フランス・パリを旅して世界を旅する?多国籍なパリ案内

フランス・パリを旅して世界を旅する?多国籍なパリ案内

花の都パリを夢見てきた旅行者がパリに着いてまず驚くのが、いわゆる「フランス人」というイメージ。かつてのフランス映画を代表する女優、ブリジット・バルドーやカトリーヌ・ドヌーヴのように、金髪で色白肌だという先入観に反し、実際はアフリカ系フランス人もアジア系フランス人もたくさん存在します。オペラ座やエッフェル塔だけがパリの文化ではありません。モロッコで食するような本格タジンや、イスラム式サウナのハマム体験、ベトナム麺のフォー、活気ある中華街や、アフリカンなパリを満喫してこそ、パリ旅行が生きてくるのです。そこで、世界を旅するようにパリを旅するディープなパリの愉しみ方をご紹介します。

パリの素顔

花の都と言われている首都パリ。敷居が高いかと思いきや、実は第一次世界大戦以降、人口不足対策として特にアフリカやインドシナなどの旧植民地からの移民を大量に受け入れてきた歴史を持っています。結果、多国籍なフランスが誕生し、首都パリはさらに国際色豊かです。

パリの住民の20%、つまりは5人に1人は移民という統計が発表されていますが、これは外国人移民として登録された人の数であり、外国人滞在許可書を必要としないEU圏内の人たちや、外国人2世でありながら仏国籍を持っている人たちなどはその数に入っていないため、実際はそれ以上の多様な“色”が入り交じっています。そのため、パリを歩いていると突然国境を超えたかのような錯覚さえ抱くこともあります。つまりはその国のリアルな文化がパリに生きているのです。

パリの本格イスラム寺院(モスク)でミントティーとハマム体験

パリ5区にある植物園(ル・ジャルダン・デ・プラント)周辺を歩いていると突如現れる立派なイスラム寺院。これが1920年代に建てられたグランド・モスケ・ドゥ・パリです。祈りや瞑想のためにイスラム教徒によって日常的に使用されていますが、観光客にも一部を除いて公開されています。また、タジンやクスクスが食べられるレストランや、ミントティーが美味しいティーサロン、ハマムも併設されています。モザイクタイルをあしらった素敵なインテリアも見応え十分。ちなみにハマムは女性のみ入場可。10時〜21時までの営業で、定休日は火曜日。ハマムに加え、マッサージとティーがセットされたコースもあります。

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photo by Coralie Ferreira

ベトナム麺をランチに、アジア小旅行!?

ベトナムやラオス、カンボジア、中国などからの移民が多く住んでいる大規模なアジア人街は、セーヌ川南側のパリ13区に形成されています。そこには本場でしか食べられないような北京ダックのお店や、倉庫のような大型アジアスーパーなど、さまざまなお店が建ち並んでいます。

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photo by SnippyHolloW

一方、ポンピドゥーセンター北側の3区や、11区のベルヴィル駅周辺にもリトルアジアが存在します。3区でのおすすめはベトナム麺フォーで有名なレストランSong Heng(3 rue Volta 75003 Paris)。フランスではめったにみられない行列が、ここでは例外。フランス人が並んでまで食べている有名なフォーが小さな店内で頂けます。アジア旅行のつもりでぶらぶらと散策はいかがですか。

アフリカンなパリを歩く

フランス語を公用語としているアフリカの国は、セネガルやマリなどをはじめ21カ国もあり、それに加え、フランス語を第二公用語と定めている国もいくつかあります。それゆえ、パリにはたくさんのアフリカ移民が住んでいて、特に18区のシャトー・ルージュ駅周辺は多いです。その地区にいったん入るとまるでアフリカを旅しているような気分になるでしょう。女性は全身カラフルな民族衣装を装い、アフリカンミュージックが道端で流れ、小さな美容院では、編み込みやヘアーエクステンションを器用に施している様子がうかがえます。

また、少し西側に移動してモンマルトルの丘地区へ入ると、アフリカの柄布地を使用して作られた素敵な鞄などが売られているお店があり、お土産にもおすすめです。セネガル料理が食べたいならば、Le Petit Dakar(6 Rue Elzevir 75003 Paris)というマレ地区に位置するお洒落なレストランへ。レモンとニンニクでマリネした鶏肉料理や魚料理など、いずれも白ご飯と頂く、日本人の口にも合いそうなメニューがそろっています。営業はディナーのみで19時30分から22時まで、月曜定休日。

多国籍なマルシェ

来年がなんと創設400周年記念という、パリの屋根付き市場の中で一番古い歴史を持つル・マルシェ・デ・ザンファン・ルージュは、パリ3区の北マレに位置します(39 rue de Bretagne 75003 Paris)。野菜や果物のほか、レバノン料理やモロッコ料理などが気軽に頂けるスタンドもあり、パリの多国籍がここでもうかがえます。

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photo by Connie Ma

ちなみにこのマルシェのあるマレ地区は、今となってはファッション業界者におなじみの流行発信地として知られていますが、元々はユダヤ人街。古くから現存するユダヤのパン屋さんやおそうざい屋さんなどもあり、チーズケーキや美味しいファラフェルなどもそこで頂けます。

 

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Cover photo by Jesus Gorriti