スペインの情熱に圧倒される!フラメンコの楽しみ方と鑑賞マナー

スペインの情熱に圧倒される!フラメンコの楽しみ方と鑑賞マナー

スペインといえばフラメンコ。心の奥を揺さぶられるような情熱的な演奏や踊りを、一度は生で見てみたいと思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、フラメンコのショーはどこでも鑑賞できるというものでもなく、確実に見るなら事前にしっかりと下調べをしておく必要があります。スペインでフラメンコを楽しむために、事前に知っておきたいことをまとめてみました。

鑑賞前に……まずはフラメンコの基本を知ろう

鑑賞前に……まずはフラメンコの基本を知ろう

激しく情熱的な踊りとかき鳴らされるギター。フラメンコの舞台は予備知識なしでも楽しめるものではありますが、せっかく本場で鑑賞するならその背景や曲種などを事前に知っておくことをおすすめします。

フラメンコとはスペインのアンダルシア地方で生まれた文化。もともとはインドからやって来たロマたちの踊りをアラブやスペインの音楽と融合・発展させた民俗芸能です。
基本的には歌とギター、踊りの3つの要素で構成されますが、ほかにも打楽器のカホンや手拍子、掛け声、靴音などさまざまな音やリズムが加わり、独特の雰囲気を作り上げています。

フラメンコは人々の生活に結びついて生まれたもので、歌われるテーマは生活の中の喜びや悲しみ、笑いなどさまざま。いくつか、代表的なものをご紹介しましょう。

・ソレア(Solea):フラメンコの母とも呼ばれる代表的な曲種。孤独を歌う曲で曲調は物悲しく重たい。

・アレグリアス(Alegrias):ソレアと並ぶ代表的な曲種のひとつ。喜びを表現した曲で、曲調は明るくにぎやか。

・ブレリア(Buleria):お祭り騒ぎのように明るくはつらつとした曲調で、ショーの最後に歌われることも多い。

・シギーリージャ(Siguiriya):ロマの苦悩や怒りを表現したものと言われており、重厚で深みのある曲調が特徴的。

・マルティネーテ(Martinete):ロマの主な仕事であった鍛冶屋で生まれた作業歌。一般的にギターの演奏はなく、手拍子のみで歌われる。

本場の空気を感じるなら、タブラオがおすすめ

フラメンコを楽しむ場所は主に劇場とタブラオの2つがありますが、より濃厚な場の空気を感じたいならタブラオがおすすめ。タブラオとはフラメンコ用の板張り舞台が備えられたバルやレストランのことで、観客は料理やお酒を楽しみながらフラメンコを鑑賞することができます。

本場の空気を感じるなら、タブラオがおすすめ

最近では観光客用に毎日開演している場所も増えてきたため、予約が取りやすいのも大きなポイント。ショーはタパス(おつまみ)もしくはディナーとセットになっている場合が多く、それによって開演時間も異なるため、事前にホームページなどで確認しておくことをおすすめします。

マドリードのおすすめタブラオ

カフェ・デ・チニータス(Café de Chinitas)
カフェ・デ・チニータス(Café de Chinitas)

スペインの財界人も利用する老舗タブラオ。ステージの質はマドリードでも1、2を争うといわれており、本格的なショーが楽しめます。ダンサーは日によって変わるため、滞在中何度でも楽しめるのも大きなポイントです。

住所:Calle Torija, 7 Madrid
TEL:(+34) 915-47-15-02
営業時間:月〜土曜19:00〜24:00、日曜休業(ショーの開演は20:30~、22:30~)
最寄り駅:地下鉄2番線サント・ドミンゴ(Santo Domingo)駅
URL:http://www.chinitas.com/(現在ホームページ改装中)

バルセロナのおすすめタブラオ

エル・コルドベス(El Cordobes)
エル・コルドベス(El Cordobes)

バルセロナの中心街でもあるランブラス通りに面した老舗のタブラオ。ステージと客席も近く、音響効果を考えられた洞窟型の空間で迫力のあるステージを楽しめます。

ディナーはスペインの名物料理

ディナーはスペインの名物料理がそろうビュッフェ形式です。

住所:La Rambla, 35 Barcelona
TEL:(+34) 933-17-57-11
営業時間:10:00〜24:00(ショーの開演は19:15〜、21:00〜、22:30〜/季節により異なる場合があります)
最寄り駅:地下鉄3号線リセウ(Liceu)駅
URL:http://tablaocordobes.es/

セビリアのおすすめタブラオ

ロス・ガジョス(Los Gallos)
ロス・ガジョス(Los Gallos)

フラメンコの本場といわれるセビリアでショーを楽しむならロス・ガジョスがおすすめ。1966年に開業したセビリアきっての老舗タブラオです。市内の中心部にあるカテドラルからも近いため観光の最後に立ち寄りやすく、マドリードやバルセロナに比べてリーズナブルに楽しめます。

住所:Plaza de santa Cruz, 11 Sevilla
TEL:(+34) 954-216-981
営業時間:20:00〜24:30(ショーの開演は20:30〜、22:30〜)
最寄り駅:地下鉄プラド・デ・サン・セバスティアン(Prado de San Sebastián)駅
URL:http://www.tablaolosgallos.com/en/

入店前に知っておきたい、フラメンコの鑑賞マナー

入店前に知っておきたい、フラメンコの鑑賞マナー

バルやレストラン内で開催されるとはいえ、フラメンコは立派な舞台芸術です。鑑賞の際には踊りや歌の妨げにならないよう、いくつか知っておくべきマナーがあります。

写真撮影の可否はタブラオによって異なる

旅の思い出にフラメンコの舞台を写真に収めたいと考える人もいるかもしれませんが、タブラオによっては撮影が厳禁のところもあります。撮影したい場合は、必ず事前に確認を撮るようにしましょう。舞台の最後何分か、もしくはフィン・デ・フィエスタ(舞台最後のカーテンコール)のみ撮影OKにしているタブラオもあります。

観客が手拍子をするのはNG

舞台中に出演者が叩いている手拍子を「パルマ」と言いますが、これは踊り手へリズムを伝える重要なもの。素人が手拍子に加わってしまうとリズムがずれてしまいます。どんなに楽しい雰囲気であっても、手拍子に参加するのはマナー違反です。

ショーの最中はできるだけ席を立たない

緊急時は仕方ありませんが、ショーの途中に席を立つのもできれば控えておきたいもの。トイレはショーが始まる前にすませておきましょう。同様に、同行者とお喋りをしたり、携帯電話を鳴らしたりといった行為もマナー違反です。

鳥肌の立つほどの情熱的なフラメンコの舞台を楽しんで

どんな舞台もそうですが、写真や動画で見るのと生で見るのとではまったく異なるもの。本場スペインで見るフラメンコの舞台は、心が揺さぶられるような、鳥肌の立つほどの体験をさせてくれます。せっかくスペインを旅行するのであれば、ぜひ本場のフラメンコを楽しんで見てくださいね!

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