シャンパンの産地・魅惑のシャンパーニュ地方へ~パリからゆったり日帰り旅行~
シャンパーニュ(シャンパン)という響きだけで、細かい泡と芳醇な味わいをイメージし、うっとりしてしまう方も多いのではないでしょうか。
そもそもシャンパーニュ(Champagne)とは、シャンパーニュ地方で作られたスパークリングワインにのみ許される格調高き称号のようなもの。
そんな魅惑の飲み物を生み出すワイナリーが立ち並ぶシャンパーニュ地方は、パリからゆったり日帰りで行ける距離。パリ旅行の際には、ぜひとも足を伸ばしていただきたいエリアのひとつです。
今回は、シャンパーニュ地方の2大都市のひとつ、エペルネ(Epernay)への日帰り旅行をご紹介します。
TVGでパリから約1時間。シャンパンの産地・エペルネへ
エペルネへ行くには、パリの東駅(Gare de l’Est)からTGV(日本の新幹線のようなもの)に乗ります。TGVのチケットは、パリにあるSNCF(フランス国鉄)の支店、もしくは駅の発券機で買い求めることもできますし、インターネットで事前購入もできます。チケットは、できるだけ早めに予約する方が、ディスカウント金額で購入できるのでおすすめです。1級と2級の座席がありますが、2級でも十分席が広く快適なので、1時間程度の旅には十分です。
さて、車窓から自然味あふれる景色を眺めること約1時間で、エペルネ駅に到着。パリとはまた違う、ゆったりした街の雰囲気を味わいながら、10分ほど歩くと、ワイナリーが立ち並ぶ「シャンパーニュ通り」にたどり着きます。
SNCF(TGV)
公式ページ(英語):http://www.sncf.com/
日本での知名度はピカイチ!「モエ・エ・シャンドン」のワイナリーを見学
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シャンパーニュ通りの入り口にあるのが、日本でもシャンパンの代名詞ともいえる知名度を誇る「モエ・エ・シャンドン(MOET&CHANDON)」のワイナリー。シャンパンのパイオニアとも呼ばれている、ドン・ピエール・ペリニヨン像がお出迎えをしてくれます。
こちらに来たら是非参加して欲しいのがワイナリー見学。像の奥の建物に受付があり、ワイナリーツアーチケットを購入できます。事前予約は不要です。)
ツアー開始時間になると、案内の方が現れ、“シャンパーニュのできるまで”のビデオを鑑賞後、いよいよ地下にあるワイナリーへ。先ほどビデオで説明を受けた光景を実際に見ながら、案内の方の説明に耳を傾けます。
シャンパーニュの熟成に最適という、地下のカーブは薄暗く、ひんやり湿っており、少し神秘的。どこまでも続くシャンパーニュのボトルの数に圧倒されます。
1時間のツアーを終えると、待ちにまった試飲。完成までの手間暇を学んだ後の、シャンパーニュの味わいはまた格別です。
出口には専門ショップがあり、現地でしか買えない限定商品も揃っています。シャンパーニュはもちろん、シャンパーニュを楽しむ「モエ・エ・シャンドン」のオリジナルグッズもありますので、じっくりとお買い物を楽しみましょう。
モエ・エ・シャンドン(MOET&CHANDON)
公式サイト:http://moet.jp/
※公式サイトからもツアー予約ができます。フランス語・英語のツアーが選べます。
※ツアー料金は3段階あり、試飲の杯数と種類によって値段が異なります。1,シャンパーニュ白1杯22ユーロ、2,ロゼ・白の各1杯ずつ28ユーロ、3.ビンテージのロゼ・白各1杯35ユーロです(2015年10月現在)。
地元のシャンパーニュと味わう、贅沢ランチ
エペルネには、地元のシャンパーニュに合う素晴らしい料理を提供するレストランが数多くあります。美味しさはもちろん、パリよりも比較的リーズナブルに食べられることも魅力のひとつです。
エペルネ駅とシャンパーニュ通りの間にある、「La Grillade Gourmande」は、気さくなシェフが作る、力強くも繊細な料理が堪能できるレストラン。アラカルトもありますが、前菜・メイン・デザートどれも見た目も味も素晴らしいので、ランチコースを選び、スタッフに食事にぴったり合う地元シャンパーニュを選んでもらうのがおすすめです。
前菜(2種類から1品)・メイン(肉・魚料理から1品)、デザートにシャンパーニュとカフェを頼み1人45ユーロ程度(2015年10月現在)。地元のシャンパーニュをはじめワインの品揃えも豊富で、ワインリストは両手でやっと持てるくらいの分厚さと重さがあります。
夏場の気候の良いシーズンは、テラス席も用意され、その解放的な雰囲気とシャンパーニュの泡が贅沢な気分にさせてくれること間違いなしです。
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La Grillade Gourmande
公式サイト(フランス語):http://www.lagrilladegourmande.com/
営業時間:月〜土曜:12:00〜14:00、19:30〜22:00
アクセス:エペルネ駅から徒歩5分。ランチ・ディナーともに要予約(インターネット・TEL)
シャンパーニュとの相性ばっちり「ビスキュイ・ローズ」をお土産に
シャンパーニュ地方のお土産で有名なのが、「ビスキュイ・ローズ(Biscuit rose)」。その名の通りローズの香りとカラーのお菓子で、このビスキュイ・ローズをシャンパーニュに浸して食べるのが、地元の楽しみ方です。エペルネ随一のパティシエの一品を手に入れるなら、「Patisserie-Chocolaterie Vincent Dallet」へ。こちらの店は、フランスを中心とした世界のトップクラスのパティシエ、ショコラティエが加盟しているルレ・デセール・インターナショナルにも選ばれている名店です。
ビスキュイ・ローズを袋から出すと、ふわっと上品なバラの香りが漂います。シャンパーニュに浸して食すと、外のかりっとした食感はそのままに、中のしっとりした生地にしみこんだ、シャンパーニュのシュワシュワ感がたまりません。
シャンパーニュのボトルとセットでお友達にプレゼントしても喜ばれるでしょうし、また、自分のお土産として買っておいて、旅の思い出に浸りながら楽しむのも素敵ですね。
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Patisserie-Chocolaterie Vincent Dallet
公式サイト(フランス語):http://www.chocolat-vincentdallet.fr/
営業時間:火〜日曜7:30〜19:45※1〜2月に2週間、7〜8月に2週間の休み
最寄り駅:エペルネ駅から徒歩7分。シャンパーニュ通りから約3分
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「ビスキュイ・ローズ(Biscuit rose)」のお店近くには、地元のインテリアショップやスーパー等が集まっています。帰りの電車の時間まで、街をのんびりぶらぶらし、エペルネの街を堪能しましょう。
朝の10時頃にパリを出発し、帰りはエペルネ駅を18時過ぎに出る電車に乗れば、焦ることなく十分にエペルネの街を満喫できるのではないでしょうか。
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