一人でも十分に堪能できる「広島」グルメ旅。牡蠣や地酒を味わう2泊3日

一人でも十分に堪能できる「広島」グルメ旅。牡蠣や地酒を味わう2泊3日

2歳の子どもを育てながら夫婦共働きを実践中の、小沢あやです。2019年夏には、和歌山・南紀白浜の親子旅の様子をお届けしました。

今回は仕事で出張することになったので、せっかくならと延泊して、一人でしっぽりお酒を楽しむことにしました。目的地は、広島県! 原爆ドームや広島平和記念資料館が有名ですが、他にも大人旅にぴったりのスポットがたくさんあるんです。

アラサーの胃袋を加味しながら、広島市内や、日本酒の酒造が集まる西条、厳島神社で有名な宮島をメインに、美味しいお店を巡る行程を組みました。旅を楽しむためのちょっとしたコツも含めて、めいっぱいレポートします。

新幹線の座席は「各車両の最前列」をキープするのが鍵!

広島駅までは、東京駅から新幹線で片道約3時間50分ほどかかります。お昼ご飯がちょうどいい時間に着くように、始発の新幹線に乗るのがおすすめ。ただし、電車が動くまで駅構内のカフェや売店はやっていないので、注意が必要です。あらかじめコンビニなどで朝ごはんを準備してくださいね。

移動が結構長いので、スマートフォンの充電を減らさないように「コンセント死守!!」ということで、新幹線移動のときはいつも座席指定で買うことにしています。

東京から、名古屋〜関西〜博多方面に向かう新幹線のぞみの場合、「各車両の最前列」がベストです。通常、窓際にしかないコンセントが、各席にあるんです。

さらに、1列目だけは机がやや縦長。PCを広げながら、他のものも机の上に置くことができます。足元も広いので、機内持ち込みサイズのスーツケースなら、荷物棚に上げずに足元にそのまま置いておけるのもポイントです。

1日目。早めに着いたら駅ビルで広島名物をチェックし、広島風お好み焼きをいただく

遠方まで旅をするときは、新幹線や飛行機を降りてすぐ、お土産コーナーに行きます。地酒を確認して、銘柄をざっと覚えるのがマイルール。陳列の位置で人気順がわかるから、飲食店で注文するときに迷わないんです。

広島駅ビル「ekie」は、お土産エリアが充実! 朝8時からやっているので、早く着いても時間が潰せます。

そして、そのまま駅ビルの中で広島風お好み焼きをいただきます! 駅ビル「ASSE(アッセ)」にある、地元チェーン「五エ門」へ。真っ黄色ののれんが目印です。開店と同時に席が埋まる、有名店です。お一人様歓迎のカウンタースタイルの店が多く、女性の一人客も見受けられました。

広島風お好み焼きは、キャベツともやしがメインになっているので、麺を加えても食べやすいです。少食の女性は「麺ハーフ」で注文するのがベター。定番のお好み焼きに、ネギをトッピングしてみました。美味しい!

2019年12月現在、ASSEだけで6店舗もお好み焼き屋さんが入っています。また、駅の近くには「五エ門」福屋広島駅前店もあるので、そちらをのぞいてみてもいいかもしれません。

なお、ASSEは2020年3月末に解体され、2025年の新駅ビル完成を目指して工事が進められるとのこと。春以降に足を運ぶ予定の方は注意してくださいね。

五エ門 広島駅ビルアッセ店
住所:広島県広島市南区松原町2-37 ひろしま駅ビル「ASSE」2階
TEL:082-236-6566
営業時間:11:00~22:00 不定休
公式サイト:http://goemon.in/

五エ門 福屋広島駅前店
住所:広島県広島市南区松原町9-1 11階
TEL:082-568-3755
営業時間:11:00~22:00 不定休

宿に荷物を預けた後は、バスで広島平和記念資料館や原爆ドームを巡る

広島に来たからには、戦争・原爆関連のスポットは巡ろうと決めて来ました。駅からバスで20分程度の場所にある、平和記念公園へ。そこからすぐの場所に、広島平和記念資料館や原爆ドームがあります。

広島平和記念資料館は、被爆者や戦死者のショッキングな写真や遺品を含む展示が多いため、小さな子どもを連れて来るときは注意が必要です。今回は、親として戦争の悲惨さを伝えていかなければと思い、一人でじっくり見ることにしていました。

館内の写真は掲載できませんが、街が受けた被害から、被爆者個人、生き残った人たちのその後……と、だんだんと解像度が上がっていく展示構成となっています。「ヒロシマ」ではなく、一人ひとりの生活が焼き尽くされたむごさで、胸がいっぱいになりました。じっくり向き合いたい内容なので、全て見るのには2時間程度かかるかと思います。

広島平和記念資料館を出ると、終戦記念日によくニュースで目にするモニュメントが。その先をしばらく歩くと、原爆ドームがあります。しっかりと目に焼き付けて来ました。

15時から飲める古民家改装BAR「TopNote別館」へ

胸がいっぱいだし、まだお昼に食べたお好み焼きが胃に残っていた私。そんなタイミングで、ゆったり飲めるバーへ。訪れたのは、原爆ドームからすぐ近くにある古民家改装BAR「TopNote別館」です。これが本当によかった!

カウンターだけでなく、テーブル席と、奥には金箔が貼られている個室があります。海外の旅行客から大人気なのだとか。

今回は、広島のクラフトジン「桜尾」を使ったジントニックをいただきました。写真非公開ですが、なんとTopNoteオリジナルのジンを使ったメニューも。

女性お一人様はもちろん、育児の合間にサッと立ち寄るお母さんもいるそうです。接客が心地良く、つい長居してしまいました。おもてなしやデートにも良さそうです。

Top Note(トップノート)別館
住所:広島県広島市中区袋町4-35
TEL: 082-567-4217
営業時間:15:00〜翌2:00(LO 翌1:30) 日曜休
公式サイト:http://top-note.net/bekkan.html

夜の飲み屋街で地酒と海鮮を楽しむ

夜は広島駅近にある飲屋街・大須賀町へ。「一人客ならすぐ入れるでしょ」と、予約せずに突撃したら、なんと街全体が超満員! うろうろと、飲み屋をさまようことに。そんなときに「入れますよ!」とカウンターに通してくれたのが、1席だけ空いていた「うみざる」

胸いっぱい、お腹いっぱい、さらにはお酒も飲んでいるので、お刺身と地酒だけサクッとオーダー。こちらは、超辛口の純米酒「宝剣」です。スッキリした味わいで、生ものとの相性もぴったり。

お刺身も新鮮! 翌日も食べ歩く予定なので、炭水化物などカロリーを摂取するのは避けましたが、他も気になるメニューがたくさん。若くてフレンドリーな店主の接客が心地良いお店でした。

ほどよく酔って、この日は終了。移動の疲れもあって、宿で爆睡です。

うみざる 広島瀬戸内海の幸と地酒
住所:広島県広島市南区大須賀町12-2
TEL:082-576-2802
営業時間:17:00~24:00 (料理LO 23:00、ドリンクLO 23:30) 月曜休
公式サイト:https://ekinishiumizaru.owst.jp/

2日目は、日本酒の町「西条」で酒造巡り!

ぐっすり眠って、翌日は朝から西条へ。西条は、駅から徒歩1.5km圏内に、酒造が密集してるんです。今日はじっくりと酒造巡りを楽しみたいと思います。

西条駅までは、広島駅からJRで約40分。まあまあな距離ですが、シートがふかふかな上に、車内も空いていて座れるので、負担はなし。

駅に到着して、酒造まで向かう途中で見つけたマンホールも酒造仕様になっていました。

また、酒造へ行くまでに、悪酔いしないようコンビニなどでお水を用意しておくのをおすすめします。

まずは「賀茂鶴」や「双鶴」で有名な「賀茂鶴酒造」から。ここは展示やフォトスポットが充実しているので、日本酒について深く学ぶためにも、最初に行った方がいい酒造です。観光客向けに、リニューアルしたばかりなんだそうです。

こんな「ご自由に!」感ある試飲スペース、あります? 注ぎ放題じゃないですか! オンライン直販はもちろんありますが、ここでしか買えない銘柄も。

さらに、カウンターでは500円で3銘柄飲み比べもできます。しかも、結構な量! どれも賀茂鶴を代表するお酒です。

賀茂鶴酒造 見学室直売所
住所:広島県東広島市西条本町9-7
TEL:0120-422-212
営業時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)お盆・年末年始・酒まつり前など臨時休業あり
公式サイト:https://www.kamotsuru.jp/tour/

ここだけでも酔ってしまいそうですが、次の「白牡丹(はくぼたん)酒造」へ向かいます。甘口の「白牡丹」で有名ですね。ここも、写真撮ってくださいな! と言わんばかりの酒造にちなんだアイテムが。

思わず担いでみました。

一人旅だとなかなか写真が撮れないですが、声をかけてみるとみなさん協力的なのでありがたかったです。また、酒造の方々も、好きな銘柄などをお話すると、どんどんおすすめのお酒を教えてくださいます。恥ずかしがらずに、声をかけるが吉! EC販売がある定番の銘柄から、ここでしか買えないレアな日本酒まで、いろいろ紹介してもらえますよ。

白牡丹酒造 本社見学室
住所:広島県東広島市西条本町15-5
TEL:082-422-2142
営業時間:平日 9:30~16:00、 土日 10:30~16:00 第2・第4土曜日、祝祭日休
公式サイト:http://www.hakubotan.co.jp/sakagura/entry-19.html

お昼ご飯は「府中焼き」を満喫

空きっ腹に日本酒は悪酔いします。ここらへんで、胃を満たしておきましょう。「府中焼き」は、ご当地お好み焼きとして有名なもの。ミンチ肉を使って、カリカリに焼くスタイルなんです。

白牡丹酒造近くの「お好み 真心デイズ 酒蔵通り店」に入店。前日同様、麺ハーフでオーダー。それでもこんなに大きい!

座敷もあり、お子様連れで賑わっていますが、カウンター席もあるし一人でもOK。居心地の良いお店でした。

お好み 真心デイズ 酒蔵通り店
住所:広島県東広島市西条末広町5-38
TEL:082-495-6825
営業時間:11:00~14:00、17:00~22:00(LO 21:30)
公式サイト:https://magokorodays.simdif.com/index.html

酒造巡りを楽しんだら、宮島へ移動して牡蠣はしご!

他にもいくつかの酒造を回りましたが、もう飲めない! ということで、夕方には宮島に移動。JRで、西条駅から宮島口駅へ乗り換えなしで行けるんです。そこからフェリーに乗り継ぎます。宮島内にはコンビニや銀行がないので、フェリーに乗る前に用事を済ませておいてくださいね。

夕暮れ前ですし、せっかくなら海辺で牡蠣とお酒を楽しみたいな? と思い、「焼がきのはやし」で生牡蠣と宮島ビールを。生牡蠣を1年中楽しめるというお店です。

厳島神社の鳥居が修復工事中で見られなかったことを悔やんでいたら、店員さんが特別に飾りをつけてくれました。この鳥居は、通常だと牡蠣4個から付くそうです。宮島ビールは、癖が強め。牡蠣にも負けないパンチがあり、ついおかわりしたくなります。

焼がきのはやし
住所:広島県廿日市市宮島町505-1
TEL:0829-44-0335
営業時間:10:30〜17:00(LO 16:30) 水曜休
公式サイト:http://www.yakigaki-no-hayashi.co.jp/

まだ夕飯まで時間があったので、2軒目へ。海を眺めながら牡蠣とクラフトビールが楽しめる「MIYAJIMA BREWERY」をチョイス。

17時の開店と同時に入って、お酒を楽しみながら夕陽を鑑賞。港を行き交うフェリー、夜はライトアップされるんですね。

焼き牡蠣と、ビール三種(ヴァイツェン、広島レッドエール、IPA)を飲み比べしてきました。ご当地ビールの広島レッドエールは、しっかりとした苦味が特徴的です。

晩御飯のために胃袋を整えたいけどちょっとつまみたいな、というときは牡蠣一択です。ローカロリーで、するんと食べられますからね。

MIYAJIMA BREWERY
住所:広島県廿日市市宮島町459-2 3階
TEL:0829-40-2607
営業時間:12:00~16:00、17:00〜20:45(LO 20:00) 木曜休
公式サイト:https://miyajima-brewery.com/

宮島の夜は、寿司「天扇」で決まり!

さて、夜は張り切って予約した宮島寿司へ。商店街から少し離れた場所に、ひっそり佇む「天扇」。お一人様で高級寿司なんて、随分大人になったなあと我ながらしみじみ。

スタイリッシュだけど、仰々しくない。アットホームな接客が魅力的なお店です。東京・銀座だったら、倍以上するのでは? と思うくらいの良質なネタが、夜コース7,000円から楽しめます。

最初のお造りから美味しい! 焼き物や牡蠣汁、茶碗蒸しなどから始まり、少し量が多いかな? と思ったので、握りは「シャリ小さめ」でお願いしてみました。

広島県産食材をふんだんに利用していて、地酒も大充実。

握りは大トロから始まり、名物のアナゴや牡蠣もいただくことができます。さすがに全ての写真は撮れませんでしたが、宮島の食オールスター大感謝祭! って感じの大満足なコースでした。

お会計はさぞや……と思いきや、なんと1万円強で済みました。絶対におすすめしたいお店です。よりお手頃なランチ営業もしているので、昼に立ち寄ってもいいかもしれませんね。

天扇
住所:広島県廿日市市宮島町810-1
TEL:0829-44-1233
営業時間:ランチ11:30~14:00(LO 13:30)、ディナー 17:00~22:00(LO 21:30)水曜休
公式サイト:http://www.miyajima-tensen.jp/

最終日は、宮島の朝と牡蠣まみれランチを満喫して早めに帰路へ

宮島の朝は、空気が澄んでいます。今回は写真が掲載できませんが、世界遺産・厳島神社は観光客が少ない早朝に行くのがおすすめ。合わせて五重の塔や千畳閣など、周辺の歴史的建築を巡りましょう。商店街まで歩く道には、朝からやっているコーヒースタンドも。冬は特に寒いので、適宜一休みするのがおすすめです。

広島最後の食事は、牡蠣! 牡蠣! 牡蠣尽くし! 「牡蠣屋」の牡蠣定食をいただきます。

焼き牡蠣、牡蠣のオイル漬け、牡蠣佃煮、牡蠣ご飯などなど、牡蠣だらけの定食が大人気。店内も賑わっています。

生牡蠣だけは別でオーダーが必要。ちゃっかり頼みました。

昼には広島を出て、保育園まで子供を迎えに行くために東京へ帰らねばならず、お酒は飲めなかったのが残念! シャンパンやワイン、日本酒、ビールなどありとあらゆるアルコールがそろっていて、女友達ときても楽しそうなお店でした。

牡蠣屋
住所:広島県廿日市市宮島町539
TEL:0829-44-2747
営業時間:10:00〜18:00(売り切れ次第閉店) 不定休
公式サイト:https://www.kaki-ya.jp/

広島は遠いけど、来る価値しかない!

日本全国、いろいろな土地を旅するのが好きですが、広島は体感的に九州より遠い……! 飛行機もアリですが、広島は空港から市内まで距離があるので、東京から新幹線で行くのとあんまり変わらないんですよね。

今回は出張もあったため、広島駅から攻めましたが、飛行機で行って西条→宮島→広島で巡るのがスマートかもしれません。

遠いけど、絶対に楽しい! 広島までの新幹線移動を経験したら、大阪までは一瞬に感じられそうです。広島は、大人旅の選択肢のひとつとしておすすめしたい土地です。

文:小沢あや ……フリーランスのコンテンツプランナー、編集者。音楽レーベルで営業とPRを経験後、IT企業を経て、2018年に独立。エッセイのほか、女性アイドルやミュージシャン、経営者のインタビューを多数執筆。Engadget日本版にて「ワーママのガジェット育児日記」連載中。豊島区公認の池袋愛好家としても活動している。

編集:はてな編集部

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