投稿者 : 直子 澄田、投稿日 2015 年 11月2日

全米で最もかわいい街10に輝いた、スティルウォーターの楽しみ方

セントポール、ミネアポリスと言っても、日本ではあまり馴染みがないかもしれません。

セントポールはアメリカ中西部に位置するミネソタ州の州都で、同州の政治の中心地として重要な役目を果たしています。一方ミネアポリスは、シカゴ、シアトルと並んで重要な経済の中心地。2つの都市は、ミシシッピ川を挟んでとなり同士で、2つを合わせてツインシティと言う愛称で呼ばれています。

どちらの都市も、中心街から15分も車を走らせればそこは自然豊かなリバーサイドカントリー。都市の利便性と、雄大な自然を併せ持ち、しかも意外なことに、デルタ航空が成田からミネアポリス・セントポール国際空港まで直行便を飛ばしていてアクセスも良好。今私が密かに押している都市です。

そんなセントポールから車で30分のところに、世界で有数の経済誌、フォーブスが選んだ「全米で最もかわいい街10」(one of the Top Ten Prettiest Towns in America)に輝いた、スティルウォーターという街があります。

あまり詳しくはないのですが、フォーブスってメイン読者は金融業界でばりばり働くおじさんでしょ?街のプリティーさが気になるんだ・・・・・・と、どちらかというとフォーブス読者の乙チックさに興味を持ったのですが、実際に行ってみたら本当にかわいい街だったのでご紹介したいと思います。

1800年代の町並みが残るアンティークタウン

スティルウォーターが位置するのは、ミシシッピ川の支流、セント・クロワ川沿い。1800年代に作られた街は、今でも当時のままのレンガ造りの建物が残されています。スティルウォーターを代表する風景といえば、1931年に作られた昇降橋。

1800年代の町並みが残るアンティークタウン

大きな客船や貨物船が通るときに橋が上がる様子は何度見ても見飽きないらしく、たもとの公園のベンチには常に地元のおじいちゃんやおばあちゃんが座って眺めています。

この橋の向こうはもうウィスコンシン州。現在、当時ミネソタ州とウィスコンシン州を結ぶ橋としてつくられたもので、現存する3つのうちのひとつ。とても美しい橋です。

河畔からこの景色を眺めていると、100年前のある日、生活物資をいっぱいに積んだ蒸気船が川を遡りやってくるととたんに町が活気づき、皆が待ち望んでいた物資が一斉に馬車に積み込まれて各地へと運ばれていく・・・・・・というような想像が勝手に膨らんでいくから不思議。

当時商店が並んでいた通りに、今も100を超えるショップやレストランが当時の建物をリノベーションして営業しています。

写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物

スティルウォーターの町は、川沿いのダウンタウンと、高台の高級住宅街アップタウンからなる、文字通りのわかりやすい構造。歩いて巡ることもできますが、坂道だしちょっと疲れるので、見どころをぐるっと廻るトロリーを利用するといいでしょう。

 

[one_half]写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物[/one_half]

[one_half_last]写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物[/one_half_last]

トロリーは川沿いの駐車場から出発。赤いかわいい車体が目印です。45分間かけて、高台の住宅地や展望スポットに停まりながら、ドライバー兼ガイドさんが案内してくれます。お値段は$13.50とお手頃。

高台の閑静な住宅は、最近ではハリウッドセレブやIT長者が所有しているそう。どの家もものすごくキレイに手入れされていて、まるで写真集を見てるみたい。聞くところによると、庭の手入れだけで月数十万かかるとか。まじか。

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写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物

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写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物

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高台からはこの絶景。

写真集のように美しい高台の豪邸をトロリーで見物

売りに出されている家もありましたが、どなたかいかがでしょうか?もちろん、リバービューのおうちが一番高価です。

スティルウォータートロリー(Stillwater Trolley)
公式サイト(英語):http://stillwatertrolley.com/

街中の階段でフィットネス!

ところで、ダウンタウンから高台まではこのような階段があって、歩いて上ることができます。

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街中の階段でフィットネス!

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街中の階段でフィットネス![/one_half_last]

ちょっとした散歩にいいのですが、なんだか本格的なフィットネスの格好をした人々が続々と上ってくる。

そう、これはスティルウォーターが町をあげて推進している健康プログラム。要はこの階段を上ったり降りたりして運動しなよってこと。

街中の階段でフィットネス!

いやいや、どんなに高台の眺めがいいからってさすがに階段を上ったり降りたりしないべ、と思ったのですが意外や意外、地元の人々がひっきりなしにやってきては何度も上がったり降りたりしてフィットネスに励んでいる。

とても素直でまじめなスティルウォーター市民なんです。

オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

街にはすてきなレストランが何軒もあって目移りします。ビストロもワインバーも、オープンエアのイタリアンも、なんでもあるのですが、せっかくならアメリカ料理が食べたい。

オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

50年代のアメリカのダイナーを再現した「Leo’s Grill & Malt Shop」でランチはいかがでしょうか?ハンバーガーやシーザーサラダに、ミルクシェイク。せっかくのアメリカ旅行。ここはもう、カロリーなんて忘れて楽しみましょう!

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Leo’s Grill & Malt Shop
公式サイト(英語):http://www.leosgrill.com

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オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

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お土産探しも楽しい!こだわりのお店がいっぱい

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オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

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[one_half_last]そのほか、ミネソタやお隣ウィスコンシン州のチーズを扱う妙に雰囲気のあるオーナーがやってるチーズショップや、[/one_half_last]

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オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

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[one_half_last]おしゃれな雑貨屋兼カフェ、アンティークショップなどが並び、お土産探しにも良さそう。[/one_half_last]

個人的には、ガーデングッズを扱っている店で、ハチドリの給餌器を見つけてこれがほしかった。

オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

真ん中に蜜を入れて、お花の部分からハチドリが蜜を吸う仕組み($12)。

日本にはハチドリがいないから泣く泣くあきらめましたが、庭にこれを吊しておいてハチドリが蜜を吸いにやってきたら最高じゃないですか?日本では絶対に見つけられないものに出会えるのも旅の醍醐味ですよね。

[one_half]参考までにこれがハチドリ。[/one_half]

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オールドアメリカを感じるダイナーでランチ

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町の案内板で、ミネアポリスから自転車でおいでよというガイドマップも見つけました。自転車だと3時間。サイクリングロードがあり気持ちいいみたいです。アメリカのサイクリング誌で、ミネアポリスはベストサイクリングシティのひとつに選ばれたとか。全米からサイクリストが続々やってくるそうです。

以上、金融業界で働く男性たちも萌えるかわいい街、スティルウォーターでした。

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Photo by :DiscoverStillwater.com