オーガニック製品も充実!ロンドン・バラマーケットで欧州の美味めぐり
「ロンドンで本当においしいものが食べたい!」という方にぜひ訪れていただきたいのが、バラマーケット。イギリスはもちろん、近隣の美食大国であるフランスやイタリアなどの食材もいっぱい。また、とびっきり美味でリーズナブルな屋台料理に出会える穴場スポットでもあります。ランチやおやつを楽しみながら、上質なお土産探しをしてみませんか?
250年以上の歴史を誇るバラマーケットは、“ロンドンの台所”
バラマーケットは1756年に誕生した、ロンドンで最大規模を誇るオーガニック市場。ヨーロッパ中から高品質な食材が集まり、“ロンドンの台所”として食通たちの胃袋を満たしています。ガラス張りのおしゃれな入口を抜けると、見るからに新鮮な精肉や魚介類、野菜、果物のほか、チーズやソーセージ、パンやお菓子などがずらり。規模はさほど大きくないので、1時間ほどでぐるりと見て回ることができるでしょう。
一部店舗は月曜と火曜にも営業していますが、全店がオープンするのは水曜~土曜。土曜はかなり混むため、「お店の人と話したりしながらゆっくり買い物がしたい」という方は、品物もたくさんそろっている水曜~金曜の午前中に訪れるのがおすすめです。
バラマーケットがあるのはロンドン中心部。アクセスは地下鉄が便利で、ノーザン線(Northem Line)とジュビリー線(Jubilee Line)が「ロンドン・ブリッジ(London Bridge)」駅に乗り入れています。駅からは徒歩すぐで、駅構内から案内表示が出ているので迷う心配もありません。
バラマーケット(Borough Market)
公式サイト(英語):http://boroughmarket.org.uk/
営業時間:月曜~木曜10:00~17:00(月曜・火曜は一部店舗のみ営業)、金曜10:00~18:00、土曜8:00~17:00
住所:8 Southwark Street, London SE1 1TL
市場でお土産探し!おすすめショップをご紹介
バラマーケットではチーズがとくに充実しています。イギリス産の極上チーズがそろうのは「アルソップ&ウォーカー(Alsop & Walker)」。フランスチーズ好きなら「ユヌ ノルマンド ア ロンドル(Une Normande a Londres)」が見逃せません。マーケット内にはそのほかにも多数のチーズ屋があり、スイス産やイタリア産のものなどもいろいろと試食ができるので、お好みのものを探してみてください。においの少ない種類やハード系のチーズなら持ち帰りにも適しています。
「1931」のオーガニック紅茶もお土産にぴったり。また、「バラ ワインズ(Borough Wines)」には高品質なオーガニックワインが多数そろっています。テイスティングで気に入ったものを購入してホテルで飲むのもよいですし、日本へのお土産にしても。酒類は760ml3本まで免税で日本に持ち帰ることができます。
バラマーケットで必ず楽しみたい、安くておいしい屋台ごはん
マーケットの一角には食べ物の屋台がずらり。どこも外れがなく、クオリティの高い料理を気軽に楽しむことができます。値段も1品600~1,000円程度とロンドンにしては非常にリーズナブル。市場自体は10時にオープンしますが、その時間では屋台はまだ準備中のところもあり、11時ごろから本格的に活気づきはじめます。
イギリス料理の屋台の中でとりわけ人気なのが「スコッチテールズ(Scotchtails)」のスコッチエッグです。写真のものはチョリソーと赤ピーマン入りで、とろりとした黄身と程よい辛みがマッチして後を引くおいしさ。付け合わせのさつまいものフライドポテトもかりっと揚がった絶品です(6.90ポンド)。
ほかにも、パイやサンドイッチといった英国グルメの楽しめる屋台がいくつもあります。お酒好きなら、イギリス産のビールやワインを片手に召し上がるとさらに気分が盛り上がるでしょう。
タイ料理やメキシコ料理などのエスニック系屋台もおすすめです。その国出身の人たちが腕をふるい、プライドをもって“自国の味”を提供している姿は多民族・多文化のロンドンらしい光景と言えます。
中でもイチオシはエチオピア料理の「エチオピアン フレーバーズ(Ethiopian Flavours)」。旨みたっぷりのピリ辛味の肉料理を、丼のようにごはんに載せて提供してくれます。写真のものはチキン・コンボのミディアムサイズ(4.50ポンド)。日替わりの野菜料理3種のうち、お好みの2種を選ぶことができます。中でもおすすめだというほうれん草のおかずにはナチュラルな甘みがたっぷり。あつあつのコーンのシチューもホッとするおいしさ。ボリュームも満点です!
食後のお楽しみ、デザートも多数そろっています。イギリスのお茶の時間に欠かせないビスケットや、完璧なフレンチスタイルのタルト、イタリアンジェラートなど、さまざまなヨーロピアンスイーツに目移りしてしまうかも。ユニークな味を試してみたいなら、「グリーディー ゴート(Greedy Goat)」のヤギ乳で作ったアイスクリーム(1スクープ3ポンド、2スクープ4ポンド、3スクープ5ポンド)はいかがでしょうか。
座ってゆっくりと召し上がりたい方はマーケット入り口のベンチへ。12時~2時ごろには満席のことが多いものの、食べ物をもってうろうろしていると席を詰めてくれたり食べ終わった人が席を譲ってくれたりすることも少なくありません。もちろん自分から「詰めてくれませんか(Could you move over?)」と頼んでもOK。なお、お手洗いもこのエリアにあります。
バラマーケット見学の前後に立ち寄りたいロンドン観光スポット
バラマーケットのすぐ隣、市場の人々を見守るように立つサザーク大聖堂はステンドグラスが見事。腹ごなしにゆっくりと中を見学するとよいでしょう。お庭にはベンチもあって、人々が思い思いにくつろいでいます。見学無料ですが、大聖堂内部の写真撮影をしたい方は入り口で1ポンドを支払います。
サザーク大聖堂(Southwark Cathedral)
公式サイト(英語):http://cathedral.southwark.anglican.org/
見学料:無料
開館時間:月曜~金曜8:00~18:00、土曜・日曜8:30~18:00
住所:London Bridge, London SE1 9DA
また、タワーブリッジやテート・モダンも徒歩圏内。とくに2016年に大規模な新館がオープンしたばかりのテート・モダンはまさに旬の観光スポットです。このエリアを訪ねたついでに見学してみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか?ロンドンっ子のなかでもとりわけ美食家が集まるバラマーケットには、市場らしい活気とともに洗練されたおしゃれな雰囲気も漂い、いるだけで心がうきうきしてきます。おいしいグルメでしっかりとエネルギーチャージをして、ロンドン観光やエンターテイメントをお楽しみくださいね!
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