雑誌のエディター気分でパリ・コレクションに潜入
パリと言えばファッションの街。毎年、春と秋に開催されるパリコレ(パリ・コレクション)は、世界中のおしゃれピープルが大集合するイベントです。
ファッション好きなら憧れのイベントに、招待状がなくても潜入できるチャンスがあることをご存知ですか?
時間と労力は多少かかりますが、雑誌のエディター気分で、パリコレのショー会場へ潜入する方法をご紹介します。
手始めは、パリコレ情報満載の「MODEM」のチェックから!
パリコレの期間は、約10日間。期間中には、毎日ファッションショーや展示会などのイベントが開催されます。
そのスケジュールと場所をチェックできるのが「MODEM」というサイト。開催期間が近くなると、ショーを開催するブランド・開催日・時間・場所等が掲載されます。超有名ブランドなど、招待客にしか場所を公開しないショーもありますが、一般公開しているショーも数多くありますので、その中からいくつか潜入チャレンジをするショーを選ぶのがおすすめです。
「MODEM」には冊子版もあり、パリコレ期間中なら誰でも会場付近で手に入れることができます。ショー・イベントの情報から、ブランドの紹介等がぎっしりと詰まった分厚い冊子で、これを手にするだけでもエディター気分がぐっと盛り上がります。
モデム(MODEM)
公式サイト(英語):http://www.modemonline.com/fashion/
パリコレ以外にも、ニューヨーク・ミラノ等の世界中のコレクションの情報も掲載されています。
ショー開始時刻の40分前には並ぶべし
お目当てのショーが決まったら、ショーの開始時間の約40分前に会場に向かうことをおすすめします。
私は、2016年SSのパリコレ(2015年9月29日〜10月8日開催)で、「AF VANDEVORST」というベルギー出身の夫婦がデザインしているブランドのショーに招待状なしで潜入することができました。
ショー開始時間の40分前に会場に到着しましたが、“standing”という看板の列にはすでに数名が並んでおり、その後ろにじっと並ぶこと約70分(MODEM掲載のショー開始時刻は16:00でしたが、実際に始まったのは16:30過ぎ)、最後の5名にギリギリ滑り込んで入ることができました。私の後ろにも希望者の列は続いていましたが、会場が満杯になってしまうと無情にもドアは閉められてしまいます。
招待状なしで何度もショーに潜入している経験者に聞くと、どのブランドも1時間から40分前に会場に着くと、列の最初の方に並べるため、ショー会場に入れてもらえる可能性が高まるそうです。ただ、私自身も、どんなに早く並んでも、招待客の混雑状況により、その他の客は1名も入れてもらえなかった経験もありますので、「会場へ入れなくても仕方なし、次のショーへ!」と気持ちを切り替えて、いくつかのブランドをトライするのが良いと思います。
A.F.ヴァンデヴォースト(A.F.VANDEVORST)
公式ホームページ(英語):https://www.afvandevorst.be/en
楽しみは、ショーの前後にも溢れている
先に書いたように、招待状がなければ、ショー会場に入れるかどうかは運次第です。しかし、たとえショー会場に入れなかったとしても、開催場所に行くだけでパリコレの雰囲気を肌で感じることができます。
まずショー前の楽しみは、会場に続々と押し寄せる招待客の観察。「おしゃれな街、パリ」といっても、普段はコンサバなファッションの人が多いパリの街ですが、パリコレ会場には、突如おしゃれ感度の高い人々が溢れます。全身最新モードの服をまとっている人、ショーのブランドの服をイキに着こなしている人…、そんなおしゃれピープルの観察ができるのはパリコレならではです。
また、列に並んでいると、「MODEM」以外にも様々なグッズをもらえることがあります。下の写真は、2016SS「ISSEY MIYAKE」に並んでいる間に配られたのは、「eos」というオーガニックのリップバーム。先に紹介した、2016SS「A.F. ヴァンデヴォースト」では、ヨーグルトが配られていました。これらのグッズは、ショーとは直接関係ありませんが、毎回何がもらえるのかは楽しみのひとつです。
そして、ショーの後は、パリコレモデルに会えるチャンスもあります。
15分程度のショーが終わるとまもなく、つい数分前までランウェイを闊歩していたモデルが会場から出てきます。
本場のモデルの並外れた脚の長さやスタイルを間近で見られるのは貴重ですし、メイクを残したまま出てきて、写真撮影に応じてくれるモデルもいるので、記念にもなります。
先に書いた「A.F. ヴァンデヴォースト」のショーは、大学の構内で開かれましたが、ショーの前後にモデルがハーレーダビットソンのバイクで会場を出入りするアトラクションがあり、会場に入れなかった観客も巻き込み盛り上がりました。
どうしてもショー会場に入りたければ、時間の許す限り数多くのブランドの会場へ行き、並ばなければなりません。
しかし、もし1ブランドしか並ぶ時間がなく、そして残念ながら会場に入れなかったとしても、パリコレの雰囲気は十分楽しめると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
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初めまして。酒と旅行がメインのブログを書いているcongiro(コンヒーロ)と申します。 普段から日本各地を旅しては、地元の方々が飲んでいる日常系の日本酒を好んで買って楽しんでいます。 特に好きなのは、その土地の日常酒を、その土地の方たちがいる酒場で飲むことですね。「誰かの日常は、私の非日常」。それを念頭に、いつも楽しく旅をしています。...
お世話になっております。会社員兼業ライターの赤祖父と申します。6歳男子、2歳女子の2児の父親でもあります。 前回に引き続き、今回も「息子に興味のあることを聞いてプランを組み立てる、親子ふたり旅」へ行ってきましたので、その内容をご紹介します。旅の終わりには、こちらも前回と同じく、思い出を絵に描いてもらいました。未就学児と旅をする上でおすすめの“鉄道体験”についても触れています。 「雪が見たい」の一言で、行き先は青森に決めた...
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