ハ=降りる、ロン=龍、つまり「龍が降り立つ」という勇ましい名称をもつハロン湾は、ベトナム北東部の広大な湾。

天空から舞い降りた龍が口から宝玉を吐くと、それが無数の島になったという伝説が残っています。

海面から突き出す奇岩群は、伝説さながら湾を守る防波堤のよう。水墨画から抜き出したような穏やかな風景から、青空に岩がそり立つダイナミックな景観まで、多彩な表情を見せるハロン湾をたっぷり満喫できる、2泊3日の贅沢クルーズへ出発!

ハロン湾を満喫するには2泊3日がベスト

ハロン湾を満喫するには2泊3日がベスト

434㎢という広大な海域に、大小2000近くの岩が点在するハロン湾。「海の桂林」と呼ばれることのあるハロン湾ですが、実際に中国の桂林からベトナムのニンビンやラオスあたりまでは、同じようにしてできたカルスト台地。ただしハロン湾の場合は海底が隆起してできたカルスト台地が沈降し、風雨や波に削られて現在のような幻想的な風景が造られました。

長い年月をかけてできたタワーカルストは世界遺産にも登録され、その幻想的な景観を見るために多くの観光客が訪れます。

クルーズ船を利用するハロン湾の観光は、日帰りと宿泊の2パターン。ハノイから出港地のトアンチャウ港またはバイチャイ港までは車で3.5時間ほどなので、日帰りでも可能といえば可能です。でも往復に7時間とられると、実際にクルーズを楽しめるのは4~5時間。ランチを食べて観光地を2~3カ所めぐるだけで終わってしまいます。これでは本当にもったいない!

ハロン湾クルーズの魅力は、どちらを向いても奇岩だらけの幻想的な景観をゆったり眺められること。そのためには時間的に余裕のある宿泊クルーズがベストなのです。

さらに、今回は一般的な1泊クルーズではなく、優雅にくつろげる2泊3日のクルーズをご紹介。2泊あると観光だけが目的ではなくなります。

ハロン湾を満喫するには2泊3日がベスト

部屋のベランダでのんびりしたり、バーでカクテル片手にサンセットを楽しんだり、トップデッキで星空を眺めたり、リラックスして船上生活を堪能する余裕がでてきます。

いいですね~これぞ豪華クルーズの旅!

バーヤ・クルーズのオウコー号で豪華なハロン湾クルーズへ出発

ハロン湾を満喫するには2泊3日がベスト

乗船したのはハロン湾で17隻のクルーズボートを展開するバーヤ・クルーズのオウコー号(Au Co)。

ベトナムに伝わる妖精の名前をもつ船は、アジアンリゾートを思わせる落ち着いたインテリアで統一されています。

新鮮食材を使ったコース料理がうまい!

1階と2階に32のキャビンが並び、全室にシャワー・トイレを完備。ベランダには籐の椅子が置かれ、夕方はオレンジの光りに包まれた奇岩を眺めながらまったりするのが最高です。

新鮮食材を使ったコース料理がうまい!

新鮮食材を使ったコース料理がうまい!

おいしい食事はクルーズボートの楽しみのひとつ。3階がレストラン&バーになっていて、食事の時間になるとゲストが集まってきます。

朝はビュッフェ、昼と夜はコースメニュー。コースは中国の五行思想をテーマにしており、それぞれ火・木・土・水・金の5元素をイメージした料理になっているのがユニークです。

新鮮食材を使ったコース料理がうまい!

地中海料理とベトナム料理を融合させたメニューは、ドラゴンフルーツとホタテのサラダなど斬新なアイデアもいっぱい。ハロン湾で水揚げされたり養殖されたりした新鮮な魚介を中心に、カットバ島の菜園でとれたオーガニック野菜なども駆使し、オウコー号ならではのこだわりを見せてくれます。

乗船料には朝×2、昼×2、夕×2の食事とコーヒー、紅茶、水、アクティビティが含まれますが、他の飲み物はエキストラ。

でも優美なクルーズ生活にお酒は欠かせない! という方に、とってもナイスなサービスがありましたよ。17時半~19時のハッピーアワー。ハノイビアと一部のカクテル、ソフトドリンク、モクテルをオーダーすると、1杯の料金で2杯飲めちゃうんです。ちょうどサンセットの時間、バーで素敵な時間を過ごせます。

新鮮食材を使ったコース料理がうまい!

多彩なアクティビティでクルーズを楽しむ

2泊3日のクルーズ中には、さまざまなイベントやアクティビティが用意されています。もちろん参加する、しないはゲストの自由。実際にビーチに上陸せずに船内でのんびりしている人もいました。

潮の干満やコースによって順番は異なりますが、アクティビティはこんな感じ。

初日は巨岩をくぐり抜けるシーカヤック。15分ほどですが、海面近くを滑るように進む爽快感はカヤックならでは。そのまま小ぢんまりとしたスリーピーチズビーチに上陸して、泳いだり砂浜でくつろいだり。帰りはカヤックでもいいですし、疲れたらボートでも送ってくれます。

多彩なアクティビティでクルーズを楽しむ

夕方は料理教室。ベトナムを代表する料理、揚げ春巻きを作ります。揚げたての春巻きがまたおいしいんです。食べ過ぎて夕食前にお腹いっぱいになってしまう人もいたのでご注意を!

多彩なアクティビティでクルーズを楽しむ

夜、いつでも自由に楽しめるのがイカ釣り。照明に引き寄せられてくるイカを疑似餌で釣るのですが、うまく釣れたらシェフが調理してくれるそう。シーズンは冬なので、チャレンジしてみては?

大忙しの2日目は意外と体力が必要!?

2日目は早朝のタイチー(太極拳)クラスからスタート。朝靄に包まれたハロン湾には、緩やかな動きのタイチーが似合います。

多彩なアクティビティでクルーズを楽しむ

朝食後は神秘的にライトアップされたスンソット洞窟へ。雄大な鍾乳洞はハロン湾が形成された長い歴史の証です。

洞窟の出口は高台になっており、そこから眺めるハロン湾の景色は爽快。エメラルドのように輝く湾を巨岩が守る絶景が広がります。

大忙しの2日目は意外と体力が必要!? 

ランチ前にはエンジンルームと操舵室の見学ツアーが開催されます。轟音を響かせる2機のエンジンを見た後、船長が立つ操舵室へ。ボートにはスイッチやレバーが並びゲーム機のよう。当然のことながら視界がよく、朝から晩まで絶景三昧……なんです。

さて、午後は2泊3日のクルーズだから開催できる、カットバ島のサイクリングツアー。マウンテンバイクにのって片道5kmのショートツアーです。

大忙しの2日目は意外と体力が必要!? 

簡素な家が並ぶベト・ハイ村を通り抜け、小さな売店で休憩。ここで希望者は1時間ほどのジャングルトレッキングに出発! この島にしかいない絶滅危惧種のサル、カットバ・ラングールが見られるかも!?

帰りも5kmのサイクリング……意外と疲れますが戻ったときの達成感はなかなかのもの。元気があれば、船に戻ってからシーカヤックや水泳を楽しめます。ちなみに片道5kmのサイクリングに自信がない方には、有料の電動カートも用意されています。

2日目のディナーはBBQビュッフェ。肉や魚介を焼くよい香りが食欲をそそります。顔見知りになったスタッフや他国のゲストとの会話を楽しみながら、最終日の夜は更けていきます。

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テーブルを彩るサラダや前菜のなかに、フルーツカービングを施されたスイカが。なんと描かれているのは乗船していた子供! 本人、照れながらも嬉しそう。シェフ、粋なことをします♪

夕食後にはシェフみずからフルーツカービングクラスを開催。リンゴとキュウリで挑戦しますが、いきなり上手にできるものではないですね……。シェフのスゴ技にみんな、ただただ称賛の眼差しです。

長いようで短い2泊3日の優美な船上生活

3日目は最終日。朝はタイチークラスで始まります。

朝食後、真珠やタイ、スズキなどの養殖をしているヴンヴィエン村を訪れます。海上の浮島に家を建てた漁村で、かつては200人以上いた村民も安全性や利便性、子供の教育のため半分以上が陸に移住してしまったのだとか。

長いようで短い2泊3日の優美な船上生活

村民が漕ぐ船で村を一周すると、確かに人が少ない寂しい雰囲気。船頭さんの家も陸にあって、2日間船を漕いで家に戻るという働き方だそう。

真珠の養殖には日本の技術が入っていて、形のよい真珠はすべて日本へ送られるとのこと。こんなところにもベトナムと日本のつながりがあるんですね~。

ヴンヴィエン村から戻ると、船は港へと向かいます。到着まではコーヒーを飲みながらデッキでのんびり。

長いようで短い2泊3日の優美な船上生活

ベトナムの伝統的なティーセレモニーが開催され、お別れまでのカウントダウン。10時45分頃、船はトアンチャウ港に入ります。桟橋に並んだスタッフと握手をかわして、後ろ髪を引かれながら帰りのバスへ。

2泊3日といっても、実質はおよそ2日間。いろいろなプランが用意されているので、2泊でも足りないくらいです。ハロン湾を優雅に満喫できるオウコー号、クルーズ初体験の方にもおすすめです。

2泊3日オウコー号クルーズ
公式サイト:https://www.aucocruises.com/ja
電話:+84-4-3933-4545
FAX:+84-4-3944-6776
バーヤ日本事務所:03-5419-3741(マックマーケティングサービス)

<目安料金>
デラックスUS$400、グランド・デラックスUS$440、エグゼクティブUS$479
※2名1室で利用した場合の1名料金(ハノイからの送迎は別途1人往復US$30)

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取材協力:ベトナム航空