投稿者 : 力也 片岡、投稿日 2018 年 12月10日

日本で二番目に大きな島佐渡島は絶景のオンパレードだった

本州本土から40kmほど離れた、日本海に浮かぶ佐渡島。日本では沖縄に次いで二番目に大きな島で、かつては10の市町村に分かれていましたが、平成の大合併により現在では島全てが佐渡市となりました。しかしそのサイズ、独立していた市町村、加えて対馬暖流が生み出す気温差によって動植物ともに異なる生態系を持つ佐渡島は、日本の縮図とも言われています。確かに車で島を一周してみるとどこも景色や植物が異なり、まるでバックパッカーになり違う国をはしご旅している様な気分になります。今回はそんな様々な魅力を楽しめる佐渡島の魅力をお伝えします。

佐渡島への行き方

渡島への行き方

佐渡島には空港がありますが現在は使用されていません。最も一般的な行き方は新潟港から両津港へフェリーまたはジェットフォイル(高速船)で行く方法です。その他にも寺泊港と直江津港から船でアクセスすることができます。

佐渡汽船
https://www.sadokisen.co.jp

広大な佐渡島を楽しむ方法

岩首昇竜棚田

東京の1.5倍の大きさを誇る佐渡島は、とにかく広大で公共交通機関だけでまわるのは少し難しいです。レンタカーを借りるかバスツアーに申し込むのが一般的ですが、せっかくの自然を満喫するならレンタカーがおすすめ。とは言え佐渡島の見所は各地に散らばっているため、レンタカーを借りても1日で全てを周り切ることは不可能です。どこに何があるかを予め把握しておき、欲張りすぎず、現実的なルートや計画を立てることが重要なのです。

佐渡島に来たらとにかく自然を満喫すべし

自然を満喫すべし

佐渡島には雄大な自然の他にも、歴史上で重要なものや、文化的価値の高いものなど、本当に多くの見所があります。しかし時間は限られています。十分に時間がないのであれば真っ先におすすめしたいのは自然風景です。対馬暖流の影響できた南と北で気候が異なる佐渡島は、同じ島とは思えない多種多様な風景を島内各地で楽しめます。

北佐渡一の観光名所 二ツ亀海水浴場

二ツ亀海水浴場

干潮時に浜でできた道が現れる幻想的な海水浴場です。日本の海水浴場100選にも選ばれた海は透明度が高く、波のせせらぎを聞きながらぼーっと眺めていると心地が良い場所です。

二ツ亀海水浴場
新潟県佐渡市鷲崎
両津港から車で約50分

フォトジェニックな巨大岩 大野亀

佐渡島フォトジェニックな巨大岩 大野亀

亀のような大きな一枚岩が神秘的。初夏にはトビシマカンゾウによって黄色く彩られます。ふもとにある鳥居の下で写真を撮ればインスタ映えも間違いなしです。

大野亀
新潟県佐渡市願
両津港から車で約50分

果てしなく続くビーチでのんびり澤田海水浴場

澤田海水浴場

長さおよそ4kmにも渡る佐渡島最長のビーチです。付近は市街地となっているため飲食店やコンビニもある上、所々にテーブル席があるので、ランチや一休みにうってつけです。犬を散歩している人や、仕事合間のコーヒーブレイクにやってきている人も多く、地元の人の生活を垣間見れるのも良さの一つだと思います。

澤田海水浴場
新潟県佐渡市河原田本町
両津港から車で約25分

絶好のドライブコース大佐渡スカイライン

大佐渡スカイライン

全長30kmの抜群の展望を誇るドライブコースです。秋になると紅葉が美しく、多くの観光客がドライブに訪れます。

大佐渡スカイライン

コースの途中にある交流センター白雲台からは佐渡島を一望でき、ここからの景色はまさに絶景です。トイレや休憩所、自動販売機もあるので、心ゆくまでこの景色を楽しんでみてください。

大佐渡スカイライン
新潟県佐渡市中興~下相川

交流センター白雲台
新潟県佐渡市中興乙3534-158
両津港から車で約25分

江戸時代からのこる圧巻の棚田 岩首昇竜棚田

岩首昇竜棚田

米どころ新潟の離島である佐渡島には数多くの棚田が点在していますが、中でも圧巻の景色を誇るのがこの岩首昇竜棚田。天空に舞い昇る竜のように美しいこの棚田は、日本で初めて世界農業遺産に登録されました。

岩首昇竜棚田

頂上にある展望所からの眺めは息をのむほどの美しさです。この日は休日ということもあり、地元の人がドライブにやってきていました。「何度きてもここからの景色は良い」と地元の人が言うのも納得の絶景です。

岩首昇竜棚田
新潟県佐渡市岩首
両津港から車で約45分

佐渡島のおすすめ夕陽スポット

夕陽スポット

個人的には朝陽より夕陽の方が好きで(毎晩飲み歩くので朝が苦手というのもありますが……)、世界各地でチャンスがあれば夕陽を撮影するようにしています。そんな私が日本で最も夕陽を見るのに適している場所なのではないか、と感じたのがこの佐渡島です。それもそのはず佐渡の西には島が一切ないため、水平線に沈みゆく夕陽パノラマを楽しむことができるのです。

日本海の水平線に沈む王道夕陽スポット七浦海岸

七浦海岸

東から昇って西に沈む太陽の習性と、西に大陸や島のない佐渡島の地理を考えると七浦海岸はまさに絶好の夕陽スポットです。視界に入るのは海と空と夕陽のみ。そんな夕陽を100%楽しみたい人にオススメです。

七浦海岸

ベンチもあり、腰を下ろして寛ぎながら鑑賞できるのも嬉しいところです。沈みゆく夕陽を肴に佐渡島の地酒をクイッと一杯やるなんてどうでしょう。最高の思い出となること間違いありません。

七浦海岸
新潟県佐渡市二見~相川大浦
両津港より車で60分

石灯籠にあかりを灯すインスタ映えポット 春日崎

春日崎

インスタグラムを使用して見つけたとっておきのスポットがここ春日崎。ここには江戸時代に設置された石灯篭があり、これが400年の時を経て若い人に話題のスポットになっています。意図して作られたフォトジェニックスポットより、こういった既存のものの方が見る側もワクワクしますよね。

春日崎
新潟県佐渡市相川鹿伏
両津港より車で60分

弁慶のはさみ岩

弁慶のはさみ岩

観光スポットとして人気の弁慶のはさみ岩は、佐渡島にくる人のほとんどが訪れる場所であると思いますが、そのほとんどの人が日中現れます。確かに岩をしっかり観察するなら、太陽の順光を受ける日中がベストでしょう。しかし、夕暮れ時も幻想的で素晴らしいのです。

弁慶のはさみ岩

撮影をするなら先端に夕日がくる瞬間がベストタイミング。昼とは違った良さがあるのではないでしょうか。

弁慶のはさみ岩
新潟県佐渡市下相川
両津港より車で60分

佐渡島の夕陽を楽しめる場所はまだまだあるはずです。自分だけのお気に入りスポットを見つけるのも楽しむための秘訣だと思います。

佐渡島

5日間の滞在ですら、回りきれず、まだまだ未踏の絶景があることを考えると、佐渡島のポテンシャルの高さには心底驚かされます。出会ったフランス人は「こんなに何もかもを凝縮した島は未だかつて見たことがない!」と興奮気味に話していました。

世界的にはまだ知られておらず、穴場と呼べる佐渡島。世界遺産に登録され観光客がドッと押し寄せる前に、佐渡島に訪れてみてはいかがでしょうか。のんびり楽しめるのは今だけですよ〜!

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