投稿者 : 章太郎 高井、投稿日 2017 年 9月20日

日本人の口にも合う!グアムのチャモロ料理10

みなさん、グアムに伝わるチャモロ料理をご存知ですか?先住民族のチャモロ人の料理をベースに、スペインやアメリカ、日本、フィリピンなどさまざまな国の影響を受けた郷土料理です。多彩なスパイスを使った料理は「甘味」「辛味」「酸味」がそれぞれしっかり主張し合うインパクトのある味わい。隠し味に醤油を使っている料理もあり日本人の口に合うと評判です!今回はグアムで試して欲しいチャモロ料理を紹介します。

レッドライス/Red Rice

レッドライス/Red Rice

チャモロ料理といえばレッドライス…というくらいポピュラーな存在。染料や食品着色料に使われるアチョーテ(ベニノキ)の実と一緒に炊いたライスのことです。赤く染まったライスは見た目も華やかで、グアムのお祭りには欠かせません。グアムのレストランでは、白米とレッドライスから好きな方を選べることも。プレートランチでも定番です。アチョーテの実はビタミンAが豊富で、殺菌効果もあるそうです。

ケラグエン/Kelaguen

ケラグエン/Kelaguen

Ph sstrieu via Flickr

鶏肉や牛肉、魚介を、タマネギとチリ、レモン、ココナッツでマリネにした前菜。レストランのメニューには、チキンケラグエン、ビーフケラグエン、シュリンプケラグエンなどと書かれています。魚介はエビ以外にタコや白身魚を使うことも。酸味の効いたさっぱりとした味は、南の島の気候にぴったり。グアムでは家庭でもよく食べられるソウルフードです。かなりチリを効かせた辛いケラグエンもありますのでご注意を!

 

ドライビーフ/Dried Beef

ドライビーフ/Dried Beef
Ph Getty Images for GUAM VISITORS BUREAU

チャモロ語でティナラ・カットネ(Tinala Katne)という、グアムスタイルのドライビールです。ニンニクやタマネギ、チリを入れた醤油ベースのタレに漬けこみ、軽く乾かしてから焼くか揚げるかしたソフトドライタイプ。乾燥しきっていない状態で仕上げているので、ジューシーで旨みもたっぷり。店によって漬けダレや調理方法が異なるので、好みの味を探してみて。濃厚な味付けはビールのつまみとしても最高です。

バーベキュー・リブ/Barbeque Rib

バーベキュー・リブ/Barbeque Rib

グアムの人たちはバーベキューが大好き。休みの日は家の庭やバーベキュー施設で、ジュージューと食材を焼いている姿を見かけます。バーベキューのメインディッシュは、豚のリブ。肋骨部分の肉を骨付きのまま焼く豪快な料理です。ドライビーフと同じように、醤油ベースのタレに漬けこんだ肉を焼くのですが、砂糖も加えた甘辛い味は日本人にも好評なんです。レッドライスとの相性は抜群です。

ブタイの姿揚げ/Parrot Fish

ブタイの姿揚げ/Parrot Fish
Ph Getty Images for GUAM VISITORS BUREAU

地元でとれた魚を丸ごと揚げた、シンプルでダイナミックな料理。スノーケリングなどで見られるブダイも、姿揚げにして食べられちゃいます。海で見るブダイは色鮮やかで味は想像できませんが、少し甘味のある上品な白身は食材として優秀。痛みやすいので新鮮なうちに食べるのが鉄則ですが、揚げると少し鮮度が落ちていてもおいしく食べられます。これは気温の高い南の島の知恵でしょう。醤油ベースのタレやココナッツソースでいただきます。

チャモロ・ビステイク/Chamoro Bisteak

チャモロ・ビステイク/Chamoro Bisteak
Ph Getty Images for GUAM VISITORS BUREAU

薄切りにした牛肉をタマネギやパプリカなどの野菜と一緒に煮込んだ、チャモロ風のビーフシチューのこと。醤油とビネガーで味付けされた、酸味の効いた一品です。赤い色はレッドライスにも使われるアチョーテの実によるもの。一見、ケチャップの味を想像してしまいますが、ビネガーの酸味とともに牛肉の旨味をしっかりと感じられるあっさりとした料理です。

ココナッツ・トルティーヤ/Coconut Tortillas

ココナッツ・トルティーヤ/Coconut Tortillas
Ph GUAM VISITORS BUREAU

グアムの料理には、ココナッツミルクや細かく砕いたココナッツの実、パウダーなど、さまざまなところでココナッツが使われています。トルティーヤもココナッツの香りが漂う南国スタイル。ほんのり甘いのでデザートとして食べられるのが一般的です。朝食にパンケーキのようにして食べることもあります。

ブチ・ブチ/Buchi Buchi

ブチ・ブチ/Buchi Buchi
Ph GUAM VISITORS BUREAU

地元の人たちが小腹がすいたときのおやつとして好んでいるのがブチ・ブチ。もっちりとした生地でカボチャのペーストを包み、そのまま揚げたもの。カボチャの濃厚な甘味が引き立ちます。地元のベーカリーなどで見かけるスナックですが、ベーカリーでは揚げずに焼くことが多いようです。

アピギギ/Apigigi

アピギギ/Apigigi
Ph GUAM VISITORS BUREAU

チャモロ料理はスイーツも充実しています。日本人に評判がいいのはアピギギという伝統的なデザート。タピオカ、ココナッツミルク、ココナッツの実、砂糖を混ぜて煮込み、バナナの葉で包んで焼きます。弾力のあるお餅のような食感で、ココナッツの優しい甘さが後を引きます。リゾートホテルの朝食ビュッフェで見かけることも多いですよ。

ラティーザ/Latiya

ラティーザ/Latiya
Ph GUAM VISITORS BUREAU

地元のひとたちが集まるパーティーでは定番のデザート。スポンジケーキの上にコンデンスミルクを使ったカスタードクリームをたっぷりのせ、シナモンパウダーを振りかけます。ポイントはカスタードクリームに使うコンデンスミルク。濃厚な甘さと独特の香りは、普通のカスタードクリームよりも中毒性がありそう。かなり甘いです!

最後に、チャモロ料理で忘れてはいけないフィナデニソースを紹介します。グアムのレストランには必ずあるといってもいい万能調味料で、醤油をベースにチリやタマネギ、ビネガー、レモン汁、砂糖などを加えたもの。

フィナデニソース
Ph nina.jsc via Flikr

酸味と辛味、甘味が融合した複雑なソースは、どんな食材にも合うんです。スーパーにも売っているので、おみやげとしても人気です。

グアムにはチャモロ料理の専門店がいくつかあり、ここで紹介している以外にもさまざまなチャモロ料理を味わえます。またナイトマーケットやお祭りで伝統的なチャモロ料理を味わえることも。見かけたらぜひ試してください。

 

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