投稿者 : 純 岩佐、投稿日 2017 年 3月2日

パリに行ったら絶対買いたい。旨味たっぷり天然の塩ガイド

ミネラルやマグネシウムがたっぷりな天然の塩。フランスには、有名な天然の塩の産地がいくつかあります。旨味がある天然の塩をふりかけるだけで、野菜や肉が、味わい深い一品に早変わり!近年は、フランスの塩も日本の高級スーパーなどで手に入るようにはなりましたが、やはりパリで買った方がだんぜん安いし種類も豊富!人気の「カマルグ」や「ゲランド」を中心に、パリに行ったら絶対買いたい、フランスのお塩を種類別にご紹介します。

「塩の花(Fleur de Sel,フルール・ド・セル)」

塩の花

採塩池の終点で濃くなった海水にふわりと浮かぶ「塩の花」を丁寧にすくいとった、最高品質の塩「塩の花(フルール・ド・セル)」。通常1mm以上の大粒のもので、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル成分をたっぷり含んでおり、風味がしっかりとあります。

素材の味を活かしサラダにふりかけても美味しく、もちろん肉やスープなどの料理につかっても存在感があり、まさに万能。

大変希少な「塩の花(フルール・ド・セル)」は、世界中の人気を集めていますが、特に有名なのは、フランス南部プロバンス地方の「カマルグ(CAMARGUE)」、フランス西部ブルターニュの「ゲランド(GUERANDE)」、その南にある「レ島(Île de Ré)」の塩です。パリでは百貨店の調味料コーナーやスーパーでも箱・布・紙袋などに包まれて売っているのをよく見かけますので、簡単に手に入ります。「カマルグ(CAMARGUE)」、「ゲランド(GUERANDE)」のどちらが良いかは好みですが、「カマルグ(CAMARGUE)」の方がよりまろやかで、少しグレーがかった「ゲランド(GUERANDE)」の方がよりシャープな味わいだとか。

「粗塩(SEL GROS,セル・グロ)」

粗塩(セル・グロ)

日本国産の塩ではあまり馴染みのない、ごろごろした大粒の塩が「粗塩(セル・グロ)」。良質の塩田でじっくりと濃縮された海水からできた塩の結晶を収穫し、1~2年寝かせて自然に水分を抜いたものです。1kgの袋づめなどで量も多く安価な塩のため、パスタを茹でたり、貝の塩抜きをしたりと気軽に使える塩です。ミネラルたっぷりなので、お風呂のバスソルトとして利用する人も多いのだとか。「塩の花(フルール・ド・セル)」と同じくフランス南部プロバンス地方の「カマルグ(CAMARGUE)」、フランス西部ブルターニュの「ゲランド(GUERANDE)」の粗塩が有名です。

「細かい塩(SEL FIN,セル・ファン)」

細かい塩

「粗塩(SEL GROS,セル・グロ)」乾燥させて細かくした塩が「細かい塩(SEL FIN,セル・ファン)」です。さらさらするくらい細かい粒なので、溶けやすく、料理には大変使いやすい塩で、日本でよく使われている食塩に近いものです。

パリでよく見かける「細かい塩(SEL FIN,セル・ファン)」は、カマルグ産のクジラのマークの「ラバレーヌ(LA BALEINE)」。サイズはさまざまで、1kg入りから、そのまま食卓における入れ物に入ったものもあります。

トリュフ、ハーブ入りなどバラエティ豊かな塩

トリュフ入りの塩

パリの百貨店やスーパーの塩売り場に並ぶ塩の中には、トリュフ入りの塩(Maison de la Truffeが有名)、ハーブ入りの塩、スパイス入りの塩など、香りや味が一風変わったものもあります。簡単な炒め物やサラダでも塩を変えるだけで違う味がだせる手軽さは貴重です。

エッフェル塔やパリの有名観光地になぞらえた瓶入りのお塩は、まさにお土産向きですね。

美味しいパン屋さん(ブーランジュリー)の塩

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「カマルグ(CAMARGUE)」や「ゲランド(GUERANDE)」など有名ブランドの塩も良いですが、老舗パン屋「ポワラーヌ」の塩もおすすめです。美味しいパンにも使われている粒の大きい塩は、1kgの袋入りで3〜4ユーロ。焼き魚にふりかける塩や和食に使っても抜群の相性です。日本では手に入らない、パリのお土産としておすすめです。

■ポワラーヌ(Poilane) Saint-Germain-des-Prés店
公式ホームページ(英語・フランス語):https://www.poilane.com/
最寄り駅:老舗百貨店ボンマルシェのあるメトロ10番・12番線のセーヴル・バビロン(Sèvres – Babylone)駅から徒歩4分
営業時間:月〜土曜日07:15〜20:15
定休日:日曜日
住所:8 rue du Cherche-Midi Paris 75006
他パリ市内に2店舗

フランス産の塩が買える百貨店やスーパー

パリの百貨店やスーパーなど、ほとんどのお店でフランス産の塩は手に入りますが、 「カマルグ(CAMARGUE)」や「ゲランド(GUERANDE)」などのブランドの塩の品揃えは、百貨店のグルメ舘に行った方が安全です。モノプリ(MONOPRIX)などの大手スーパーには、プライベートブランドの安価な塩も並んでいます。

<百貨店のグルメ舘の例>

■ル・ボン・マルシェ・リーブ・ゴーシュ(LE BON MARCHÉ RIVE GAUCHE)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語・中国語):http://www.lebonmarche.com/jp.html
最寄り駅:メトロ10番・12番線のセーヴル=バビロヌ(Sèvres – Babylone)駅から徒歩2分
営業時間:月〜水・土曜日10:00〜20:00、木・金曜日10:00〜21:00
定休日:日曜日
住所:24, rue de Sèvres 75007 Paris

■ギャラリーラファイエット パリ ・オスマン・グルメ(Galeries Lafayette Paris Haussmann Gourmet)
公式ホームページ(日本語・英語・フランス語他):http://haussmann.galerieslafayette.com/
最寄り駅:パリオペラ座の向かい、メトロ7番・9番線のショセ・ダンタン=ラ・ファイエット(Chaussée d’Antin – La Fayette)駅すぐ
営業時間:月〜土曜日8:30〜21:30
定休日:日曜日
住所:35, Boulevard Haussmann, 75009 Paris

<大手スーパーの例>

■モノプリ(MONOPRIX)FONTAINE店
公式サイト(フランス語):https://www.monoprix.fr/
最寄り駅:メトロ2番線のブランシュ(Blanche)駅から徒歩1分
営業時間:月~土曜日09:00-21:00
定休日:日曜日
住所:52 Rud De Fontaine Paris 75009
他パリ市内に50店舗以上

使いやすいし、腐る心配もなく長持ちする塩は、お土産にも向き。パリのあらゆる百貨店やスーパーなどで、手に入る点も旅行者にとって便利です。日本での販売価格を見てからパリに行くと、有名ブランドの塩でもその安さに心踊ってしまいます。ただ、ずっしりと重みのある塩ですから、買いすぎに注意!

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