本場ドイツで味わいたい!おいしいソーセージ&名物料理
ドイツで有名な食べ物といえば、ソーセージ。それに美味しいビールがあれば最高!
作り立て新鮮なソーセージを茹でて食べたり、炭火でこんがり焼いたり、パンに塗ったり、薄くスライスしたり……。ドイツのソーセージは種類も食べ方は、さまざまです。これだけあると、どれを食べたら良いのか、迷ってしまいますよね。数あるドイツのソーセージの中から、ドイツ滞在中に是非とも味わってほしいソーセージをご紹介します。
ドイツに行ったらぜひ食べたい!おすすめソーセージの種類&名物料理
Photo by:AKI
ドイツのソーセージの種類は1500種類以上あるといわれています。
茹でて食べるのに適したソーセージや、カリッと焼いて食べるのに適したソーセージ、ハムのようにうすくスライスして食べるのに適したソーセージなど、実にさまざまな種類と料理がありますがその中からおすすめの種類とおいしい食べ方を厳選してご紹介しましょう。
ビールとの相性バツグン!白いソーセージ Weißwurst(ヴァイスヴルスト)
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Photo by Ben Stephenson[/one_half]
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南ドイツのバイエルン州名物としても有名な、白いソーセージ「ヴァイスヴルスト(Weißwurst)」。
作りたてを茹でて皮を向いて食べる、はんぺんのような、ふわっとした食感と優しい味わいが特徴です。その独特の食感と味わいが苦手なドイツ人も多いようですが、ビールとの相性が抜群によいソーセージなので、ドイツ滞在中に一度はぜひ試してほしいソーセージです。[/one_half_last]
ネギトロのような食感!? Mettwurst(メットヴルスト)
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Photo by Erich Ferdinand[/one_half]
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脂肪分の少ない豚のひき肉を薫製にしたり、塩や黒胡椒で味付けし、生のままパンにのせて、食べたりする「メットヴルスト(Mettwurst)」。
薫製状態だと、サラミのように固いソーセージで、生のままだと、まるでネギトロのような食感と味わいです。
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ドイツの焼きソーセージの代名詞 Thüringer Rostbratwurst(テューリンガー ローストヴルスト)
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Photo by Reiner Kraft[/one_half]
[one_half_last]ドイツの焼きソーセージといえば、この「テューリンガー ローストヴルスト(Thüringer Rostbratwurst)」。
炭火でしっかり焼き上げたソーセージをパンに挟んだものは、駅の周辺などでよく1つ2ユーロ前後で売られています。ちょっとだけ小腹が空いた時に最適です。[/one_half_last]
Leberkäse(レバーケーゼ)
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Photo by Stefan Leijon
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[one_half_last]四角い型にペースト状の肉を入れて焼いた「レバーケーゼ(Leberkäse)」は、元々のレシピではレバーを加えていたものが、時を経るにつれ、レバーを加えない今のスタイルへと変わっていき、名前にのみ「レバー」と付いているソーセージです。
スーパーでは、1cm程の厚切りにされ、2枚入りなどでパック売りされていることも多く、そのまま食べてもおいしいソーセージ。もちろん、軽く焦げ目がつくぐらい、両面焼いてマスタードを添えて食べたり、パンに挟んで食べたりするのもおすすめです。[/one_half_last]
Blutwurst(ブルートヴルスト)
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Photo by:AKI[/one_half]
[one_half_last]ドイツ最古のソーセージの1つと言われている血のソーセージ「ブルートヴルスト(Blutwurst)」。
血が原材料ということもあって、その色は赤黒く、ソーセージ売り場でも、ひと際目をひく存在感です。深みのある濃厚な味わいで、ハムのように薄切りにし、パンにのせて食べたり、焼いて食べたりします。レバー好きには特におすすめのソーセージです。[/one_half_last]
カレー味の揚げソーセージはいかが?
Photo by:AKI
さまざまな種類・調理法のあるソーセージ料理のなかでも、どこでも手軽に食べられるのが「カリーヴルスト(Currywurst)」。カレー味のソースをたっぷりかけた揚げソーセージで、おそらく一番庶民に親しまれているドイツを代表するファーストフードといっても過言ではありません。
レストランでかしこまって食べるのではなく、街歩きの途中、小腹が空いたときに道ばたの屋台で買って、その場で食べることができる「カリーヴルスト」。油でカリッと揚がった熱々のソーセージが食べやすいようにひと口サイズに切られ、カレー味の濃厚ソースがたっぷりとかけられています。同じく熱々のフライドポテトはソーセージにたっぷりかかったソースをつけて一緒に食べると美味しいですよ。
古きよきベルリンのおともにカリーヴルスト
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Photo by:AKI
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Photo by:AKI
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旧東ドイツ側、ヴァルシャウアー通り駅(Warschauer Str. Bhf.)近くの小さなカリーヴルストのお店「Curry Fritze – What a Wurst」。昼夜問わず交通量の多い場所で、真っ赤な外壁がひと際目をひく小さなお店です。そのすぐ後ろに広がる広大な敷地は、かつてドイツ国有鉄道の列車修理場「Reichsbahnausbesserungswerk」だった場所。長い名前なので、通称「RAW」と呼ばれています。列車を修理していたのは昔の話で、いまは当時の建物をそのまま残し、アートやカルチャー、スポーツなど、さまざまなレクリエーションが楽しめる場所となっています。日々開発が進み、新しい建物が増えているベルリンで、昔ながらのゆるく活気があったころの雰囲気を残した、いまのベルリンでは数少ない場所のひとつです。
ヴァルシャウアー通り駅を降りたら、まずはカリーヴルストで小腹を満たしてから、RAWの敷地内をぶらぶらと歩いてみませんか? 敷地内はとても広いので、先に軽く食べておくのがおすすめです。舗装されていない道、落書きだらけの煉瓦など、一見荒れた廃屋のように見える巨大な建物が延々と建ち並んでいますが、天気のよい日はあちらこちらで素敵な音楽と一緒に、のんびりひなたぼっこをする人たちであふれています。タイミングがよければ、蚤の市も楽しめます。業者さんが出店することの多いベルリンの蚤の市ですが、ここの出店者の多くはベルリンに住む一般の人たちです。アットホームな雰囲気のなか、彼らの日用品から手作り作品まで、さまざまなものを買うことができます。
また、夜は敷地内のクラブやバーで、心ゆくまで素敵な音楽とお酒を楽しめます。ヴァルシャウアー通り駅のすぐ裏なので、一日中たっぷり遊んで疲れて帰りたくなっても、駅が近いというのも見逃せないポイントです。昔ながらのベルリンの姿が楽しめるいまのうちに、ぜひ訪れてほしい場所です。
ドイツのソーセージ、お土産にすることはできる?
種類も味も豊富で、ドイツ人にとって身近な食材の1つであるソーセージ。スーパーにはソーセージ専用の売り場があり、驚くほどたくさんのソーセージがぎっしりと並んでいます。
ドイツのソーセージは、加熱したソーセージ「Brühwurst」(ブリューヴルスト)、乾燥させたサラミの様なソーセージ「Rohwurst」(ローヴルスト)、調理したソーセージ「Kochwurst」(コッホヴルスト)、炭火で焼くとおいしいソーセージ「Bratwurst」(ブラートヴルスト)など、大きく分けると、だいたいこの4つのタイプに分けられます。
日本ではなかなか味わうことのできない珍しいソーセージもたくさんあるので、お土産として日本に持ち帰りたいところですが、残念ながらそれはできません。ソーセージを含むほとんどの肉製品は、個人用のごく僅かな量であっても、渡航先の国の政府が発行する正式な検査証明書がないものは、日本への持ち込みができないのです。そして、ドイツを含むヨーロッパ圏では、日本向けの検査証明書がついている肉製品がほとんどないため、実質、お土産として日本へ持ち帰るのは非常に難しい状態です。それは、免税店で購入したものでも、検査証明書がなければ、日本国内に持ち込むことはできないので、どんなに気に入ったソーセージでも、お土産候補からは、外しておきましょう。
ドイツでしか味わえない本場のソーセージは、ドイツ滞在中に存分に堪能しましょう!
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Cover Photo by:AKI
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