投稿者 : 章太郎 高井、投稿日 2018 年 10月28日

人気沸騰! ベトナムのダナン&ホイアンで外せない名物料理8選

ベトナム中部の港町ダナンと世界遺産の古都ホイアンは、今、最も勢いのあるアジアンリゾートエリア。日本から直行便で約5時間30分のダナン、そこから車で約1時間のホイアンともにアクセスのよさが魅力ですが、おいしいベトナム料理が食べられるというのも人気の秘密。実はこのエリアからベトナム全土へ広がった料理も多いんです。そこで、今回はダナン&ホイアンに行ったら絶対に食べたい名物料理を紹介します。

カオ・ラウ

ベトナムの麺料理といえばフォーが有名ですが、ホイアンで麺を食べるならカオ・ラウ(Cao Lau)が外せません。フォーと同じ米粉の麺で、タレや具材と和えて食べる汁なしスタイル。ベトナムでは珍しいモッチリとした食感の麺が特徴です。

タレは甘めの醤油ベースで五香粉が効いたエキゾチックな風味。チャーシューや揚げたライスペーパー、フライドオニオン、香草などと一緒に混ぜていただきます。

カオ・ラウ

断面が丸く太い麺はうどんのよう。それもそのはず、日本の伊勢うどんがルーツなんていう話もあるんです。モッチリとした食感を出すには、麺を打つときに使う水が重要。カオ・ラウの麺作りには、バーレー井戸と呼ばれる特定の井戸の水を使うのですが、その井戸水に含まれる石灰分が独特のコシを生み出すのだとか。

【おすすめレストラン/モーニング・グローリー】
カオ・ラウを食べるなら、ホイアンで一、二を争う人気レストラン、モーニング・グローリーへ。具だくさんのカオ・ラウもポーションは小さめなので、そのほかの名物料理も一緒に食べられます。

Morning Glory
住所:106 Nguyen Thai Hoc St, Hoi An
時間:10:00~23:00
休み:なし
URL:https://tastevietnam.asia/morning-glory-original-restaurant-hoi-an
料金:カオ・ラウ…75000ドン

ホワイト・ローズ

豚ひき肉とエビのすり身を米粉の皮で包み蒸した、いわゆる蒸しワンタン。見た目が白いバラのように見えることからホワイト・ローズ(White Rose)と呼ばれています。ベトナム語ではボン・ホン・チャンと呼ばれますが、これも「白いバラ」という意味。揚げニンニクやオニオンが添えられるのが一般的です。

ホワイト・ローズ

甘酸っぱいスイートチリソースのほか、ヌックマム(魚醤)との相性も抜群なので餃子のようにして食べてもおいしい。前菜としてオーダーするのがおすすめです。

【おすすめレストラン→ホワイト・ローズ・レストラン】
名称からもわかるとおり、ホワイト・ローズの販売元。ホイアンのレストランで出されているホワイト・ローズの9割近くが、この店のものなんだとか。店の奥ではスタッフ総出でテーブルを囲み、ホワイト・ローズを包んでいます。

White Rose Restaurant
住所:533 Hai Ba Trung, Hoi An
時間:7:30~19:30
休み:なし
料金:ホワイト・ローズ…70000ドン

フライド・ワンタン

ホイアン名物のフライド・ワンタン(Fried Wonton)は、簡素な屋台でもよく見かけるスナックのような料理。ライスペーパーを揚げて、豚肉やエビのすり身、トマト、香草などをのせて食べます。ホイアンのレストランでは定番の前菜で、店によって具材にこだわったり、プレゼンテーションに工夫を凝らしたりと多彩な展開を見せています。

フライド・ワンタン

サクサクのワンタンは、クセのない米粉なのでどんな具材にも合うのが特徴。トマト&香草と一緒に食べるあたり、ベトナム版のトルティーヤ・チップスといったところ。暑い日にビールを片手につまむのが最高です。

【おすすめレストラン→アン・ギア・コテージ】
ホイアンの旧市街からは少しはなれた、アンバンビーチ近くのレストラン。口コミで人気を集め、噂を聞きつけた観光客でいつもいっぱい。フライド・ワンタンをはじめとしたホイアンの名物料理がおいしいと評判です。

An Gia Cottage
住所:93 Lac Long Quan, Hoi An
時間:11:00~15:00、17:30~21:30
休み:日曜
URL:http://www.anyahoian.com/
料金:フライド・ワンタン…89000ドン

コム・ガー(ホイアン風)

コムはベトナム語でご飯、ガーは鶏を意味します。つまりコム・ガー(Com Ga)とはチキンライスのこと。ベトナム全土で食べられている庶民派B級グルメで、地域によって少しずつレシピが異なります。

コム・ガー

ホイアンのコム・ガーはターメリックで色づけしたチキンライスに、鶏肉や野菜をこんもりと盛ったサラダのような一皿。たっぷりのハーブが香る、カフェで出てきそうなプレゼンテーションです。ホイアンにはコム・ガー専門の食堂がたくさんあり、特にランチタイムは地元の人たちで賑わっています。

【おすすめレストラン→コム・ガー・ンガー】
店名が表すとおり看板メニューはコム・ガー。キッチンに具材が並び、オーダーするとあっという間に目の前に野菜こんもりのコム・ガーが運ばれてきます。ほかにカオ・ラウや春巻きもあります。

Com Ga Nga
住所:8 Phan Chau Trinh, Hoi An
時間:11:00~22:00
休み:なし
料金:コム・ガー40000ドン

コム・ガー(ダナン風)

爽やかなホイアンのコム・ガーに比べて、がっつり肉食系なのがダナンのコム・ガー。チキンライスはガックと呼ばれるフルーツで赤く染まり、そこに鶏肉がドーンとのっています。
鶏肉はクアイとルォックの2タイプ。ローストした鶏肉をカラッと揚げたクアイは、サクサクの皮にかぶりつくと中からジュワーっと肉汁が染み出してきます。鶏肉を茹でたルォックは、肉の旨味をダイレクトに味わえるのが魅力。後味もさっぱりとしています。

コム・ガー

ちなみにチキンライスの色付けに使われているガックは、ベトナムではメジャーなフルーツ。和名をナンバンカラスウリといい、栄養価の高さで知られています。スーパーではガックのオイルやサプリメントが売られているので、おみやげによいかも?

【おすすめレストラン→コム・ガー・ア・ハイ】
ダナンでコム・ガーというと、誰に聞いてもおすすめされる店。1日にさばく鶏は300羽に上るとか! 店内は地元のお客さんで賑わい、観光客でも基本的に相席を覚悟して。ランチタイムを少し外して行くのがおすすめです。

Com Ga A Hai
住所:100 Thai Phien, Da Nang
時間:9:00~23:00
休み:なし
料金:コム・ガー・クアイ…48000ドン、コム・ガー・ルォック…60000ドン

ミー・クアン

ミー・クアン(Mi Quang)はダナンをはじめとした中部の名物料理。きし麺のような平打ちの麺に鶏肉や豚肉、エビ、野菜などをゴチャっとのせて、ダイナミックに混ぜていただきます。フォーと同じ米粉の麺なのですが、もう少しモチモチ感を楽しめるタイプ。のど越しのよいツルっとした食感がたまりません。

ミー・クアン

タレはピリ辛ですが、基本的にあっさりとしているので、テーブルに備え付けのチリソースや唐辛子の酢漬け、ヌックマムなどでお好みの味に仕上げるのがベトナム流。焼いたライスペーパーを砕いて入れると、アクセントになります。

【おすすめレストラン→ミー・クアン1A】
ダナンのミー・クアン専門店のなかで、一、二を争う人気店。ローテーブルに小さな椅子が並ぶ典型的な食堂スタイルで、ランチタイムは地元のサラリーマンで満席になります。店の奥には仕込みに忙しいおばちゃんたちが。

Mi Quang 1A
住所:1A Hai Phong, Da Nang
時間:6:00~21:00
休み:なし
料金:ミー・クアン・ダック・ビエット…40000ドン、焼きライスペーパー…5000ドン

ブン・チャー・カー

港町ダナンならではの、魚ダシのスープ麺。牛、豚、魚からとったスープは、奥ゆきのある旨味が魅力です。チャー・カーとはさつま揚げのことで、そこからも良質なダシが染み出します。さらにトマトやパイナップルを加え、ほのかに酸味を感じられるのも特徴。レモンやタマネギの酢漬けをトッピングして、酸味マシマシでいただくのがおすすめです。

ブン・チャー・カー

ブン・チャー・カー(Bun Cha Ca)につきものなのが、マムルォックというエビの発酵調味料。強烈な香りと濃厚な旨味はインパクト大。細麺なので、スープを楽しむ感覚が正解です。大鍋で煮詰めていくので、午前中はあっさり、午後になると濃厚なスープを味わえます。

【おすすめレストラン→ブン・チャー・カー・オン・ター】
ブン・チャー・カー専門店が集まる激戦区で、若者にも評判のさっぱりとした味が特徴。店頭に大きな鍋が置かれ、煮込んだスープから魚ダシの香りが漂っています。スープにはさつま揚げのほかトマトやカボチャも!

Bun Cha Ca
住所:113 Nguyen Cih Thanh, Da Nang
時間:6:00~22:00
休み:なし
料金:ブン・チャー・カー…40000ドン

バイン・チャン・ティット・ヘオ

バイン・チャン・ティット・ヘオ(Banh Trang Thit Heo)をオーダーすると運ばれてくるのは、薄くスライスした茹で豚と2種類のライスペーパー、山盛りの野菜。薄いライスペーパーとモチモチのライスペーパーを重ね、そこに茹で豚と野菜をのせてクルクルと巻くだけ。いわゆる生春巻きです。

バイン・チャン・ティット・ヘオ

ライスペーパーのモチモチとした食感が効いていて、思わずもう1個食べたくなる不思議。
手巻きスタイルなので、お好みで肉や野菜の量を変えられるのもポイントです。

バイン・チャン・ティット・ヘオ

小魚を発酵させたマムネムという調味料で味付け。強烈な魚臭がするので、苦手な人はヌックマムをもらうといいでしょう。

【おすすめレストラン→バイン・チャン・ティット・ヘオ・チャン】
観光客にも地元客にも人気があるバイン・チャン・ティット・ヘオ専門店。最初はスタッフが生春巻き作りを実演してくれるので、それを真似すればOK。テーブルは庭に面した広いスペースに並びのんびり過ごせます。

Banh Trang Thit Heo Tran
住所:4 Le Duan, Da Nang
時間:8:00~22:00
休み:なし
料金:バイン・チャン・ティット・ヘオ…119000ドン

ホイアンの名物料理「ホワイト・ローズ」「カオ・ラウ」「フライド・ワンタン」は、ホイアンのベトナム料理店ならだいたい揃います。その他の料理は専門店でいただくのが一般的。麺やご飯モノをオーダーするときに迷ったら「タップ・カム(全部)」と言っておけば何とかなります!

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