投稿者 : 鈴木 圭、投稿日 2018 年 4月2日

情熱と太陽の国の秘宝! スペインを旅するなら絶対見たい7つの絶景

スペイン旅行の楽しみといえば、サグラダ・ファミリアに代表されるような歴史的建造物や、パエリアやタパスなどの美味しい料理を想像する人が多いのでは? しかし、スペインの見どころはそれだけではありません。実は豊かな自然と歴史ある文化が織りなす絶景の宝庫でもあることをご存知でしょうか。スペインを旅行するなら必ず見ておきたい、美しい光景の数々をご紹介します。

スペインで一番美しい村、フリヒリアナ

 スペインで一番美しい村、フリヒリアナ

スペインの美しい景色といえば、まず思い出すのがフリヒリアナ。かつてスペインで一番美しい村に選ばれたことがあり、絵葉書にもたびたび登場する光景なので見覚えがある人も多いかもしれません。

丘の上にアンダルシア地方独特の白壁の建物が並ぶ光景は、まさに地中海沿岸のイメージそのもの。白壁と赤茶色の屋根のコントラスト、キッチュで可愛らしい模様を描く石畳、植物や原色の雑貨で飾られた家屋など、どこを切り取っても絵になる村です。

フリヒリアナへのアクセス

マラガからネルハまでバスで約1時間〜1時間半。ネルハからさらにバスで15分。ネルハ〜フリヒリアナ間のバスは1〜2時間に1本と本数が限られているので、タクシー利用もおすすめです。

運も必要な幻の絶景?アンダルシア地方のひまわり畑

運も必要な幻の絶景?アンダルシア地方のひまわり畑

スペインを旅するなら、アンダルシアの大地を黄金色に染めるひまわり畑も見逃せない景色のひとつ。自分よりも背丈の高いひまわりの花が地平線の向こうまでびっしりと咲き乱れる光景は、見たら一生忘れることはないでしょう。

ただ、このひまわり畑は鑑賞用ではなく、オイルや種を採るために農家の人が植えているもの。花が咲くのは毎年6月頃とされていますが、種をまく時期が適当なうえ、咲いた状態を維持しようと整備されるわけでもないため、満開の光景を楽しめる期間は毎年一定ではありません。ひまわりをベストの状態で見るためにはタイミングや運も必要であることを考えると、ある意味幻の絶景といえるのかも。満開のひまわりを確実に見たいなら、現地の情報に詳しいガイドのツアーに参加することをおすすめします。

ひまわり畑へのアクセス

ひまわり畑で有名な街カルモナへはセビリアからバスで約1時間。

ポップな現代風の教会、アルムデナ大聖堂

ポップな現代風の教会、アルムデナ大聖堂

マドリードの見どころといえばマヨール広場や王宮などが有名ですが、それに加えてぜひ訪れてほしいのがアルムデナ大聖堂です。

パリのノートルダム寺院やローマのサン・ピエトロ大聖堂のように、ヨーロッパの大都市には歴史的に規模の大きな大聖堂があるものですが、マドリードのアルムデナ大聖堂が完成したのはなんと1993年のこと。そのため内装は現代美術家によるポップでモダンな意匠が採用されており、ヨーロッパで一般的に見られる教会とは大きく異なる印象になっています。教会のイメージを大きく変えてくれるアルムデナ大聖堂、マドリードに立ち寄る際はぜひ訪れてみてください。ライトアップされた姿もとてもキレイですよ。

アルムデナ大聖堂へのアクセス

地下鉄2号線、5号線、R号線オペラ(Opera)駅から徒歩8分

アンダルシアの風を感じる絶景! 断崖絶壁の街ロンダ

アンダルシアの風を感じる絶景!断崖絶壁の街ロンダ

雄大な自然が織りなす絶景を見たいなら、アンダルシア地方南部に位置するロンダをおすすめします。標高739メートルの断崖絶壁の上という、ある意味とんでもないロケーションに築かれた街並みと、そこから見渡せるアンダルシアの大地とのコントラストは美しく、ただただため息が出るばかり。もともとは天然の要塞として発展してきた街ですが、写真を見るとこの場所が選ばれたのもうなずけます。

それほど規模の大きくない田舎街なので、マドリードやバルセロナのように忙しくなく、のんびりとした時間が流れているのもおすすめしたい理由の一つ。せわしなく観光地を巡るだけの旅行は疲れてしまうという人は、絶景を眺めながらゆったりとした時間が過ごせるロンダを、選択肢に含めてみてはいかがでしょうか。

ロンダについて以下の記事で紹介しています。

南スペインの絶景! 岩壁の上に築かれた都市ロンダを訪れる旅

ロンダへのアクセス

高速鉄道アルタリア (Altaria)を利用してマドリードから約3時間45分。

街全体が博物館! 世界遺産にも登録された古都トレド

街全体が博物館!世界遺産にも登録された古都トレド

「もしスペインに1日しか滞在しないなら、迷わずトレドへ行け」そんな言葉があるほど美しい街として知られているトレド。先史時代から人が住んでいる歴史ある街で、かつてはイベリア半島を支配する西ゴート王国の首都に選ばれた古都でもあります。現在は世界遺産として登録され、貴重な歴史的建造物の宝庫でもあるトレド。その姿は街全体が博物館と言われるほどです。

マドリードから日帰りすることも可能ですが、時間があればぜひ1泊してみてください。中世の街並みが残る街並みをのんびりと歩いていると、まるでタイムトリップしたような気分になりますよ!

トレドへのアクセス

高速列車アバント(Avant)を利用してマドリードから約30分。

白雪姫のモデルにもなった古城、アルカサル

白雪姫のモデルにもなった古城、アルカサル

美しい歴史的建造物という点では、マドリードの北西に位置する古都セゴビアもおすすめしたいスポットのひとつ。世界遺産に登録された旧市街地やローマ時代の水道橋も有名ですが、一番の見どころはやはり、ディズニー映画「白雪姫」の城のモデルにもなったと言われているアルカサルでしょう。

崖の上に築かれたアルカサルは高さの異なる円錐屋根の塔が折り重なるようにして立てられており、そのシルエットはまさにおとぎの世界に登場する城そのもの。かつてはスペイン王室の婚礼の儀が行われるなど、大切な儀式の場としても使われていたアルカサル。一般開放されている場内は、それぞれの時代に作られた調度品や装飾で飾られており、当時のきらびやかな様子を垣間見ることができます。

セゴビアへのアクセス

高速列車アバント(Avant)を利用してマドリードから約30分。

白い砂浜と透明度の高い海、カナリア諸島

白い砂浜と透明度の高い海、カナリア諸島

スペインの美しい光景を語るなら、絶対に忘れてはならないのがカナリア諸島です。スペイン本土からは1100kmの位置にあり、一番近い大陸はおよそ100km先にあるモロッコ。もはやヨーロッパよりはアフリカともいえる場所ですが、スペイン随一のリゾート地として多くの観光客が訪れています。

4つの国立公園と3つの世界遺産を抱えるなど、観光地には事欠かないカナリア諸島。ただ絶景を求める旅なら、やはり最大の見どころは海をおいて他ないでしょう。真っ白い砂浜と、透明度が高くエメラルドグリーンに輝く海は、決して日本では見ることのできない光景です。砂浜でのんびりとした時間を過ごしたり、美しい海に飛び込んでマリンスポーツを楽しんだりと、自然の中でゆったりとした時間を過ごすことができます。

カナリア諸島へのアクセス

州都であるテネリフェ、ラス・パルマスへはヨーロッパ各地から直行便が就航。マドリードからは約3時間。

スペインは、美しい絶景の宝庫だった!

豊かな自然が生み出す絶景だけでなく、歴史的な街並みによる景観などさまざまなタイプの美しい光景が見られるスペイン。ひとつの国の中にこれだけバラエティ豊かな景色が混在しているのは、ヨーロッパとアラブ諸国の文化が入り交じる土地であることも影響しているのかもしれません。

どれも一生忘れることのできない美しい光景ばかり。スペイン旅行を計画する際は、ぜひ足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Madrid-Hotels.d178281.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]マドリードのホテルを探す[/button]

[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-Madrid.d178281.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]マドリードへの航空券を探す[/button]

[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Madrid.d178281.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]マドリードの旅行・ツアーを検索[/button]