世界遺産「ヴェルサイユ宮殿(Ch?teau de Versailles)」へ。パリ発ヴェルサイユ(Versailles)日帰り旅プラン
ヴェルサイユは、パリから約20kmの南西にあり、パリ市の中心地から電車で最短20分くらいアクセスできる街。ヴェルサイユといえば、世界遺産「ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)」へ、ツアー等で訪れる方も多いと思います。ルイ13世から16世までの歴代のフランス王が暮らし、フランス革命勃発の地でもあるヴェルサイユは、歴史あふれる場所で、年間を通して世界中から1千万人以上が訪れるという、フランスを代表する観光地のひとつです。そんなヴェルサイユには、宮殿や庭園以外にも、市場やアウトレットモールなどの他の見処も。今回は、パリ市内からヴェルサイユ(Versailles)へ向かい、1日ゆっくり過ごすプランをご紹介します。
ヴェルサイユ(Versailles)への行き方いろいろ
ヴェルサイユへ個人で向かうには、電車やバスの交通手段が使えます。電車だと、パリ市内のサン・ラザール駅、モンパルナス駅、RER・C線市内の駅(アンヴァリッドInvalidesなど)からヴェルサイユ行きの電車が出ており、比較的簡単にアクセスできます。バスは、長距離バス(往復)を利用するのがおすすめ。エッフェル塔の近くから宮殿の前まで連れていってくれ、その後ヴェルサイユにて、フリーの時間を楽しめます。
■expediaでは日本語で事前に長距離バス(往復)が申し込めます。
パリからベルサイユまでの直行バス
料金:3,898円(2017年12月現在)
※午後パリ発のみ
パリ市内からヴェルサイユへ向かう電車は、頻度も高いので、観光プランを自由に組み立てられて便利です。乗車時間は電車によりますが、17〜45分程度。パリから車窓を眺めているうちにあっという間にヴェルサイユの街へ到着します。
<パリ市内の駅からヴェルサイユの駅へ、3通りのアクセス方法>
—パリ・サン・ラザール駅→ヴェルサイユ・リヴ・ドロワットゥ駅
—パリ・モンパルナス駅→ヴェルサイユ・シャンティエ駅
—パリ・RER・C線の駅 (アンヴァリッドInvalidesなど)→ヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ駅
午前中のうちに、ヴェルサイユの歴史ある市場へ
ヴェルサイユには、「サンルイ地区」という旧市街や、「ノートルダム地区」と呼ばれる歴史的居住区があり、アンティークショップや古くからある市場もあります。現在「ノートルダム市場」という名称で、毎日活気にあふれるヴェルサイユ随一の市場は、広場を4つの四角い専門店エリアの屋内市場が囲う形で、ルイ14世が1671年に開発したのが始まりとされる伝統的な場所です。ルイ14世が作らせたノートルダム教会もすぐ近くにあります。
屋内にある4つの専門店エリアは、”野菜・果物・ハーブ”、”肉”、”魚”などに分かれており、迫力あふれる肉や、日本では見たことのないような魚、ロブスター・カニ類を間近で見ることができます。
屋内市場の中には、お惣菜やお菓子などのお店もあり、おしゃべりをしながらお買い物を楽しむ地元の方の様子を肌で感じられます。お店の特製ジャムをお土産に購入したり、寒い日にはホットチョコレートやホットワインを飲んだり、観光客にも魅力的な市場です。
専門店市場に囲まれたオープンエアの広場には、火・金・日曜日は食品市場、水・木・土曜日は、衣服や雑貨の市場と、曜日ごとに市場が開設されます。また、年に数回、お祭りやイベントも開催され、ヴェルサイユで一番活気あふれる場所です。
■マルシェ・ノートルダム(Marché Notre-Dame)
公式ホームページ:なし
アクセス:ヴェルサイユ宮殿から徒歩14分
営業時間:屋内マルシェ-火〜土曜日7:00〜19:30、日曜日7:00〜14:00
屋外マルシェ-火・金・日曜日7:30〜14:00(食品がメイン)、水・木・土曜日11:00〜19:00(衣服や雑貨がメイン)
定休日:なし
住所:Rue de la Paroisse, 78000 Versailles
ノートルダム市場のまわりには、ランチスポットが豊富
朝のうちにパリを出て、午前中に市場をまわったら、ちょうどお昼時。ノートルダム市場の周辺には、美味しいと評価の高いレストランがぐるりと立ち並んでいます。お皿にあふれんばかりに大荒れるサラミやハムにテンションがあがる、レストラン「ル・ブシュロン・デュ・マルシェ(Le Bouchon du Marche)」は、その一つ。ランチでも予約必至の人気レストランです。
■ル・ブシュロン・デュ・マルシェ(Le Bouchon du Marche)
公式ホームページ:なし
アクセス:マルシェ・ノートルダム(Marché Notre-Dame)のそば
営業時間:月〜日曜日12:00〜14:30、月〜土曜日18:00〜22:30
定休日:特になし
住所:18 Rue au Pain, 78000 Versailles
ヴェルサイユに何店かスタイルの違うレストランを展開している、「ラ・カンティーヌ・デ・グラン(La cantine des Grands)」も、人気のレストランです。店内のインテリアは、小学校の教室内のイメージで、可愛らしい黒板や絵が飾ってあります。
子供用サイズのハンバーグランチでも、肉もポテトもかなりのボリューム。フランス名物料理の牛肉のタルタルステーキや、ラビオリなどメニューもバラエティ豊かです。
■ラ・カンティーヌ・デ・グラン(La cantine des Grands)
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[one_half_last]公式ホームページ(フランス語):http://www.lacantinedesgrands.net/lacantinedesgrands/
アクセス:マルシェ・ノートルダム(Marché Notre-Dame)のそば
営業時間:月〜日曜日12:00〜14:30、19:00〜22:30
定休日:特になし
住所:2, rue André Chénier,78000 Versailles[/one_half_last]
午後からは、じっくりと世界遺産「ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)」を見学
photo byフランス観光開発機構
ヴェルサイユ観光の目玉、「ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)」は、ルイ14世によって、1682年に建てられた圧巻の場所です。バロック建築の代表作といわれる建物の設計は、マンサール氏とル・ブラン氏、広大で美しい庭園は、アンドレ・ル・ノートル氏によって造営されたもの。2006年に公開された、ソフィア・コッポラ監督のマリー・アントワネットを描いた伝記映画では、実際に撮影場所として使われました。詳しい解説を聞きながら回りたい方は、日本語オーディオガイドを借りるのがおすすめです。
■ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)
公式ホームページ(英語・フランス語):http://www.chateauversailles.fr/
最寄り駅:RER・C線のヴェルサイユ・リヴ・ゴーシュ(Gare de Versailles Château Rive Gauche)駅から徒歩10分、SNCF線のヴェルサイユ・リヴ・ドロイト(Versailles – Rive Droite)駅から徒歩17分、SNCF線のヴェルサイユ・シャンティエ(Gare de Versailles Chantiers)駅から徒歩18分
営業時間:火〜日曜日9:00〜17:30(最終入場は17:00)、トリアノンは12:00〜
※庭は、月〜日曜日8:00〜18:00(雪や強風の日を除く)
定休日:月曜日、12月25日、1月1日
住所:Place d’Armes, 78000 Versailles
料金:20ユーロ(Château(+ audioguide)、Domaine de Trianon Jardins AVEC Grandes Eaux ou Jardins、Musicaux)城とトリアノン18歳未満は無料(EU住民の場合は26歳まで)
※公式サイトでのオンラインチケット購入可能
ちなみに、「ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)」を見学できるツアーは、各種催行されています。
■ヴェルサイユ現地集合のツアー:優先入場を利用したヴェルサイユ宮殿のガイド付きツアー
列に並ぶことなく「ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)」へ入場できる、ガイド付きツアー (約1 時間 15 分) 。自由時間が少しあるので、庭園の散策もできます。
料金:5,108円(2017年12月現在)
■パリ発往復バスで行く、ヴェルサイユ宮殿 & 庭園半日ツアー
パリから専用のバスでゆったりヴェルサイユまでアクセスでき、宮殿と庭園をまわれます(約4時間)。※ヴェルサイユの街を観光する時間はほとんどとれません。
料金:11,694円(2017年12月現在)
1日の最後は、ヴェルサイユのアウトレットでお買い物
パリ近郊のアウトレットというと、パリ氏から東の方にある「ラ・ヴァレ・ヴィレッジ(La Vallée Village)」が規模も大きく高級ブランドの顔並びも充実していますが、ヴェルサイユにも「ワン・ネーション・パリ(One Nation Paris)」というアウトレットが2013年にできました。「アニエス・ベー(Agnès b)」・「ノース・フェイス(The North Face)」などのブランドの商品が、常時30〜70%割引でお得に購入できます。
「ワン・ネーション・パリ(One Nation Paris)」で注目なのは、2014年9月にオープンした、パリの老舗百貨店「ギャラリー・ラファイエット」のアウトレット。百貨店セレクトの高級ブランドアイテムがコンパクトにまとまっています。
天井が開いたモダンな建築空間の「ワン・ネーション・パリ(One Nation Paris)」。入り口近くのインフォメーションセンターに置いてある誰でももらえるクーポンブックには、さらにお得な内容が。店頭価格からさらに10%割引のクーポンや、スターバックスでは、1つ飲み物を買うと2つ目無料のクーポンなど用意されています。
お買い物の帰りは、「ワン・ネーション・パリ(One Nation Paris)」のシャトルバスを利用すると便利(サイトでの事前予約が必要)。人数によって車やバスを準備してくれ、アウトレットからパリ市内の凱旋門やオペラ座まで直行してくれます(約45分)。
■ワン・ネーション・パリ(One Nation Paris)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語など):http://onenation.fr/
アクセス:SNCF・N線Villepreux-Les-Clayesから徒歩14分
ヴェルサイユからシャトルバスで4.5ユーロ(約15分)、パリ市内(オペラ座・凱旋門)から9.5ユーロ(約45分)※公式ホームページでシャトルバスが予約できます。パリ発・アウトレット発のどちらも走っています。
営業時間:日〜金曜日11:00〜20:00、土曜日10:00〜20:00
定休日:なし
住所:1 Avenue du Président John Fitzgerald Kennedy, 78340 Les Clayes-sous-Bois
ヴェルサイユへは効率良くいけるのは、やはりパリ発のツアーですが、宮殿や庭園・街の様子もしっかり見たい方は、電車やバスを使って個人で行っても、ヴェルサイユは割とアクセスが簡単な場所です。パリとはまた違う広くてまっすぐなヴェルサイユの通りを歩くだけでも、また、違う街に来たなぁという実感がわいて楽しいものです。
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Cover photo byフランス観光開発機構
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
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