グアムの青の洞窟へ!ジャングルを探検できる「パガットケーブツアー」

グアムの青の洞窟へ!ジャングルを探検できる「パガットケーブツアー」

手軽に行けるリゾート地として人気のグアムですが、島のうち、約7割が自然に覆われ、いまだ未開の地となっていることをご存知でしたか?

ブランドショップやレストランが建ち並び観光客が行き交うグアムおなじみの風景は、実はグアムのごく一部。それ以外は、深い深いジャングルに覆われているのです。今回は、そんなグアムの素顔に触れたくて、ジャングルトレッキングに参加してみました。

トレッキングツアーはいくつかありますが、地下洞窟に隠された青い泉を訪れるという、フロンティアツアーズが催行する「パガットケーブ」ツアーに挑戦することにしました。

8:00 ホテル出発。車で20分のパガットケーブへ

ホテルのロビーで待っていると、バンで迎えに来てくれたのはガイドの安部さん。日に焼けた肌と柔和な笑顔が印象的。ケーブへと向かう道々話しを聞いてみると、なんと安部さんは世界各地をヨットやカヌー、自転車などで旅したことがある冒険家だそう。15年前にグアムに上陸してからは、グアムの大自然と歴史に惹かれてグアム中を探検しているそうです。まさにインディ・ジョーンズの世界みたい!?幼い頃からずーっと冒険とか未開の地とかに憧れている私は、テンションが上がりまくりです。

9:00 トレッキング開始。いざジャングルへ出発!

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今日の探検は、大阪からいらした女子2人組と一緒。中学校からの仲良しで今回は休みを合わせてグアムに来たそう。安部さんから水やおにぎり、バナナやお菓子、泉で使うゴーグルや水中ライトを受け取り、全部自分のリュックに詰めていきます。自分の物は自分で持つ、それがサバイバルの基本なんですね!

ちなみに今回の探検では両手が使えるようにバックパックで来るよう指定がありました。事前にお願いしておけば、無料で貸してもらえます。

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タモンから山道を20分ほど車で行くと、道路の脇にひっそりと看板が掲げられた、ケーブの入り口に辿り着きました。個人で来たらとても分かりそうにありません。身支度を整えて準備体操をしたら、いよいよジャングル探検のスタートです!最初は草の刈られた歩きやすい道。

安部さんに植物や昆虫などの説明を受けながら進みます。

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ところで、ジャングルに足を踏み入れた瞬間から気になっていることがありました。これだけのジャングルならば、かなりの数の鳥がいそうなものですが、まったく鳥の鳴き声が聞こえないのです。安部さんにそのことを聞いてみると、グアムにはかなりの数のヘビがいて、長い年月の間に鳥の卵はヘビに食べられてしまい、ほぼ絶滅してしまったとのこと。この森の王者はヘビなんですね…。でもヘビは夜行性なので、ご安心を!
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中級レベルのトレッキングと聞いていましたが、週2回ジムに通って運動している私は、そうつらくないだろうと高をくくっていました。でも甘かった。苔の生えた岩場をロープを伝って下ったり、枝を支えにして腕一本で進んだりと想像以上にハード。1時間ほどかかって、ようやく洞窟の入り口にたどり着きました。

10:00 洞窟到着。青の洞窟以上!?驚くほど神秘的な洞窟内の光景

さあ、いよいよ洞窟に到着です。ごつごつした岩場が洞窟の入り口。中は真っ暗なので、ライトを手元に準備し、岩の間の切れ目にスーッと入っていく安部さんのあとに私たちも続きます。

洞窟の中では、手元のライトだけが頼りです。濡れた岩場がつるつる滑るのでご用心。5メートルほど下ると、ひらけた空間に出ました。荷物を降ろして、水に濡れたら困るものはすべてここに置いていきます。ここ最近観光客の増加とともに、置き引きも増えてきているので、貴重品は一切持ってこない方がベター。気になるカメラですが、防水のものか、水中ハウジングがあった方が安心です。それ以外のものはジップつきの袋に入れて持って行きます。

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水着になって、泉に入る準備は万端。真っ暗な水の中におそるおそる1歩を踏み出します。冷たくて火照った体に気持ちいい!

ひんやりとした水をかきわけて、さらに洞窟の奥へと進みます。狭い穴をくぐり抜けると、広い空間にでました。

洞窟内は真っ暗ですが、安部さんがライトをつけたその瞬間、洞窟内は神秘的なブルーに!ライトに当たった水が透き通って本当にきれいです。さっそく持参したシュノーケルセットを装着して泳いでみました。水中には鍾乳石が見られ、地上とはまた違った世界が広がります。海水と地下水の浸食でこんな地形が生まれたなんて、驚きです。

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奥の方は深くてまったく足がつきません。外洋ともつながっているので、あんまり奥に行き過ぎないように。泳ぎが心配な方にはライフジャケットもあるので安心です。

なんと、安部さんは大島優子ちゃんを案内したことも! 優子ちゃんがここを訪れたときにポーズを撮った「ユウコズロック(Yuko’s rock)」でポーズを決めてみたり。安部さんいわく、通り抜ければ幸せになれるという、「ハッピーホール」をくぐって頭をぶつけたり。地上とは違う不思議な空間を満喫しました。

11:20 洞窟をあとにし、海に向けて出発

1時間ほど泉で遊んで体も冷えてきた頃、名残惜しく洞窟を後にします。洞窟から外に出ると一気にもわっとした熱帯特有の空気に包まれました。

そうそう、泉の中は岩がごつごつしているので、足を傷つけないように靴をはいたまま入ります。その後、ジャングルも同じびちゃびちゃの靴で歩くことになるので、気になる方はスニーカーよりスポーツサンダルの方がラクかも。蚊も多いので、できるだけ肌の露出は避けたいところ。私は短パンにレギンスで臨んだのですが、濡れた肌とレギンスはかなり相性が悪かったです。速乾性のズボンにソックス、スポーツサンダルというのが良さそうです。

ところで、気になるトイレ事情なのですが、ジャングルにはトイレはありません。ですが、岩陰や草むら、蔓の中など、安部さんが発見した最適な場所が確保されているので、我慢できなくなったらすぐに安部さんに申し出てくださいね!

12:00 ようやく見えてきた!世界一深いマリアナ海溝

海まで歩く途中にも見所はたくさん。そのうちのひとつが、古代チャモロ人の家の土台だったラッテストーンです。近くには石臼も。かつてはここに集落があったんですね。

背丈ほどの草をかき分けると、見たことないほどのブルーが目に飛び込んできました!

いよいよランチタイムまであと少し。ごつごつした花崗岩をよじ登って、見晴らしの良い場所に到着。ここで待ちに待ったお弁当をいただきます。たくさん体を動かした後なので、お腹はもうぺこぺこ。安部さん太鼓判のおにぎりは、日本の2倍近く大きくて具もこぼれんばかり!

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お昼を食べてしばらくフリータイム。安部さんがグアムの州旗を持ってきていたので、海をバックに旗と一緒に記念撮影をします。ところでこの旗のレモンのような形、なんだと思いますか?ヤシの実かと思いきや、なんとこれはグアムで採れた石で作った武器である投石器だそう。チャモロ人はかつてこの投石器を投げ合って戦っていたのです。そんな武器が州旗になったなんて驚き。

出発前に安部さんが、「ここからハートが見えるよ」と教えてくれました。ハートの形をうまく写真におさめられたら、恋愛が成就するかもしれない、と聞いて思わず熱中。

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うん、悪くはない。きっと近々良いご縁に恵まれるはず!

13:20 ジャングルの中でのサバイバル講座

来た道を戻りつつ、帰りも安部さんのサバイバル講座が続きます。実は安部さんは28年間グアムで潜伏生活を送っていた横井庄一さんのことを、熱心に研究されている方。横井さんの奥さんとともに、横井ケーブを守る活動もしているそうです。

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横井さんの潜伏期間を支えたひとつがココナッツ。ココナッツの繊維をランプにしたり、抽出したココナッツオイルで天ぷらを揚げたりしていたそう。ところでココナッツの三つの穴はサルの顔みたいでかわいい。心なしか似てる…?
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こちらはワイルドハイビスカス。木の皮の内側に繊維があり、これを指でくるくると巻き取るようにまわすと、一本の糸になります。実際にやってみたけれど、なかなか難しい。横井さんはこれを織って服にしたり、束にしてロープを作ったり、編みこんで作った籠で小動物などを捕まえたりして、28年間もの潜伏期間を乗り切っていたのです。

14:30 ゴール!探検を終えた仲間と乾杯

さあ、最後の力を振り絞って坂を上りましょう。行きに下ってしまった分、帰り道はひたすら上りです。全行程の高低差は100メートルほど。20分ほど歩いていくとようやくゴール! 安部さんが冷やしておいてくれたジュースで、探検を乗り切ったみんなと乾杯! サイコーの気分です。

このツアーをよりおもしろくしているのが、安部さんの博識です。自然だけではなく、グアムの文化や歴史のことも詳しい安部さんのお話を聞いていると、グアムについて大いに興味を持つことが出来ました。

それにしても、ジャングルの中で身を守る術を知っていたり、人一倍体力があったり、やっぱり探検家ってかっこいい。一緒に撮っていただいた写真は、末代まで大事にするつもりです!

 

※ちなみに、残念ながらこの区域は、近い将来米軍の敷地となる可能性があります。一般の立ち入り禁止になるかもしれませんので、早めに行かれることをオススメします。

ツアーの問合せ:
フロンティアツアーズ http://frontiertours.pya.jp/
パガットケーブツアー $85 所用7時間 送迎、ガイド、昼食など込み

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