみ上げる緊張感を胸に1パウンド制覇に挑みました。

1パウンドのチルドランプステーキ

引き締まった赤身が特徴のランプ肉らしく、肉質はとてもあっさり。上に添えられたバターを適宜付けるとちょうどよい感じです。グラム数の違いもありますが、ジャッキーステーキハウスやステーキハウス88Jr.よりも肉厚で、中まで火が通りきらずにレア感を保っているのもポイント高いです。

1パウンドのチルドランプステーキ

オリジナルソースはサラッとして主張の少ないやさしい風味ですが、その分やや物足りなさも…。個人的には塩コショウをキリッと効かせたシンプルな味わいの方が好みでした。満腹中枢を刺激する前に食べきろうと頑張った甲斐もあり、30分ほどで無事完食。胃袋に自信があったならばもっとゆっくりと味わいたかったのですが、それでも最後まで美味しくいただくことができました。

ジャンボステーキHAN’S 松山店
沖縄県那覇市松山1-15-20
TEL:098-869-7005

業時間:ランチ11:30〜15:00、ディナー15:00〜翌1:00(L.O.24:00/金・土曜、祝前日〜翌2:00)
日曜11:00〜23:00(L.O.22:00)
定休日:なし

いずれも「安くて美味い」を体現した顧客満足度の高い店ばかり。赤身肉を中心としたラインナップなので、普段ステーキを食べ慣れていない人でも意外とすんなり食べきることができるはずです。もはや沖縄グルメの1ジャンルを形成しているこの沖縄ステーキ、お酒の〆にはもちろん、昼夜問わずいつでも気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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