1日限定20名!“世界一美しい景色”「ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

1日限定20名!“世界一美しい景色”「ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

絶景本やテレビ番組で幾度となく紹介されてきた「ザ・ウェーブ」。その名の通り、まるで砂岩の層が波のように滑らかに波打ち、不思議なグラデーションを造り出しています。

この圧倒的な景観を一度見てみたい!と思う方も多いはず。しかしこれ、実は見るのがすごーく難しいのです。なぜならここに訪れるには許可証が必要で、その権利を得られる人は1日わずか20人。そのうち10人はWebの事前抽選で選ばれ、もう10人は前日にビジターセンターで行われる抽選会で決まります。

Webでの抽選が行われるのは4ヶ月前。残念ながらそんな先の予定を決められるほど計画性のある人生を送っていません。なので、現地に直接赴いて抽選に参加することにしました。さて、その結果は……?

抽選会場は「カナブ・ビジターセンター」。8時半から受付開始

7時過ぎにホテル出発!いざ抽選会場へ

ザ・ウェーブがあるのは、ユタ州のバーミリオン・クリフ国定公園内。抽選はカナブという街にあるビジターセンターで行われます。前日、ラスベガスからザイオンに移動した私は、その日の宿をザイオン国立公園に近いラ・バーキンという街の「ベスト・ウェスタン・ザイオン・ウェストホテル」に取りました。

アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

きれいなホテルなのですが、ここは歩いていける距離にレストランがないので要注意! ホテルの向かいにスーパーがあるので、そこでお総菜を買って部屋のレンジで温めて食べました。

アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

ここからカナブ・ビジターセンターまでは、65マイル(約104㎞)、1時間10分くらい。抽選の受付は8時半〜9時なので、7時過ぎにホテルを出れば間に合うはずです。朝食は6時半から食べることができます。

7時15分にホテルを出ましたが、10月下旬だとまだ真っ暗。それもそのはず。ラスベガス時間では朝6時過ぎです。7時50分あたりで、ようやく辺りが明るくなってきます。

ビジターセンター到着!わずか10名の枠を求めて世界各国の旅人が集結

順調に運転し、8時過ぎにビジターセンターに到着。駐車場はすでにいっぱいです。中に入っても人でごった返しています。

アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

「ニーハオ」とフレンドリーな中国人のジェントルマンから話しかけられしばし談笑。1ヶ月かけてアメリカをドライブ旅行しているんだとか。その他、イタリア、クロアチア、オーストラリア、スペインなど世界各国からわずか10名の枠を求めて、この小さな町の小さなビジターセンターに人々が集います。

係りの人登場!いよいよ抽選会がはじまる

アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

8時半頃になると、係りのおじさんが「心得」的なものを話しはじめます。

まず、明日はあまり天候が良くないこと、とてもハードなトレッキングルートなので今までに遭難者が出たことがあること、日常的にトレッキングなどをしていて健康上問題ない人が望ましいということなど。英語で説明されるので全くわからないとちょっと心細いかも。

アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

「死ぬな」という注意書きもあります。洪水の確率を表示しています。
アメリカドライブ旅行2 “世界一美しい景色”ザ・ウェーブ」の抽選に参加してみた

説明が終わると、抽選会場に移動し申し込み用紙に記入します。

1枚の申込用紙で申し込めるのは6人まで。それ以上のグループだと2つにわかれることになります。

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記入するのは代表者の名前、グループの人数、住所、緊急連絡先、クルマの車種など。記入したら係りのお姉さんに提出し、しばし待ちます。

そして9時ぴったりに抽選の受付は締め切られます。受付のお姉さんが、名前と抽選番号を発表するので聞き逃さないように。かなりの早口です。「スミタ、セブンティーン」のように発表されます。17番ね、了解。

ちなみに今日の申し込みは76名。悪くない数字よ、ということです。“悪い”日は200名を超すそう。

いよいよ運命の抽選!異様な緊張感に包まれる

いよいよ運命の抽選。抽選は公明正大にビンゴで決められます。くるくるとハンドルを回してでてきた玉の番号が当選。異様な緊張感に包まれます。

まずでてきたのは27番。2名の夫婦のグループです。静かに喜びを噛みしめています。次が2番。男女3名のグループで、彼らは思わずガッツポーズの 雄叫び。会場内に苦笑が漏れるほどの喜びようです。次が24番で男性2人組。どこの国の人かはわかりませんが、なかなかのイケメンでした。さあ、残るは3 名……

デゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲデゲ(タイコの音)……

いよいよ運命の抽選

 

でてきたのは14番!残念!

ところがここで問題が発生です! 当選したのはアメリカ人の女性4名のグループ。しかし残る枠は3名のみ。彼女たちのうち1人が諦めるか、全員が諦めるか、苦渋の決断をしなくてはなりません。困惑する女性たち。彼女たちが放棄すれば3名分空きがでて、再度抽選が行われるので、皆が固唾を飲んで彼女たちの決断を見守ります。

するとその中のうちの1人、キャメロン・ディアスみたいな女性が「何を悩んでるの、あなたたち行きなさい!(係員に向かって)もちろん許可証をいただくわ!彼女たちが行くの!」と叫びます。「そんなだめよ」とほかの女子たちは言うものの、だからといって「辞退します」と叫ぶ人はいない模様。ということで、この日の抽選はここで終了です。当選した人はそのまま部屋に残り、許可証代1人7ドルを払い「宝の地図」とさらに詳しい「旅の心得」が授けられます。

抽選そのものの緊張感はもちろんのこと、人間模様も見応えのある「ザ・ウェーブ」の抽選会。たとえ抽選に外れてしまっても、なかなか楽しめます。

ザ・ウェーブ WEB抽選申し込みについて(英語)
注意点:http://www.blm.gov/az/st/en/arolrsmain/paria/coyote_buttes/permits.html
申し込み:https://www.blm.gov/az/paria/obtainpermits.cfm?usearea=CB

カナブ・ビジターセンター(Kanab Visitor Center)
住所:745 E. Highway 89 Kanab, UT, 84741
地図:https://goo.gl/maps/qw2EZcB56Gt
営業時間:8:00~16:30

外れた時の代案、ブライスキャニオンの予想以上の絶景に感動!

当然ながらザ・ウェーブの抽選は外れる方がずっと確率が高いので代案を用意しておく必要があります。幸い近くには見どころがいっぱい。ラスベガスから時計回りに国立公園を巡っていき、ラスベガスへ戻る予定なので、アンテロープキャニオンは翌日にし、ちょっと引き返すことになりますが、ブライスキャニオンへ行くことにします。

ブライスキャニオン国立公園は、カナブ・ビジターセンターから約78マイル(約126km)、1時間半。日本ではあまり馴染みのある名前ではありませんが、ここは、実は今回行った中で1番と言えるくらい感動した場所になりました。

こういう奇岩が連なる写真、見たことがあるかもしれません。

代案、ブライスキャニオンの予想以上の絶景に感動!

写真でみると、ただ単に「すごいね!」という感じなのですが、実際これを目の当たりにするとものすごい迫力です。この奇岩ひとつひとつが自然によって作られたものだなんて、にわかには信じがたい。熱心な彫刻家ががんばって掘ったんだよ、と言われれば納得してしまいそうです。公園内はとても広く、日帰りだと全て回りきることはできませんが「サンセットポイント」と「サンライズポイント」だけは絶対に行きましょう。

公園内の標高は2,000〜2,700メートルと、かなりの高地にあるので、秋口の防寒対策は必須。10月下旬の日中で3℃と、霧雨はあやうく雪になりそうな寒さでした。雨がずっと降っていたので煙っていますが、それもまた良し。

代案、ブライスキャニオンの予想以上の絶景に感動!

サンセットポイントの下にはトレイルがあり、もしも晴れていたら奇岩の間を歩く素晴らしい体験ができたと思います。残念ながら足場が悪く諦めたのですが、これは次回ぜひリベンジしたい場所になりました。

この日の宿はカナブのモーテル。隣のレストランがイチオシ!

再びカナブの方へ戻り、この日のホテルは「ベストウェスタン レッドヒルズ」にしました。

この日の宿はカナブのモーテル。隣のレストランがイチオシ!

今回泊まったホテルの中で一番モーテルっぽい感じです。憧れの客室の前の駐車場。

この日の宿はカナブのモーテル。隣のレストランがイチオシ!

部屋は簡素ですが、テレビ、冷蔵庫、シャワー、コーヒーメーカー、Wi-Fi完備、朝食付き。ものすごくわかりにくいところにコインランドリーもあります。何よりも嬉しいのは、ホテルを出てすぐ右に「Rocking V Cafe」という地元の人々にも愛されるレストランがあること。

完食の達成感たるや半端ない!約460gのリブアイステーキ

「Rocking V Cafe」は、18時ぐらいから続々と人が入ってきて、19時頃には満席になってしまうので早めに行きましょう。パスタやサラダもあるのですが、オススメはステーキ! 16オンス(約460g)のリブアイステーキが34ドル(パン、スープ付き)。

赤身なので食べやすいとはよく言いますが、やっぱりこの量は日本人には多いと思う。食べきったときの達成感たるや半端ない。

この日の宿はカナブのモーテル。隣のレストランがイチオシ!

周りを見渡してみると、これまた大きなデザートを食べている人もいるから、やっぱりアメリカ人はすごいなと思っていたのですが、結構たくさんの人が肉も付け合わせも残して持ち帰りにしている模様。それなら納得です。旅行者には難しいかもしれませんが、レンジ完備のモーテルに連泊している場合は持ち帰りにしてもらうのも手。カジュアルなレストランなら、1人はメインを頼んで、1人はサラダなどにしても全く問題ないので、食べきれそうな量をオーダーしましょう!

 Rocking V Cafe
公式サイト:http://www.rockingvcafe.com/
この日の宿はカナブのモーテル。隣のレストランがイチオシ!

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