美景に癒される沖縄離島の橋10選
橋好きの皆さん、こんにちは。そうでない方も、沖縄の離島旅を考えているならば、ぜひ「橋」を立ち寄りスポットに入れてみてください。多くの島から成り立つ沖縄は、沖縄本島と離島、あるいは離島同士を結ぶために、海上に架けられている橋(架橋)がいくつもあり、美しい海を眺められる絶景橋の宝庫なんです。
とくにドライブ派なら外せないですよ。エメラルドグリーンやコバルトブルーに輝く海の上を走る爽快感はなんともいえません。また、周囲に高い建物のない島では、橋全体を一望できるスポットがあり、橋自体の美しさも存分に楽しめます。離島に行ってはじめて出合える絶景、とくとご堪能あれ。
<沖縄本島中~北部と離島を結ぶ橋>
古宇利大橋
沖縄本島北部の名護市にある屋我地島と古宇利島とを結ぶ全長1960mの架橋が古宇利大橋。古宇利島は、2つの岩が重なるとハートの形に見える「ハートロック」が話題となり、パワースポットとしても注目を集めています。 写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー 古宇利大橋のいちばんの特徴は、カーブや大きなアップダウンがなく、まっすぐ伸びる形状。古宇利島周辺は透明度の高いコバルトブルーの海が広がっていて、その美しい海の上を、遮るものなしに一直線に走り抜けるのは最高の気分です。古宇利大橋のたもとに広がるのは、ふかふかの白い砂浜が続く古宇利ビーチ。ビーチから橋の全景を眺めるもよし、ビーチから階段で橋に上って古宇利の海を見下ろすもよし。海岸沿いの眺望が楽しめるカフェなど、島観光も充実なので一日たっぷり楽しめそうです。
ワルミ大橋
沖縄本島北部の今帰仁村天底と屋我地島を結ぶ、羽地内海の海域を渡るワルミ大橋。全長315mと架橋としてはそれほど長いわけではありませんが、コンクリートアーチ橋としては日本で5番目の長さ。 写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー この橋の絶景はずばり、眼下に広がる緑濃い亜熱帯の森林です。屋我地島の干潟はチドリなどの渡り鳥が飛来するところで、屋我地島と羽地内海は環境省の「日本の重要湿地500」に選定されています。その生態を守るため水域内に橋脚を置かない工法を採用しています。長いスパンで大きくカーブするアーチの完成された美しさも見どころのひとつ。今帰仁村側の橋のたもとには「橋の駅リカリカワルミ」があり、2階のパノラマ展望台から橋全体を一望してじっくり橋の形を堪能できます。光の調子によっては、橋の下の濃いブルーの水面にアーチが影となって落ちる様子も楽しめます。
瀬底大橋
沖縄本島の本部町と瀬底島を結ぶ全長762mの瀬底大橋。美ビーチとして有名な「瀬底ビーチ」を目指すときはここを通ります。でも瀬底橋のたもとにある「アンチ浜ビーチ」もなかなかの美しさで、穴場的な人気。透明度の高い海なので、スノーケリングでもいろいろな魚を見られるのが魅力です。 写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー この橋は途中、白いアーチの下を抜けていく橋自体の美しさがポイント。海面からの高さも特徴で、一番高いところで25m、建物でいうと6~8階ほどの高さにあり、ここから海を見下ろすとちょっとしたスリルも感じられます。美ら海水族館から10分程度、那覇からの日帰りも可能な場所なので、ドライブルートにぜひ加えていただきたい橋です。
宮古島周辺の離島を結ぶ3つの大橋
伊良部大橋
東京、大阪、名古屋から直行便があり、那覇からも飛行機で約50分の宮古島は、日本最大のサンゴ礁・八重干瀬(やびじ)に囲まれ、青い海とパウダーサンドの白浜が続く沖縄指折りの美しいビーチが点在する人気の島です。 宮古島と周辺の小さな島との間には3本の大きな橋が架けられています。そのうちのひとつ、伊良部島、宮古島を結ぶ伊良部大橋は、全長3540mの「無料で渡れる橋では日本一長い橋」。3km以上もあるので、橋の中ほどまで来ると島影も遠く、海の上に自分が浮かんでいるかのような気分になります。 提供:宮古島観光協会 この長い橋の全景を堪能するための展望ポイントはいくつかありますが、宮古島側から見るなら伊良部大橋のたもとにある「橋の駅んみゃーち」の屋上展望台へ。ちょっと足を伸ばして伊良部島にある牧山公園からは伊良部大橋に加えて来間大橋、池間大橋、伊良部大橋の三大橋を一度に見られるパノラマが広がります。
池間大橋
宮古島と島の北西に浮かぶ池間島とを結ぶ全長1425mの橋。池間大橋周辺は宮古島でもとびきりの美しい海が広がっていることでも有名です。 提供:宮古島市観光協会 池間島の北東方角は巨大なサンゴ礁群が広がっていて、晴れた日には光を反射して海がエメラルドグリーンからコバルトブルーへとグラデーションで変化していく様子が橋からもしっかりとわかります。橋の中ほどの部分は船を通すために高さを上げてあり、展望台が設けられているので、そこからじっくりと海を眺めるのも◎。
来間大橋
宮古島と来間島とを結ぶ全長1690mの来間大橋。この橋最大の魅力は、東洋一の美しさと称される、全長7kmの「与那覇前浜」を橋から眺められることです。来間大橋を訪れた人から歓声があがるという、驚きの透明度を誇る海。刻々と色を変えていくそのブルーを堪能するなら、歩いて橋を渡るのもおすすめです。 提供:宮古島観光協会 来間島側にある竜宮展望台からは、橋の全景を望むことができ、とくに夕景は別格の美しさ。ドライブや橋の散歩だけでも大満足ですが、来間島に点在する隠れ家ビーチや、最近増えてきたおしゃれカフェでのんびり過ごすのも癒されます。
那覇市北東30キロの島々を結ぶ海中道路
平安座海中大橋
沖縄本島中部東海岸のうるま市と平安座島(へんざじま)の間には海中道路と呼ばれる全長4.7kmの道路が走っています。海を埋め立てて造られた堤防の上の道路で、沖縄本島から浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島へアクセスする際の入口となるルートです。 写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー 道路のちょうど中央は、船通すための橋になっていて、そこが平安座海中大橋と呼ばれています。この橋は沖縄では珍しい「斜張橋(主塔から真っ直ぐ斜めに向かって張られているケーブルが直接橋桁を支えている橋)」で、真っ赤な主塔部分とケーブルのバランスが絶妙。夜になるとライトアップされ、新たな観光名所として話題になっています。
浜比嘉大橋
平安座島と浜比嘉島とをつなぐ全長1430mの浜比嘉大橋。海中道路でつながっている島の中では最大の橋です。比較的低めの橋なので、海がとても近く、透き通った海に触れられそう。浜比嘉島側に入ってすぐのところにある浜漁港緑地公園は海中道路と浜比嘉大橋の全景が一望できる撮影スポットです。 写真提供:沖縄観光コンベンションビューロー 平安座島を抜けて伊計島方面に行く人も多いのですが、浜比嘉島はここを目的に訪れる価値のある島。琉球開祖の伝説の地で、神様の島とも呼ばれる聖なる島は、パワースポットとしても話題を集めています。島内はハイビスカスの花が顔をのぞかせる石垣など、昔ながらの沖縄の島らしい風景が広がります。那覇からわずか70分ほどで行ける離島でのんびり島時間を楽しむのはいかが。
伊計大橋
沖縄県那覇市の北東約30kmに位置する宮城島と伊計島の間に架けられているのが、全長198メートルの伊計大橋です。海中道路を経由して平安座島、宮城島を抜け、沖縄本島から伊計大橋までは約90分。ここまでの道は絶景続きのドライブロードとして地元の人にも人気です。 真っ赤なアーチがシンボルマークの伊計大橋。橋の下に広がる、透明度の高い真っ青の海との対比で赤色がひときわ鮮やかに映えます。橋から見える金武湾や、沖縄県北部の山々の景色も起伏があって楽しめます。宮城島側に簡単な駐車スペースがあり、橋の手前にはシーサーが鎮座。伊計大橋では記念撮影を忘れずに!
慶良間諸島に架かる橋
阿嘉大橋
慶良間諸島・座間味島の南西に位置する阿嘉島は、那覇から高速艇で50分、フェリーで1時間30分の距離の島。この島にある絶景橋が阿嘉大橋です。隣の慶留間島との間をつなぐ全長530mの阿嘉大橋は、緩やかにカーブするコンクリート製のバランスドアーチ橋。周辺のコバルトブルーの海の景色と合うようにと設計されたこの橋は、2001年の土木学会グッドデザイン賞を受賞しています。 橋自体の美しいフォルムもさることながら、見どころはやはり橋の上からの眺めでしょう。ザ・ケラマブルーの透き通るきれいな海が橋の下に広がっていて、時折海の中を泳ぐウミガメの姿が見えるほどです。慶良間の島々も見渡せるこの橋は、ゆっくり徒歩か自転車で渡るのがおすすめ。阿嘉島内には映画やCMのロケ場所としても使われたニシハマビーチもあり、のんびりプライベート気分で過ごせる場所がいっぱいです。
離島の人々の暮らしを便利にしただけではなく、観光に訪れる私たちの気分も盛り上げてくれる、個性豊かな表情を見せてくれる沖縄の離島橋。次の沖縄旅行では、離島の橋めぐりをぜひプランに加えてみてくださいね。 [button style=’orange’ url=’https://www.expedia.co.jp/Okinawa.d10805.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]沖縄旅行・ツアーを検索[/button]
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
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