アドリア海に浮かぶ「ドゥブロブニク」のイメージが大きいクロアチアですが、内陸部でも西部のイストラ半島は、自然豊かな森が広がる牧歌的な風景に魅了されます。特に晩秋から冬にかけて発生する雲海から顔を出す、雲の上の町モトヴンはまるで「天空の城ラピュタ」。あるいはクロアチアの「竹田城」といえるかもしれません。

黒トリュフ

モトヴン周辺は世界三大珍味のひとつトリュフの産地として知られています。黒トリュフは通年、そしてキング・オブ・キノコの白トリュフも、秋から冬かけて収穫されるトリュフの聖地。

小さなアクロポリス、モトヴン

モトヴン

クロアチアの西部、イタリアやスロヴェニアと国境を接するイストラ半島は、首都ザグレブから車で3時間ほどの、緑豊かな丘陵地。そのほぼ中央にある丘に立つ城壁に囲まれた町がモトヴンです。小さな教会を中心に歩いてまわっても15分ほどの小さな村です。

聖マルコの象徴「有翼の獅子」

モトヴンは中世の時代にヴェネチア共和国の支配下となり、城塞都市として生まれ変わった町並みが現在に残ります。ヴェネチア傘下の証が、城門に掲げられた聖マルコの象徴「有翼の獅子」です。

モトヴン レストラン

住民は現在1,000人ほど。どこを切り取っても、のどかな風景ですが、フランスで最も影響力があるレストランガイドといわれる『ゴー・ヨミ』に名を載せるリストランテがあり、年間を通して住人の数百倍もの観光客が訪れます。その最大の目的が町の麓に広がる森で採れたトリュフ料理。日本では一削りで数千円とまで言われる黒トリュフがふりかけのようにかかったプロシュートなどの前菜が日本円で1,000円未満、パスタやリゾットなどでも2,000円程度。信じられない安さもその人気の秘訣です。

白トリュフ

白トリュフの収穫シーズンとなる秋から冬は、料理にまるまる白トリュフ1個が削られるという贅沢な舞い。黒トリュフに比べると少々値は張りますが、前菜からデザートまで白トリュフづくしコースでも8,000円程度。日本ではあり得ない料金です。これは他では味わえない貴重な体験です。

森でトリュフハント

トリュフ・トライアングル

モトヴンの眼下に広がる森は、近郊のブゼットやパラディーニと併せて「トリュフ・トライアングル」と呼ばれるトリュフが眠る一大産地。トリュフは白黒問わず、適度な湿度と気温などの条件が揃う樫やナラの木の森でしか育成せず、地中30cmほどで一生を終える菌根性キノコの仲間。まさに「神のみぞ知る」といった貴重な食べ物。

トリュフをハントする犬

神のみぞ知るキノコを見つけ出すのが訓練を受けた有能な犬たち。そんな犬たちと一緒にトリュフ狩りをするツアーもあります。イストラ半島のトリュフ販売店やトリュフハンターの農家で実施されていますので、体験してみるのもおすすめです。トリュフハンターと犬たちは、真剣にトリュフを探して森の中を動き回るので、着いていくのもやっと。でも白トリュフを見つけたときの感動はひとしおです。

トリュフ

森で採れたてのトリュフが食べられるのも、このツアーの楽しみです。特にトリュフは白黒問わず香りを楽しむ食べ物。本来の芳醇な香りを楽しめるのは、収穫してからせいぜい3〜4日が限度だそうです。採れたてのパンチの効いた香りを楽しむには、実際にこの地に足を運ぶしか方法はなさそうです。

世界三大珍味のひとつに挙げられる「トリュフ」。味覚の王様をお得に楽しめるイストラ半島への旅を計画してみてはいかがでしょう?

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