アメリカのレストランで食事をするとなると、チップもいくら払っていいのか分からないし、ウェイターサービスもあるので、ちょっと緊張してしまうかもしれません。旅行者の中にはレストランでどうやって注文したらいいのか分からないが故に、簡単にファーストフードで食事を済ませてしまったり、短い滞在期間中、毎日同じスーパーでお惣菜を買って過ごした、なんていう話も耳にすることがあります。

そこで今回は、少しでも旅行者のアメリカのレストランに対する恐怖感克服のお手伝いできるようにと、アメリカの外食の基本的な流れや、ちょっと知っていると便利なレストランにまつわる豆知識をまとめてみました。この記事を読んで、ずっと行きたいと思っていたレストランや、新しくオープンしたお洒落なレストランでの食事にチャレンジしてみてくださいね。

お店の定員さんの種類は4種類

アメリカのレストランでは、店員さんの役割がそれぞれ分かれており、自分の役割が終了するとリレーの様に次の人にバトンタッチをします。

1)ホスト・ホステス(Host/Hostess)

お店に入った瞬間に「いらっしゃいませ!何名様ですか?」と言って挨拶をし、席まで案内をしてくれる人。この際にテーブルまで人数分のメニューを持ってきてくれることもあります。

ホスト・ホステス

2)ウェイター・ウェイトレス(Waiter/Waitress)

レストランで食事をする際にお客さんが一番お世話になるのがウェイター・ウェイトレスさんです。お客さんのお世話係のような役割なので、彼らが注文を取ったり、お冷を継ぎ足してくれたりします。ホスト・ホステスさんがメニューを持ってこなかった場合は、ウェイターさんが、テーブルで「今晩ウェイターを担当させていただきます、ニックです。」などと挨拶をしながらメニューを女性から順番に渡してくれます。

ウェイター・ウェイトレス

3)サーバー(Server)

注文したお料理を持ってきてくれる人です。レストランによってはウェイター・ウェイトレスとサーバーが一人二役になっているところもあります。

サーバー

4)バサー(Busser)

バサーとは、ウェイター・ウェイトレスのお手伝いさん的な方で、食べ終わったお皿を片付けてくれます。お客さんが帰った後にはテーブルクロスを交換したり再びテーブルをセットしたりもします。

バザー

注文の流れ:飲み物→ メイン料理→ デザート

注文の流れはほとんど日本と同じです。まずは着席するとすぐに飲み物のオーダーを聞かれます。まだドリンクメニューを見る暇もなかった場合は、とりあえず人数分のお冷やを頼んで、その間に飲み物を決めるといいでしょう。お冷や以外に何か飲み物を注文しないといけないという決まりなどはありません。

飲み物と同時、または飲み物を持ってきてくれた段階で「前菜(アペタイザー)」の注文を聞かれますが、前菜を注文しない場合はここでメインのお料理を頼みましょう。

デザートメニューと食後のコーヒーなどは食事が終わった後に注文します。お店によってはお食事のメニューにはデザートが載ってないところが多く、食べ終わった食器を片付けた後にウェイターさんがデザートメニューを持ってくるところもあります。

お料理の豆知識

ソフトドリンク・ホットコーヒーはお代わり自由!?

Restaurant

そうなんです。アメリカのほとんどのレストランで、ソーダやレモネード、アイスティーなどのソフトドリンクやホットコーヒーはお代わり自由なのです。日替わりレモネードや、カフェラテなどの凝ったドリンクになってくると2杯目も請求されることがあるので、お代わりをもらう前に確認をするようにしましょう。

好き嫌いがあっても大丈夫。サイドメニューはカスタマイズが可能。

Restaurant

肉や魚のメイン料理を頼むとついてくるのがサイドメニュー。ブロッコリーやマッシュポテトなど、事前に決められたものがついてくるのですが、コレは他のものと変えてくれることが多いです。ブロッコリーの代わりにアスパラガスやインゲン豆のソテー、マッシュポテトの替りにポテトフライやライスピラフなど、お客様の満足度を大切にする国だからこそ、苦手なものを我慢してまで食べる必要はないという考え方なのか、頼めばすんなりスイッチしてくれます。

お食事中の注意

何か必要な場合は自分のテーブルを担当しているウェイターさんに頼む。

Restaurant

残念ながらアメリカのレストランには、日本のレストランのように呼び出し用のベルはありません。そのため、日本からお越しの旅行者が一番気をつけるべき点は、何か必要な際に誰に頼むかということです。実際にレストラン内には自分のテーブルを担当してくれているウェイターさん以外に、他のテーブル担当のウェイター・ウェイトレスさん、サーバーさんやバサーさんが歩き回っているのですが、自分のテーブルを担当してくれているウェイターさん以外の人に何か物を頼むことはなるべく避けるようにしましょう。というのも、アメリカのレストランで働くウェイター・ウェイトレスさんは、チップをもらっているからこそ生活ができています。自分の担当しているテーブルにサービスをすることでチップが貰えるので、他のテーブルのお客さんから頼みごとをされると時間も取られてしまいますし困ってしまいます。しかし、飲み物をこぼしてしまった、など急にヘルプが必要な時は、担当のウェイターさんを待っている必要はありません。

「すいません!」と叫ぶのはNG

お冷のお代わりや、フォークを落としてしまって新しいものが欲しい時などは、担当のウェイターさんが気がついてくれるのを見計らって手を上げて来てくれるのを待つか、食事中、様子を伺いに何度もウェイターさんが顔を出しに来るので、その際に必要な物をまとめて頼むといいでしょう。

お勘定の仕方

Restaurant

食事が終わった頃に明細をウェイターさんが持ってくるところもありますが、向こうから持ってくると急かしているように感じるので、大抵の場合はこちらから頼むまで持ってきません。担当のウェイターさんを呼んでお勘定を意味する「Check please.(チェック プリーズ)」、や、「Can I get the check please?」等と頼むか、目があった時に空中でメモにペンで何かを書く仕草を見せるだけで気がついて明細を持ってきてくれます。これは、カード社会のアメリカでは支払う際にサインをするため、この仕草=明細が欲しい、と解釈されています。

チップは義務です。必ず渡してください。

チップは平均でだいたい合計金額の12〜20%、高級レストランになると25〜30%くらいを目安に置くようにしましょう。どんなに料理が美味しくなくても、ウェイターさんの態度が悪くても、その旨を直接伝えないのであればチップは最低10%は渡す必要があります。また、観光地にあるレストランでは、「Service charge 12.5%(チップ12.5%込み)」や「Service charge included(チップが含まれている)」などと既にチップが含まれていることもあるので明細を確認しましょう。

現金で支払う場合はテーブルに置いて行ってもOK

ちょうどチップを含めた支払額分の現金がある場合は、わざわざウェイターさんに渡さなくてもテーブルの上に料金を置いてレストランを後にしても問題ありません。クレジットカードで支払う場合は、カードが戻ってきてからチップを記入する欄に渡したいチップの額と合計金額を記入してからお客様控えにサインをします。

例外もあり。ケースバイケースでご対応を

今回ご紹介したのは、あくまで落ち着いて座ってレストランで食事をする際の情報です。カウンターで注文をして、先に支払いを済ませ、番号札を渡されて後で食事をテーブルに持ってきてくれるスタイルのカフェやコーヒーショップ、また最近流行りのフードトラックや露店などのお店では、チップを渡さなくてもよい場合もあります。さらに、デニーズのようなカジュアルなダイナーでは、ウェイターがいてもお勘定はレジで支払う場合もあり、その際にはチップだけ現金でテーブルに置いていくことも可能です。周りのお客さんの様子を観察しながら、その都度シチュエーションに合った対応をするといいでしょう。アメリカの外食文化は少し日本のもと違うところもありますが、シチュエーションに合わせて、周りを見ながらスマートに文化に馴染むようにしましょう。

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