投稿者 : 悠紀 古川、投稿日 2019 年 11月21日

ベトナムのSIMカードでスマホを使う方法

ベトナム旅行では現地でスマホを利用することも可能です。ただし、海外データローミングを設定していたために、帰国後に高額料金を請求されるといったトラブルも見受けられます。そういったケースを避けるためにも、現地でSIMカードを購入するのがおすすめです。今回はベトナムでSIMカードを使う方法や注意点をご紹介します。

ベトナムのスマホ事情

ベトナムのスマホ事情

日本ではdocomoやauのような通信会社と契約して、月額で通話料やパケット通信料を支払うのが普通です。しかし、ベトナムはそのような契約方式ではなく、SIMカードに電話番号を登録し、お金をチャージすることによって、誰もが即使用することが可能。東南アジアでは意外とこの利用方法の国が多いので、一度やり方を覚えておけば、他の国でも応用することができることでしょう。

Wi-FiだけならSIMカードは必要ない

Wi-FiだけならSIMカードは必要ない

ベトナム旅行中、スマホのWi-Fiを使用するだけであれば、SIMカードを買う必要はありません。実際観光都市のカフェやレストラン、ホテルであれば、たいていはWi-Fiを無料で利用することができます。利用方法も簡単で、店員にお店のWi-Fiネットワークを教えてもらい(ほとんどは店名です)、パスワードを入力するだけ。パスワードは店員に聞けば教えてくれますし、レシートに印字されていることも多いです。ただし、注意点は「通話ができない」こと、及び「外では使えない」ことです。また、海外データローミングの設定を解除しておかなければ、誤ってデータ通信してしまう可能性もあります。ちなみにSkypeやFacebook、LINEといったアプリには通話機能もあるので、通話する必要があれば事前にダウンロードしておくといいでしょう。

旅行者におすすめのベトナム通信会社とSIM利用料金

おすすめのベトナム通信会社

旅行者がベトナムでスマホを使用する場合、まずはSIMカードを購入する必要があります。SIMカードはベトナム国内の複数の大手通信会社が販売するものを買うのが一般的。その中でも旅行者におすすめのキャリアは「Viettle(ベトテル)」と「Mobiphone(モビフォン)」、「Vinaphone(ビナフォン)」の3社となります。この3社であれば、通信速度や4Gの範囲などもほぼ変わりませんし、データプランもほぼ同じです。この3社は全国で普及しているので、渡航都市問わず購入することができます。下記にはデータ通信の定番プランをご紹介。無料通話料はついていないため、電話通話を目的とする場合はプリペイドカードを別途購入してチャージする必要があります。

また、プランの加入はスマホを操作することで加入することができますが、ベトナム語を理解する必要があるので、スマホショップの店員に依頼するといいでしょう。ただし英語が通じる可能性はちょっと低いかもしれません。プランが決まっているなら、それを紙に書いて渡すのがいいでしょう。

Viettle(ベトテル)
国防省が所有している国営企業で、通信会社としても最大手を誇ります。

ECOD50プラン……5万ドン(約250円)で3G使用可能。期限は30日間。メールチェックやネットサーフィンならばこのプランで問題ありません。30日間利用できるので中期旅行者にもおすすめできます。

ST30Kプラン……3万ドン(約150円)で7G使用可能。期限は7日間。7日以内の観光であれば、こちらがおすすめ。7Gたっぷり使えるので、動画の視聴も支障ありません。

Mobiphone(モビフォン)
ベトナム郵便通信公社(VNPT)系が運営している国営企業。ベトナム在住者の間では一番人気が高い通信会社。

D15……1万5000ドン(約75円)で3G使用可能。期限は3日間。パッケージツアーに参加する短期旅行者はこれで十分かもしれません。

D30……3万ドン(約150円)で7G使用可能。期限は7日間。ベトテルと同じ料金、使用領域。ハノイ、ダナン、ホーチミンといった都市圏であれば、4Gの感度も申し分ありません。

Vinaphone(ビナフォン)
ベトナム郵便通信公社(VNPT)系が運営している国営企業。日系企業とも一部事業で提携していて、国内初の4GLTEサービスを提供した企業です。

3D5……1万5000ドン(約75円)で3G使用可能。期限は3日間。在住者でビナフォンを使用している人はあまり見かけませんが、モビフォンと同じ郵便通信公社の子会社が運営しているので信頼性は申し分ありません。

DT30……3万ドン(約150円)で7G使用可能。期限は7日間。通信速度は他の上記2社とほとんど変わりありません。

ベトナム通信会社での注意点

ベトナムでは通信会社が用意する上記プランは加入必須ではなく、単に加入すればお得というだけのこと。自分で登録できない、店員が代行の手伝いをしてくれない場合は、無理に加入する必要はなく、普通にSIMカードのチャージ分を使うことはできます。その場合はSIMカードとプリペイドカードを両方購入してください。

空港でも買える! 旅行者におすすめのSIMカード購入方法

空港でも買える!

ベトナム人はIDカードの提示と登録が必要のためSIMカードを正規スマホショップで購入しますが、旅行者にはちょっと手間がかかります。しかしご安心ください。現在ハノイやダナン、ホーチミンといった主要の国際空港の到着口そばには両替所と並んでSIMカードの販売店があり、旅行者はこちらを利用することができます。ここで販売しているSIMカードは旅行者向けにアレンジされているので、データ通信の他無料通話も数十分利用することができます。

携帯ショップで購入することもできる

携帯ショップで購入することもできる

空港でSIMカードの購入を逃した場合、街中の携帯ショップで購入することもできます。SIMの設定は店員がやってくれますが、プランの登録までは代行してくれないところも多いです。自身で登録したいプランが決まっているならば、それを伝えれば代行してくれます。ただし、各通信会社は、常に数十種類のプランを用意しているので、「どのプランに登録すればいいか決めていない」という場合は、店員も困ってしまうので代行してくれません。空港でSIMカードを購入しなかった場合は、現地人向けのプランに加入しようとするよりもプリペイドカードを使う分だけ購入して、都度SIMカードにチャージするのが難易度的にも現実的と言えるでしょう。

ベトナムSIMカード使用上注意点

ベトナムSIMカード使用上注意点

ベトナムのSIMカードを自分のスマホで使いたい場合は、SIMフリーである必要があります。通常日本で購入・契約したスマホは他のSIMカードが使えないようにロックがかかっているので、この状況だとベトナムのSIMカードを使用することはできません。ロックがかかっている場合は、キャリアの提示する条件のもとで解除を行うことができるので、確認してみると良いでしょう。まずは自分の携帯がSIMロック解除対象の機種かどうか、また解除の仕方はキャリアによって異なるので、契約しているキャリアの支店窓口に相談を。もし自分のスマホがSIMロック解除できない場合は、ベトナム現地でSIMカードと併せて本体も購入する必要があります。一番安いフィーチャー・フォンは40万ドン(約2000円)で購入することができ、スマホも200万ドン(約1万円)以下の機種も多くあります。

ベトナムで自分のスマホを使用して通話やWi-Fi以外でのデータ通信(3G/4G)を利用したい場合は、まずは自分のスマホのSIMロックが解除されていることが前提にあります。もし自身のスマホがSIMフリーにできない、もしくは空港でSIMカードの購入を逃してしまった場合は、現地のレンタル業者からスマホやポケットWi-Fiをレンタルするのも1つの手となります。自分にあったものを選んで、観光を楽しんでください。

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