ナパの次に来るのはここ!?アメリカ中部のワイナリー巡り

ナパの次に来るのはここ!?アメリカ中部のワイナリー巡り

アメリカでワイナリー巡りというと、一番に思い浮かぶのは、ナパバレーのあるカリフォルニア州や、フランスのボルドーやブルゴーニュとほぼ同緯度に位置し、良質のぶどうを生産することで有名なワシントン州。しかし、アイオワ州、ウィスコンシン州といったアメリカ中部でも近年ワイナリーが続々誕生しています。それでは早速ご紹介しましょう。

丹念に手入れされたぶどう畑の中でワインが味わえる 「エルマロ・ワイナリー」

まず紹介するのはウィスコンシン州にある「エルマロ・ワイナリー」。

魅力ななんといっても、美しいぶどう畑の中でワインとウィスコンシン産の乳製品やソーセージなどが味わえること。ワイナリーの創業は2006年。ワインはもちろん、ぶどうそのものの美しさ、優雅さを知ってもらいたいという思いから、ぶどう畑は入念に手入れされており、テイスティングルームはぶどう畑が一番美しく見える位置に配置されています。

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様々な種類のワインを作っていますが、特にデザートワインであるアイスワインには驚かされます。

アイスワインは、ぶどうが-7℃以下の環境に置かれたとき果実に含まれる水分が凍結することで果汁が濃縮し、糖度があがったぶどうを使って作られるワイン。甘みが強いのでデザートワインとして飲まれるのが一般的です。アイスワインというとカナダが有名ですが、ここウィスコンシン州でもそれほどまでに気温が下がることに少し驚きです。緯度が高い上内陸性の気候のため、寒暖の差が大きいのだとか。でもこの気温の差が力強いぶどうの木を作り、ワインに最適なぶどうを育てるそうです。さて、このアイスワイン、マスカットや梨を感じさせるフルーティーな香りで、スムースな舌触り。甘みは爽やかで、ついつい、一口、もう一口・・・・・・と口に運んでしまいます。

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ワイナリーではいくつかのテイスティングパッケージを用意しており、グループや少人数で利用できるテイスティング&ワイナリーツアー(10$〜)のほか、ピクニックパッケージも。これは、ワイナリーでワインを選んだ後、チーズやソーセージ、クラッカーなどが入ったバスケットを受け取り、ワイナリーで思い思いの時間を過ごせるというパッケージ。実際にこのプランで楽しむカップルが多数いました。うらやましい!(65$〜)。

もちろん、パッケージを利用せずワインの購入だけでもOKです。試飲しながらお好みの品をどうぞ。

ところで、ウィスコンシン州は乳製品の生産地としても有名です。ウィスコンシン州の人々が口々に言うのが、「アイスクリームもチーズも美味しくてたまらないの!ダイエットができないわ!」

そこまで言うので、ウィスコンシン産のチーズを味わってみました。確かに地元の人が自慢するだけあって美味しい!新鮮なミルクをふんだんにつかったフレッシュな味わいが魅力です。素朴で軽快な味わいのウィスコンシン産のワインとぴったり。

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エルマロ・ワイナリー(Elmaro Vineyard)
公式サイト(英語):http://www.elmarovineyard.com/

ミシシッピ川を見下ろす高台にある家族経営のワイナリー 「ワイドリバー・ワイナリー」

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続いては、アイオワ州クリントンにある家族経営のワイナリーをご紹介します。

「ワイドリバー・ワイナリー」は、創業者であるドロシー・オブライエンさんが、1997年にこの地でぶどうを育てたのが始まり。なんと以前はドロシーさんとご主人は法律関係の仕事をしていたとか。そのためワインには法律家にちなんだ名前がついています。

地元産のぶどうを使ったワインは徐々に人気を博し、今では年間8万5000本を出荷するようになりました。ここのワインを楽しむには、クリントンにあるワイ ナリーを訪れるのが一番。テイスティングルームがあるのはミシシッピ川を見下ろす丘の上。生産者自らの説明を聞きながら味わえば、より理解が深まります。 ワインの中心価格帯は12〜16$とお手頃。これらのワインはほぼ地元で消費されるので、日本はもちろん、ニューヨーク、ロサンゼルスなどの大都市でみか けることもまれ。ぜひアイオワで見つけたら味わってみるといいでしょう。

ワイドリバー・ワイナリー
(Wide River Winery)
公式サイト(英語):
http://wideriverwinery.com

兄弟二人の夢の詰まった蒸留所 「ミシシッピ・リバー・ディスティリング・カンパニー」

最後に紹介するのは、ワイナリーではなく蒸留所。オークレールにある「ミシシッピ・リバー・ディスティリング・カンパニー」です。

創業は2010年。真摯に蒸留酒造りに取り組みたいと、兄弟が設立しました。試飲ルーム兼ショップには工場が併設されており、蒸留に使用するポットスチルが置かれています。蒸留酒というのがコンセプトなので、ジン、ウォッカ、バーボンウィスキー、ライ・ウィスキーなど様々なスピリッツ(蒸留酒)があります。

丁寧に手作りされたスピリッツなので、できればストレートで味わって。実際にひとつひとつ味に奥行きがあり、ややアルコール度数が高いものの、食前、食後などにいただけばとても幸せな気分になりそうです。

毎年リリースしているスペシャルエディションも楽しみ。桃やアップルサイダー、バナナのウィスキーなど、遊び心あふれるフレーバーが数量限定で生産されています。

オークレールの町は、ミシシッピ川クルーズの発着点ともなっており、川沿いにはアンティークショップやレストラン、カフェ、ファーマーズマーケットなどが集まります。蒸留所は町中にあるので、散策ついでに立ち寄ってみてはいかがですか?

ミシシッピ・リバー・ディスティリング・カンパニー(Mississippi River Distilling Company)
公式サイト(英語):http://www.mrdistilling.com/index.shtml

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取材協力:ミシシッピ・リバー・カントリーUSA日本事務所