強烈なクセを持つウイスキーとして知られるアイラモルト。そのフレーバーは消毒液とも潮風とも形容され、およそウイスキーの褒め言葉とは思えないものばかり。しかし、その個性的な味わいこそが最大の魅力として、ウイスキーファンなら知らない人はいないとまで言われるほどの人気を集めています。

最近では、種類によっては酒屋で気軽に購入できるものも増えてきましたが、それらのウイスキーがスコットランドの小さな島で造られていることをご存じでしょうか。世界中のウイスキーファンが「一度は行ってみたい」と口を揃える、アイラ島の観光情報をまとめてみました。

アイラモルトには、アイラ島の全てが凝縮されている

アイラモルトには、アイラ島の全てが凝縮されている

アイラモルトが造られているアイラ島は、スコットランド西岸に連なるインナー・ヘブリディーズ諸島の南端に位置する島。東京23区と同じくらいの面積を持ち、スコットランドの原風景が広がる美しい場所として知られています。

アイラモルトの強烈で独特なフレーバーは、この島で採れる「ピート」と呼ばれる泥炭に由来しています。原料である麦芽を乾燥させる際、燃料としてピートを焚くことで、燻製のようなスモーキーなフレーバーが移るのです。また、ウイスキーを仕込む際の水はアイラ島の河川の水が利用されており、ここからもピートの香りがプラスされます。

アイラモルトには、アイラ島の全てが凝縮されている
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

さらに、蒸留所は1ヶ所をのぞき、ほとんどが海沿いに建てられています。そのため、長い熟成期間を経るうちに少しずつ潮の香りがウイスキーに移っていきます。実際にアイラモルトを味わってみると、燻製のようなスモーキーな風味と潮風のような香りが複雑に絡み合っていることがお分かりいただけるでしょう。

アイラ島の湿地帯から採れるピートや河川の水、さらには海の香りを吸い込んだアイラモルトは、アイラ島のすべてが凝縮されていると言っても過言ではないのかもしれません。

アイラ島行きが決まったら

アイラ島行きが決まったら
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

アイラ島は車で30分〜1時間も走ればどこへでも行けるような小さな島で、島内にある8ヶ所の蒸留所を巡るのが主な観光となります。どの蒸留所もそれぞれ趣向を凝らしたツアーを開催しており、工場内の見学ができるツアーやテイスティング重視のツアー、島内をハイキングできるツアーなどさまざま。基本的に1日に数回開催されているので、うまくスケジュールを組んで回るといいでしょう。

アイラ島を訪れる際に注意したいのは、小さな島だけに宿泊施設や交通手段が限られていること。特に夏のバカンスシーズンは予約が取りにくくなるので、早めに準備をしておく必要があります。以下に、アイラ島旅行の計画を立てる上ですべきことを、ステップごとにまとめてみました。

【ステップ1】まずは宿泊施設をおさえよう!

アイラ島旅行に関連した予約の中で、最も難しいのが宿泊施設。島内にはホステルのような宿泊施設もありますが、特にハイシーズンは価格の安い順に埋まっていきます。贅沢なホテルに泊まりたいという人でない限り、まずは宿泊施設を押さえたほうがいいでしょう。どうしても希望の日に空きが見つからない場合は、宿泊施設の空きに合わせて日程を組むのも一つの方法です。

【ステップ2】交通手段を確保しよう

アイラ島にはイギリス本島と橋でつながっていないため、フェリー(CalMac)もしくは飛行機(FlyBe)で訪れることになります。こちらもハイシーズンに近づくほど予約が取りにくくなるため注意が必要です。(フェリーは車を載せる場合のみ、予約が必要)

また、島内には公共のバスが走っていますがそれほど本数が多くないため、効率的に蒸留所を回るならレンタカーなど自前の移動手段が欠かせません。こちらも島内にある数は限られているので、早めに予約を取るようにしましょう。

【ステップ3】蒸留所の予約も忘れずに

蒸留所ツアーも基本的に事前予約が必要です。一般的な工場内の見学ツアーであれば1日3〜4回行われているので比較的余裕がありますが、こちらも日程が決まり次第予約を入れるようにしましょう。ツアーの予約は各蒸留所のホームページからできます。

ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery)
ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery)
アイラ島最古の蒸留所、スモーキーな中にハチミツやフルーツを感じさせる華やかなフレーバーが特徴。
住所:School St, Bowmore Isle Of Islay
電話番号:(+44) 01496-810441
URL:http://www.bowmore.com/

ボウモア蒸留所(Bowmore Distillery)

ラフロイグ蒸留所(Laphroaig Distillery)
ヨードのような香りと濃厚なピート、少し塩気を感じるフレーバーが特徴的なウイスキー。クセはやや強め。
住所:Port Ellen Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-302418
URL:http://www.laphroaig.com/

アードベッグ蒸留所(Ardbeg Distillery)
アードベッグ蒸留所(Ardbeg Distillery)
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

きつめのスモーキーな香りが特徴的。蒸留所内に併設されているカフェレストランも人気が高い。
住所:Port Ellen Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-302244
URL:http://www.ardbeg.com/

ラガヴーリン蒸留所(Lagavulin Distillery)
ラガヴーリン蒸留所(Lagavulin Distillery)
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

スモーキーな香りと海藻のような風味を感じられるウイスキー。リッチで深い味わいで人気。
住所:Lagavulin,Port Ellen Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-302749
URL:https://www.discovering-distilleries.com/lagavulin/

※下記サイトから会員登録 (Become a Friend) をすると見学費用無料などの特典あり。
https://www.discovering-distilleries.com/lagavulin/become-a-friend/

カリラ蒸留所(Caol Ila Distillery)
カリラ蒸留所(Caol Ila Distillery)
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

スモークの香りとフルーティーな味わいのため、初心者にもおすすめしやすいテイスト。
住所:Port Askaig Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-302769
URL:https://www.discovering-distilleries.com/caolila/

※下記サイトから会員登録 (Become a Friend) をすると見学費用無料などの特典あり。
https://www.discovering-distilleries.com/lagavulin/become-a-friend/

(Caol Ila Distillery)
Photo by: MHD モエ ヘネシー ディアジオ株式会社

ブルイックラディ蒸留所(Bruichladdich Distillery)
アイラモルトの特徴であるヨード臭や潮の香りが控えめで飲みやすい。スモークの香りも控えめ。
住所:Bruichladdich Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-850190
URL:https://www.bruichladdich.com/

ブナハーブン蒸留所(Bunnahabhain Distillery)
アイラモルトの中では珍しく、ピートをあまり焚かずに造られる。そのためアイラモルト初心者にも飲みやすいストレートな味わいが特徴的。
住所:Port Askaig Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-840646
URL:http://bunnahabhain.com/

キルホーマン蒸留所(Kilchoman Distillery)
2005年創業とアイラ島では最も新しい蒸留所。ピートの香りが非常に強く、アイラモルトらしいフレーバー。
住所:Rockside Farm Bruichladdich Isle of Islay
電話番号:(+44) 01496-850011
URL:http://kilchomandistillery.com/

ウイスキーファンなら一度は訪れてみたい!?

ウイスキーファンなら一度は訪れてみたい!?

一般的なスコッチウイスキーとは一線を画す、強烈な味わいを持つアイラモルト。一度島を訪れてみれば、その味わいをより深く楽しむことができるようになるはず。お酒、特にウイスキーが好きな方なら訪れてみてはいかがでしょうか。

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