バッキンガム宮殿の衛兵交代式を完全攻略!
バッキンガム宮殿の衛兵交代セレモニーはロンドン観光の目玉。華やかで凛々しい衛兵たちがマーチングバンドの演奏に合わせて行進する姿には、誰もが目を奪われます。今回ご紹介するコツを押さえれば、落ち着いてセレモニーを満喫できますよ!
バッキンガム宮殿の衛兵交代式とは?日程と場所は?
photo by VisitBritain
衛兵交代式とは、イギリス内の宮殿の警護にあたっているオールド・ガードが、次に任務を担当するニュー・ガードと交代するセレモニーを指します。ウィンザー城などでも実施されていますが、最も有名なのがこのロンドン・バッキンガム宮殿の衛兵交代です。
バッキンガム宮殿の衛兵交代式は、原則的に4~7月は毎日、それ以外の期間は1日おきに行われています。ただし、天候や王室行事によって稀に変更される場合があるので、事前に下記ウェブサイトで確認しておくと安心です。衛兵交代式はバッキンガム宮殿の前庭にて11:30から行われますが、大きな見どころである衛兵の行進は11:15にスタートするため、しっかり楽しみたい方はその前には必ず到着しておきましょう。
イギリス王室師団(The Household Division)
衛兵交代スケジュール
公式サイト(英語):http://www.householddivision.org.uk/changing-the-guard-calendar
衛兵交代式を見学するためのおすすめビュースポットはここ!
衛兵交代式を楽しむには、ポジション取りがとても重要!以下の地図を参考に、ご自身にぴったりの場所を押さえてくださいね。
① バッキンガム宮殿の正門前
いちばん間近で交代式を見られるのはバッキンガム宮殿の正門前。かぶりつきで交代式を見学できる特等席です。ただし、身動きが取れないほどの混み具合で場所取りは熾烈!さらに、交代式の全容を見学できるポジションはわずかで、行進中の衛兵たちの姿はあまり見えません。
② ヴィクトリア女王記念碑の前
交代式も行進もバッチリ見渡したいなら、正門から道を挟んだところにあるヴィクトリア女王記念碑の前へ。
周囲よりも少し高くなっているために見晴らしが良く、交代式も行進の様子も見られるベストポジションです。
③ 道を挟んだ南・東エリアまたは大通り
ぎゅうぎゅうの混雑は嫌!という人は、上記のスポットから道を挟んだ南側や東側、またはバッキンガム宮殿からまっすぐに走るザ・マルと呼ばれる大通りでの見学がおすすめ。交代式の様子は見えませんが、行進中の衛兵たちの様子をしっかり眺められます。少し離れてリラックスしながら見学できるので、女性やファミリーにもおすすめです。
④ ウエリントン兵舎前
Photo by : PRO5DII
人とちょっと違ったポイントから見るならウエリントン兵舎。ここからその日の新しい衛兵たちが出発を開始。その前にバンド演奏も行われます。ここは知る人ぞ知る穴場ポイントです!
行進する衛兵たちを眺めていると、「あれ?どうしてあっちからも隊列が現れたの?」と不思議に思う方も多いはず。実はバッキンガム宮殿の衛兵式では、すぐ近くのセント・ジェームズ宮殿にいた衛兵も合流して交代しています。そのため、衛兵たちがさまざまな方向に移動していくのです。
最後に、騎兵隊の交代式も、ザ・マルをずっと進んだ先にあるホース・ガーズにて別途実施されています。10:45頃に新騎兵が、11:37頃には旧騎兵が、それぞれバッキンガム宮殿前を通過していきます。こちらも迫力いっぱいで壮観。どうぞお見逃しなく!
衛兵交代式を見学するためのコツ
11:30の交代式開始時になると、バッキンガム宮殿の周囲は「ロンドン中の観光客が集まったのでは!?」と思うほどの人・人・人。場所によっては満員電車並みの混み具合で、移動するのも困難なほどです。そのため、セレモニーを満喫するためには早めの到着が欠かせません。多くの人が狙う①②のポイントで見学したい人は10:00~10:30ごろに、③④の人も10:45までには到着しておくことをお勧めします。
なお、交代式は45分ほど続きますが、周辺にはトイレがあまりありません。到着前にお手洗いを済ませておくのがベストですが、途中でどうしても行きたくなったらセント・ジェームズ・パーク内の公衆トイレを利用すると良いでしょう。
また、人気スポットの常とも言えますが、混雑に乗じたスリの被害が多発しています。撮影に夢中になり過ぎないように、お手回り品にはくれぐれもご注意を!
見学がもっと楽しくなる、バッキンガム宮殿の衛兵の豆知識
photo by VisitBritain
「ロンドンの衛兵」と聞いて想像するのは、ふわふわとした黒い帽子に赤いジャケット姿の兵隊ですよね?しかし、誰もが知っているこの赤い制服姿が見られるのは夏期のみなんです。冬場や荒天時の衛兵たちはグレーのコートを着用していますが、それはそれで渋くて素敵ですよ。
また、歩兵隊の連隊は5種類に分かれており、帽子の羽根飾りの位置と上着のボタン、襟や肩の記章で区別可能。以下、簡単な見分け方をご紹介します(帽子の羽根飾りと上着のボタンの順)。「今日の衛兵はどこの連隊かな?」そんな点にも気を配りながらセレモニーを楽しんでくださいね。
・グレナディア:左側に白い羽根。ボタンは等間隔に配置。
・コールドストリーム:右側に赤い羽根。ボタンは2個ずつ配置。
・スコットランド:羽根はなし。ボタンは3個ずつ配置。
・アイルランド:右側に青い羽根。ボタンは4個ずつ配置。
・ウェールズ:左側に白・緑・白の羽根。ボタンは5個ずつ配置。
バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)
公式サイト(日本語):https://www.royalcollection.org.uk/visit/the-state-rooms-buckingham-palace/plan-your-visit?language=ja
住所: London SW1A 1AA
最寄り駅:ヴィクトリア駅、ハイド・パーク・コーナー駅、グリーン・パーク駅、セント・ジェームズ・パーク駅
衛兵をテーマとしたザ・ガーズ・ミュージアム。隣接ショップでお土産探しもOK
バッキンガム宮殿から徒歩ですぐのウエリントン兵舎にあるミュージアム。セント・ジェームズ・パーク方面に歩いていく方は道すがらにあります。こぢんまりとした博物館ですが、衛兵の歴史などが詳しく学べます。有料ですが、「もっと衛兵について知りたい!」という方はこちらへ。軍隊マニアにも人気のスポットです。
また、このミュージアムが運営するショップでは、衛兵のフィギュアの他、各連隊の記章入りのマグカップやTシャツなどのレアグッズが購入できます。衛兵をモチーフにしたお土産を探している方におすすめ。
フィギュアは1体20ポンドほど、タオルは5ポンドほどです。ミュージアムに入館しなくてもショップの利用ができます。
ザ・ガーズ・ミュージアム(The Guards Museum)
公式サイト(英語):http://www.theguardsmuseum.com/
入館料:大人6ポンド、学生3ポンド
開館時間:毎日10:00~16:00(入館は15:30まで)
住所:Wellington Barracks, Birdcage Walk, London SW1E 6HQ
いかがでしたか?バッキンガム宮殿の衛兵交代式のお祭りのような華やぎをご満喫くださいね。待ち時間には、同じように衛兵たちを待っている他の観光客たちとおしゃべりが弾むこともしばしば。意外とあっと言う間に時間が過ぎていきますよ!
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