投稿者 : 力也 片岡、投稿日 2017 年 6月28日

本島から日帰りで行ける沖縄の秘境 阿嘉島

今まで数多くの国と都道府県を旅してきた私はよく友人から旅に関しての質問を受けます。
どこの国のご飯が美味しいか? どこの国の物価が安いか? どこの国の人が魅力的か? どこの国に美人が多いか? などその質問は様々ですが、中でも
「どこの海が綺麗か?」
という質問は特に多い質問のひとつの様に感じます。正直一つにしぼることが難しいので、そんな時は3つの異なるタイプの海を答えています。

1つめは以前ご紹介した、キプロスのアヤナパビーチから見られる地中海。ここは油絵のように鮮やかなエメラルドブルーの海が魅力です。

キプロスについては以下の記事をご参照ください。
ガイドブックにあまり載らないが実は素晴らしい旅先5選

2つはめタンザニアのザンジバル島にあるバジェ浜というビーチから見えるインド洋。真っ白な砂浜と青く美しい海が印象的でコントラストが魅力です。

そして3つ目、われらが日本の沖縄県に属する慶良間諸島の一つ「阿嘉島」から見える東シナ海です。深い場所まで行っても足下が見えるくらいの透明度がとても高い海が魅力です。日本人だからということ無く、贔屓目無しに世界で3本指に入る海だと確信しています。そんな日本の素晴らし海、世界の美しい海に引け劣らない「慶良間ブルー」を最も実感できる阿嘉島の魅力についてご紹介します。

沖縄の人イチ押しの阿嘉島

沖縄の人イチ押しの阿嘉島

私は去年の夏、自転車で日本を一周中の友人とどこか現地で会おうと画策していた時、暑くなってきたし海で待ち合わせたい! ということになり、沖縄で待ち合わせることに。その際、沖縄の人に那覇から近く綺麗な海は? と質問したところ、皆揃って「阿嘉島! 」との答えてられて、これはもう行くしかないと思い阿嘉島行きを決めました。実を言うと私自身も阿嘉島の存在をその時はじめて知りました。

存在を知られていないのもそのはず、阿嘉島にはホテルやレストランはほとんどなく、いい意味で観光地化されていない島なのです。

しかも人口も275人と非常に少ないです。だからこそ阿嘉島はどこよりも綺麗な海を保っているのです。

阿嘉島の海はこう楽しもう!

阿嘉島の海はとにかく透明感が高いです。 よく「エメラルドブルー」や「エメラルドグリーン」などと表現される海がありますが、それとは完全に異なります。山の上流に流れる透き通った川思い浮かべてもらった方が近いかと思います。透明度が高すぎて、シュノーケリングをしなくても魚を見ることが出来てしまう程です。そして阿嘉島の周辺にはたくさんウミガメたちが生息しているので、運が良ければ出会えるかもしれません。
そんな海では、とにかくのんびりすることにつきると私は思っています。

阿嘉島はリゾート地の様に浜辺にお洒落なカフェやバーがある様な場所ではありません。とにかくありのままの自然が残っている島なのです。そういう所では、携帯の電源はOFFにして、音楽は聴かずに、BGMは波と風の音、誰もいない浜辺に寝転がって自然と一体化するのが最も心地よいです。今の時代にこんなことが出来る場所はそう多くは残っていないと思います。そんな素晴らしい島が、大都会那覇の目と鼻の先にあるなんて、信じられないですよね。

阿嘉島のビーチの特徴

阿嘉島には大きく分けて4つのビーチがあります。

北浜(ニシハマ)ビーチ:映画やCMのロケ場所としても使われている阿嘉島で最も有名なビーチ。

北浜(ニシハマ)ビーチ 阿嘉島
提供 座間味村

ヒズシ:展望台の先にあるビーチ。阿嘉島の西側に位置しているため綺麗な夕日を見たいという方には絶好のスポットになっています。

前浜:集落から最も近いビーチ。景観はほかのビーチと比べてあまり良くないが、アクセスは最もしやすい。売店も近くにあります。

前浜 阿嘉島
提供 座間味村

後原(クシバル):港から遠く、草木の生える森の様な山道を行かないとならないので、徒歩で行くには少し難しい。しかし島の最西端にあるので本当に天然のビーチが味わえる場所でもあります。

後原(クシバル) 阿嘉島
提供 座間味村

私は最も人が少なく綺麗なビーチと沖縄在住の方に教えていただきで後原に行きました。阿嘉島の他のビーチと比べても、静かで波も非常に穏やかです。私が訪れた時は、観光シーズン真っ只中にもかかわらず他の観光客がいなくて、まさにプライベートビーチのようでした。

阿嘉島の行き方

後原(クシバル) 阿嘉島
提供 座間味村

沖縄本島の西に約40km離れた阿嘉島に行くには、那覇からフェリーもしくは高速船で行けます。

どちらも乗り場は「とまりん」という複合旅客ターミナルです。那覇空港からモノレール「ゆいレール」に乗車し15分ほどで最寄り駅「美栄橋駅」に到着できるので、アクセスは抜群に良いです。そこから徒歩10分ほどで「とまりん」に行けます。

駐車場も併設しているので市外から行くことも可能です。ただ朝方は非常に混み合うので、車で行く場合は余裕を持って行くことを強くおすすめします。

とまりん
公式サイト:http://www.tomarin.com/
住所:沖縄県那覇市前島3丁目25-1

・フェリーの場合 (フェリー座間味)
1日1-2便 大人往復4,030円 子供往復2,020円
・高速船の場合(クイーン座間味)
1日2-3便 場合大人往復5,970円 子供往復2,990円
※シーズンによって時間や本数が変わるので、詳しい時間は公式ホームページで確認してください。

座間三村
公式サイト:http://www.vill.zamami.okinawa.jp

阿嘉島を楽しむための注意点

阿嘉島は観光地化されていない島なので、楽しむためにはちょっとした注意点があります。下記にまとめてみたので参考にしてください。

・売店数が多いわけではないので、通常のリゾート化されている場所ならあるけれど、無い場合があります。絶対に必要だと思うものはあらかじめ用意しておきましょう。ビーチに行く前に売店で購入していくのもいいと思いますが、本土より物価は1.5倍ほど高いです。

・後原は地形が珊瑚でごつごつしているので、裸足やビーチサンダルではなく、足に固定できるマリンシューズなどがおすすめです。

・満潮になると波が激しくなるので、干潮の時間をあらかじめ調べて行くことをおすすめします。

・宿泊施設が少なく満室になってしまうことも多いので、日帰りができるので宿泊は沖縄本島でということも可能です。どうしても宿泊をしたい方は早めに宿の予約をすることをおすすめします。

誰にも邪魔されないSea lifeを満喫できる阿嘉島で、のんびりと過ごしてみませんか?

文・写真:片岡力也

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