投稿者 : KAZUMI、投稿日 2016 年 11月6日

これぞ究極のグランピング! 南アフリカの贅沢ロッジで体験する本物のサファリ

「野生動物に会うために、南アフリカへ行きたい!」という人も多いはず。南アフリカ旅行者の間で圧倒的な人気を誇るのが、ブッシュでのサファリ体験です。プロのレンジャーとともにオープンカーで野生動物を探しにゆく「ゲームサファリ」は、アフリカならではの楽しみでといえるでしょう。

遠い、直行便がない、お金がかかりそう…と、気持ち的にはハードルの高い南アフリカですが、一度は行ってみたいアフリカの大地。せっかく時間とコストかけて行くのなら、私営動物保護区内にある贅沢なロッジに泊まり、プライベートカーでサファリ三昧をするのがおすすめです。大自然と一体化できるロッジでのグランピング体験は、アウトドア派、ラグジュアリー派の心を掴んでやみません。

サファリとか、ゲームドライブって、どんな遊び?

南アフリカサファリ

木陰で昼寝するライオンや寄り添う象の親子、それらに鋭い視線を向けるヒョウ……。南アフリカといえば、真っ先に思い浮かぶのが、雄大な自然の中に生きる野生動物。それらを間近で観察することを、日本語の解釈では、「サファリ」と呼んでいます(本来、サファリとはスワヒリ語で「旅」の意味)。

「ゲームドライブ」というのは、オープンカーを使ったサファリのこと。動物が活動している場所や出没する時間を熟知したレンジャーが案内してくれるので、野生の中にぐんぐんと入っていくことができる、ワクワクが止まらないダイナミックなアクティビティーです。

ゲームドライブ

ゲームドライブの代表的なスポットといえば、南アフリカ北部にあるクルーガー国立公園。同国最大の野生動物保護区であるここには、多種多様な野生動物が暮らしています。面積は約200万平方キロメートル。日本の四国がすっぽりとおさまるサイズと聞けば、その広大さが想像できるでしょうか。

実はここは、かつては趣味のハンティングや毛皮交易を目的に動物が乱獲される場所だったのだそう。1898年、トランスヴァール共和国(現在の南アフリカ共和国の北部)の大統領だったポール・クルーガーが、現状を嘆き一帯を保護区に指定。後にエリアが拡大され、以来約120年にわたって動物たちの平和が保たれている、まさに野生の王国なのです。

ゲームドライブをするなら、私営動物保護区が断然おすすめ!

ゲームドライブ

このクルーガー国立公園の近隣にはいくつかの私営動物保護区があります。私営といっても、けっして動物園のような人工的な環境ではありません。国立公園との境界にフェンスはなく、動物たちは双方を自由に行き来しています。

ゲームドライブをよりワイルドに楽しむのなら、断然、私営動物保護区がおすすめ。なぜなら、国立公園内のように、「舗装された道路以外は通行不可」などの規制が少なく、より深くブッシュに入り込むことができるからです!

ゲームドライブ

レンジャーの判断で道なき道を進み動物を探すのは、ゲームドライブの醍醐味。やってはいけないことといえば、動物観察中に腰を上げて立つことや、動物を前に興奮して大声を発することぐらい。座って観察していれば、オープンカーで写真や動画を撮っていてもなんの危険もありません。レンジャーの説明は英語ですが、ゆっくり分かりやすく話してくれるので、英語が得意でなくても、それなりに理解できるはず。

ゲームドライブが行なわれるのは、動物たちが活発に動く早朝と夕方。サファリの途中で南アフリカ産のルイボスティーでティータイムをしたり、大自然の中でワインを飲みながらサンセットを眺める「サンダウナー」が用意されていたりと、私営動物保護区ならではの楽しみも尽きません。

私営動物保護区のロッジを基点に優雅なサファリ三昧

私営動物保護区内のロッジ

私営動物保護区内でのゲームドライブで基点となるのは、エリア内にあるロッジ。ロッジと聞くと、シャワーはお湯がでないのでは?部屋の中も虫がいっぱい?と心配になってしまいますが、保護区内にある贅沢なロッジはいずれも、環境も施設も料理もサービスも5つ星クラス。それでいながら大自然に溶け込むかのようなロッジは、日本でも流行している「グランピング」のはしりでもあります。

訪れてまず驚かされるのは、その自然のスケール。私営動物保護区の入り口から延々とブッシュを走る間、「本当にこんなところに豪華なロッジがあるの?」と思ってしまうほど、一帯は一面のブッシュなのです。でも、ロッジに到着したとたん、一気にラグジュアリーなリゾート気分に。

ロッジ

いくつかの私営動物保護区それぞれにロッジはありますが、ゲストルームは独立したヴィラタイプであることがほとんど。天蓋付きのベッドや快適なソファ、広々としたバスタブ、上質なアメニティー、心地よい眠りのためのターンダウンサービスや、充実のミニバー……と、部屋の中には極上の環境が用意されています。

また、ロッジによってはスパを併設しているところもあり、サファリ体験の合間に極上のマッサージやトリートメントを受けることだって可能です。ゲームドライブ以外の時間はフリータイムとなるわけですが、ショップでオリジナルグッズをお土産に買ったり、ロッジ主催の周辺散策ツアーに参加したりと、「ブッシュの中のお籠り」は退屈することがありません。

ランチやディナーの時間、特別なイベントの案内、ゲームドライブの出発時間などに関してはチェックイン時に説明がありますし、日本語の資料が用意されているロッジもあります。

[one_half]レストラン[/one_half]

[one_half_last]レストラン[/one_half_last]

食事はダイニングで。ロッジによってはコース式だったりブッフェ式だったりとさまざまですが、ブッフェ式でもお肉は焼きたて、野菜は獲れたて、チーズは豊富、スイーツも丁寧に手作りされていて、そのクオリティーに満足するはず。そもそも、南アフリカは食材が豊富にとれ、多民族国家なので料理メニューも豊富なのです。

食事とともにぜひ味わいたいのが、南アフリカ産ワイン。ベリー系の香りが印象的なピノタージュ、フレッシュで心地よい飲み口のシュナンブランなど、この国にはいろいろなブドウ品種のワインが揃っています。近年になって日本でも多く見かけるようになった南アフリカのワインですが、その歴史は古く、約350年以上も前から続いているのだといいます。ロッジの中にはワインセラーを持つところもあるので、ぜひ、南アフリカ産ワインを飲み比べてみては?

スパ

私営動物保護区にあるロッジの素晴らしいところは、ただゴージャス、ただ贅沢、というだけではありません。ラグジュアリー感を損ねず、環境に配慮し、ゲストがワイルドライフを楽しめるように設計された空間は、自然の偉大さや厳しさもそっと私たちに教えてくれます。

日常生活では味わうことのない開放感を味わい、大自然の営みを学び、たっぷりと贅沢な気持ちに浸れる、私営動物保護区のラグジュアリーな体験。たとえ日本から遠くても、そこには旅する価値がたっぷりと詰めこまれています。

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協力・南アフリカ観光局