つゆの色が変わる駅は? 東海道線「ホーム駅そば」巡りの旅で、東西の味の境界線を探る

つゆの色が変わる駅は? 東海道線「ホーム駅そば」巡りの旅で、東西の味の境界線を探る

駅のホームやコンコースなどにあり、列車の待ち時間にもササッと食べられる「駅そば」。かつてはサラリーマンの利用が中心でしたが、最近では女性や外国人客も増え、メニューや意匠の多様化が進んでいます。
普段、手軽だからという理由で、何気なく駅そばを利用している人も多いことでしょう。しかし、駅そばには巡る楽しみがあります。

多様化するメニューに加え、店ごとのこだわりや個性、さらには地域性。食べ比べによって発見できる、駅そばならではの魅力が多々あるのです。筆者はそんな駅そばに魅せられ、20年以上をかけて全国約3,000軒の店を巡り、これまでに1万杯以上の駅そばを食してきました

駅そばの地域性で最も顕著に表れるのが、東西での違いです。関東では、こいくち醤油を使った甘辛いつゆに、薬味として清涼感のある白ネギをのせるのが主流。一方の関西では、うすくち醤油を使った上品な口当たりのつゆに、香り高い青ネギを合わせます。

では、その境目は一体どこにあるのか? それを探るべく、関東と関西にまたがって走るJR東海道線に乗り、JR在来線のホームにある9店の駅そば(以下、ホーム駅そば)を食べ比べて検証してみました。

各店の個性的なメニューや、つゆ・ネギ以外の地域性、さらには駅そばをより深く楽しむための豆知識などを織り交ぜつつ、紹介していきましょう。

1.品川駅「常盤軒」:しっかり濃いつゆの、クラシカルな一杯

東海道線の起点となる東京駅のホームには、駅そばがありません。最初にホーム駅そばに出会えるのは、品川駅。山手線と横須賀線のホームにそれぞれ、「常盤軒」という駅そば店があります(写真は山手線ホームの店舗)。1964年から続く常盤軒の駅そばはファンが多く、味にも定評があります。

私は初めて入る駅そば店では、人気の高い「天ぷらそば」ではなく、なるべく「たぬきそば」(揚げ玉の入ったシンプルなそば)を食べることにしています。麺・つゆ・トッピングのバランスがよく、その店の味を見やすいというのが最大の理由。今回の記事ではいろいろなメニューを紹介していきますが、まずここではたぬきそばから入りたいと思います。

こちらが常盤軒の「たぬきそば」(400円)。丁寧に湯煎された麺やサクサク感のある揚げ玉がつゆにしっかりなじみ、たぬきそばの醍醐味(だいごみ)である麺・つゆ・揚げ玉の“三位一体のおいしさ”を楽しめます。

つゆは、一目瞭然の関東風。ネギは、青い部分も少々入っていますが、根深の白ネギです。しっかり濃いつゆは、最初のひと口で一定以上の満足感を得られます。まさに、短時間でパパッと食べる駅そばのイメージにぴったり当てはまる、王道のつゆです。

ホームにある立ち食いスタイルの駅そば店は、そば・うどんが中心で、ごはんものは扱っていないことが多いです。しかし常盤軒では、「品川丼」なる丼ものが名物になっています。

大判のかき揚げをタレに浸してご飯にのせた、「品川丼」(スープ・お新香付きで490円)。甘辛いタレがかき揚げだけでなくごはんにも染みわたり、やみつきになるおいしさです。

そば処 常盤軒
(山手線ホーム)
住所:東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅 山手線ホーム
TEL:03-3442-2998
営業時間:月~金 6:00~23:30(LO23:00)、土 6:00~23:00(LO22:30)、日祝 6:00~22:30(LO22:00) 無休

(横須賀線ホーム)
住所:東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅 横須賀線ホーム
TEL:03-3442-2998(山手線ホームと同じ)
営業時間:月~金 6:20~23:30(LO23:00)、土日祝 6:20~23:00(LO22:30) 無休

2.藤沢駅「大船軒」:低い天井に引き戸。歴史を肌で感じる駅そば店

品川駅の次にホーム駅そばがあるのは、神奈川県の藤沢駅。川崎・横浜・大船といった規模の大きな駅には、ホーム駅そばがありません。これは、駅そばの需要がないためではなく、より集客効率のよいコンコースに駅そば店が移転しているためです。

ホーム駅そばは、列車に乗る前や降りてすぐに食べられるのが利点。しかしホームがたくさんある駅で全ての乗降客をカバーするためには、ホームごとに複数の店舗が必要になってしまいます。改札口に近いコンコースは、各ホームの乗降客が集約される場所であるため、1店舗でより多くのニーズに応えられるのです。

そんな中、藤沢駅のホームには歴史を感じさせる駅そば店「大船軒」が残っています。天井が低く、身長が160センチ以上ある方は出入りするときに頭上注意。出入口は、開け閉めするときにガラガラと音がする引き戸。薄い窓ガラスにも、歴史を感じます。

ここでいただいたのは、「豚肉そば」(480円)。あっさりした味付けの豚ばら肉を、そばにトッピングしています。脂の旨みがつゆに浸透し、丼全体の旨みが増す一杯です。大船軒のつゆは典型的な関東風で、他店よりも甘みをやや強めに利かせているのが特徴。甘みと旨みのダブルパンチで、満足感を高めます。

肉そばは、関東と関西で大きく異なるメニューの一つ。関東では豚肉が、関西では牛肉が一般的なのです。この違いがあるためでしょうか、大船軒では単に「肉そば」と表記するのではなく、親切に「豚肉そば」と表記しています。特に近年利用が増えている外国人にとっては、宗教上の理由などで豚肉なのか牛肉なのかが重要となる場合もあります。地域間の違いに戸惑うことがないよう、工夫されているのかもしれません。

大船軒 藤沢そば店
住所:神奈川県藤沢市鵠沼橘1-4 JR東海道線 藤沢駅ホーム
TEL:0466-22-0688
営業時間:月~金 6:30〜21:00、土日祝 6:30〜20:00 無休

3.三島駅「桃中軒」:名物の「みしまコロッケ」は、店内揚げ

ここからしばらく、静岡県内の駅そば店を巡ります。長い長い丹那トンネルを抜けて、三島駅へ。しばらく暗がりの中を走っていたこともあって、三島駅のホームに降り立つと、なんだかとても晴々とした気分になります。

ここにあるのが、1891年創業の老舗駅弁事業者が営む立ち食いスタイルの駅そば店「桃中軒」です。

桃中軒の駅そばには、大きな特徴が二つあります。一つは、ご当地メニューの「みしまコロッケそば」があること。そしてもう一つは、店内にフライヤーがあり、揚げたてに近いコロッケやかき揚げをいただけるということです。厨房スペースが狭く火器の使用も制限されるホームでは、フライヤーを備えている駅そば店は珍しいのです。

大きなコロッケがドンと鎮座する、「みしまコロッケそば」(440円)。手掘り収穫の三島馬鈴薯(三島市の名産品として知られるメークイン)を使ったコロッケは、ホクホクした食感の男爵コロッケとは異なり、しっとりとした舌触りが印象的。さっぱりした旨みの鶏の挽き肉を合わせ、強い下味はつけていません。メークイン本来の甘みを生かしたコロッケは、甘めのつゆとの相性も抜群です。

そして、写真を見てお気づきでしょうか。ここで、薬味のネギが関西風の青ネギに変わりました。しかし、つゆは完全な関東風です。つゆとネギの境界線は別々に存在するということが、ここで実感できます。

なお、三島駅のほか、沼津駅のホームにも桃中軒の駅そばがあります(店内にフライヤーがあるのは三島駅の店舗のみ)。

桃中軒
住所:静岡県三島市一番町16-1 JR三島駅 上りホーム
TEL:055-975-2828(三島駅南口売店)
営業時間:8:00〜19:00(LO18:50) 無休
公式サイト:http://www.tochuken.co.jp/tenpo.html

4.富士駅「富陽軒」:混雑するホームを眺めながら、のんびりと

JR身延線が接続する富士駅のホームには、駅そば店「富陽軒」があります。ただし、店があるのは混雑が激しい東海道線のホームではなく、比較的空いている身延線のホーム。東海道線を利用する場合には、店にたどり着くまでに階段の上り下りが発生します。反面、乗降客でごった返す東海道線ホームを尻目に、のんびりそばをすすれるという利点もあります。

いただいたのは、「月見そば」(360円)。富陽軒のそばは、太めで食べごたえのある麺が特徴。ササッと軽くすすったつもりでも、結構お腹にズッシリとたまります。熱々のつゆからは、昆布を中心としただしの香りが立ち上ります。

丼が黒いので色がやや分かりにくいのですが、つゆは関東風です。そして、ネギは見事に青々としています。三島駅「桃中軒」と同様、つゆは東・ネギは西のスタイルです。(基本は青ネギが使用されていますが、入荷状況によっては白ネギの場合もあります)

駅そばはいつの時期に食べてもおいしいものですが、個人的には、富陽軒の駅そばは特に冬場に恋しくなります。三島駅「桃中軒」と同様に店内にフライヤーがあるので、アツアツのかき揚げもオススメです。

富陽軒 身延線ホーム そば店
住所:静岡県富士市本町1-1 JR富士駅 身延線ホーム
TEL:0545-61-2835(本社)
営業時間:7:30~17:30(年末年始などは変更あり) 無休(臨時休業あり)
公式サイト:http://www.fuyouken.com/ekiben

5.静岡駅「富士見そば」:昔ながらのスタイルと斬新メニューで新旧融合

静岡駅には、上りホームと下りホームに、それぞれ「富士見そば」があります。どちらも、間仕切りのない、昔ながらの立ち食いスタイル。階段の裏手にあるため、ホームの駅そばにしては横幅を階段の幅と同じくらいまで広く取ることができ、威風堂々たる外観。見た目には、とても硬派な印象を受けます。

しかし、券売機を見ると、結構斬新なメニューが目立ちます。ラーメンの扱いまであります。そんな中、女性を中心に人気を博しているのが、モッツァレラチーズをたっぷりトッピングした「チーズそば」(450円)です。

チーズは、つゆに浸かることで自然に溶けだすので、麺にしっかり絡みます。そして、両者の相性が意外なほど良好! そばとしておいしいし、話のネタにもなります。

さらに、用意されているタバスコを少量ふりかけると全体がキリッと締まります。序盤は何もかけずに食べ進め、途中でタバスコをかけて味を変化させるのがオススメです。かけ過ぎるとだしの香りなどが分かりにくくなるので、味をみながら少しずつかけていくといいでしょう。

ここも、つゆは関東風、ネギは一目瞭然の青ネギです。

富士見そば
住所:静岡県静岡市葵区黒金町50 JR静岡駅
TEL:054-287-9777(事務所)
営業時間:上りホーム 7:30〜19:30、下りホーム 7:30〜20:00 無休
公式サイト:https://www.tokaiken.jp/shop/

6.名古屋駅「住よし」:名産の名古屋コーチンを使った、贅沢な駅そば

静岡駅の次にホーム駅そばにありつけるのは、愛知県の名古屋駅。きしめんが有名な「住よし」があります。手軽でおいしいと評判の店で、わざわざ入場券を買ってホームまで食べに来る人も多いのだとか。全国的に、駅そばで扱う麺は「そば・うどん」が主流ですが、ここではうどんがメニューから落ち、代わりにきしめんが入ります。

名古屋駅構内には複数の店舗がありますが、筆者が訪れたのは7・8番線ホームの店舗。

今回はきしめんではなく、そばをいただきます。住よしには個性的なメニューがたくさんあり、目移りしてしまいます。そんな中、値段は張るけれど一度は食べてみたいのが、「名古屋コーチンそば」(890円)。高級食材の名古屋コーチンを甘辛く煮て、惜しげもなくたっぷりトッピングします。

名古屋コーチンは、キュッと締まった肉質で、硬質な歯ごたえを楽しめます。さっぱりしていながら、かむほどに旨みが染み出てきます。ブロイラーとは明らかに異なる食感・味覚。皮の脂は旨み濃厚なのにしつこさがなく、とても上品な味わいです。

ここも、つゆはひと目で分かる関東風。昆布だしを強めに利かせる静岡県内の駅そばとは異なり、カツオだしを強烈に利かせています。

では、ネギはどうでしょうか。先ほどの名古屋コーチンそばについて、写真の当時は白髪ネギがトッピングされていましたが、2019年11月現在は、こちらの「かき揚げそば」(530円)と同様のネギが添えられています。青々としているようにも見えますが、やや太く、白ネギの葉の部分のようにも見えます。

これは、愛知県尾張地方では江戸時代から幕府献上品でもある「越津ネギ」が盛んに栽培されてきた歴史背景に起因していると考えられます。越津ネギは、白根(白い部分)と葉(緑色の部分)の両方を食用とする、白ネギと青ネギの中間品種。だから、駅そばのネギも白・青の区別がつかず、両方の特性を備えているのでしょう。ネギ一つから、愛知県尾張地方ならではの歴史・地域性が垣間見えます。

名代きしめん 住よし
住所:愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅
TEL:052-452-0871(代表)
公式サイト:http://jt-s.net/shop-genre

(1・2番線ホーム)
営業時間:7:00〜21:30(LO21:20) 無休

(3・4番線ホーム)
営業時間:7:00〜20:30(LO20:20) 無休

(5・6番線ホーム)
営業時間:7:00〜21:30(LO21:20) 無休

(7・8番線ホーム)
営業時間:7:00〜21:30(LO21:20) 無休

(10・11番線ホーム)
営業時間:7:00〜20:30(LO20:20) 無休

7.米原駅「井筒屋」:関ケ原を越えて、つゆ色が劇的に変化!

岐阜県内にはホーム駅そばがないため、滋賀県の米原駅まで進みます。青春18きっぷなどで旅をしていると、必ず乗り継ぎが発生する米原駅。足早に乗り継ぐ乗客たちの波にもまれながら、私はいつも「すぐに乗り継ぐべきか、1本見送って駅そばを食べるべきか」で悩みます。乗り継ぐときにたいてい目に入る場所に、郷愁に富む駅そば「井筒屋」があるのですから。

結局誘惑に負けてしまうことが多いこの店では、「かき揚げそば」(400円)を注文。列車発着前後に極端に混雑する店舗なので、調理は迅速。注文から15秒ほどで出来上がりました。

ここで、遂につゆがうすくち醤油の関西風に変わりました。飽きのこない淡麗な味わいで、全部食べ終えた後で「あ~、おいしかった」とひと息つきたくなります。最初のひと口で一定の満足感を得られる関東風のつゆとは、だいぶ異なります。

ただ、淡麗とはいっても塩気はそれなりにあり、手早く食べても満足できるように工夫されています。天ぷらをのせて油を少々加えれば、旨みが増して厚みのある味わいに。酸味の強い梅干しをトッピングする「梅そば」(400円)との食べ比べもオススメです。

ネギは、もちろん青。中間種ではなく、葉の部分をメインに使用する、純然たる青ネギに戻りました。

井筒屋 在来線5番ホーム売店
住所:滋賀県米原市米原475 JR米原駅
営業時間:平日9:00~19:00(LO18:30) 土日祝9:00~15:00(LO14:30) 無休
公式サイト:http://www.izutsuya.cc/htm01/omise.htm

8.京都駅「麺家」:爽快なつゆに、自家製天かすのアクセントを

京都駅のホームには、「麺家」という駅そばの店舗が2つあります。場所は2・3番ホーム(上り)と、4・5番ホーム(下り)。どちらもメニューや値段は同じです。

麺家の特徴は、デザイン性の高い意匠や店内の暖色照明など、外装・内装にこだわっていること。普段、立ち食いスタイルの駅そばになじみがない人でも、入りやすい雰囲気です。

提供するそばには、焼きカマボコを添え、薬味の青ネギは斜めにカットしています。つゆは、もちろん爽快な関西風。

「麺家」の名物メニューが、「鶏天そば」(500円)です。ひと口では頬張りきれない大ぶりの鶏天を、豪快に3個トッピング。モモ肉を使用しているので、ジューシーで旨み濃厚。醤油系ではなく塩コショウの下味で、個性も発揮しています。そしてうれしいことに、天かすの無料サービスがあります。

天かすのサービスは、関西の駅そば店に多く見られる特徴です。外から仕入れた天かすを提供する店が多い中、各種天ぷらを店内で揚げている「麺家」では、天かすも自家製。サクサクで香ばしく、油は軽く、最高のアクセントになります。「月見そば」(360円)や、刻んだ油揚げをトッピングする「きざみそば」(360円)に天かすを加えるのもオススメです。

麺家は、新大阪駅のホームにも店舗があります。

麺家
住所:京都府京都市下京区東塩小路町 JR京都駅
TEL:京都上がも(上りホーム) 075-344-6260、京都下がも(下りホーム)075-344-4371
営業時間:7:00~21:15 無休
公式サイト:https://www.jwfsn.com/business/food/menya/

9.姫路駅「えきそば」:中華麺+和風だしの個性的な味わいに、ファン多し

新大阪駅から先は、東海道線の終点・神戸駅まで、ホーム駅そばはありません。新大阪駅の次にホーム駅そばに出会えるのは、姫路駅です。姫路駅はJR山陽本線の駅ですが、米原方面からの新快速が直達していますので、便宜上ここを終点としましょう。

店舗は5・6番線(上り)と7・8番線(下り)にそれぞれあります。このうち5・6番ホームの店舗は2019年8月に改装し、列車をモチーフにしたかわいらしい外観に生まれ変わりました。

駅そばといっても、この店で扱っているのは、そばでもうどんでもありません。ちょっとやわらかめの中華麺です。和風のつゆに中華麺を合わせた、その名も「えきそば」。それがそのまま、店名にもなっています。1949年に発売されてから今日までずっと市民に愛され続けている、姫路のソウルフードです。

写真は、「大盛天ぷらえきそば」(430円)。並盛りは丼が黒くてつゆの色が分かりにくいので、赤い丼を使う大盛りにしました。底の方にある麺まで見える、うすくち醤油のつゆです。ネギは、青。

そば粉は入っていないので、そばの味はしません。かん水入りの麺自体に少し特有の甘みがあり、うどんとも違います。「えきそば以外の何ものにも例えられない、姫路ならではの味です。これが食べたくて、遠方からやって来る客の多いこと多いこと。世界遺産の姫路城が近いので、外国人観光客が入店するシーンもよく見るようになってきました。

姫路のえきそばがあまりにも有名になり過ぎて、最近では関西一円に「和風つゆ+中華麺」のメニューが広がってきています。関西エリアを訪れる際には、これらのメニューを食べ比べてみても面白いと思います。

えきそば
住所:兵庫県姫路市南駅前町125 JR姫路駅 新山陽本線
TEL:079-224-0255(まねき食品総務部)
公式サイト:http://www.maneki-co.com/ekisoba/

(在来線店上り)
営業時間:6:00~23:00 無休

(在来線店下り)
営業時間:6:00~24:00 無休

今回の検証で私が調べた限り、ホームの駅そばが関東風から関西風に切り替わるのは、つゆが米原駅、ネギが三島駅であることが分かりました。両者の境界線が一致していない点が、大変興味深いです。

駅そばの世界には、つゆ・ネギの他にも、今回の記事で少々触れた肉そばに使う肉の種類をはじめ、関東と関西で大きく異なる点がたくさんあります。これらについても、今後リサーチを進めていきたいと思います。皆さんも、各地で駅そばを食べて回り、まだ世に知られていない“隠れた地域性”を探してみてはいかがでしょうか。

文:鈴木弘毅……「駅そば」をはじめ、道の駅、スーパー、健康ランドなど旅から派生するB級要素を追究し、独自の旅のスタイルを提唱する「旅のスピンオフ・ライター」。近著に『全国「駅ラーメン」探訪』『駅そば 東西食べくらべ100』(交通新聞社)。

編集:はてな編集部

※写真は、著者が取材した当時のものです。具材の種類など、メニューの内容が現在と異なっている場合があります
※メニューの価格は全て2019年11月時点の税込み価格です
※その他、記事内に記載の店舗情報なども全て2019年11月時点のものです。ご了承ください