投稿者 : 悠乃 今井、投稿日 2015 年 11月29日

ローマに一ヶ月滞在してみて気が付いた「真のイタリアの姿」 17選

初めてローマを訪れた際街の美しさや文化に魅了されてしまった私。あまりにもイタリアが気に入ったので、2回目の今回は一ヶ月間滞在し、ローカルのように実際のイタリアの生活を体験。

短期間の旅行ではなく、イタリアに一ヶ月間住んでみて気が付いた、「イタリアのライフスタイルとはこういうものか!」と納得してうなずいてしまうような、「真のイタリアの姿」をご紹介します。

ローマ市内

1.銀行の出入りには指紋認識が必要

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ある日、ATMから現金を引き出そうとしたところ、ATMマシーンがいきなり再起動し始め、現金が出てきませんでした。幸いATMマシーンは銀行の外にあったので、銀行の従業員に助けを求めるために中に入ろうとしたところ、遭遇したのがコレ!

空港のセキュリティーゲート にある「全身スキャナー」に似たスタイルの出入り口。なんとローマ市内には、出入りの際に指紋確認を必要とする銀行が数多くあるのです。

ローマ市内の銀行の出入りの仕方:

・ 一人ずつプラスチックの筒状の出入り口に入ります。
・ 入った側(外側)のドアが自動的に閉まります。
・ 人差し指を指紋認証スキャナーに押し当て、指紋が確認されるまで待ちます。
・ 銀行の店内に繋がっている方のドアが開いたら、入店できます。

*銀行から出る場合も入店時同様に指紋の認証が必要です。

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2.リサイクルが徹底している

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ビン、缶、プラスチック、紙、生ゴミなど細かく分別する必要があり、道路沿いにあるごみ収集用の巨大ゴミ箱はそれぞれ色別に分かれています。駅にあるゴミ箱も色別に分かれていることがあります。

3.お店の休憩時間は長く、週末は休業の所が多い

以前、「ほー、なるほど…えっ、ウソでしょ?ビックリ!初めてローマを訪れると気が付くこと 20選」で、「8月はローマ中が夏休みに入ってしまうため、8月末まで閉まっているお店が多く、また夕方から再度オープンするお店もある」とご紹介しましたが、実はこの「お店が夕方から再オープンする」というのは夏休み限定のことではないのです。

商店街やレストランの多くは、ランチのピークの時間帯を過ぎると一度休憩に入るため、夕方4時頃まで閉まっている所が多く、週末もお休みの所が多くみられました。平日の朝と夜だけ営業すればいいなんて、うらやましい限りですよね。

4.10月は梅雨

イタリアにも梅雨があったのです!なんと10月は他の月と比べて雨が降る確率が高く、30日間滞在している間の半分くらいは雨が降っていました。

ライフスタイル

5.挨拶はほっぺにキス2回

Rome

日本ではお辞儀、アメリカでは握手やハグが挨拶の定番。イタリアでは右頬、そして左頬の順番にキスを2回するのが文化となっています。キスと言っても、本当に唇を頬にくっつけるわけではなく、頬と頬をあてる、または頬と頬があたりそうなくらいの距離まで近づき、「チュッチュ」というキスの音を立てるのが基本です。

この挨拶は男性同士でも同様に交わされ、男性同士の場合はこの「チュッチュ」という音は立てない人が多いようです。

6.イタリア人は声が大きく、手振り身振りで会話をする

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映画などを見ていると、「イタリア人は声が大きく、手振り身振りで会話をする」と表現されることが多くありますが、実際にイタリアに滞在してみると、本当にイタリア人は声が大きく、手で会話をすることが分かりました。大人数のグループの場合は特にそうで、まるで叫び合うほど大声をあげて平凡な日常会話をしているのを見た時は、ちょっと驚いてしまいました。

7.喫煙者が多い

Rome

正直なところ、イタリア人(特に男性)はタバコを吸う人が多く、ローマのいたるところでタバコの煙の臭いがします。歩きタバコは日常茶飯事で、レストランの屋外席でも、横でタバコを吸わない人達が食事中であるにも関わらず喫煙するなど、ちょっと目を疑ってしまうような場面にも遭遇しました。

そして一番驚いたのが、現地のサッカースタジアムでサッカー観戦をしていた時のこと。指定席であるにも関わらず、試合中にずっと周りの観客がタバコを吸っているではありませんか!前のお兄さん達も、横のお姉さんも後ろのおじさん達も、禁煙エリアや外には行かず、自分の席でお構いなしにタバコを吸っていました。

8.ハロウィンは祝わない

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イタリア人にとって10月31日は祝日でも何でもなく、ハロウィンを祝う人はあまりいないようです。

私の住むアメリカでは大人も子供も仮装するのが当たり前なため、イタリアでもハロウィンを祝う気満々でいたのですが、実際に誰も仮装しないと言われたので、このバニーの耳だけ付けてレストランに行きました。

すると、やはり多くの人からじーっと見つめられました。

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食・レストラン

9.何から何にまでパルメザンチーズをかける

Rome

日本人がいろいろなお料理にお醤油をかけるように、イタリア人は何から何にまでパルメザンチーズをかけます。

しかし、イタリアの食文化は奥が深く、色々なルールがあります。このパルメザンチーズをシーフードにかけるのはマナー違反だそうです。例えば、魚介類とトマトソースのスパゲッティ「ペスカトーレ」には、パルメザンチーズをかけてはいけません。

10.チーズ、ワイン、プロシュット&チョコレートの消費量が多い

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やはりイタリアを代表するチーズ、ワイン、プロシュット(イタリア産生ハム)やチョコレートなどの食べ物の消費量は半端じゃありません。

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プロシュットやサラミなどは既にパックに入って売られている場合が多く、ほとんどのスーパーでプロシュットを量り売りしてくれる専用の売り場もあります。また、チーズ、ワインそしてチョコレートの種類も大変充実しています。

11.お酒のマナーが想像以上に深い

Rome

お酒を飲む際にもいくつかマナーがあります。

例えば、プロセッコ(イタリア産白発砲ワイン)をアペロールやカンパリなどのビター系のリキュールで割った、オレンジ色または赤い色の「スプリッツ(Spritz)」と呼ばれるカクテル。

これは食前、またはおやつと夕食の合間にアペリティフ(食前酒)として飲まれるもので、夕方になると登場します。ヴェネチアのあるバーに午後6時頃入店してみると、店内のお客さん全員がスプリッツを飲んでいました。

一方、モスカート・ダスティ(Moscato d’Asti)のような甘い「デザートワイン」は食後にデザートと共に飲むものであり、またそれ自体が甘いためデザートの代わりになるため、食前や食事中に注文すると少し変な目で見られてしまいました。

12.ジェラートは味見させてくれる

Rome

ローマ市内にも数多くあるジェラテリア。チョコレートやレモンなど、味が想像できるお馴染みのフレーバーだけではなく、パンナコッタやティラミスなど興味をそそるフレーバーもたくさんあります。ジェラートを注文すると2種類の味の組み合わせを選ばせてくれることが多いのですが、どれも美味しそうで一体どのフレーバーをチョイスしようか悩んでしまうもの。そこで知っているとちょっと便利なのが、ほとんどのジェラテリアでジェラートの味見をさせてくれるということです。小さいプラスチックのスプーンに一口分を取ってくれます。

13.お寿司屋は食べ放題スタイルが多い

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イタリアの外食事情といえば、イタリア料理しかないと言っても過言ではありません。1ヶ月もイタリア料理を食べ続けていると、ちょっと飽きてしまうもの。やはり日本食が恋しくなり、数回お寿司を食べに行きました。そこで気が付いたのが、回転寿司を含むお寿司屋さんのほとんどが食べ放題スタイルだということ。ランチとディナーで値段が分かれており、時間制限がないためゆっくりと食事ができます。お寿司やお刺身以外には、天ぷら、餃子、かつ丼、酢の物や味噌汁など、結構本格的な日本料理が食べられます。

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14.ちょっと味見するのが怖かった…だけど美味しかったユニークな食べ物

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ズッキーニフラワー:

ズッキーニフラワーにアンチョビとモッツアレラチーズを包んで揚げたものが一般的。オードブルとして一個売りされています。

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バッファローモッツァレラ:

普通のモッツァレラよりクリーミーで柔らかい。スライスされていない大きな丸いチーズがドカンと出てくることが多く、オリーブオイルやブラックペッパーがかかっていることもあります。

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プンタレッラ(Puntarelle):

ローマ地方原産の野菜。アンチョビが入ったレモンオイルドレッシングをかけて、サラダのように頂きます。

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車・交通機関

15.駐車の仕方がテキトー

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[one_half_last]歩道に乗りあげて駐車している車やスクーター、横向きに縦列駐車をする車、さらには既に路上に縦列駐車している車に横付けしたり、またはその車が出られないにも関わらず、すぐ後ろに停車してハザードランプを点灯したままお店に入って行ってしまうなど、日本では考えられないちょっと自由すぎる駐車をしている車を多く目撃しました。[/one_half_last]

16.朝と夕方は渋滞する

通勤ラッシュのため、朝と夕方はローマ市内が渋滞します。旅行中、限られた観光時間を有効に使うためにも、この時間帯のバスの利用は控えるようにしましょう。

観光

17.クーポラまでの道のりは思った以上に長い

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カトリック教会の総本山であるサン・ピエトロ大聖堂の頂上のドーム「クーポラ」から眺めるローマの景色は最高!しかし、クーポラに辿り着くまでの道のりはそう簡単ではありません。まず第一に、ディズニーランドのアトラクション並の長蛇の列に並ぶ必要があります。

Rome

私は平日の午後に行きましたが、入場券を購入するまでに1時間以上かかりました。

クーポラへ辿り着くまでには、途中までエレベーターで昇り、残りの320段を階段で上がる方法と、頂上まで551段の階段を昇りきる方法とがあります。実際に551段昇ってみた率直な感想は、上に上がるにつれて階段がどんどん狭く、急になるということ。また、身長158センチの私でも頭をぶつけてしまいそうなくらい天井が低い部分もありますのでご注意を。

しかし、一生懸命昇った後にクーポラから眺める景色は言葉では言い表せないほど綺麗です。ローマのとりこになること間違いなし。

Rome

イタリアには、一ヶ月滞在しただけではとても訪ねきれないほど沢山の観光スポットや言葉では言い表せないほど美しい都市があります。歴史深く、ユニークなライフスタイルを持つ個性的な国、イタリア。是非一度訪れてみて下さい。

 

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