釧路湿原から霧の摩周湖、世界遺産の知床散策 北海道2泊3日ドライブモデルコース 道東編

釧路湿原から霧の摩周湖、世界遺産の知床散策 北海道2泊3日ドライブモデルコース 道東編

北海道を巡るドライブシリーズ第3弾。今回ご紹介するのは、大自然の風景を巡る道東絶景の旅。日本最大の釧路湿原、神秘的な青色の水を湛えた摩周湖、世界遺産に指定された知床など、次から次へと現れる圧倒的なスケールの景観に驚きの連続です。道東の魅力をダイジェストで巡る2泊3日のドライブプランをご紹介します。

釧路空港から入り、川湯温泉、知床の自然を満喫し女満別空港から帰途につく

見どころいっぱいの道東。本当ならば1週間くらいかけてゆっくり見所を巡りたいところですが、今回はその中から、雄大な釧路湿原、阿寒湖や摩周湖などの神秘的な湖の景観と温泉を楽しみ、世界遺産の知床を巡る2泊3日のドライブプランをご紹介。全行程約380kmです。

1日目 釧路空港に到着。日本最大の湿原を歩き、海鮮丼でランチ

総距離 149km 3時間50分

10:00 釧路空港到着 釧路湿原へ 約17km 20分

釧路空港到着後、レンタカーを借りて釧路湿原へ。まず目指すのは釧路湿原展望台です。

釧路湿原展望台

1階はショップとレストランで入館無料、2階からは有料で釧路湿原についての展示解説が、3階は展望室と展望台になっており、釧路湿原の全景を眺めることができます。

釧路湿原

周囲には1周2.5kmの木道があり遊歩道の途中にはサテライト展望台も。高台にあるので、こちらも絶景です。

釧路湿原展望台

ちなみに釧路湿原展望台のショップで人気なのが丹頂ソフト(350円)。ウェハースが羽根を、いちごが赤い頭を表現したかわいらしいソフトクリームです。

丹頂ソフト

12:30 和商市場で勝手丼のランチ 約15km 25分

ランチは釧路市街地に移動し、和商市場へ。1954年にオープンした老舗の市場で、現在も市民の台所として賑わいます。

ここの市場の名物といえば勝手丼。市場内のお総菜やさんで白いごはんを買って、同じく売られているネタの中から好きなネタを買って丼に乗せて食べるというもの。季節によりネタは異なりますが、いくら、ウニ、ツブ貝、ボタン海老、カニ、甘エビなど、ずらりと並ぶネタのなかから、好きなものを購入し、好きなだけのせまてしまいましょう。ごはんは量に応じて100~400円。ネタは一皿100円~。お店の人にお醤油をかけてもらって完成です!

和商市場
Photo:Dan McDreamy

和商市場
http://www.washoichiba.com/

14:00 釧路湿原の東側、細岡展望台からの大観望を堪能 約25km 25分

続いて釧路湿原の東側にある細岡展望台へ。釧路湿原展望台とはまたひと味違う雄大なパノラマが魅力。眼下には湿原に蛇行して流れる釧路川が、その遙か向こうには雄阿寒岳、雌阿寒岳がそびえ立ちます。周辺には木道が整備されています。

釧路湿原

散策後は隣接するビジターズラウンジでひと休み。山小屋風の落ち着いた雰囲気のなか、温かい飲み物でほっとくつろいで。

細岡展望台ビジターずラウンジ

17:00 阿寒湖の南岸に位置する阿寒湖温泉へ 約100km 1時間45分

細岡展望台を後にし、本日の宿泊地である阿寒湖温泉へ。特別天然記念物のマリモが自生する阿寒湖のほとりにある温泉で、温泉街近くの道内最大のアイヌコタンではアイヌ文化に触れることができます。

阿寒湖

温泉街には大型の温泉宿があり、阿寒湖を望みながら硫黄化水素泉でのんびり湯浴み。町中にも手湯、足湯などが点在しています。

阿寒湖温泉

2日目 霧の摩周湖、噴煙を上げる硫黄山を眺め、知床へ移動

総距離210km 約3時間50分

10:00 湖面海抜351mの神秘のカルデラ湖、摩周湖へ 約53km 1時間10分

「霧の摩周」とか「摩周湖が晴れていたら婚期が遅れる」などと言われる摩周湖。それほどまでにこの湖が晴れているのは珍しいのですが、もし晴れていたらこの神秘的な色合いにしばし心奪われます。湖面海抜は351m。坂道を上っていくと周囲約20km、最大水深約211mの湖が現れます。湖の周囲は一面300~400mの絶壁に囲まれており、人や動物が湖面に降り立つのは極めて難しい隔絶された環境。40m以上という世界屈指の透明度を誇る湖は、注ぎ込む川も流れる出る川もないのになぜか水位が一定なのだとか。

摩周湖

展望台は摩周第1展望台、摩周第3展望台、裏摩周展望台と3つあり、どれか1つ行くなら。正面に湖の中の小島カムイシュ島、摩周岳(カムイヌプリ)を望む第1展望台へ。駐車場は500円で、摩周第1展望台、この後訪れるアトサヌプリ(硫黄山)駐車場の共通券になります。

11:30 モクモクと噴煙を上げるアトサヌプリ(硫黄山)へ 約12km 15分

続いて車で15分ほどのところにあるアトサヌプリへ。アイヌ語で「裸の山」という意味を持ち、むき出しの岩のいたるところから噴煙が上がっています。
噴煙をあげる硫黄山

先ほどの静寂に包まれた摩周湖からたった15分ほどのドライブで、火山ガスをモクモクとあげる荒涼とした大地が広がるなんて、北海道の多彩な表情に驚きです。

火山ガス

蒸気があたるところは硫黄成分で黄色く変色しています。火山ガスも噴出しているため立ち入りは禁止のところも。こんな過酷な環境なのに、山麓にはエゾイソツツジの群落があり6月中旬~下旬には白い花を咲かせます。またレストハウスでは地熱で作られた温泉卵も販売されています。おやつがてら購入してみても。

13:00 屈斜路湖のほとりで砂湯を掘る 約10km 12分

続いて訪れるのは屈斜路湖のほとりにある砂湯。これまでの景観と比べてやや普通なのですが、実は湖畔の砂浜に温泉が湧いており、砂を掘れば即席温泉ができるという楽しみが。手や足を浸けて楽しみましょう。

屈斜路湖

ちなみにこの屈斜路湖、クッシーという恐竜に似た巨大な海獣が棲んでいるという噂も。1970年代に目撃されたそうですが、最近はその目撃情報もとんと耳にしません。確実に姿を見せるのは冬場のオオハクチョウ。羽根を広げると2メートル以上にもなるオオハクチョウの姿はとても美しく、多くのカメラマンがその姿を求めてやってきます。オオハクチョウの飛来は11下旬~4月頃まで。

オオハクチョウ

14:30 美幌峠からの屈斜路湖の絶景を堪能  約27km 30分

先ほどの屈斜路湖は世界第2位の大きさを持つ巨大なカルデラ湖としても知られています。この大パノラマを楽しめるのが屈斜路湖の西側、標高525mにある美幌峠。眼下に屈斜路湖、硫黄山、晴れていれば知床連峰まで望むことができます。展望台にはレストハウスが併設され、ズワイガニ入りのカニラーメンやいもだんごなど、地元の名物を販売。

屈斜路湖の絶景

17:00 知床の入り口、ウトロ温泉へ 約110km 2時間

美幌峠を後にし、一路、本日の宿泊地であるウトロ温泉へ。知床の入り口となる町で温泉を併設した旅館も点在しています。

ウトロ温泉

夕日に間に合いそうなら高台にある夕陽台へ。知床国設野営場の一角にあり、地元の人々のデートスポットにもなっているのだとか。この近くにある2018年6月にリニューアルしたばかりのホステル「夕日のあたる家」には日帰り温泉が併設されており、夕日を眺めながらの入浴も楽しめます。

3日目 世界遺産知床の散策とクルーズ、グルメを楽しみ女満別空港から帰途へ

総距離140km 約2時間50分

9:00 知床五湖フィールドハウスでレクチャーを受ける 約15km 22分

知床を楽しむには様々な方法がありますが、知床五湖を歩いてみるのがいちばん簡単でメジャーな方法でしょう。まずは、知床自然センターへ訪れ最新の知床の情報を入手しましょう。現在咲いている花の情報や、鳥や動物の目撃情報、ヒグマの情報もここでチェック。ショップも併設しており、地図のほか、Tシャツやキャップ、ぬいぐるみなどのアイテムが揃っています。

知床自然センター

その後知床五湖フィールドハウスへ。知床五湖は上空からみるとこんな感じで、森のなかに5つの湖が点在しています。

知床五湖

1湖までは周辺の生態系を傷つけないよう整備された高架木道が整備されており、無料で訪れることができます。

高架木道

800mの高架木道を歩いた先にはこの絶景が。バリアフリーなので、車いすやベビーカーでも訪OKです。

知床五湖

その他の2湖から5湖までは遊歩道を歩くにはフィールドハウスでレクチャーを受ける必要があります。

五湖五湖フィールドハウス

レクチャーは15~20分間隔で開催され、知床の自然やヒグマに出遭ったときの対処法などを学びます(所要10分、大人250円)。ヒグマ活動期の5月11日~7月31日はガイドツアーに参加する必要がありますが、4月20日~5月9日、8月1日~10月20日の植生保護期はレクチャーを受ければ自由に散策することができます。2湖から5湖まですべて歩くと1周3km、約1時間30分です。

知床五湖 https://www.goko.go.jp

11:30 知床横断道路の最高地点、738mの峠へ 約20km 25分

ウトロと東側の羅臼町を結ぶ知床横断道路の中間地点にある知床峠展望台へ。風光明媚なドライブコースの頂上に知床峠があり、雄大な羅臼岳を望むことができます。知床横断道路の通行期間は4月下旬~11月上旬まで。

知床峠

12:00 ウトロに戻り海鮮ランチ 約18km 20分

ランチはウトロで。「荒磯料理 熊の家」では知床近海で獲れた魚介類を使った海鮮丼が人気です。真っ赤な宝石を惜しみなく乗せたイクラ丼は2500円です。

イクラ丼

熊の家(くまのや)
住所:斜里町ウトロ西187-11
電話:0152-24-2917
時間:11:00 ~16:00(LO15:30)
定休日:不定休

13:30 知床クルーズ船で海上から知床を見る

ウトロからは数社が知床半島を巡る観光船を運航しています。険しい知床半島には、車ではいけないところも。断崖絶壁から流れ落ちるフレペの滝(乙女の涙)やカムイワッカ湯の滝など、船からならではの絶景が楽しめます。1時間30分3100円~。

知床クルーズ船

知床観光船おーろら
https://www.ms-aurora.com/shiretoko/

知床遊覧船
https://www.shiretoko-kazu.com/

15:00 オシンコシンの滝を見る 約8.5km 10分

ウトロから空港方面へ向かう途中、突如として現れる滝がオシンコシンの滝。道路のすぐ脇に轟音をたてて流れ落ちています。

オシンコシンの滝

崖に沿って流れ落ちる滝は落差50mありかなりの迫力。知床八景や日本の滝100選に指定されています。

崖に沿って流れ落ちる滝

15:30 どこまでもまっすぐな「天に続く道」をドライブ 約20km 22分

斜里町の国道334号・244号線の全長18kmにおよぶ直線道路があり、まるで天まで続いているようなことから「天に続く道」と呼ばれています。

天に続く道

ウトロから334号線を斜里方面へ向かい、峰浜で左折、しばらく行き突き当たりを右折したところがスタート地点です。これまでの景色から一転、緩やかに上下するまっすぐな道のドライブを楽しみましょう。道中には展望台も設置されています。

17:30 女満別空港着 約65km 1時間10分

天に続く道から1時間ほどのドライブで女満別空港着。もしもっと遅い便ならば網走で夕食を食べるというのも手。網走の名物といえば、ザンギ丼。網走産のオホーツクサーモン(カラフトマス)を白魚醤油につけ込んで揚げた網走ザンギをごはんの上に載せたどんぶり。

ザンギ丼

下記に掲載されている網走市内の飲食店で提供されています。
https://www.abakanko.jp/food/zangidon.html

また、網走には明治政府が刑期の重い受刑者を労働力として使うべく明治2年に開設した網走刑務所を保存公開する「博物館 網走監獄」も。当時の労働は過酷を極め、特に冬場に多数の死者を出した刑務所ですが、北海道の発展はに網走刑務所の存在が大きく貢献しています。それらの歴史を展示、解説するほか、かつての独居房や浴場、作業場などが再現されています。

博物館 網走監獄

夏場は18時まで営業しているのでこちらの見学もオススメ。館内のレストランでは15時30分までの提供とはなりますが、監獄メニューが味わえます。監獄メニューとは現在の網走刑務所で食べられているメニューを再現したもの。麦飯に焼き魚、小皿と味噌汁がついて720円〜。ヘルシーで意外と美味しいと評判のようです。

監獄メニュー

網走監獄 
https://www.kangoku.jp/

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