投稿者 : 結花 松林、投稿日 2018 年 10月22日

週末+1日で楽しめる! 2泊3日弾丸ゴールドコーストの旅

「次の休みはどこへ行こうかな」と行き先に迷っているなら、オーストラリアの東海岸にあるゴールドコーストはいかがでしょう? ゴールドコーストは年間の晴天日が300日以上という気候の良さに加え、何kmにもわたって続く美しいビーチや手つかずの自然が残る国立公園など魅力がたっぷり。

あんまり休みが取れない方でも、成田を夜に出発して現地に朝到着するJetstarの直行便で、スケジュールを有効活用できるのもポイントです。ということで実際に週末に有休を1日プラスしてゴールドコーストを楽しんできました。

1日目

6:55 ゴールドコースト空港到着

今回利用するのは成田を木曜日の21:05発に出発するJetstarのJQ12便。少々忙しいですが、仕事が終わってからでも間に合う時間です。機内に乗り込んだら次の日に備えてできるかぎり寝ておきましょう。到着後は朝から思いきり遊ぶ予定ですからね!

ゴールドコーストに到着するのは金曜日の朝6:55。帰りは日曜日の10:45発のフライトなので、金曜日と土曜日の2日間をまるまる楽しめます。
入国審査を終えて荷物をピックアップしたら、まずはゴールドコーストのシティへ向かいます。市内まではタクシーやバスなどさまざまな行き方があるのですが、最も安く行ける路線バスを利用することに。777番のバスに乗り込みます。

777番のバス

運転手に行き先を伝えて(「City」や「Broad Beach South」とかでOK)、直接お金を払います。1人AUS$5.70。バスは2階建てになっており、景色を楽しむなら2階の一番前の席がおすすめ。所要時間は約30分。終点のBroad Beach South駅でトラムに乗り換えて、10分ほどでサーファーズ・パラダイスの中心部Cavill Avenue駅に到着です。

トラム

9:00 海の見えるカフェで朝ごはん

ホテルに荷物を預けたら、まずは腹ごしらえといきましょう。朝食はサーファーズ・パラダイス沿いのエスプラナードにある「ビーチ・カフェ」で。

ビーチ・カフェ

爽やかな風が吹き抜ける居心地の良いカフェは、観光客だけでなく、おじさまが読書をしていたり、若者がおしゃべりをしていたりと地元オージーたちの憩いの場でもあるよう。動物園にいそうなくちばしの長い鳥がテーブルの間を我が物顔で歩いているのに、まったく誰も気にしない。そんなのんびりした雰囲気に早速オーストラリアらしさを感じます。

オーダーしたのはオランジェソースのたっぷりかかったエッグベネディクト。ビーチを眺めながらいただく朝食は最高においしい。マフィンとトロトロのポーチドエッグが相性抜群です♪

Beach Cafe

Beach Cafe
住所:4 The Esplanade, Surfers Paradise
URL:http://www.thesurfersparadisebeachcafe.com/

10:00 パウダーサンドのビーチでのんびり

お腹がふくれたら、待ちに待ったビーチへ! ゴールドコーストで最もにぎわうサーファーズ・パラダイス・ビーチには、きめ細かなパウダーサンドが広がります。砂は素足で歩きたくなるほどサラサラ&ふかふか。ビーチのすぐお隣には高くそびえ立つ高層ビル群が。都会感とリゾート感がほどよくミックスされた、これぞゴールドコーストな光景を拝めます。

高層ビル

ところで、ビーチを散歩していると、なぜか海のなかで仁王立ちしている人々の姿をよく見かけます。

ビーチ

なにかと思って見ていると、押し寄せてきた波に向かっていくではありませんか! どうやらゴールドコーストの波の高さを利用して波乗りを楽しんでいるよう。はたから見ていると、波を待っている姿が仁王立ちしているようで面白かったのですが、実際に挑戦してみると、うまく波に乗れたときのふわっとする感覚がかなり楽しい! 何度も何度もトライしてしまいました。波は高めなのでスリルもたっぷりです。

14:00 人気パンケーキ店で遅めのランチ

海で遊びまくった後、友人たっての希望で向かったのは「パンケーキ・イン・パラダイス」。大きなパンケーキのオブジェが目印です。広々とした店内は気球をイメージしたポップなインテリア。家族連れからカップルまで大にぎわいでした。

パンケーキ・イン・パラダイス

日本人だと分かると、店員さんが日本語のメニューを出してきてくれました。メインのパンケーキが種類豊富なのはもちろん、ハンバーガーやステーキなどのフードからアルコール類にいたるまで、メニューはかなり充実しています。甘党の友人はパンケーキ、辛党の私は昼間からビールをいただきます。オーストラリアを代表するビールのひとつ、TOOHEYS NEWはコクがあっておいしい!おつまみに頼んだナチョスが半端ないオージーサイズでびっくりです。

ビールとおつまみ

一方、パンケーキは素朴で優しい味わい。量も多すぎずちょうどいいそう。いっぱい食べたいという人にはパンケーキの食べ放題がおすすめです。

Pancake In Paradise
住所:3046 Surfers Paradise Blvd., Surfers Paradise
URL:http://pancakediner.com.au/

15:00 ゴールドコーストの街を一望するQ1タワー

ゴールドコーストのビルのなかで群を抜いて高いのが322.5mのQ1タワー。南半球屈指の高さを誇る建物でもあります。このビルの77階には展望台「スカイポイント・オブザベーション・デッキ」が設置されており、延々と続くビーチと街並みをパノラマで望めるんです。上から見ると57kmにわたって延びる砂浜の長さが際立ちます。

ゴールドコースト
photo by Mohd Fazlin Mohd Effendy Ooi

今回は時間が合わず挑戦できなかったのですが、高いところ好きにピッタリなのが「スカイポイント・クライム」。タワーの最も高い先端部分に設置された階段を登る、とってもスリリングなアトラクションです。時間にも心にも余裕のある方はぜひトライしてみて!

SkyPoint Observation Deck
住所:3003 Surfers Paradise Boulevard Surfers Paradise
入場料:大人AUS$25、スカイポイント・クライムAUS$75~
URL:https://www.skypoint.com.au/en/skypoint-observation-deck

17:00 ナイトマーケットで掘り出し物を発見!

日が傾き始めた頃、エスプラナード沿いがなにやら盛り上がりを見せ始めました。こちらは水・金・日曜の16:00~21:00に開催されているビーチフロントマーケット。

ビーチフロントマーケット

毎回100店舗以上が軒を連ねるこのマーケットには、お菓子やアクセサリー、クラフト、雑貨などのアイテムがずらり。特にクラフト品はアーティストが丹精込めて作った1点物が多く、その場で手作りされているものもあって見ているだけで楽しいんです! おみやげに最適なオーストラリアらしいアイテムから「誰が買うの?」と思わず突っ込んでしまうグッズまで幅広く揃っています。

屋台

マーケットというと食べ物の屋台も出ていそうですが、ビーチフロントマーケットはおみやげオンリー。といってもサーファーズ・パラダイスにはステーキからシーフードまで多彩なレストランが揃っているので、ディナーには困りません。ファストフード店などのリーズナブルな店も多く、食費をおさえたい方でも安心です。
明日は朝早いので、目についた良さげなお店でステーキをいただいて本日はこれにて終了!

ちなみに今回宿泊したホテルはコンドミニアムタイプのシャトー・ビーチ・サイド。サーファーズ・パラダイス・ビーチの目の前という最高の立地ながらリーズナブルな宿泊料金が魅力です。部屋からの眺めはこんな感じ。
シャトー・ビーチ・サイドからの眺め

テラスに出て、ビールを片手に海を眺める至福のひととき……。
ビール

2日目

4:00 早起きして気球に乗る

さてさて、2日目も早朝からアクティブに行動しますよ~! 朝4時に集合して向かうのはヒンターランドという内陸部の熱帯雨林地域。ここでの目的は熱気球です。

バスは各地でゲストをピックアップし1時間ほどで到着。バスを降りると飛ぶ準備の整った気球が私たちを待ち構えていました。実際に目にする気球は想像以上に大きい! 横に写っている人間のサイズからもその大きさが分かります。

気球

バスケットに20名ほどが乗り込んだらいよいよテイクオフ。気球はゆっくりと地上を離れていきます。眼下には朝もやが作り出す幻想的な世界。

ラミントン国立公園

地上500mに達したところでガイドさんがガスバーナーをストップ。あたりが静寂に包み込まれます。淡い光の上空をふわふわと漂うのは不思議な感覚です。視界がひらけると遠くに見えるのはラミントン国立公園。青々と生い茂った緑が大地を覆い尽くしています。真下には野生のカンガルーが数匹走っていくのも見えました。

ラミントン国立公園

30分ほど飛行して地上へ戻ります。無事に着陸! のはずが、茶目っ気たっぷりのガイドさんがなぜかわざとバスケットを横転。みんなでキャーキャーにぎやかな着陸となりました。

着陸

今回参加したツアーには、近くのワイナリーでの朝ごはんが含まれていました。朝からスパークリングワインをいただいて優雅な1日の始まりです。

ワイナリーでの朝ごはん

10:00 巨大ショッピングセンターで買い物三昧

シティへと戻ってきてもまだ10:00前。トラムに乗ってBroad Beach South駅にあるショッピングセンター「パシフィック・フェア」に行くことにしました。15万3000平方メートルの広さを誇るパシフィック・フェアはゴールドコースト最大のモールで、400店舗を超えるテナントが入っています。

パシフィック・フェア

高級店からファストファッションまでひと通り揃っていますが、ここではやっぱりオーストラリア発のブランドをチェックしたいところ。日本にはまだ上陸していない「スポーツガール(Sportsgirl)」や「ジマーマン(Zimmermann)」「T2」などのブランドも入っています。

カフェ

広いモール内を歩き疲れたら、休憩におすすめなのがキリンマークのカフェ「ザラファス・コーヒー(Zarraffa’s Coffee)」。オーストラリア全土に約70店舗を構える、ゴールドコースト発のコーヒーショップです。オーストラリアならではのフラットホワイトやクリームたっぷりの甘いドリンクでほっこり癒されました。

コーヒーメニュー

14:00 サーファーズ・パラダイスでおみやげ探し

サーファーズ・パラダイスにはおみやげ屋さんがたくさんありますが、リーズナブルにバラマキみやげをゲットするならスーパーマーケットへ。オーストラリアを代表するスーパーマーケット「コールス(Coles)」と「ウールワース(Woolworth)」はいたるところに店舗があり、手軽に買い物ができます。「ティム・タム(TimTam)」などお菓子の品揃えが充実しています。

おみやげ探し

18:45 スプリングブルック国立公園で土ボタル観賞

土ボタル観賞
※写真はイメージです

ゴールドコースト滞在で最も楽しみにしていたのが、シティから車で1時間ほどのスプリングブルック国立公園でのナイトツアー。世界遺産に登録されているこの国立公園では、世界でもオーストラリアとニュージーランドにしか生息していない土ボタル(ヒカリキノコバエの幼虫)に会えるんです。

国立公園のエリアは3つに分かれており、今回訪れたのはナチュラル・ブリッジ。うっそうと茂るジャングルのなかに、滝やアーチ型をした洞窟がある風光明媚なエリアです。夜の写真は撮れなかったのですが昼間はこんな感じ。土ボタルが生息しているのはこの洞窟。ここを目指して一路歩いていきます。

洞窟
photo by Tourism & Events Queensland

遊歩道は整備されているものの、電灯はほとんど設置されていないので足元に注意! 真っ暗闇のなかでは手に持った懐中電灯だけが頼りです。植物の説明を受けながら歩みを進めると、滝の流れる音が近づいてきました。洞窟は滝の流れ込む裏にあるとのこと。期待に胸が膨らみます。

洞窟に到着してガイドさんの合図でいっせいに頭上を見上げると…闇の中で青みがかった無数の光がキラキラと輝いています。まるで星空を眺めているよう。ロマンティックな世界にしばし時間を忘れ見入ってしまいます。土ボタルがこのような青白い光を発するのは補食のためなんだとか。また土ボタルは光が苦手なので懐中電灯を向けたり、スマホで照らしたりすることは絶対にNGです!

個人で行くことももちろん可能ですが、公園までの道は夜だと迷いやすいので、ツアーがおすすめ。サーファーズ・パラダイスからさまざまなツアーが出ています。

Natural Bridge
住所:Nerang Murwillumbah Road and Bakers Road, Springbrook, QLD,4213

雄大な自然はもちろん、美しいビーチやグルメ、ショッピングも楽しめるゴールドコースト。週末+1日あれば存分に遊べることがわかりました。次はもう少しのんびり、グルメに集中してもいいかな…なんて通いたくなる快適さでした♪

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Cover Photo by Martin Valigursky/123RF