国内100以上の島を巡った島好きの私が惚れ込んだ種子島の魅力
屋久島旅行を計画している時、せっかく鹿児島に行くなら他の島もまわろうと考え、グーグルマップを眺めていると、あるではないですか! 種子島が。しかも屋久島から直行で船が出ており、鹿児島との間にも航路があります。これは行くしかないと思い、種子島行きを決めました。
種子島といえば鉄砲とロケットを想起しますが、そのほかの情報は一切知りません。そんな未知なる島こそ余計にワクワクしてしまうのが秘境マニアの私なのです。実際に旅してみると知られざる絶景が点在している上、なんと食事まですこぶる美味しい事が判明しました。今まで数々の島を旅してきましたが、上陸してすぐに私の中のお気に入りリストに追加してしまうほど!
そんな私好みの島「種子島」のおすすめスポットをご紹介します。
知られざる種子島の絶景を楽しむ
まず最初に断言しますが、種子島は絶景の宝庫です。島外の人にはあまり知られていません。でも逆に考えるとインターネット全盛期のこの時代に、世に知られていない絶景がまだあるってなんだかワクワクしませんか? そんな秘境種子島で見つけた絶景スポットをご紹介します。
1.不思議な天然トンネル「アコウのアーチ」
日本だと九州や南西諸島など比較的暖かな地に生息するアコウの木。いつかの台風で倒れてしまったアコウの木が根を張り続けアーチ上に育っていることからその名がつけられたのだとか。あたりは神秘的な雰囲気に包まれており、写真映えも抜群です。駐車場がないので、車から降りてサクッと写真を撮ったら次に向かいましょう。
アコウのアーチ
住所:鹿児島県西之表市安城1186
2.幻想的な海蝕洞窟「千座の岩屋」
種子島で最も人気の観光スポットである「千座の岩屋」。海蝕によってできた洞窟で、千人もの人が座ることができるほど広いことから、その名がつけられたようです。
洞窟内にはいくつもの道があり、非常に幻想的な空間となっています。干潮時のみしか入ることができないので、事前に干潮時間を調べることをおすすめします。満潮時は波におおわれ、天井や地面は濡れています。濡れたり汚れたりしてもいい格好を持って行った方が良さそうです。
千座の岩屋
住所: 鹿児島県熊毛郡南種子町
3.雨が降ると大反乱、手つかずの滝「男淵女淵の滝」
私は基本的に雨が降っている日や天気が悪い日は滝に行きます。滝は自然スポットの中では珍しく、天気が悪い日こそ見栄えがいい場所だからです。いつもの如く天気が悪い日にこの滝へ行ったのですが、滝の付近の排水路はほぼ機能しておらず、駐車場から滝までの道は氾濫しており、ずぶ濡れになってしまいました。しかし、排水が追いつかないほどの滝の勢い、見てみたくないですか? サンダルと濡れても良い格好で、十分に気を付けて体感してみてください。
男淵女淵の滝
住所: 鹿児島県熊毛郡中種子町増田3131−55
4.色とりどりのコントラストが美しい「七色坂展望所」
種子島のパノラマを一望できる場所として、七色坂展望所もおすすめします。島にはいくつかの海を眺めることができる展望台がありますが、ここからは森と田んぼも一緒に眺めることができます。天気が良いと、海の深い部分の紺、浅い部分の水色、砂浜の白、森の緑、田んぼの黄緑と色とりどりのコントラストを楽しむことができます。
七色坂展望所
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町西之
5.海の青さは種子島随一「浦田海水浴場」
日本の水浴場88選の一つであり、種子島を代表するビーチ浦田海水浴場。今回の旅行でほぼ全てのビーチを回りましたが、圧倒的に浦田海水浴場の海が青く美しく、砂浜も綺麗だったように感じます。そんな島を代表する海ですら人が全くいないというのが種子島の良さ。ぜひこのため息が出てしまうほど美しい景色を自分だけのものにしてみてください。
浦田海水浴場
住所:鹿児島県西之表市国上123−1
6.ハイシーズンは穴場感漂う「よきの海水浴場」へ
海の青さとビーチの美しさでは浦田海水浴場にやや分があるかもしれませんが、よきの海水浴場もおすすめのビーチの一つです。ここの良さは何と言っても穴場感です。特に国道58号線を北上し、よきの海水浴場を1.2kmほど超えたところにあるパーキングエリアからの眺めは素朴でいつまでたっても飽きません。天気が良ければお隣の馬毛島も見ることができますし、西側に位置しているため、水平線に沈む夕陽を眺めることができます。そして何より人の気配が一切ないのがなんとも魅力的な海水浴場です。
よきの海水浴場
住所:鹿児島県西之表市住吉
種子島の絶品グルメを思いっきり楽しめる2店
種子島は伊勢海老をはじめ、ゾウリエビ、アサヒガニ、ながらみなど、内地では手に入らない高級食材や、全国的にも有名な安納芋やそれを食べて育った安納鶏、南種子の固有種インギー鶏など海鮮のみならず様々な絶品食材が多数あるのです。
そんな島ならではの食材を思いっきり楽しめるお店2店をご紹介します。
島の美味しいものはここに集まる「味処井元」
種子島の美味しいものは全てここに集まるといっても過言ではないほど、島の新鮮な食材を扱っているのがここ味処井元。初日のランチにこのお店に伺った際に衝撃を受け、以後何度も足を運んでしまいました。島で獲れた伊勢海老はもちろん、種子島の名物である「ながらめ」という貝の刺身や、
伊勢海老より美味しいとも言われる草履の形をしたゾウリエビ、
種子島の名産でもある安納芋を食べて育った安納鶏の刺身など、
種子島でしか食べられない食材を堪能することができます。フェリーターミナルから徒歩圏内とアクセスも良いので島に訪れたら絶対行ってほしいお店です。
味処井元
住所:鹿児島県西之表市西町189−1
電話番号:0997-22-1218
定休日:日曜日
営業時間:17:00 ~ 23:00
インギー鶏の刺身をたらふく楽しむ「美の吉食堂」
黒潮の影響を受ける種子島は海鮮料理が豊富です。旅行者が種子島で食事をするとなると、つい海鮮料理店に目がいってしまいますが、実はこの島では、密かに人気を博する地鶏が生産されています。その名もインギー地鶏。他の地鶏と比べても歯ごたえがよく、噛めば噛むほどうまみが広がるため、刺身で食べるのに向いています。
美の吉食堂ではインギー地鶏の刺身をたらふく味わえる刺身定食が2000円で楽しむことができるとあり、連日観光客で賑わいます。
美の吉食堂
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2264−4
電話番号:0997-26-0033
定休日:不定休
営業時間: 7:00 ~ 21:30
いかがだったでしょうか。昼は絶景を楽しみ、夜は島ならではの極上の食材を楽しむ。そんな天国のような島種子島に癒されに行ってみてはいかがでしょうか。
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