習った英語と大違い⁉ イギリス訪問時に知っておきたいイギリス英語10選

習った英語と大違い⁉ イギリス訪問時に知っておきたいイギリス英語10選

「サブウェイ」も「ドラッグストア」も使わないってホント? イギリス英語ならではの単語や表現をマスターし、イギリス旅行で自信をもってコミュニケーションしましょう!

イギリス英語って、アメリカ英語とそんなに違うの?

イギリス英語って、アメリカ英語とそんなに違うの?

日本人が学校で習うのは基本的にアメリカ英語。英語が得意な方でも、イギリスに来たら戸惑ったという話はよく聞きます。

最も大きいのが発音の違い。まず、イギリス英語では子音を概して強く発音します。日本人は子音を弱く発音する人が多いのですが、「とにかく子音をはっきりくっきり!」を心がけてみると相手によく通じますのでぜひお試しください。とくにTの発音は「これでもか!」というほど強く発音。紅茶(Tea)がツィーのように聞こえるほど。水(Water)や20(Twenty)もアメリカ英語のようにウォラー、トウェニーとならず、はっきりくっきりウォーター、トウェンティーと発音します。

母音の発音も大きく変わります。1つ1つ挙げるとキリがないほどですが、有名なところでは熱い(Hot)をアメリカ英語ではハットと発音しがちなのに対して、イギリス英語ではホットと、そのままOの音を使います。「最初は戸惑うけど、慣れるとイギリス英語の方が聞き取りやすい!」「日本語英語でも意外と通じた!」とお感じになるはず。

同じイギリスでも地方で発音が違う?わからない時はどうすればいい?

同じイギリスでも地方で発音が違う?

イギリスには、スコットランド訛りやウェールズ訛り、リバプールのスカウズなど、多彩なアクセントが存在します。同じロンドン内でも東ロンドンのハックニー訛りや上流階級に多いRP発音など、さまざまなアクセントがあります。また、ロンドンにはアフリカ系、アジア系、中南米系などの移民も大勢いるので、英語の発音のクセはまさに十人十色。出会う人ごとに異なるアクセントをもっていると言っても過言ではありません。

そのため、ご旅行では「100%分からなくても、知りたい部分さえ理解できれば気にしない」のをおすすめします。相手が何を言っているかわからない場合は、サンキューとだけ言ってその場を離れ(あるいは電話を切り)、他の人に同じ質問をしてみると今度はすんなり分かることも多いので、ぜひお試しください。

覚えておいていただきたいのは、多くのイギリス人が「相手が無言でいること」を非常に嫌うということ。「英語の発音に自信がないから……」と黙ってうなずく、指さすなどは避けましょう。「イエス」「サンキュー」「オーケー」「ソーリー、アイ・ドント・アンダスタンド」など、何でもいいので、相手の目を見てしっかり答えるのがマナーです。ちなみにイギリス人の多くは「外国人のアクセントってチャーミング」とポジティブに捉えていますので、恥ずかしがらなくて大丈夫! 伝わらなければ聞き返されることはあっても、訛りを笑われるなんていうことは、移民の多いロンドンではまずありえません。

それではいよいよ以下に、発音だけの問題ではない、単語やフレーズの違いを10個ご紹介していきます。きっとイギリス旅行中に役立つはず。

①Hiya!/Cheers!

イギリス人が「Hi!(やぁ!)」と同じように使うのが「Hiya(ハイヤ!)」。また、「Cheers!(チアーズ!)」は「乾杯!」の意味だけでなく、軽い「ありがとう」の意味でよく使います。
ちなみにいずれもとてもカジュアルな言い方なので、一流ホテルなどでは「Good morning/afternoon」「Thank you so much」などを使いましょう。

例)Hiya! Can I have an Oyster card, please? … Thanks. Cheers!
(こんにちは。オイスターカード1枚お願いします…ありがとう。どうもね!)

②Underground/The Tube

地下鉄は「Underground(アンダーグラウンド)」と呼ぶのがロンドン流。そしてロンドン地下鉄は「The Tube(ザ・チューブ)」という愛称で親しまれています。これはまさに地下鉄が筒(チューブ)のようなトンネルの中を走っているから。
アメリカ英語のSubwayという言葉はイギリス国内でもグラスゴーでは局地的に使われているものの、ロンドンでは理解されづらい言葉です。うっかりロンドンっ子に使ったところ、大手サンドイッチチェーンと間違われてしまった経験もあるのでご注意を!

例)Where is the nearest underground station?
(最寄りの地下鉄駅はどこですか?)

③Trousers/Jumper/Trainers

イギリスでは「Trousers(トラウザーズ)」はズボン、「Jumper(ジャンパー)」はセーター、「Trainers(トレイナーズ)」はスニーカーの意味。アメリカ英語では、それぞれPants、Sweater、Sneakersです。とくに「パンツ」はイギリスでは下着のパンツを指すので、間違うと店員さんを赤面させてしまうかも!

例)Do you have this jumper in a smaller size?
(このセーターの小さいサイズはありますか?)

④Pharmacy/Chemist

イギリスでは薬局を「Pharmacy(ファーマシー)や「Chemist(ケミスト)」と言います。アメリカ英語のDrugstoreを使うと、「えぇっ、ドラッグ!?」と相手を一瞬戸惑わせてしまう恐れがあります。

例)I need to go to a chemist. I would like to buy medicine for a headache.
(薬局に行かなくては。頭痛薬が買いたいんです)

⑤Queue

「Queue(キュー)」とは行列のこと。アメリカ英語のLineはまずイギリスでは使われません。ちなみにイギリス人はきちんと列を守る文化を誇りにしていますので、横入りは絶対にNG!

例)Are you in the queue?
(列に並んでらっしゃいますか?)

⑥Darling/Love/Mate

HoneyやDarlingは甘~い関係の2人が使うもの……と思ってイギリスに来ると驚かれるはず。やや下町的な表現ではありますが、お店の人や通行人が気さくに「Darling(ダーリン)」や「Love(ラブ)」などと話しかけてきます。男性同士で使うと変な感じになるので、男性同士では「Mate(メイト)」をよく使います。
ただしいずれもカジュアルな言い方で、格式の高い場所では「Sir(サー)」や「Madam(マダム)」「Miss(ミス)」と呼ばれるのが普通。

例)Thank you, love.
(どうもありがとうね)※お店などで

⑦Ground floor

アメリカでは建物の階の数え方は日本と同じ。イギリスでは1階が「Ground floor(グラウンド・フロア)」、2階が「First floor(ファースト・フロア)」になるのでご注意を。とくに「では〇階に行かれてください」と言われたときに間違いがちです。

例)Breakfast is served in the restaurant on the ground floor from 7am to 9am.
(ご朝食は1階のレストランで、朝7時から朝9時の間にご利用いただけます)

⑧Chips/Crisps

フィッシュ&チップスは「魚とフライドポテト」。そう、イギリスではフライドポテトを「Chips(チップス)」と呼びます。また、ポテトチップスは「Crisps(クリスプス)」。アメリカ英語ではそれぞれFrench fry、Potato chipsです。

例)With chips or mashed potato?
(フライドポテトとマッシュポテトのどちらをつけますか?)

⑨Bill

旅慣れた方だと深く考えずにお会計のことをCheckと言いがちですが、これもアメリカ英語。イギリスでは「Bill(ビル)」です。ちなみにイギリスでは友人同士で1ペンス単位まで割り勘にすることは稀。仲良し同士ならば、「今回は私がおごる」「じゃあ次回は僕が出すね」となるケースが多いです。

例)Can I have the bill, please?
(お勘定をお願いします)

⑩Lovely

最後に、最高にイギリスらしい言葉をご紹介します。「Lovely(ラヴリー)」はイギリスで、食事のおいしさ、誰かの素敵さ、天気の良さなど、あらゆる物や人を褒めるときに使われる単語。「チケットを見せてください…(見せたら)ラヴリー!」などという風にも使います。「とっても」と強調したいときには、really lovelyなどとも言えます。ぜひイギリスでラヴリーなものをたくさん見つけてみてください。

例)My stay in London was really lovely!
(私のロンドンでの滞在は、本当に素敵だった!)

雑談が大好きなイギリス人。こんな話題で仲良くなろう!

雑談が大好きなイギリス人。こんな話題で仲良くなろう!

イギリス人はちょっとした雑談が大好き。バスを待っているときやエレベーターで一緒になったときなど、気さくに話しかけてきます。他愛ないジョークであることが多く、そんな場合はあまりハッキリわからなくてもハハハと笑っておけばOK。面白ければ「Good one!(面白い冗談だね)」と言ってあげると喜ばれます。

ゆっくりとお話するなら、まずは天気の話題を!「It’s lovely weather(いい天気ですね)」「This is typical British weather(典型的なイギリスの天気ですね=雨や風、晴天など、1日のうちで気候が目まぐるしく変わるときに言う)」などと言うと、笑顔と共に「Indeed!(まったくですね!)」などの答えが返ってくるはず。一見、退屈なようなこのやり取り、イギリス人にはとても落ち着くそうです。

次には目の前にあるものを話題にしてみましょう。「Do you come to this pub often?(このパブにはよく来るのですか?)」「This is a beautiful building, isn’t it?(美しい建物ですよね)」などの当たらず触らずの質問は相手に安心感を与えます。

それで話が盛り上がり、もっと話したいようであれば、「By the way, my name is xxx. I am from Japan(ところで、私はxxxと申します。日本から来ました)」などと自己紹介をして握手をし、相手の名前も聞いた上で、仕事や趣味、家族などのもっと個人的な話をすると良いでしょう。

別れ際には「I have to go now. It was lovely meeting you(そろそろ行かなくては。お会いできて嬉しかったです)」と笑顔で手を差し出し、握手してから去ると花丸のマナーです。

イギリス英語をもっと学びたい方はこんな方法で

英語参考書

BBC Newsを視聴しておくと、典型的なイギリス英語がわかります。イギリス映画を通じて学ぶなら、俳優のヒュー・グラントやコリン・ファースの発音はやや上品でとてもイギリス風。何となくでも耳を慣らしておくと、イギリス到着時に周りの人が話す英語に違和感が少ないでしょう。

英会話力が中級以上で、もっと細かい発音の違いもしっかり知りたい! という勉強家の方には『イギリス英語発音教本』(小川直樹著)がおすすめです。ここまで予習すれば、イギリスに来た途端に現地の人とのコミュニケーションが満喫できるはずです。

いかがでしたか? 最初はとっつきにくいなと感じても、慣れると日本人には発音がしやすいのがイギリス英語です。ぜひ独特のリズムや言い回し、そしてローカルの人々とのちょっとしたコミュニケーションをお楽しみください。Have a lovely time!!

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