投稿者 : シドー、投稿日 2014 年 12月22日

これぞニューヨーク!を見逃さない セントラルパーク・セルフツアー

一度は行ってみたいアメリカの大都市、ニューヨーク。見どころはたくさんありますが、セントラルパークの観光には少し苦労する人もいるようです。広すぎていまいち見どころがわからないまま、あてどなくさまようこと数時間……。確かにそれでは、せっかくの時間がもったいないですよね。

そこで、映画やテレビでよく見る「これぞニューヨーク!」という景色を確実に見られる場所をピンポイントでご紹介します。見たいものを選んで一筆書きで辿れば、充実したセルフツアーの完成です!

セントラルパーク突入は南から徒歩で

南北に4km、東西に0.8kmあるセントラルパークの面積は、なんと東京ドーム68個分。広いからといって自転車を借りる人もいますが、サイクリングが許可されている道路からはほとんど何も見えません。やはり、頼りになるのは自分の足! 観光客にとっての見どころが集中している南側に絞って回れば大丈夫です。絵になる写真が撮れるおススメの入口は、南東と南西の2つがあります。

南東のグランド・アーミー・プラザからスタートする場合

ブランドショッピングで有名な五番街から近い南東の角はグランド・アーミー・プラザ。道路から公園内はほとんど見えず、階段を下りて入ります。アップダウンが激しく、どこか日本の庭園にも通じる雰囲気があるのが特徴です。ウォルマン・スケートリンク(冬季のみ)やセントラルパーク動物園があるのもこのエリア。そちらに興味のある人は、南東からのスタートが便利です。

南西のコロンブス・サークルからスタートする場合

都会から一転し目の前に広がる芝生へゆるやかに入っていく。セントラルパークにそんなイメージを持っている場合は、南西の角からのスタートが最適。ロータリーが美しいコロンブス・サークルの中央には噴水があり、昼食時はニューヨーカーで賑わいます。

ニューヨークらしい、あの景色が見られる場所

IMAGINEの記念碑であるストロベリー·フィールズ、メリーゴーランド、野外劇場……人々が集まる場所は、セントラルパークの中にたくさんあります。しかし、やはり観光客が見逃してはならない景色は、あの道、あの池、そして、あの芝生ではないでしょうか?

あの道の名前は「ザ・モール」

遥か高く、両側から完璧なアーチを描く木々に守られた道「ザ・モール」。公園設計士がもっともこだわって造った場所です。150年以上丹念に育てられた木々は、春夏秋冬どの季節でも、とても豊かな表情を見せてくれます。終着点が開けたエリアの方が感動が大きいため、ザ・モールを歩く際は南の端から北に向かうのがおすすめです。真っ直ぐ歩けば、池のそばの天使像が見える広場の上に行き当たります。天使像前にある階段下のベセスダ・テラスもお見逃しなく。

あの池の名前は「ザ・レイク」

セントラルパークに数ある池の中でも、もっとも素晴らしい景観を誇るのが「ザ・レイク」です。ザ・モールを抜けて辿りついた天使像があるのもザ・レイク。しかし、そこから見どころは見えません。池沿いの細い道を西に向かって歩きましょう。橋が見えてからが絶景ポイントです。北~北西に向かって橋や城(山道の上にあるベルバドール城)、池の対岸の木々の向こうにはとても絵になる2本の塔がそびえる建物「サン・レモ」が臨めます。

あの芝生の名前は「シープ・メドウ」

芝生がいたるところにあるセントラルパークですが、大都会を背景にした「あのだだっ広い芝生」で一番南から近いのはどこでしょう? それが、ザ・モールに並行して西側にある「シープ・メドウ」です。北側から入り、南を向いた景色がいかにもニューヨーク! 芝生にゴロゴロと寝転がり、好きなだけ雰囲気を満喫した後は、芝生から高層ビルまでの写真撮影を忘れずに。

これらすべてが、南北に長いセントラルパークの南側4分の1程度に集中しているので、徒歩でも大丈夫。新緑の美しい春、緑豊かな夏、紅葉の素晴らしい秋、雪景色が見られる冬。四季それぞれ、そのときにしか見られないニューヨークの表情を、ぜひセルフツアーで満喫してください。