見どころ「山」盛り! ゴールドコーストの世界遺産

ビーチのイメージが強い「ゴールドコースト」。でもじつは内陸部に「世界遺産」があります。その名は「オーストラリアのゴンドワナ多雨林群」。

広大なゴンドワナ多雨林内は、14の国立公園を含む広大ものですが、今回は、特におすすめのクイーンズランド州側にあるラミントン国立公園(Lamington National Park)とスプリングブルック国立公園(Springbrook National Park)の魅力と、楽しむためのコツをご紹介します。

そもそも「ゴンドワナ多雨林群」って何?

ゴンドワナ多雨林群

「ゴンドワナ」とは、アフリカ大陸、インド亜大陸、南北アメリカ大陸、オーストラリア大陸、南極大陸が現在のように分裂する前、約2億年前まで存在していたとされる超巨大大陸の名称。「ゴンドワナ多雨林群」とはその2億年前、恐竜たちが地上を闊歩していた太古の時代と同じ自然環境を残すことから名づけられました。

世界遺産を満喫するなら「ラミントン国立公園」

「ゴンドワナ多雨林群」の中でも比較的アクセスしやすく、また様々なアクティビティが1ヵ所に集まっているのが「ラミントン国立公園」。ここは、じつに様々な顔を見せてくれます。たとえば巨木が生い茂る太古の密林があるかと思えば、断崖絶壁を進むウォーキングコースが現れます。
日本では見られないようなスケールの大自然が楽しめるラミントン国立公園のアクティビティとより楽しめるコツをご紹介します。

・アクティビティ1 ツリートップウォーク

ツリートップウォーク

地上ではなく、最大16メートルの高さに設置された9つの吊り橋を歩くツリートップウォーク(木の上ウォ―ク)。普段は見上げる木々を、「鳥の視線」で眺めることができます。

・アクティビティ2 ウォーキング

ウォーキング

往復1キロ程度の短いショートコースから1日がかりのロングコースまで、様々なコースが用意されています。

・アクティビティ3 フライングフォックス(ジップライン)

フライングフォックス(ジップライン)

最高地上16メートルの高さに張られたロープに滑車をつけて、爽快に滑り降りるフライングフォックス。気分最高なので、ぜひ体験してください。

・アクティビティ4 土ホタル
ホタルのように光るので「土ホタル」と日本語では呼ばれていますが、ミミズのように細長いハエの幼虫。神秘的な光景をぜひ。

アクティビティを楽しむコツ

ここで紹介したアクティビティは「オライリーズ・レインフォレスト・リトリート」という高原リゾートで提供されているものです(2のウォーキングは他の場所でもできます)。

1の「ツリートップウォーク」は誰でも体験できますが、その他は宿泊者用のアクティビティ。時間をかけて行くのであれば1泊以上(できれば2~3泊)したほうが、あれこれ満喫できると思います。

ゴールドコースト空港とブリスベン空港からは車で2時間前後。公共交通機関がないので、レンタカーを借りるか送迎サービスをご利用ください。

日帰りならスプリングブルック国立公園、メインレンジ国立公園!

スプリングブルック国立公園

せっかくの世界遺産なので行ってみたい。だけどゴールドコーストのビーチでもたっぷり遊びたい! そんな人には、もう少しアクセス時間が短いスプリングブルック国立公園をおすすめします。

ラミントン国立公園と同じように、様々な顔の大自然があります。大きな違いはラミントン国立公園のオライリーズに行くにはガードレールもない山道を進まなければいけないのに対して、比較的道がなだらかだという点。自分で運転するならラクですし、ツアーや送迎を利用する場合も酔いにくいと思います。

スプリングブルック国立公園
Photo by Tourism and Events Queensland

スプリングブルック国立公園でも土ボタルを見ることができます。公園中のナチュラルブリッジという景勝地で、夜になると見ることができます。ゴールドコーストの中心地であるサーファーズパラダイスからレンタカーで1時間。でも街灯がない山道を走ることになるので、各種ツアーに参加したほうが安心かもしれません。

スプリングブルック国立公園のツインフォールサーキット

たっぷり森林浴を楽しみたいという方は、ぜひブッシュウォーキング(ハイキング)を楽しんでください。

森の中を歩くのがお好きな方ならスプリングブルック国立公園のツインフォールサーキット。こちらは道路脇の駐車場からどんどん下って行って、2ヵ所の巨大な滝の下をくぐるというちょっと不思議な体験ができます。ぐるっと一周するコースで4キロ、標準コースタイムは2時間です。

さらにしっかり歩きたい方はウォーリーサーキットという6時間の周回コースにしても、同様に滝の下をくぐることができます。

ピークハンター(山頂を目指す登山が好きな人)なら同じ世界遺産内にあるメインレンジ国立公園のマウント・ミッチェルがおすすめ。

垂直の崖

駐車場から往復10.2キロ、標準コースタイムは3時間半ですが、頂上からは360度の絶景が楽しめます。しかもこの頂上8畳ほどの広さしかないのですが、左右は高さ100メートルありそうな垂直の崖。スリル感が半端ではないです。

ゴンドワナ多雨林群を楽しむコツ

ゴンドワナ多雨林群を楽しむコツ

最後にゴンドワナ多雨林群を楽しむコツをご紹介しましょう。

・ベストシーズンはいつか?
「高原リゾートなのでやっぱり夏」と思われるかもしれませんが、じつは一年中オススメです。
というのは亜熱帯に位置するので、冬でもそれほど寒くはなく、雪が積もることは絶対といっていいほどないです。晴天の日も多いので、特に尾根筋を歩く登山は直射日光がそれほど強くはない秋冬がおすすめです。
もちろん夏でも高原なので快適に過ごせますが、直射日光が強いことだけは気をつけて、ブッシュウォーキングなら森の中を主に歩くコースがおすすめです。

・必要な装備は?
10分ほどのウォーキングならまだしも、数時間なら水や非常食などは必携。その他の持ち物は日本で山登りをする場合と同じだと考えてください。
長時間のブッシュウォーキングなどをしないのであれば、ふつうのスニーカーでも大丈夫です。

・注意点
日本ではあまり体験できない「垂直の崖の上」を歩くルートなどもあります。コースから絶対に外れないようにしてください。まだお子さんが一緒の場合は絶対に目を離さないでください。このあたりも日本の登山と同じです。
日本と同じ左側通行なのでドライブもオススメですが、法定速度やおすすめ速度(黄色に黒字の標識で示されます)は厳守してください。日本よりも、オーストラリアでは制限速度に関して厳格です!

様々なアクティビティが楽しめ、家族連れにもおすすめのゴンドワナ多雨林群。ゴールドコーストに来た際は、少し足を延ばし大自然を満喫するのはいかがでしょうか?

文:君田亜礼

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