指名買いするならコレ!ベトナム・ハノイの定番土産 3番勝負
旅の楽しみであり、ときには面倒なタスクにもなりうるおみやげ探し。
でも、とにかく「相手が喜んでくれるもの」が見つかればいいわけですよね。そういう意味では、リーズナブルな食品やかわいい雑貨がそろったベトナムは、おみやげを探しやすい国といえます。ただ、問題はおみやげの種類が多すぎるということ……贅沢な悩みではありますが。
そんなわけで、今回は「チョコレート」「コーヒー」「インスタントヌードル」という、ベトナムみやげの定番食品のなかから「コレ!」という逸品を探ってみました。
お菓子なら世界が注目する高級チョコレートに注目!
ベトナムでは最近、高級チョコレートがちょっとしたブームになっています。
ベトナムのカカオは、生産量こそ多くはないものの質は高く、非常においしいチョ コレートができるんだとか。そんな上質なカカオに目をつけたのが、国内外の実力派ショコラティエたち。彼らが手がけたチョコレートは、世界的にも評価されているんです。
国際コンクール金賞受賞 「マルゥ(MAROU)」のチョコレート
最注目は2014年にロンドンで開催されたインターナショナル・チョコレート・アワードで金賞を受賞した「マルゥ(MAROU)」。創業者は2人のフランス人。彼らがベトナムを回って見つけてきたカカオに、サトウキビからとれる砂糖だけを加えた濃密なチョコレートが魅力です。
ひとつのチョコレートに、ひとつの産地のカカオしか使わないシングルオリジンがこだわり。素材のもつ香りや味わいをストレートに感じられる、存在感たっぷりのチョコレートは自分へのご褒美にもぴったりです。
基本フレーバーは5種で、カカオマス70~78%のダークチョコレート。爽やかな口あたりと雑味のない香りが上品なんですよね。ワインやシャンパーニュとの相性は抜群でしょう。カカオの色に合わせたパッケージもおしゃれなので、プレゼントにもよさそう。
残念ながらハノイに直営店はないのですが、アンナム・グルメ・マーケットで売っており、24g板が5万ドン(約275円)、100g板が1枚10万ドン(約550円)。少し高いですが、空港でも買えます。
アンナム・グルメ・マーケット(Annam Gourmet Syrena Tower)
住所:51 Xuan Dieu St., Quang An Ward, Tay Ho Dist., Hanoi
TEL:+84-4-6673-9661
営業時間:7:00~21:00 / 定休日:なし
ハノイみやげの新定番と評判 「フェーヴァ(PHEVA)」のチョコレート
もうひとつ、ハノイみやげの新定番と評判なのが「フェーヴァ(PHEVA)」のチョコレート。2014年にダナン、2015年にはハノイに直営店をオープンさせるほどの人気ぶりです。
こちらも、ベトナム南部のベンチェーで栽培したトリニタイリオ種カカオ豆を使う、シングルオリジンの本格派。ダークチョコレート、ミルクチョコレート、ホワイトチョコレートをベースに、フーコック島産の黒コショウや、伝統農法の餅米、粗挽きのゴマ、香り高いショウガなど、18種のフレーバーを楽しませてくれます。
[one_half]
[/one_half]
[one_half_last][/one_half_last]
6・12・24・40個のボックスがあり、自分の好きなフレーバーをセレクトすることも可能。値段は12枚で8万ドン(440円)です。
カラフルなボックスがあり、選んだ箱と同じ色の紙袋に入れてくれるという、おみやげに最適なサービスも好印象。このボックスも手作りだそうです。
フェーヴァ ハノイ店(Pheva Hanoi)
住所:8b Phan Boi Chau, Hoan Kiem Dist., Hanoi
TEL:+84-4-3266-8579
営業時間:8:00~19:00 / 定休日:なし
華やかな香りを楽しむ濃厚ベトナムコーヒー
フランス植民地時代にベトナムに持ち込まれたコーヒーですが、今ではすっかりカフェ文 化が定着。コーヒー豆の生産量では、ブラジルに次いで2位を誇ってい ます。気候の変化や病害虫に強いロブスタ種がメインになっていて、これに上品な風味のアラビカ種を混ぜたタイプが一般的です。
豆は深めにローストし、細かい穴を開けたアルミやステンレス製のフィルターを通し、ゆっくりと抽出するのがベトナムスタイル。濃厚なコーヒーにコンデンスミルクを加えて飲みます。
スー パーマーケットにいくと、たくさんのベトナムコーヒーが置いてありますが、2大ブランドといえば「ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)」と「チュングエン・コーヒー(Trung Nguyen Coffee)」。どちらも赤いパッケージがスーパーの棚で目立っています。
ハイランズ・コーヒー(Highlands Coffee)
ハイランズ・コーヒーはベトナム旅行で必ず目にするカフェチェーンでもあります。
ロブスタ種70%、アラビカ種30%のグルメブレンドは、ベトナムでも人気の商品。200gで6万6300ドン(約365円)。バターローストの華やかな香りが、フレンチコロニアルなハノイの町並みにマッチします。
コンデンスミルクを入れると、濃厚な風味が甘さと融合して、ちょうどよい余韻に。上品とまではいきませんが、豊かな香りで飲みやすいコーヒーといえそうです。
チュングエン・コーヒー(Trung Nguyen Coffee)
チュングエン・コーヒーは、より地元色の強いブランド。ロブスタ種メインのシリーズのなかで、Sang Tao5はアラビカ種100%の高級品です。といっても340gで10万8400ドン(約596円)。リーズナブルですね~。
やや泥臭さのあるロブスタ種に比べて、アラビカ種の品のある香りが印象的。ただ、ベトナムコーヒーらしい、荒々しい力強さは少ないかも。バターローストの香りはしっかりするので、濃いめに入れるとよいです。
ベトナムコーヒーを入れるときに使うアルミやステンレス製のフィルターは、スーパーマーケットでも売っています。ベトナムコーヒーは、やっぱりこれがないと 雰囲気がでませんよね。ペーパーフィルターだとバターローストの油分が紙に吸収されてしまうので、味的にもこのフィルターを使うのがベスト。ゆっくり濃厚 に抽出できるのもポイントです。
大きさはいくつかありますが、小さめのコーヒーカップ1杯分(直径7.5㎝)のものが、2万4000ドン(約132円)で買えます。
意外とおいしい!インスタントヌードル
ベトナムには多種多様な麺料理があります。そんなベトナムの名物ヌードルを、日本でも気軽に味わいたいときに重宝するのがインスタントヌードル。お湯をかけるだけで簡単にできちゃうアレです。
スーパーマーケットにいくと多種多様な商品があって、どれも30円前後と激安!おすすめはフォー(Pho)とブン(Bun)。写真でいうと、左側がフォー(4,100ドン)、右がブン(5,900ドン)。
ベトナムグルメの定番 「フォー(Pho)」
最も有名なのは日本にも専門店があるフォーでしょう。米粉を使った半透明の麺で、きしめんのように平らな形。
コシは少なく、つるんとした食感が特徴です。日本人には鶏のフォーが人気ですが、フォーの本場といわれるハノイでは牛肉とネギのシンプルなフォーが好まれています。
独特な風味が特徴 「ブン(Bun)」
現地でフォーよりも人気なのが、ブンという細い麺。こちらも米粉の麺なのですが、発酵させた米を使っているため独特の風味があります。街を歩くと、いたるところに「BUN」という看板を掲げた小さな店を見かけます。
フォーもブンも乾麺なので、インスタントとの相性はばっちり。特にフォーは時間がたってもおいしいので失敗が少なそう。蒸し鶏やチャーシュー、茹で豚などをのせると本格的になりますよ。パクチー(香菜)もたっぷりのせてどうぞ!
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Hanoi-Hotels.d1428.Travel-Guide-Hotels’ icon=’entypo-home’ fullwidth=’true’]ハノイのホテルを探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Cheap-Flights-To-Hanoi.d1428.Travel-Guide-Flights’ icon=’entypo-flight’ fullwidth=’true’]ハノイへの航空券を探す[/button]
[button style=’blue’ url=’https://www.expedia.co.jp/Hanoi.d1428.Travel’ icon=’entypo-info-circled’ fullwidth=’true’]ハノイの旅行・ツアーを検索[/button]
※1,000 ベトナム ドン=約5.5円(2015年12月現在)
取材協力:ベトナム航空
アジアに関するその他の記事
旅先でも甘いモノは欠かせない! 旅の途中でも食後のデザートは絶対に食べたい! そんなスイーツファンを満足させてくれるバンコクのケーキショップはどこ?...
東洋のベニスともいわれるバンコクに行ったら、一度は体験したいのがチャオプラヤー川でのディナークルーズ。タイ料理に舌鼓を打ちながら、美しいバンコクの夜景を満喫する体験は、忘れられない旅の一コマになります。ディナークルーズの魅力や種類について紹介しましょう。
ベトナム旅行を計画している方の中には、現地のトイレ事情が気になっている方も多いのではないでしょうか。ベトナム旅行では、他のアジア諸国と同様に日本とは違う点がいくつかあります。しかし、事前にベトナムのトイレ事情を知っておけば、現地で不安になることもありません。日本にいるうちにしっかりと把握・準備をしておきましょう。
タイで思いっきり自然を感じたいのなら、絶対おすすめの場所、それがカオヤイです。カオヤイ国立公園を中心に、ファミリーでもカップル、友人同士でも楽しめるたくさんの観光地スポットが点在しています。 自然、アトラクション、グルメ等など、カオヤイの魅力と効率的な回り方を紹介します。
日本でもおなじみのスターバックスコーヒーですが、世界各国の店舗ではご当地メニューやグッズなど、現地でしか手に入らないものがあるのはご存知でしょうか? ご当地グッズはお土産にする方も多く、とても人気があります。そんなベトナム・スターバックスの「いま」をご紹介します。