あると便利なイギリス現地SIM! 日本&イギリスでの入手方法をご紹介
旅先のイギリスでインターネットが使えたら、乗り換え情報を検索したり、写真をSNSにアップしたりと便利なことずくめ! そのために必要なSIMカードのカンタンで賢い入手方法をご案内します。
イギリス現地SIMを入手するメリットと、現地SIM利用時の注意点
イギリス国内のホテルやレストランなどでは無料でWiFiが使えることも多いのですが、路上でもインターネットが利用できたり電話がかけられたりするのはやっぱり便利。かなり頻繁に生じるロンドン市内の交通網の乱れなども、ネットにつながっていればいち早く知ることができます。
イギリス国内でインターネットを利用するには、ポケットWiFiを持参する、日本の携帯会社の海外ローミングサービスを使用するなどの方法もありますが、今回はほとんどの場合、最もリーズナブルな“現地SIMを入手する”方法をご紹介します。
なお、現地SIMを使用するには、SIMフリーもしくは日本の携帯会社によってSIMロックが解除されたモバイル機器が必須です。ご自身の端末がSIMフリーかどうかわからないという方は携帯電話会社に問い合わせて確認を。とくにドコモのSIMロック解除スマホの場合、APN設定を手動で行うなどの特別な注意点がありますので、不安な方はその点もショップで確認しましょう。
イギリスでイチオシの通信会社は? SIM利用の料金は?
イギリスの通信会社にはBT Mobile、EE、O2、Giffgaff、Vodafoneなど、さまざまなモバイルネットワーク会社があります。それぞれに特徴やメリットがありますが、いろいろな意味で旅行者の方に使いやすいThreeという会社のPay As You Go SIM(ペイ・アズ・ユー・ゴー・シム)を個人的に強くおすすめします。
ThreeのこのSIMをおすすめする第1の理由はリーズナブルさ。10日間以内の滞在なら15ポンド(約2,300円)の5GBプランでたいていの場合は十分。1ヵ月滞在する方でも20ポンド(約3,000円)の12GBプランでカバーできるでしょう。いずれのプランも30日間有効で、3,000分の通話料金と3,000回のSMS(テキストメッセージ)使用料が含まれています。
2つ目のメリットは、12GB以上のプランを利用した場合、イギリス以外の世界71ヵ国でも追加料金なしでインターネット通信が使用できるという点(通話やSMS利用は有料)。この71ヵ国にはフランスやイタリア、ドイツ、スペインなどの人気ヨーロッパ国が含まれるほか、アジア系航空会社を利用する方なら、帰りのベトナムや香港、シンガポールなどでもこのThreeのSIMが利用できます。乗継や周遊の予定がある方には大きな魅力ですよね!なお、他のモバイル会社のSIMもイギリス以外で使えるものがありますが、Threeが最も多くの国をカバーしているのでおすすめです。
3つ目のメリットは、ロンドン市内の便利な場所にショップがあるという点。操作が分からなくなった場合など、気軽に駆け込むことができるので安心です。これは、万一のトラブル時に大事なポイントです。
日本で、イギリスで、ThreeのSIMの入手方法は3タイプ
【日本で入手】自分で設定できる人なら旅行前に郵送してもらう手も
こんな方にオススメ
・安心のため、出発前にSIMカードを確保しておきたい
・ショップが閉まっている時間帯にヒースロー空港に到着する、あるいはユーロスターやフェリーなどを使ってイギリスに入国する
・SIMカードの設定が自分でできる
Sim Localのオンラインショップでは日本の自宅にSIMカードを郵送してくれるサービスを提供。Threeの12GBは34.99ユーロ(約4,600円。海外ローミング対象国は42ヵ国に減る)。送料は別途、普通郵便ならば1.32ユーロ(約170円)、追跡可能な書留の場合は6.75ユーロ(約1,000円)かかります。いずれも所要日数は5~7日間ほど。ちなみにネット上で予約しておいて、以下にご紹介するヒースロー空港内のショップにて無料でピックアップするという方法もあります。
事前にSIMカードを入手できるというメリットは大きいですが、書留で送付してもらう場合には値段が少々高くなるのと、現地に到着してから設定を自分で行う必要があります。
Sim LocalイギリスSIMカードページ:https://www.simlocal.com/collections/united-kingdom-sim-cards
【空港で入手】ヒースロー空港内のショップで受け取ってすぐに使用
こんな方にオススメ
・空港に到着してすぐにネットにつながりたい
・使用状況を伝えて自分に合うSIMを購入したい
・SIMカードの設定はプロにお任せしたい
ヒースロー空港ターミナル2、3、5にはSIMカードショップの「Sim Local」があります。ちなみに日本航空や全日空、ブリティッシュ・エアウェイズと、日本からの直行便をもつ航空会社が発着するのはターミナル2。到着ロビー内で上記の看板を探すか、インフォメーションに「Could you tell me where “Sim Local”is?」などのように尋ねましょう。Threeの12GB が35ポンド(約5,200円。海外ローミング対象国71ヵ国)で販売されています。Three以外のモバイル会社のSIMカードも販売されているので、滞在日数や使用頻度を伝えて、自分に最適なものをすすめてもらうことも可能。クレジットカードまたは現金で支払いが可能で、パスポートなどの身分証明書は不要です。設定はスタッフが行ってくれるので、「Please activate the SIM card for me」のようにお願いしましょう。
なお、他のカウンターでもSIMカードが販売されていますが、Sim Localに比べて種類が少なく、Threeの場合は無料で海外ローミング可能な国が12ヵ国に減少しますのでお気をつけください。
また、イギリスにしか滞在せず、なおかつ自分でSIMカードの設定ができるという方は、到着ターミナルを出たところにある自動販売機で購入するという方法もあります。海外無料ローミングはできず、自分で設定するという手間はありますが、「Sim Local」よりも5ポンド安い30ポンド(約4,500円)でThreeの12GBを入手できます。
Sim Local営業時間(ターミナル2、3、5共通):毎日6:00~22:00
Sim Localヒースロー空港内ショップページ:https://www.simlocal.com/pages/locations-heathrow-airport
【ロンドン市内で入手】最も安く、実は簡単。市内のショップでSIMを購入
こんな方にオススメ
・最も安くSIMカードを入手したい
・空港からホテルまでのアクセスは事前にチェック済み
・SIMカードの設定はプロにお任せしたい
最もリーズナブルに購入できるため、基本的にはこれがいちばんおすすめの入手方法。Threeはロンドン市内に多数の店舗を有していますので、事前にホテル近くや最寄り駅近くのショップの位置と営業時間を確認しておきましょう。12GBのSIMカードが20ポンド(約3,000円)で購入できます。「I would like to buy a Pay As You Go SIM. Twelve giga, please」のように伝えればOK。クレジットカードまたは現金で支払いが可能で、パスポートなどの身分証明書は不要です。設定もスタッフが行ってくれますので、ご安心を。
いかがでしたか? 海外でSIMカードを購入して開通させるのはちょっとした手間がかかりますが、お持ちのスマートフォンがネットにつながるとやっぱり便利なもの! ぜひお好きな方法でイギリスSIMカードをご入手くださいね。
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/London-Hotels.d178279.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]ロンドンのホテルを探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-London.d178279.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]ロンドンへの航空券を探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/London.d178279.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]ロンドン旅行・ツアーを検索[/button]
イギリスに関するその他の記事
イギリス各地に店舗を有するBoots(ブーツ)は、独自ブランドのスキンケア製品やサプリなどが充実! お土産探しにぴったりのドラッグストアなんです。スキンケア商品からサプリ、安眠グッズまで、実際に使ってみた上でイチオシのアイテム5点をご紹介します。
大通りをキラキラと彩るイルミネーションに教会から流れてくるクリスマスキャロル、そして遊具やおいしいグルメが楽しめるクリスマスマーケット。幸福感にあふれる年末のロンドンで素敵なひと時を体験してみませんか?今回は、11月半ばから開催される人気のクリスマスイベントと、この時期にロンドンを旅行する方にぜひ知っておいていただきたい注意事項をお伝えします。
シェイクスピアやブロンテ姉妹、モーツァルトやビートルズ! ロンドン中心部にある大英図書館には、本好きや音楽好きにはたまらない空間が広がっています。常設展や企画展、おすすめの館内カフェなどを詳しくご紹介します。
イギリスには日本未上陸の人気ファストフード店がいっぱい! しかもどれも侮れないおいしさです。サンドイッチやハンバーガー、お寿司など、ロンドンで誕生したおすすめファストフードチェーン5つをご紹介します。
ウェッジウッドやロイヤルドルトン、エマ・ブリッジウォーター……。イギリスには世界中を魅了する陶器メーカーがいっぱい。その聖地ともいえるストーク・オン・トレントで、アウトレットショッピングや工場見学を楽しんでみませんか? ロンドンからはなんと最短で片道1時間半! 陶器をめぐる冒険へ、いざ。