ライン川は、重要な交易路としてヨーロッパの繁栄を支えてきました。川沿いには人類が作り出した文化的景観と自然的景観の密接な関わりが鮮やかに描かれており、ライン川クルーズは、これらが融合した他に類をみない美しい景観を船上からゆったりと楽しむことができます。

今回は、そんなライン川クルーズのおすすめルートや楽しみ方、乗り方、下船して楽しむ観光情報をお伝えします。

4時間で楽しめる! ライン川クルーズのおすすめルート

スイス東部のアルプスからオランダを抜けて北海へと流れるライン川の全長は1233km。クルーズ船の運航はマインツからケルンまでの全長185kmの区間。これを全て楽しもうとすると、なんと11時間…ですのでピンポイントで楽しめる「リューデスハイム~コブレンツ」の約4時間、長さ65kmにまたがる渓谷中部のコースがおすすめ。
リューデスハイム~コブレンツの景観の見どころを紹介します。

景観見どころ

・プファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)

プファルツ城(Burg Pfalzgrafenstein)
photo by:Ulrich Pfeuffer

カウプの街の中州に突如現れる真っ白なプファルツ城は、流木による損傷を防ぐために先端が船の様に五角形のユニークな姿をしています。

・ローレライ(Loreley)

・ローレライ(Loreley)
photo by:Dr. Karin Kübler

ハイネの詩となったことでも有名な、ザンクト・ゴアールの対岸にそびえる高さ132mの岩山には、そこに立った妖精が美しい歌で舟人を誘惑し沈めるという伝説があります。

・シュトルツェンフェルス城(Schloss Stolzenfels)

・シュトルツェンフェルス城(Schloss Stolzenfels)
photo by:Ulrich Pfeuffer

堂々とそびえ立つ鮮やかなオークルの外観は、ライン川クルーズのなかでも一際目を引くロマン主義の傑作です。

いずれの見どころもアっと言う間に通り過ぎてしまうので、早めにデッキに出るように心がけてください。シャッターチャンスをお見逃しなく!

ライン川クルーズ乗船方法

ライン川クルーズ乗船方法
photo by:©KD

リューデスハイムからコブレンツまでのクルーズなら、観光船を運営している会社は幾つかありますがKD社(ケルン・デュッセルドルフ汽船会社)のキャッスルツアーがおすすめです。KD社は便数が多く、大型船のため乗れないということもまずありません。蒸気船「ゲーテ号」は特に人気で、昔ながらの雰囲気を醸し出している船内で世界遺産を巡る一時は格別ですよ!

今回はKD社を例にとって乗船方法についてご紹介します。
KD社キャッスルツアー(英語):https://www.k-d.com/en/cruises/castles-tour/

タイムテーブルと価格

リューデスハイム発コブレンツ行き

2017年4月8日~10月8日:9:15、14:15、16:15発
※10:15、11:15発はボッパルトまで。

大人39.80 €、子供(4~13歳)6.00 €、学生19.90 €、シニア(60歳以上)27.90 €、ファミリーチケット(大人2人と16歳までの子供2人)69.00 €
※ユーレイルパス、ジャーマンレイルパスを持っている人はKD社のツアーが上記の価格から20%off

ちなみに冬季(10/9~3月まで)はボッパルトまででコブレンツまでは行きません。
さらにタイムテーブルと距離が短い分価格も変わります。

2017年10月9日~10月22日:11:15発
2017年10月23日~12月23日、2018年1月2日~3月29日:10:00発
大人27.20 €、子供(4~13歳)6.00 €、学生13.60 €、シニア(60歳以上)19.10 €、ファミリーチケット(大人2人と16歳までの子供2人)69.00 €

チケットの購入方法

チケットは、当日、船乗り場にあるチケットオフィスから購入することができます。(クレジットカードの利用可)。また、下記KD社のサイトから事前予約も可能です。

KD社キャッスルツアー リューデスハイム発(英語)
https://www.k-d.com/en/landing-stages/ruedesheim/

その場合、プリントアウトをしたチケットを当日お持ちください。オンライン予約では、キャンセルや日時の変更をすると20パーセントの処理手数料がかかります。KD社は大型船のため、当日のチケット購入でも乗れないことはほとんどありません。スケジュール調整が心配な方には当日の購入をおすすめします。

乗船中のおすすめフードとドリンク

乗船中のおすすめフードとドリンク
photo by:©KD

乗船時間が長いので、お腹も減りますよね。ドイツならではのフードやドリンクがとっても充実!おすすめフードとドリンクを紹介します。

フード

・シュニッツェル(Schnitzel)

ドイツといえば肉料理!なかでもシュニッツェルは表面カリっと香ばしく、中身はジューシーなカツレツで、伝統的なドイツの家庭料理です。

・ザウアーブラーテン(Sauerbraten)

牛肉を赤ワインや香辛料で漬けてから蒸し煮する、ライン川周辺の名物料理です。りんごのコンポートとじゃがいものダンプリングを添えて頂きます。

※メニューは変更になる場合があります。
※お子様メニューもあります。

ドリンク

・ワイン

 ・ワイン
photo by:©KD

リューデスハイムをはじめとする、ライン川沿いの斜面で作られる白ワインのラインナップが豊富です。特に人気なのがラインガウ(Rheingau)。味はやや辛口ながら酸味が効いてフルーティーです。

・ビール

ライン川ほとりの街ケルンで醸造されているケルシュ(Kölsch)というビールは、フルーティな香りとクセのないさらっとした口当たりで、飲みやすいです。

ライン川沿いの街で観光の楽しみ方と下船方法

ライン川クルーズは自由に乗り降りが出来ます。お好きな場所で下船して心ゆくまで観光し、また次の船に乗って目的地を目指しましょう。ライン川沿いにあるほとんどのお城は一般公開されており、内部の豪華な家具、宝飾、芸術は時代を反映している鏡のようです。
お城の他にも見どころたくさん! 下船して楽しめる、おすすめの観光ポイントをご紹介します。

リューデスハイム(Rüdesheim)

リューデスハイム(Rüdesheim)
photo by:Karl hoffmann

街全体がぶどう畑に囲まれ、“ライン川最高のワイン醸造地”と称される白ワインの産地です。軽快な音楽と歌声が響き渡るつぐみ横丁(Drosselgasse)と呼ばれる細い路地には多くのワインレストランがひしめき合い、絶品の白ワインが堪能できます。

ライヒェンシュタイン城(Burg Reichenstein)

ライヒェンシュタイン城(Burg Reichenstein)
photo by:Jens Niemeyer

11世紀初頭に建てられた、ライン川沿いにある最古のお城がライヒェンシュタイン城(Burg Reichenstein)です。19世紀にネオゴシック様式のお城として再建されました。現在、内部はルードヴィヒ15世の時代の家具や彫像、ナポレオン1世の時代の古い武器や鎧などを所蔵した博物館になっています。また、古城ホテルとして宿泊もでき、中世の佇まいの中で過ごすひと時は、忘れがたい旅の思い出となることでしょう。

ボッパルト(Boppard)

ボッパルト(Boppard)
photo by:Thomas Merz

ライン川が大きく蛇行をする場所がボッパルト。船に乗っていると気付きづらいですが、その大きなうねりは、私たちに自然の雄姿を見せてくれます。チェアリフトに乗って20分で着く展望台からの眺めは最高!他にもボッパルト城やローマ時代の要塞が残る考古学公園など、歴史的な見どころがありますよ!

優雅にドイツを縦断するライン川沿いには多くの古城がそびえ立っています。周囲に広がる豊かな自然がライン川とコントラストを奏で、その類まれな美しさは世界遺産に登録されているほどです。

ゆったりと船上からの絶景が楽しめ、途中下船で街歩きが楽しめるライン川クルーズ、是非体験してみてください。

Cover photo by ©KD

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