投稿者 : 鈴木 圭、投稿日 2016 年 5月24日

イタリア旅行に行くなら知っておきたい!各地のチーズの種類と楽しみ方

パスタやワインと並ぶ、イタリアグルメの代表格として人気が高いチーズ。イタリアのチーズは地域ごとに特色があり、どの街に行っても個性豊かなものが楽しめます。今回はその中でも、イタリアを旅行するならマストで楽しみたい8種類をご紹介。チーズ好きのみなさんは、ぜひブックマークしておいてください!

お土産として持ち帰りも可能!イタリア各地のハード・チーズ

まずは歯ごたえのある食感が楽しめるハード・チーズとセミハード・チーズを紹介。ハード・チーズは真空パックされていれば持ち帰りも可能ですが、セミハード・チーズは保存性が劣るので、持ち帰りの場合は保冷剤を併用するなど少し工夫が必要です。

パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)

パルミジャーノ・レッジャーノ(Parmigiano Reggiano)
photo by Matt Lewis

パルマ、レッジョ・エミーリア、モデナ、ボローニャなど北イタリアの限られた地域でしか生産されていない、イタリアを代表するチーズ。すりおろしてパスタやスープ、煮込み料理になどに使うほか、小さく切ってワインやフルーツと一緒に食べるのもおすすめです。

原料:牛乳
種類:ハードタイプ
主な生産地:エミリア・ロマーニャ地方を中心とした北イタリアの一部
近くにある有名都市:ボローニャ

ペコリーノ(Pecorino)

ペコリーノ(Pecorino)
photo by senza senso

2000年以上も前のローマ帝国時代から食べられていたと言われるイタリア最古のチーズ。羊乳を原料としているため少し癖はありますが、豊かな味わいははまってしまう人多し! ローマの名物料理でもあるカルボナーラは、このペコリーノ・ロマーノを材料にしています。そのまま食べる場合は、少ししょっぱいのでフルーツと合わせると美味しくいただけます。

原料:羊乳
種類:ハードタイプ
主な生産地:ローマ、サルデーニャ、シチリア、トスカーナ地方など
近くにある有名都市:ローマ、フィレンツェなど

アジアーゴ(Asiago)

アジアーゴ(Asiago)
photo by Cristiano Carli

ヴェネツィアを州都とするヴェネト州のアジアーゴで生産されているチーズ。クセがなく食べやすいので、チーズが苦手な人でも楽しめます。イタリアでは毎日のように食卓に上る定番のチーズで、パニーノ(サンドイッチ)に挟んだり、サラダに乗せたりしていただきます。そのまま食べる場合は、蜂蜜をかけるとコクが出て美味しいですよ!

原料:牛乳
種類:セミハードタイプ(季節によっては持ち帰りが難しい場合もあります)
主な生産地:ヴェネト州の一部
近くにある有名都市:ヴェネツィア

カチョカヴァッロ(Caciocavallo)

カチョカヴァッロ(Caciocavallo)
photo by Carmelo Speltino

カチョカヴァッロとは「馬のチーズ」の意。その姿が馬の鞍(くら)にぶら下げられた袋に似ていることから名付けられました(馬乳を原料としているわけではありません)。おすすめの食べ方はフライパンで焼いて食べること。1センチくらいの厚さにスライスして軽く小麦粉をまぶし、フライパンで焼き色がつくまで焼くと濃厚なミルクの味わいを楽しめます。

原料:牛乳
種類:セミハードタイプ(季節によっては持ち帰りが難しい場合もあります)
主な生産地:バジリカータ州、カンパーニャ州など南イタリア
近くにある有名都市:ナポリ

残念だけど持ち帰りは不可!旅行中に楽しみたいイタリアチーズ

ここではフレッシュタイプや、青カビタイプ、ウォッシュタイプのチーズを紹介。こちらは保存がきかないので、持ち帰りはできません。イタリア旅行中に楽しんでください!

モッツァレッラ・ディ・ブーファラ(Mozzarella di Bufala)

モッツァレッラ・ディ・ブーファラ(Mozzarella di Bufala)
photo by cyclonebill

日本でも有名なモッツァレラですが、ここでおすすめしたいのは水牛のミルクで作られたモッツァレッラ・ディ・ブーファラ。トマトやバジリコなどと合わせてカプレーゼなどで食べるのが一般的ですが、地元のとあるシェフに言わせると、一番美味しいのは塊のまま「丸かじり」することなのだとか。スーパーや市場などで見かけた際は、ぜひチャレンジしてみてください!

原料:水牛乳
種類:フレッシュタイプ
主な生産地:カンパーニャ州、ラツィオ州など
近くにある有名都市:ナポリ

ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)

ゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)
photo by Chris Waits

日本でも有名な世界三大ブルーチーズのひとつ、ゴルゴンゾーラ。塩気とカビの量が控えめなドルチェ(Dolce)と、しっかりカビの入ったピッカンテ(Piccante)の2種類があり、あまり食べ慣れてない人はドルチェから挑戦してみるといいかもしれません。パニーノに挟んだりパンに塗ったりするほか、洋梨などのフルーツと合わせるのもおすすめの食べ方です。

原料:水牛乳
種類:青カビタイプ
主な生産地:ピエモンテ州、ロンバルディア州など
近くにある有名都市:ミラノ、トリノ

ブッラータ(Burrata)

ブッラータ(Burrata)
photo by Frédérique Voisin-Demery

モッツアレラのような柔らかいチーズを袋状にし、その中に生クリームを入れて作られたチーズ。口に入れるととろりとしたミルクの風味が広がり、クセになること請け合いです。そのまま食べるほか、生ハムと合わせたり、オリーブオイルと黒胡椒で味付けしたりするのもおすすめ。その製法から保存性はあまり良くなく、開封後24時間以内に食べるべきとされています。

原料:水牛乳、牛乳
種類:フレッシュタイプ
主な生産地:プーリア州の一部など
近くにある有名都市:バーリ

タレッジョ(Taleggio)

タレッジョ(Taleggio)
photo by Dieter Kasimir

イタリア人にとっては「足の裏の匂いがする」として有名なウォッシュタイプのチーズ。ただ、その味わいは匂いほどクセはなく、もちもちとしていてミルクの甘みも感じられるため、ウォッシュタイプのチーズに慣れていない人にもおすすめ。熟成した外皮は青カビが生えて毒々しい色になることもありますが、皮を切り取れば問題なく食べられます。

原料:牛乳
種類:ウォッシュタイプ
主な生産地:ロンバルディア州、ピエモンテ州、ヴェネト州の一部
近くにある有名都市:ミラノ

自分の好みのチーズを探すのも楽しい!

一言にイタリアチーズと言っても、そのバリエーションは非常に豊か。特に田舎では農家の軒先で作られたようなチーズが売られていることもあります。ここでご紹介しているチーズを参考に、自分の好みのものを探すのも楽しいですよ!

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