北米大陸には、これから迎える冬が本番の自然の神秘が目白押し。極寒だけど、人生観が変わるほどの感動が味わえる、北米大陸で見たい冬の絶景3選をご紹介します。

1:冬の季節がチャンス大!天空を舞う神秘の帯・オーロラ

1:天空を舞う神秘の帯、 オーロラは、これからがチャンス大!

西の地平線に太陽が沈み、漆黒に包まれる頃から始まるオーロラ時間。

はじめは雲のような一筋の帯が、次第に弧を描きながら色彩を放ち、うねるように変幻自在に形を変えて、生き物のように夜空を覆う。そんなオーロラを先住民族は天界からの声として恐れていたといいます。

オーロラはオーロラベルトと呼ばれる磁極を中心に、北緯64度から70度にかけてのリング状のエリアが見られることが多く、北米ではアラスカのフェアバンクスやカナダのイエローナイフなどがその範囲内にあります。

その中でもっともオーロラ遭遇率が高いのは・・・実は全ては同じ確率。

オーロラの出現は空がクリアかどうかにかかっています。つまり雲がない夜空ならオーロラを見られるチャンスはかなり大きいということ。その点においても、フェアバンクスやイエローナイフはこれからのシーズン、晴天率がぐっと上がり、オーロラが見られる確率が断然高くなります。フェアバンクスのホテルイエローナイフのホテルに数日滞在してオーロラ観測を楽しみましょう。

犬ゾリやスノーシューハイクも楽しめる!オーロラ以外も冬の楽しみいろいろ

オーロラ以外も冬の楽しみいろいろ

この時期オーロラが見られる都市では、犬ゾリやスノーシューハイクなど、雪国限定のアクティビティも充実しています。

フェアバンクス近郊(といっても100キロ北東)の「チナ・ホット・スプリングス・リゾート」では、樹氷を眺めながらの天然かけ流しの露天風呂や、氷でできたアイスバーなど、一風変わった楽しみも。温泉に浸かりながら夜空を舞う神秘のオーロラを見られたら、温泉好きの日本人には夢のような時間になりますね。

オーロラ以外も冬の楽しみいろいろ
オーロラ以外も冬の楽しみいろいろ

取材協力:アラスカ州政府観光局

2:世界最大級の氷瀑 ナイアガラの滝の凍結

世界最大級の氷瀑 ナイアガラの滝も凍る街角

2:世界最大級の氷瀑 ナイアガラの滝も凍る街角

世界最大級の氷瀑 ナイアガラの滝も凍る街角

カナダ東部の玄関口であるトロントから車で約1時間30分。世界三大瀑布のひとつであるナイアガラの滝

ナイアガラの滝とはカナダとアメリカの国境に位置し、カナダ側のカナダ滝とアメリカ側のアメリカ滝のふたつの滝の総称です。どちらの滝もナイアガラ川から流れ落ちる水が、大量の水しぶきとなり爆風の如く舞い上がり、大自然が魅せる「驚異」と「美しさ」をまざまざと魅せつけます。

そんなナイアガラの滝も、厳しい寒さを迎える冬季凍結してしまいます。凍結具合は、その年の気温に左右されますが、昨年はナイアガラの滝も多くの箇所が結氷し、舞い上がった水しぶきによって周りの木々は樹氷の花を咲かせるなど、幻想的な自然美を披露してくれました。世界三大瀑布に数えられるだけあって、これほどまでに豪快な結氷を作る滝は、世界広しといえどもそうそうないでしょう。

トロントから気軽に日帰りもできますが、どうせなら滝の町ナイアガラ フォールズのホテルに滞在して、ホテルの客室やレストラン、いろんな角度から滝を眺めたいものです。

夜も楽しいナイアガラの滝

夜も楽しいナイアガラの滝

ナイアガラの滝でのもうひとつの楽しみが、日没後から始まるライトアップ。凍り付いたナイアガラの滝に照射される7色の光線は、昼間の壮大な自然美とは異なるファンタジーの世界へと誘ってくれます。

幻想的なライトアップは見ているだけでも楽しいのですが、日本や現地の旅行会社を通じて申し込みをすれば、照明を自分自身で変光操作することもできるんです。世界三大瀑布のひとつを自分好みの色に染められるなんて、素晴らしい体験ですよね!

近郊にはナイアガラ オン ザ レイクという英国時代の面影残す可愛らしい町もあり、特産のアイスワインを造るワイナリー巡りも楽しめます。

取材協力:カナダ・オンタリオ州観光局

3:白銀のロッキー山脈の麓で繰り広げられる野生動物の生き抜く姿

3:凍てつくロッキー山脈の麓で野生動物を観察する ウィンターサファリを知ってるかい?

北米大陸を南北に貫くロッキー山脈のほぼ真ん中、そこだけ鋭角にそびえ立つティトン連山。中でも最高峰のグランド・ティトンを筆頭に、4,000m級の山々が織りなす景色は、ロッキー山脈の中でも最も美しいと言われ、周辺の自然を含め国立公園に指定されています。

そんなティトン国立公園の玄関口が、山の麓に佇む小さな町ジャクソンホール。小さいながらも西部劇から抜け出たようなノスタルジックさが人気の町。ジャクソン ホールの ホテルは、1年を通じてアウトドア旅行者のベースとなっています。特に冬は全米で最も有名なスキーリゾートのひとつとして賑わいをみせます。

気の遠くなるような年月を経て、ロッキー山脈を形成した北米大陸は、ティトン連山に並走するように陥没した地溝谷があります。ジャクソンホールはその谷に位置します。周辺には広大な草原地帯が広がり、野生動物の宝庫となっているのです。

冬は深い雪に埋もれ、餌が乏しくなる山々での生活が困難となるバイソンやエルクをはじめとする、草食動物たちが山を下りこの低地で越冬するため、ここは野生動物のパラダイスとなるのです。

馬ゾリに揺られて動物ウォッチング。ウィンターサファリを知ってるかい?

馬ゾリに揺られて動物ウォッチング

3:凍てつくロッキー山脈の麓で野生動物を観察する ウィンターサファリを知ってるかい?
馬ゾリに揺られて動物ウォッチング

ジャクソンホールに隣接する国立エルク保護区(ナショナル・エルク・リフュージ)は、10,000ヘクタールにも及ぶ保護区を形成し、比較的冬場でも餌となる草があることから、多い年には8,000匹ものエルクが集まってきます。中にはバイソンやビックホーンシープ、アンテロープなどの貴重な草食動物たちも。そして、それらを狙うオオカミやコヨーテの姿が見られる可能性も秘めています。

保護区内は馬ゾリによるガイドツアー($21.00)が開催されていて、間近でエルクなどの野生動物を観察できます。また保護区内を走る一般道からも、そうした動物たちの姿を自由に見ることができます。これはまさしく「ウィンターサファリ」といえるでしょう。

全てが白銀に染まる冬、ロッキー随一の美景グランド・ティトンの麓で繰り広げられる動物たちの生き抜く姿。テレビや動物園では感じることのできない臨場感を体験できるのが、冬のグランド・ティトン国立公園なのです。

取材協力:ワイオミング州政府観光局

ニューヨークにロサンゼルス、そしてバンクーバーなど、北米で不動の人気を誇る大都市もさることながら、最近はグランドキャニオンやグランドサークルなどを筆頭に、太古からの原風景が残る大自然が徐々にクローズアップされ、その人気はうなぎ上り。人生観が変わるほどの感動が味わえる北米ならではの大自然が織り成す冬の絶景を楽しんでみませんか?

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