日帰可能! 東京から45分! 自然に恵まれた小さな島「八丈島」のすすめ

日帰可能! 東京から45分! 自然に恵まれた小さな島「八丈島」のすすめ

竹芝桟橋から約300km、伊豆諸島の南にある八丈島は美しい海は勿論、八丈富士や島中に湧き出る温泉など自然に恵まれた東京の離島です。かつて「日本のハワイ」と言われ人気を博しましたが、ハワイそのものが身近になったこともあり当時より観光客も減少気味に。更に近年LCCが海外に格安で飛ぶ様になったことで、セブやバリなど他のリゾートとの距離も縮まり、日本の離島の優先順位はさらに落ちている様にも感じます。しかし、そんな時こそチャンスだと思うわけです。美しい自然は勿論、独自の文化や食文化も他の人が海外に行っている間に独り占めしてしまいましょう。

東京から日帰りも可能、近すぎる離島「八丈島」とは

八丈島とは…かつて日本のハワイと言われた八丈島は、伊豆七島の一つで東京都に属しているひょうたん型の島です。人口は10,000人弱で、明治初期まで流刑地であったことでも知られています。

地形的には富士火山帯に属する火山島なので、温泉があります。さらに黒潮暖流の影響があるため年間通して18度と温暖で雨が多いのが特徴の島です。

行って分かった! 八丈島に来たら絶対行くべきおすすめスポット

見晴台

八丈島は、海に囲まれつつ西山と東台小山という2つの山があるため、伊豆諸島の中でも特別自然に恵まれた島です。せっかく行くなら都心では見ることができない、自然を堪能したいですよね。そこで私が行ったからこそ分かった、特に気に入った絶対に行ってほしいスポットをご紹介します。

八丈島全体を上から見下ろせる島のシンボル「西山(八丈富士)」

八丈富士

まずは、八丈島のシンボル西山、通称八丈富士。標高は854mと決して大きいとは言えない上、東京の山だからか、歩道が整備されているため、通常の登山と比べると非常に登りやすく、体力のある方なら1時間ほどで山頂にたどり着くことができます。

八丈富士

とはいえ、山頂付近はこのように足の踏み場が無く、草をかき分けて進んで行く道なども多く、アドベンチャー感を味わえます。また上から望む景色は緑と青のコントラストが美しく、八丈島随一の絶景を見ることができます。八丈富士はその名の通り、富士山に似て、シルエットが非常に美しく、下から望むのも素晴らしい景色です。登山中、下山中にすれ違った人は0。この美しい自然を自分だけで楽しめるなんてとても贅沢な気分です。

大坂トンネルからの眺め

美しいシルエットを楽しんだり、写真を撮ったりするなら、大坂トンネルの前にある展望台がオススメです。海と八丈富士の両方を同時に見ることができ、八丈の自然を存分に感じることができます。

西山(八丈富士)
東京都八丈町三根
市街地から車で10分

大阪トンネル
東京都八丈町大賀郷
市街地から車で10分

激しい波で海のパワーを感じるなら横間海水浴場

横間海水浴場

大坂トンネルの真下は海水浴場となっています。ゴツゴツとした岩場がトレードマークの横間海水浴場は、波が若干強く、岩に打たれた波が水しぶきをあげ、自然の力を目の当たりにさせられます。岩場でバーベキューをしたり、夕陽が沈む景色を堪能することもでき、地元の人たちの憩いの場となっています。

横間海水浴場
東京都八丈町大賀郷
市街地から車で10分
トイレシャワーあり

シュノーケリングを楽しむなら底土海水浴場

底土

八丈ブルーと言われるほど、美しい青さが広がる八丈島の海は、ダイバーの憧れの地でもあります。ダイビングというと、お金もかかるし、免許も必要だしと思う方もいるのでは? ここ底土海水浴場はシュノーケリングでも十分楽しむことができます。私は偶然地元の方と仲良くなり、フィンやシュノーケリンググッズを貸していただき、潜るポイントや、泳ぎ方まで徹底的に教えてもらいました。

底土

海の中は色鮮やかなサンゴや、数えきれないほどの種類の生き物たちを見ることができます。念願だった海亀には遭遇できなかったのですが、人生で初めて、泳いでいるふぐを目の当たりにするなど貴重な体験ができました。

底土海水浴場
東京都八丈町三根
市街地から車で5分
トイレシャワーあり 近くの商店で用具の購入、貸出可

滝を裏側から見ることができる「裏見ヶ滝」

裏見ヶ滝

裏見ヶ滝は、滝面と滝崖の距離があるため裏側から見ることができます。この日は晴天に恵まれていましたが、滝の良いところは、雨の日に迫力を増すことです。島や自然の豊富な旅行先は、雨の日が退屈になりがちですが、そういう日は迷わず滝に行くべしと思っています。また、裏見ヶ滝のすぐ横には、裏見ヶ滝温泉という温泉があります。

裏見ヶ滝温泉

この温泉の何が凄いかって、なんと入浴料が無料なのです。それもあって、観光客というよりは地元の人が多くやってくる温泉です。地元の人と交流を持ったり、美味しいお店や地元の人しか知らないおすすめスポットを聞き出すにはもってこいです。案の定仲良くなったおじさんに、海の水がいきなり真水に切り替わるスポット(ガイドブックには一切乗ってない)を教えてもらいました。

裏見ヶ滝温泉
東京都八丈島八丈町中之郷1246
市街地から車で20分
午前時分~午後時分
定休日
当日券 無料 水着必須

八丈の海と山を見下ろせる「みはらしの湯」

みはらし

八丈島には二つの山があるため、温泉が豊富です。八丈島の温泉は特殊で、海から汲み上げた海水を混ぜているタイプがほとんどです。よって塩分濃度が高く、温泉で一緒だったおじいさん曰く、ミネラルたっぷりで肌もすべすべになるのだとか。80歳というそのおじいさんの肌もことのほかすべすべしていました。

見晴らしのゆ

島中にある温泉施設は無料から有料まで多種多様ですが中でもこの「みはらしの湯」は抜群のロケーションを楽しめることで島で最も人気の温泉です。女性は偶数日、男性は奇数日に行くと、写真にある絶景が見える方の湯を楽しむことができます。運が良いと昼間は太平洋を泳ぐクジラを、夜は満天の星空を見ながら温泉につかることができます。日本各地様々な温泉に入ってきましたが、ここの眺めは折り紙つきです。八丈島にきたら必ず行ってほしい場所です。

みはらしの湯
東京都八丈島八丈町末吉581-1
市街地から車で30分
午前10時30分~午後9時30分
定休日火曜日
当日券 500円  (小学生・70歳以上の八丈町民 200円)

親切すぎる神主さんが島ならでは! 優婆夷宝名神社

優婆夷宝名神社

レンタカーを走らせていると、何やら歴史ある神社を見つけました。人は誰一人おらず、神社内を歩いていると、神主さんらしき人が歩いて来ました。神社の概要から、島の植物、島の歴史までと、あらゆるお話をしていただき、しまいには神社の裏に無数に生えているタケノコの採り方や、食べ方まで教えていただきました。

船

東京とは思えないトロピカルな雰囲気な木々を進んでいくとタケノコが現れます。大きなものを4.5本頂き宿に帰ってから焼いて食べました。やはり採れたては別格です。東京に住んでいると神主さんと会話をする機会なんて滅多に訪れないですが、神社に関係ないことまで教えてくれる神主さんを見ると、この島は時間がゆっくり進んでいるなぁ〜とほっこり。

優婆夷宝名神社
東京都八丈島八丈町大賀660−1
市街地から車で3分

ファンタジー感満載「八丈オリエンタルリゾート」

八丈オリエンタルリゾート

八丈島はかつて観光バブルが訪れた際に、ホテル建設が過剰に進み、バブルがはじけた後その多くが廃墟と化しました。その中のいくつかの廃墟は未だ取り壊しが行われておらず、そのまま残されています。中でも日本三大廃墟とも言われる八丈オリエンタルリゾートは、一昔前の映画に出て来そうなファンタジー感たっぷりのホテルです。

八丈オリエンタルリゾート

ズームで撮ると部屋の中が見え、何か写ってはいけないものが写りそうでドキドキしてします。許可がないと中には入れないようですが、外から見るだけでも迫力満点です。バブル時代の八丈島を想像しながら見ると、何か心懐かしい気分になります。

八丈オリエンタルリゾート
東京八丈町三根
市街地から車で5分

東京から最短45分八丈島への行き方

飛行機からの眺め

東京から八丈島へ行く方法は、船か飛行機の2種類。今回私は、飛行機と船の両方を体験してみたかったので、行きは飛行機、帰りは船という方法をとりました。両方を体験したことで、互いのメリットデメリットが見えてきたのでご紹介します。

節約旅、優雅な船旅をするなら「客船さるびあ丸」

東海汽船

船で行く場合は、東海汽船の「客船さるびあ丸」が竹芝から毎日1本運行されています。所要時間は約10時間。船の中には、レストランやシャワーなども併設されているので、10時間の船旅も快適に過ごすことができます。価格は2等(和室の雑魚寝タイプ)8,380円〜特等(洋室ベッド付きの個室)23,450円と、クラスによって異なります。少しでも節約したい方や、逆に優雅な船旅をしたい方などにオススメです。

・とにかく早く行くなら飛行機

空港

飛行機で行く場合は、羽田空港から。ANAが一日3便直行便を飛ばしています。所要時間はたったの45分と船よりはるかに早いです。価格は日程や代理店、航空券の種類によってまちまちですが、おおよそ14,000円~20,000円ほど。第一便が7:30発8:25着、八丈島から東京行きの最終便が17:20発ということもあり、飛行機を使うとなんと日帰り旅行までできてしまいます。時間を少しでも節約したい方や、船が苦手な方にオススメです。

価格と時間を考えると、飛行機で行くほうが合理的だとは思いますが、船で行くと、三宅島や御蔵島で途中下船することも可能です。予算や、スケジュールと相談して自分にあった行き方を探してみてください。

ふと本当の自然と戯れたくなったら八丈島へ

まっすぐの道

山や川など美しい自然が残り、神主さんが1時間ほど島についての説明をしてくれ、少し草木の茂る道を歩くと美味しいタケノコが点在し、何年も前に閉鎖した廃墟が荒らされず美しく残り…… これらの事が起こる理由、それはまさに「観光客が少ないから」だと私は思っています。私たちの祖先は圧倒的に自然で生活をして来た割合が高く、私たちはそのDNAを受け継いでいます。都会で暮らしていると本能的に自然と触れ合いたくなることは誰でもあるはずです。そんな時に自然で有名な人気観光地に行ったらどうでしょうか。確かに美しい風景があるかもしれませんが、人が多くては”自然”とは言えない気がします。美しい風景が残り、観光客もそれほど多くない八丈島。そんな自然溢れる場所が人口1300万人の東京からわずか45分でいける事がこの八丈島の何よりの魅力だと私は思います。

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