タイに行ったらぜひ手に入れたいモノの一つ。それが嗅ぎ薬のヤードム(ยาดม=yadom)です。

ほかの国ではまず売っていない上に小さくてかさばらないので、タイに行ったらきっとまとめ買いしたくなるはず。タイならではの個性派アイテム、ヤードムの性能や種類、購入場所など、お役立ち情報を紹介します。

タイ人の必需品、ヤードムって何?どうやって使うの?

そもそもヤードムとはどのようなモノなのでしょう? タイ語で「ヤー(ยา)」とは「薬」を、「ドム(ดม)」とは「嗅ぐ」を意味します。つまり、ヤードム(ยาดม)とは「嗅ぎ薬」のこと。メンソールなどの清涼感のある香りを染み込ませたスティック状のアロマがヤードム。常夏の国に暮らす人々の生活の知恵が生み出したアイデア商品なのです。

一見、薬用リップスティックのようなこのヤードムの使い方はとってもカンタン。

タイ人の必需品、ヤードムって何?どうやって使うの?

一部のブランド(VAPEX)以外、ヤードムの容器は①キャップ ②スティック ③液体の入った容器 に分解できます。①のキャップを回すと、②スティックが現れます。この②スティックを鼻に入れて使うのがタイ人の使用方法。鼻孔から直接、香りを嗅ぐわけです。

タイでは、町中で鼻にこのヤードムを入れた人を見かけることがよくあります。でも、決してびっくりしないでください。鼻にヤードムを入れるのはタイ人にとって、ごく普通の使用方法なのです。この方法に抵抗があるという人は、ただ鼻に近づけて香りを嗅ぐだけでOK。十分効果が得られます。

次に②スティックを持ったまま、③アロマの入っている容器を回してみましょう。液体を直接付けられる容器が顔を出します。肌に直接塗ったり、気になる箇所につけるときにはこちらを使ってください。

ヤードムにはこのように、鼻から香りを嗅ぐ方法と香水のように肌つける2Wayの使い方があります。

便利に使えるヤードム7つの用途法

便利に使えるヤードムの用途は多岐にわたります。

1. 気分転換に

気分をリフレッシュしたいときに、タイ人はすかさずヤードムを使用します。電車の中であろうと、歩きながらであろうと、使いたいときが「ヤードムタイム」。タイ人にとってヤードムはポケットやバッグの常備品なのです。

2. 頭痛対策に

ちょっと頭痛がしたとき、下部の容器を使って、液をこめかみになどにつけるのがタイ人流の頭痛対策。頭痛が軽くなるような気がしてくるから不思議です。

3. 鼻づまり時に

鼻がつまったなと思ったら、ヤードムの出番です。鼻に入れて使うことは言うまでもありません。

4. 虫に刺されたら

一年中、蚊が多いタイ。蚊に刺されたらヤードムをさっと取り出して、刺された箇所に塗りましょう。清涼感のある香りが痒みを和らげてくれるかも!?

5. 眠気覚ましに

眠いなと思ったら、ヤードムを使ってみては? 目の下のちょっとつけるだけで意識が覚醒して、目がすっきり冴えます。この用途で使う場合は、メンソールの香りが強いタイプがいいでしょう。ただしつけすぎには要注意。涙がとまらなくなります。

6. 乗り物酔いに

バスやタクシー、船に酔った–。そんなときもヤードムの出番です。鼻に入れたり、耳の下に塗
ったりすれば、つらい気分を和らげらる一助にはなるはずです。

7. 暑さ対策

年間を通して暑い日が続くタイ。人々が頼りにするのはエアコン、扇風機、それからヤードムです。タイ人は皆、清涼感のあるヤードムを使って暑さとうまくつきあっているのです。

ヤードムの成分はアロマや漢方がベース

ヤードムにはさまざまな種類があります。肌につけるものなので、気になるのがヤードムの成分ですが、配合されているのはアロマや漢方をベースにした植物由来の成分です。具体的にどんな成分が配合されているのか知りたい方は、容器をチェックしてみてください。そこに詳しく出ています。

ヤードムの成分はアロマや漢方がベース

<主な成分>

  • メンソール
  • ペパーミント
  • 樟脳(ショウノウ)
  • ボルネオール(ボルネオショウノウ)
  • ユーカリ
  • オレンジピール
  • アニス
  • ベルガモット
  • クローブ
  • レモングラス
  • ターメリック
  • コショウ

なお、お土産にする場合、Lデソキシェフェドリン(l-desoxyephedrine)が含まれていないかどうかを念のためチェックしておきましょう。

現在、タイで販売されているヤードムにはほとんど配合されていることはありませんが、Lデソキシェフェドリンの成分が入ったヤードムは日本の薬事法で禁止されています。日本に持ち込むことはできませんので、容器やパッケージに出ている成分を確認して購入するようにしましょう。

ヤードムはここで買おう

ヤードムはここで買おう

ヤードムはタイ人の常備品だけに、町で簡単に手に入ります。購入できる場所は以下の通り。

  • コンビニ
  • ドラッグストア(ブーツやワトソンズ、ツルハドラッグなど)
  • スーパーマーケット(フードランドやトップス、ヴィラマーケット、フジスーパーなど)
  • 総合量販店(BigCやテスコロータスなど)

コンビニの場合、レジ前に必ずヤードムのコーナーがあります。旅行客にとってもっともヤードムを探しやすいのはコンビニです。コンビニの店舗はバンコク市内なら町のあちこちにあるので、ヤードムを買う場所には困りません。

ヤードムの主要ブランド

ヤードムの主要ブランド

ヤードムにはたくさんのブランドがあります。中でも、バリエーションが多く、タイ人から圧倒的な支持を得ているのは以下のブランドです。

1.ポイシアン(POY-SIAN)

タイのGold Mints Products Co.,Ltd製のヤードム。非常に人気がある定番ブランド。ヤードムの代名詞的存在です。20バーツ(約70円)

2.ペパーミントフィールド(Peppermint Field)

タイのBertram Chemical Co.,LTD製のヤードム。パッケージが可愛らしく、女性に人気があるブランドです。 22バーツ(約75円)

3.VAPEX

スイスのBayer Consumer Care Co.,LTD製のヤードム。25バーツ(約85円)

4.Boots

英国のドラッグストアチェーン、Bootsのプライベートブランドです。値段が一番安いので気軽に使えそうです。15バーツ(約50円)

このうち、ラインナップの豊富さでは「ポイシアン」と「ペパーミントフィールド」に軍配があがります。複数のブランドのさまざまなヤードムを買って、好みの香りを探してみてはいかがでしょうか。

ヤードムの姉妹品はこんなにある!

ヤードムは、スティックタイプの容器に入った嗅ぎ薬を指しますが、タイにはヤードムと同じような効果効能を持ち、異なる容器に入った姉妹品がたくさん発売されています。

1.リップスティックタイプ

リップスティックタイプ 

「ペパーミントフィールド バームスティック」(55バーツ=約190円)がこのタイプ。リップスティックと同じように、容器のお尻部分を回してスティックを出して使います。

2.ジャータイプ

ジャータイプ

小さなジャー容器に入っています。指で適量を取って、こめかみや耳の下、虫刺さされ跡など、気になる箇所につけて使いましょう。「ペパーミントフィールド バームジェル」は55バーツ(約190円)、「TIFFY RUB」は20バーツ(約70円)です。

3.ロールオンタイプ

ロールオンタイプ

ジャータイプと違って、こちらは指を使わずに使用できます。「SIANG PURE」、「PIM-SAEN バームオイル」ともに42バーツ(約140円)です。

4.瓶入りタイプ

瓶入りタイプ

香りの液体をそのまま小さな瓶に入れているのがこのタイプ。液に粘度があるため、一気にこぼれないようになっています。「PIM-SAEN バームオイル」は25バーツ(約85円)です。

5. 容器タイプ

容器タイプ

肌につけるのではなく、匂いを嗅ぐだけの容器に入ったタイプです。「Kanplu Harbal Inhalant」は39バーツ(約135円)、「SOM-O-MEUH INHALER」は32バーツ(約110円)です。

使用シーンや用途に合わせて、ヤードムを複数揃えておくのも楽しそう。値段が安く、場所を取らないのでお土産にもぴったり。タイ人の独特の使用方法や、用途や効果を紹介しながら友人や家族にプレゼントすれば、その場が盛り上がること確実です。

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※1タイバーツ=約3.4円(2016年3月現在)