投稿者 : 陵子 根子、投稿日 2015 年 2月21日

ワインを飲みながらぶどう畑を駆け巡る!勝利の美酒を味わうメドックマラソンツアー

老若男女問わず、ランニングを楽しむ人が増えている日本のマラソンブーム。日本国内はもとより、海外の大会に参加する「旅ラン」という言葉も生まれ、その勢いは増すばかり。

今回ご紹介するのは、ランナーはもちろん、旅好きやワイン好きにもオススメな、フランス・ボルドーで開催される「メドックマラソン」です。仮装姿にゼッケンを付け、マラソンとワイン、美食を楽しむ、一風変わった旅ランをご紹介しましょう。

給水所にワイン?こんなマラソン見たことない!

フランスはボルドー・メドック地方。ボルドーのなかでも高級ワインを最も多く産する地区として知られています。メドックワインの収穫は9月下旬から10月。その直前に開催されるのが「メドックマラソン」です。コースはぶどう畑とシャトーを巡る42.195km。23箇所ある給水所のうち、約20箇所には各ワイナリー自慢のワインが振る舞われます。ランナーたちはゴールを目指しつつ、ワインと料理に舌鼓……。世界広しといえど、こんなマラソン大会はここだけではないでしょうか。

まるでパレード!度肝を抜く仮装のクオリティー

フルマラソンという本格的なレースでありながら、仮装が参加条件というのだから驚きです。普段は静かなぶどう畑もこの日ばかりはお祭りモード一色。色とりどりの衣装やかつらを身につけたランナーたちが真剣? にゴールを目指します。度肝を抜くのが仮装のクオリティーの高さです。山車やきぐるみのようなものまで登場し、もはや仮装の域を超えたどんちゃん騒ぎといったところ。仮装のテーマは毎年決められており、2015年は「盛装」に決定したとのこと。どんな仮装が登場するのか、今から楽しみです。

毎年世界各国から約1万人もの人がエントリーするメドックマラソン。参加ランナー以上に盛り上がっているのが地元住民です。ボランティアは毎年3,000人を越え、町が一丸となってこのお祭りを支えています。

エイドステーションは「シャトー」

ぶどう畑に建つワインの醸造所「シャトー」。普段はワインが保管されていますが、大会当日は開放され、自慢のワインが提供されます。足を止めて飲み比べを楽しんだり、シャトー前で演奏される生バンドの音楽に聞き入ったりする人もちらほら。一応、給水所を含めたエイドステーションと銘打っているのも粋ですね。

牡蠣に生ハム、ステーキ……後半に登場する料理をねらえ!

レースも後半になると料理が充実してきます。メドック地方特産の牡蠣をはじめ、生ハムやステーキなど、その豪華な料理を前に疲れも吹き飛びます。35キロ地点あたりから登場するフードコーナー。提供される料理はすべて地元のボランティアが用意します。メドックワインと料理の相性を知り尽くした人たちが手がけるだけあってそのおいしさは抜群! 参加者のほとんどが制限時間6時間30分ぎりぎりまでワインと料理をゆっくり楽しむのも納得です。

栄えある優勝者には……

さて、お腹も満たされたところでいよいよゴールです。栄えある優勝者にはなんと、自分と同じ体重のワインが贈られるというのですからこれまたユニーク! 完走した人にもお祝いのワインが贈られますよ。
ゴールの近くにはランナーをねぎらうかのようにアイスクリームやスイーツなどの露店が並び、お祭りはまだまだ続くといった雰囲気。ソーセージやオリーブなども並ぶ露店は、参加者以外の人も利用できるので、同伴者や旅行者でも楽しむことができます。

ワインと美食の国、フランスならではのメドックマラソンは、ランナーならずとも参加したくなるイベント。2015年は9月12日(土)に開催が決定したとのこと。参加するためには事前のエントリーが必要です。9月までに体力をつけるとともに、仮装テーマである「盛装」の華やかな衣装をあれこれ考えてみてはいかが?

 

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