パリ発日帰り旅行のすすめ、世界遺産の大聖堂を見に「シャルトル」へ

パリ発日帰り旅行のすすめ、世界遺産の大聖堂を見に「シャルトル」へ

パリから南西方向に電車で約1時間の田舎町「シャルトル(Chartres)」。世界遺産の「シャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)」がなんといっても一番の見所ですが、他にも中世からルネサンス時代につくられた旧市街地、川のあるのどかな町並みなど、観光客に人気の理由はいくつもあります。春から秋にかけての夜は、町一帯でイルミネーションが繰り広げられ、より幻想的な雰囲気に。今回は「シャルトル(Chartres)」の観光スポットをご紹介します。

シャルトル大聖堂

「シャルトル(Gare de Chartres)駅」からまっすぐに伸びる道をシャトレー広場に行くと、町の中心にどっしりと構えるシャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)の塔が見えます。1220年に完成した大聖堂は、ゴシック様式の最高峰と讃えられるほどに素晴らしく、1979年には世界遺産に登録されました。火災のため2本の尖塔は形状が異なっており、古い尖塔はロマネスク様式で、再構築された尖塔はゴシック様式となっています。

11〜13世紀にかけてつくられたステンドグラスはフランスでも希少価値の高いもので、聖母マリアのまとっている衣の薄い青色は”シャルトルブルー”と呼ばれる12世紀の最高傑作であり、また、他にも円形のばら窓ステンドグラスなど全部で170以上もあるステンドグラスは、見応えたっぷりのものばかりです。

高い天井を少ない柱で支えている建築はヴォールトという方法で、柱と柱の間には多くの窓があるため聖堂の中に光がたくさん取り込まれます。聖堂の奥には、ステンドグラスの聖母マリアの青いヴェールのモデルになった、聖母マリアのヴェールが保管されています。

聖堂内にも細かい彫刻が施されていますが、外のファサードの数千におよぶ彫刻は特に見事で、西側正門の「諸王の入口」に並ぶ王の彫刻は迫力も満点です。
シャルトル大聖堂は巡礼の地となっているため、毎年多くの巡礼者が訪れ賑わいます。

■シャルトル大聖堂(Cathedrale Notre-Dame de Chartres)
公式ホームページ(英語・フランス語):http://www.cathedrale-chartres.org/
アクセス:電車TER線のシャルトル(Gare de Chartres)駅から徒歩8分
開館日時:月〜日曜日8:30~19:30(7月と8月は火・金曜日のみ22:00まで)、
ミサ:月〜金曜日11:45・18:15・19:00(加えて金曜日のみ7:00、火・金曜日は9:00の回もあり)、土曜日11:45・18:00、日曜日9:00・11:00、 (11月1日〜復活祭の1週間前の日曜日(聖枝祭:Dimanche des Rameaux))17:15・18:00、(3月21日(春分の日)の後、満月の日の後の日曜日(復活祭:Pâques)〜11月1日)17:45・18:30
※ミサの間は写真撮影不可
閉館日:なし
住所:16 Cloître Notre Dame, 28000 Chartres

シャルトル大聖堂の横手に広がる旧市街地

駅から向かってシャルトル大聖堂の横手には、歴史保存地区となっている中世からルネサンス時代に栄えた旧市街地が広がっています。石や木で造られた各時代の建物が混在している興味深いエリアです。

シャルトル ツーリズム(Chartres office de tourisme)は、以前魚屋だったサーモンハウス(Maison du Saumon)と呼ばれる建造物の1階にあります。ルネッサンス時代の歴史的な建物で、シャルトル市内のマップやバス路線図などがもらえます。また、ワインや絵葉書などのお土産も販売しています。

■シャルトル ツーリズム(Chartres office de tourisme)
公式ホームページ(英語・フランス語ほか):https://www.chartres-tourisme.com/
アクセス:電車TER線のシャルトル(Gare de Chartres)駅から徒歩10分
営業日時:月〜日曜日10:00〜18:00(日曜日のみ〜17:00まで)
定休日:1/1、12/25
住所:8 Rue de la Poissonnerie, 28000 Chartres

坂を下りるとベルト王妃のらせん階段(L’ESCALIER DE LA REINE BERTHE)が見えます。16世紀初めに造られ、木組みの螺旋階段としては最古のもので、兵士や王子などの彫刻も細かく施されています。

ウール川沿い

シャルトル大聖堂から石段を下るとウール川が流れる中世の町並みが残るのどかで美しいエリアに入ります。薄いピンクやブルーの家も並ぶ川沿いをゆっくり散策していると、小舟で民家を行き来しているシャルトルの人々の暮らしに触れる事ができます。シャルトル大聖堂の広場から出るミニトレインは、ウール川沿いをぐるりと回ってくれます。

陶器の欠片でできた芸術 ピカシエットの家

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ピカシエットの家(Maison de Picassiette)はシャルトルの主要な見所のひとつです。「シャルトル大聖堂」からは徒歩で20分以上かかり少し離れていますが、時間と体力があればぜひ訪れたいスポットです。

1982年に歴史建造物に指定された「ピカシエットの家(Maison de Picassiette)」は、レイモンド・イジドール氏(通称ピカシエット)が、約30年間にわたり陶器の欠片を家の外から中までいたるところに貼って造った、可愛らしくてほっこりとするモザイクの芸術品です。

ピカシエットは家族への愛で装飾を始めたそうですが、最終的に使った陶器の欠片は約400万片で総重量15トンにもおよぶそうで、その並外れた根気には感心するばかりです。

■ピカシエットの家(Maison de Picassiette)
公式ホームページ(フランス語):https://www.chartres.fr/sortir-a-chartres/culture/maison-picassiette/
アクセス:電車TER線のシャルトル(Gare de Chartres)駅から徒歩32分、シャルトル大聖堂から徒歩24分
開館日時:(3月15日〜11月15日)月・水〜土曜日10:00〜12:30、14:00〜18:00、日曜日14:00〜18:00
閉館日:火曜日、5月1日、5月8日、11月16日〜3月14日
住所:22 Rue du Repos, 28000 Chartres

ライトアップ”光のシャルトル”

毎年春から秋(例年4月〜10月)にかけて、日暮れとともにシャルトル大聖堂をはじめとする歴史的建造物が音楽に合わせカラフルにライトアップされるイベント”光のシャルトル”が始まります。特にシャルトル大聖堂のイルミネーションは美しく、ファサードなどの位置を計算尽くされた上でのプロジェクションマッピングはバリエーションも豊かで幻想的です。

1泊するなら、イルミネーションのガイド付きツアーや光の中でのダンスに参加するのも良いかもしれません。9月には光の祭典が開かれます。

■光のシャルトル(Chartres en Lumières)
公式ホームページ(英語・フランス語ほか):https://www.chartres-tourisme.com/experiences/chartres-en-lumieres
日時:4月~10月の毎日日没から夜中の1時まで
※詳しい日時は公式ホームページでご確認ください。
場所:シャルトル大聖堂、サンピエール教会、サンテニャン教会など27カ所

シャルトルのグルメ

カフェやレストランが集中しているのは、シャルトル大聖堂近くの旧市街地にあるシャンジュ通り(rue des Changes)で、観光客で賑わっています。

シャルトルのグルメといえば、第一に世界無形遺産にもなっているパテ・ド・シャルトル。ジビエの肉のパテをパイで包んだ18世紀からつくられている逸品で、シャルトル大聖堂すぐにあるメゾン モナルク(Maison Monarque)のパテ・ド・シャルトルは大人の手のひら大もあります。他に、プール・オ・ポという丸鶏と野菜のポトフ、レトロドールとよばれる無添加バゲットもシャルトル名物です。

■メゾン モナルク(Maison Monarque)

公式ホームページ(フランス語):https://www.bw-grand-monarque.com/fr/maison-monarque-cathedrale/maison-monarque.html
公式フェイスブック(フランス語):https://www.facebook.com/maisonmonarque/
アクセス:電車TER線のシャルトル(Gare de Chartres)駅から徒歩8分、
営業日時:火〜日曜日:9:30 – 20:00
定休日:月曜日
住所:Place de la Cathédrale 28000 Chartres

そして、シャルトルのお菓子といえば”マカロン”。ラ・ショコラトリー (La Chocolaterie)は地元っ子にも評判の店。自慢のマカロンは、テラス席もあるサロン・ド・テでも味わえます。

また、”メンチニコフ”という真っ白のお菓子も名物。プラリネとチョコレートをスイスメレンゲで包んだもので、19世紀末の露仏同盟締結の際にできたお菓子です。マカロンと同じくラ・ショコラトリー (La Chocolaterie)で購入できます。

■ラ・ショコラトリー (La Chocolaterie)

公式ホームページ:https://www.lachocolaterie-chartres.fr/indexchocolaterie.html
アクセス:電車TER線のシャルトル(Gare de Chartres)駅から徒歩12分
営業日時:火〜土曜日8:00〜19:30、日曜日10:00〜19:30
定休日:なし
住所:2 Place du Cygne, 28000 Chartres

シャルトル(Chartres)のアクセス

パリからシャルトルは、パリ・モンパルナス駅(Hall3)から近距離列車TERでル・マン行きへ乗り約1時間で着きます。おおよそ1時間に1本出ていますが、座席指定はなくモンパルナス駅はメトロの番線によってはホームから遠いことがあるので、出発時刻に余裕を持って行かれる事をおすすめします。

「シャルトル(Chartres)」は有名な観光地ではありますが、宗教色の濃い町であるため、パリに比べて日曜日に閉まっている店が多くみられます。また、月曜日が定休日のレストランもあるので、「シャルトル(Chartres)」の日帰り旅行はできれば日・月曜日をはずして計画する事をおすすめします。

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