「世界28ヶ国 有給休暇・国際比較調査2016」 日本の有休消化率、2013年以来3年ぶりに最下位に
世界最大級の総合旅行サイト・エクスペディアの日本語サイト、エクスペディア・ジャパン(www.expedia.co.jp)では、毎年恒例の有給休暇の国際比較調査を実施しました。世界28ヶ国18歳以上の有職者男女計9,424名を対象とした2016年の結果を発表いたします。
[調査結果]https://welove.expedia.co.jp/infographics/holiday-deprivation2016/
日本の有休消化率、3年ぶりの最下位に!!
有給休暇取得の義務化など法改正の話題も出ている日本が、今年は3年ぶりに世界で最下位の有休消化率という結果になりました。 2013年以降回復を見せていた日本でしたが、昨年の60%を10%も下回り、そして2014年、2015年ワーストであった韓国を3%下回り世界最下位に返り咲くこととなってしまいました。
休みを取っていないのに!世界一、休み不足と感じてない日本人
日本人は有休消化率が世界一低いにも関わらず、「休みが不足している」と感じる人は約3割で、世界一休みを欲しがっていないことがわかりました。
ちなみに、休み不足と感じる人が最も多かったスペインは、30日も付与されている上に有休消化率は100%なのですが、現状の支給日数にも満足していないようです。
日本人は休みを取ることに「罪悪感」、職場の空気を読んで取っていない!?
休みを取ることに「罪悪感がある」と考える日本人の割合は約6割にものぼり、韓国に次いで世界で2番目に多い結果となりました。
また、日本人が休みを取らない理由のTOP2で職場の環境があげられており、そのうち「同僚が休んでいない」と考える人の割合は世界一多いことがわかりました。日本では自身の休みよりも職場の空気を読むことが重要視されているのかもしれません。
休みに無頓着な日本人。上司とのコミュニケーション不足も?
自身の有休支給日数を知らない日本人は約半数にものぼりました。これは2位の韓国を二倍以上引き離しダントツでTOPの結果です。
また、「あなたの上司は有給休暇を取ることに協力的ですか?」という質問に対し、3人に1人が「わからない」と回答していることは、職場の空気を読んで有休についてコミュニケーションすらなされておらず、結果、無頓着とも取れる結果となっているのかもしれません。
休暇中も「一日中」仕事のメールを見てしまう日本人
日本人の22%が、休暇中にも関わらず仕事のメールを「一日中」見てしまうと回答。休暇中でも仕事のことが気になってしまい、頭から離れていないことが伺えます。韓国に次いで2位の結果になりました。
日本人は長期休暇よりも休みを振り分ける。 世界一の「一人旅好き」も影響?
休暇の取り方について聞いてみると、「短い休暇を複数回取る」と回答した人が57%と世界一多い結果となりました。ここでも仕事のスケジュールや人手不足で休みを取りにくい状況が伺えます。
また、世界各国の「一人旅を好む」人の割合を見てみると、日本人の約3人に1人が一人旅を好んでおり、これも世界一多い結果となりました。休みが取りにくい日本人は家族や友人と休みを合わせることが難しいことから一人旅の頻度が増え、その結果、一人旅の良さに気付く機会が多いのかもしれません。
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