フランスのチーズをお土産に!持ち帰るために知っておきたい種類とポイント

フランスのチーズをお土産に!持ち帰るために知っておきたい種類とポイント

フランスには、各地方の豊かな土壌と気候を生かした濃厚なチーズが数多くあります。

フランスのチーズは、牛・ヤギ・羊とミルクの種類によって、味わいも食感も様々。日本ではなかなか味わえない、初めての味にチャレンジするのも旅の醍醐味です。旅行中に食すも良し、お土産にするのも良し、パリで買えるフランスの代表的なチーズとその持ち帰り方についてご紹介します。

日本へ持ち帰るなら、セミハード・ハードタイプのチーズを選ぼう

日本へ持ち帰るなら、セミハード・ハードタイプのチーズ

日本へお土産として持ち帰るのであれば、『セミハード』・『ハード』タイプのチーズを選びましょう。ナチュラルチーズの中でも保存性が高く、持ち運びもしやすいチーズです。

スーパーで購入するのであればパッケージされているものを、チーズ専門店で購入する場合は真空パックしてもらうようにしましょう。真空パックはフランス語で、「sous vide(スー ヴィッドウ)」。「Emballez sous vide, s’il vous plat.(アンバレ スー ヴィッドウ シルブプレ)」または、「Sous vide, s’il vous plat.(スー ヴィッドウ シルブプレ)」と伝えましょう。

帰国直前に手に入れ、温度があまり上がらないように持ち運びに気をつければ日本まで持って帰られます。どちらも熟成がじっくりと進むので、食べごろが長く続き、様々な料理で楽しむことができます。

<セミハードタイプのおすすめチーズ>

セミハードタイプは、プレスして水分を38~46%と少なくした、比較的硬いチーズです。熟成期間は、3〜6カ月のものが多くみられます。

サンネクテール(Saint-Nectaire)

ルイ14世に献上したことでも有名なチーズ。高原野菜や草を食べた牛のミルクで、ほのかな牧草の香りもします。塩分は少なめで食べやすく、ねっとりとした食感です。産地:オーヴェルニュ地方(フランス中部)/乳種:牛

カンタル(Cantal)

フランス最古とも言われるチーズ。6ヶ月以上熟成されているので、中身もしまっています。熟成が浅いとあっさりとしたナッツのような風味で、サラダに合います。熟成が進むほど濃厚で強い風味になります。産地:オーヴェルニュ地方(フランス中部)/乳種:牛

ミモレット(Mimolette)

鮮やかなオレンジ色のチーズで、パリの人も驚くくらい日本人に人気のチーズです。ダニの力によって熟成されるチーズですが、このダニは口にしても人体に害はなく安心です。細かく刻んでサラダに入れたり、パンに挟んだりすると彩りも鮮やかです。産地:フランドル地方(フランス北部)/乳種:牛

アボンダンス(Abondance)

アボンダンス谷の修道士たちが作ったのが始まりのチーズ。茶色い表皮の中は、少し黄みがかっていて、気泡もあります。ミルクのコクとナッツが混ざったようなしっとりとしなやかな味わいです。産地:ローヌ・アルプ地方(フランス南東部)/乳種:牛

オッソー・イラティ(Ossau-iraty)

高山植物の花や新芽を食べた、羊のミルクから作られたチーズです。甘みやコクが感じられ、サンドイッチに挟んだり、ジャムを乗せたりして楽しまれています。産地:アキテーヌ地方(フランス南西部)/乳種:羊

シュヴロタン(Chevrotin)-

指定された地域の牧草のみを食べたヤギのミルクからできたチーズです。農家が一つひとつ手作りをしているため、とても希少です。産地:ローヌ・アルプ地方(フランス東部)/乳種:ヤギ

<ハードタイプのおすすめチーズ>

ハードタイプのチーズは、セミハードよりさらに水分を減らし、大きく重量のあるチーズです。スーパーやチーズ屋では切り分けて売られています。熟成期間は、6~10ヵ月程度です。

コンテ(Conté)

パリの店先でもひときわ目をひく大型の円盤状のチーズは、生産量・消費量ともにフランスNO1です。水分が少なく、クセのないさっぱりとした食感なので、サラダなどにも合います。チーズの中心に木炭の黒い線が入っているモルビエ(Morbier)も食べやすいチーズです。産地:フランシュ・コンテ地方(フランス東部)/乳種:牛

ボーフォール(Beaufort)

フランスが誇る山のチーズの一つです。夏に放牧された牛のミルクで作られており、爽やかな香りで、味わいは濃厚です。コンテのような大きな円盤型ですが、表面は黄褐色で固くしまっており、側面にくぼみがあるのが特徴。チーズフォンデュに欠かせないチーズで、グラタンにも合います。産地:ローヌ・アルプ地方(フランス南東部)/乳種:牛

フランスで味わっておきたいチーズ

<ウォッシュタイプのおすすめチーズ>

ウォッシュタイプのおすすめチーズ

ウォッシュタイプとはチーズ外皮を塩水やお酒で洗いながら熟成させたチーズです。牛のミルクから作られ、とても穏やかですが、匂いが強いものが多いため、初心者には難しいかもしれません。また、チーズ全体が柔らかいものが多く亀裂が入りやすかったり、強い匂いもあったりで、あまり持ち運びには向きません。

パリで食べる方がおすすめですが、どうしても持ち帰りたい場合は、真空パックのうえ、ジップ付きのビニール袋に包み保冷剤を入れるなどしてトライしてみると良いかもしれません。

ラングル(Langres)

作る過程でチーズをひっくり返さないため、上部の表面のぽこっとした窪みが特徴です。お祝いの際は、この窪みにシャンパーニュを注いで楽しむこともあるそうです。中は白いチーズで、塩が効いていますがまろやかな口当たりです。産地:シャンパーニュ地方(フランス北東部)/乳種:牛

エポワス(Époisses)

「チーズの王」と讃えられたこともある、ウォッシュタイプ代表格のチーズです。赤みがかったオレンジ色の表皮を切り分けると、中からとろんとしたクリーム状のチーズが流れ出します。スプーンですくいつつ、長く続く余韻をワインとともに楽しみましょう。産地:ブルゴーニュ地方(フランス中東部)/乳種:牛

リヴァロ(Livarot)

13世紀に作られたという逸話もある、ノルマンディの三大チーズのひとつです。長期間熟成の型崩れを防ぐために円筒形のチーズの側面に帯を巻いているのが特徴。むっちりとした濃厚な味わいで、特に強烈な匂いを持っています。産地:バス・ノルマンディー地方(フランス北西部)/乳種:牛

<白カビ、青カビタイプのおすすめチーズ>

白カビ、青カビタイプのおすすめチーズ

白カビチーズは、表面が白いカビおおわれているチーズのことで、カマンベールを始め日本でもセミ・ハードチーズの次に馴染みのあるチーズといえるかもしれません。中身はやわらかく、とろりと流れ出すほどクリーミーなものもあります。

青カビは、チーズの中にまだら状に繁殖し、独特の風味が強烈で味も濃厚です。かなり塩味が強くクセもあるので、初心者にはハードルが高いチーズですが、はまるとやみつきになる味です。

どちらも食べ頃が短いチーズなので、買ったすぐに食べるのがおすすめです。どうしても持ち帰りたいという場合、ウォッシュタイプやシェーブルタイプに比べると持ち運びしやすいですが、保冷剤などでの温度管理と油がもれないような対策が必要です。また、帰国後できるだけ早めに食べることをおすすめします。

・白カビタイプ

シャウルス(Chaource)

円筒状で、厚めのしっかりとした白カビに覆われています。中身はなめらかなクリーム状で、マッシュルームやフルーツの香りがします。程よい酸味と濃厚な味わいのバランスが良い味わいです。産地:シャンパーニュ地方(フランス中東部)/乳種:牛

カマンベール・ド・ノルマンディー(Camembert de Normandie)

日本でも親しまれているカマンベール。カマンベール・ド・ノルマンディーは、今なお手作りで作られている、本物のカマンベールです。ミネラルのたっぷり入った草を食べた牛のミルクから作られており、独特の風味とコクがあります。産地:バス・ノルマンディ地方(フランス北西部)/乳種:牛

ヌーシャテル(Neufchatel)

カマンベールと同じタイプのチーズで、ハート型が有名な100年戦争のころからある歴史あるチーズです。やや塩味が強く、カマンベールよりシャープな味わいです。ハート形以外にも四角・たるなどの形があります。産地:オート・ノルマンディ地方(フランス北部)/乳種:牛

ブリ・ド・モー(Brie de Meaux)

古くからパリで食されている「パリのチーズ」と呼ばれるブリは、実は、カマンベールよりも歴史のあるチーズです。1814年のウィーン会議で行われたチーズコンテストで1位をとったというエピソードもあります。熟成すると中身がとろりととけて、気品のある味わいが楽しめます。産地:イル・ド・フランス地方(フランス中部)/乳種:牛

・青カビタイプ

ブルー・ドーヴェルニュ(Bleu d’Auvergne)

最低熟成期間が決められているチーズで、中に全体的に青カビが広がっています。塩気は中くらいなので、初心者でも割と食べやすいブルーチーズです。産地:オーヴェルニュ地方(フランス中部)/乳種:牛

フルム・タンベール(Fourme d’Ambert)

「高貴な青カビ」とよばれるチーズで、高山植物や牧草を食べた牛のミルクが原料なので、食感も柔らかく、青カビの多さに比べるとマイルドな味わいです。塩味も穏やかで、日本人にも好まれています。産地:オーヴェルニュ地方(フランス中部)/乳種:牛

ロックフォール(Roquefort)

世界三大チーズのひとつで、「ブルーの王」とも言われ、真っ白いチーズに青カビがまだらに入ったチーズです。クリーミーな味わいながら、青カビ独特のピリッとした刺激があり、塩分も多めなので通好みです。産地:ミディ・ピレネー地方(フランス南部)/乳種:羊

<シェーブルタイプのチーズのおすすめ>

シェーブルタイプのチーズのおすすめ

シェーブル(山羊)の乳で作られたチーズで、実は、牛乳から作るチーズより古い歴史があります。春から夏が旬のやわらかいチーズですが、山羊特有の強いクセのある風味があるため、好き嫌いも別れます。持ち運びにはあまり向かないため、現地で楽しみましょう。

ロカマドゥール(Rocamadour)

文断崖絶壁の上にある、巡礼の町としても有名なロカマドゥールのチーズです。丸い平べったい形で、大変しなやか。ピリッとした酸味も感じます。産地:ミディ・ピレネー地方(フランス南西部)/乳種:山羊

シャロレ(Charolais)

シューブルタイプのチーズでは、最も大きいチーズです。熟成と共に外部が様々なカビに覆われます。中身は白く引き締まっており、パンにのせてトーストしても美味しいです。産地:ブルゴーニュ地方(フランス中東部)/乳種:山羊

ヴァランセ(Valençay)

台形が盛り上がった形のチーズで、表皮に木炭の粉がまぶしてあるため見た目が黒いのが特徴です。炭によって酸味が和らぎ、食べやすくなっています。産地:サントル地方(フランス中部)/乳種:山羊

バノン(Banon)

栗の葉っぱで包まれ、ヤシの繊維で結ばれているチーズです。熟成が進むにつれ、葉の色や香りが染み込んでいきます。トロトロの中身をスプーンですくって食べましょう。産地:プロヴァンス・アルプ地方(フランス南部)/乳種:山羊

パリでチーズを購入するならここが便利!

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パリで買えるチーズの種類は様々。チーズ屋さんはもちろん、パリに複数店舗あるモノプリ(Monoprix)やカルフール(Carrefour)などのスーパーでもフランス各地から取り寄せられたチーズが購入できます。価格も2〜3ユーロ程度から買えるので、日本よりとってもリーズナブル。あまりかさばらないので、自分用に加えて多めに買って持ち帰ると、お土産としても便利です。

サロン・デュ・フロマージュ・ヒサダ

日本人スタッフ常駐のチーズ専門店。お店の詳細は「パリで極上チーズに出逢いたいなら、チーズ専門店に行ってみよう!」をご覧ください。ルーヴル美術館やオペラ座からのアクセスもとても便利なので観光のついでにぜひ立ち寄ってみてください。

サロン・デュ・フロマージュ・ヒサダ(SALON du Fromage HISADA)
公式サイト:http://www.hisada-paris.com/

パリロワイヤル・オペラ店
住所:47,rue de Richelieu75001 Paris
最寄り駅:ピラミッド(Pyramides)駅から徒歩3分
営業時間(ショップ):火曜〜土曜:11:00〜20:00
定休日:月・日曜ほか
※時季により営業時間は変更されるため公式サイトをご確認ください。

サロン・デュ・フロマージュ・ヒサダ・パリロワイヤル・オペラ店

モノプリ(Monoprix)

 

パリ市内に50店舗以上あるスーパー。手軽にさまざまなチーズを楽しめます。なお、Monop’ Daily、Monop’ Beauty、Monop’、Monop’ Stationなどの系列店では、チーズの種類が限られますので、ご注意ください。

公式サイト(仏語):https://www.monoprix.fr/

、モノプリ (MONOPRIX)の惣菜コーナー

カルフール(Carrefour)

パリ市内に50店舗程度あるスーパー。Carrefour city、Carrefour expressなどの系列店では、チーズの種類が限られますので、ご注意ください。

公式サイト(仏語):http://www.carrefour.fr/

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